ホーム > 市政に対する意見・提言 > 平成23年度に寄せられた意見・提言

16:図書館のリクエストについて

 意見①:

 市立図書館の蔵書以外の本については、購入と他館から借りる場合を合わせて1人年間5冊までとなっていますが、これでは、この5冊の要望をどれに充てるか(トランプで言えば切り札を何時切るか)を熟慮しなければなりません。
 図書館自身の選考によって購入されるかもしれない本については、様子を見て購入しないことを見極めてから要望することになりますから、新刊の場合は読むのが遅れることになります。
 購入については必ずしも応えられるとは限らない、となっていて、これ自体は当然なのですが、駄目だった場合には数に入れられるかどうかはっきりしません。
 県立図書館に購入を要望することも可能ですが、それを借りるのも5冊に含まれてしまいます。
 県立図書館のHPには県内の市町村立図書館(オンライン接続されている館のみ)の蔵書を調べる横断検索機能がありますが、他館にあることが判っても事実上借りられないのですから、これでは宝の持ち腐れです。
  県内の一部の地域では地域図書館ネットワークを組んでいてますが、佐久地方にはありません。
    http://www2.library.pref.nagano.jp/
 一番困るのは調べものをする場合で、一つのことでも5冊で済むとは限りません。
 県歌にあるように長野は教育熱心で知られていたはずなのに、これはどうしたことでしょうか?
 定住人口を増やすという点でも図書館の充実は重要だと思います。
 どの様に考えられているのでしょうか?

                 
2011/8/31

 回答①:

 いただきましたメールについて、中央図書館から回答させていただきます。
 「図書の購入や相互貸借をあわせて一人年間5冊までとなっているが、図書館ではこのことについて、どう考えているのか。」という件についてですが、
日頃より、佐久市立図書館では、図書館に所蔵されていない図書につきましては、利用者からの申請を受け付け、図書の購入や相互貸借により、利用者の要望に応えるよう努めております。
 ご指摘のとおり、平成23年4月1日より、リクエスト(図書の購入)や相互貸借について、1年間に申請できる冊数をひとり5冊までとしましたが、図書館の説明が不正確な点があり、誤解を招いてしまい、お詫び申し上げます。
 リクエスト(図書の購入)と相互貸借それぞれが5冊まで申請できます。                                                                               
 メ-ルをいただきましたように図書館の充実は重要であり、図書館としても努力をしているところですが、図書館では、今までは、制限を設けずに申請を受付ておりましたが、限りある予算の中で、広く市民の皆様に公平に、その提供を受けていただくために、申請の制限をさせていただくことといたしました。申請される方の統計をとりましたところ多くの方が、一人年間5冊以内の申請でした。 
 次に、「購入がダメだった場合は、数に入るのか」というご質問ですが、「申請できる冊数」という取扱いですので、数に含まれますのでご理解をお願いします。
 なお、図書館では、制限によるリクエストを始めたばかりではありますが、利用者のリクエストの状況も見ながら、必要に応じて見直しして参りたいと考えております。
 また、図書館のネットワ-クにつきましては、大切なものと考えます。
 図書館システムの機器やシステムの更新時期などを各市町村にお聞きした経過もあります。こうした中、図書館システムの機器やシステムの更新時期など各市町村で相違しておりますので、こうしたことを一元化するにはそれぞれの市町村の事情があり困難なものと考えております。
 しかしながら、関係市町村とも継続的に協議して参りたいと考えております。 

 

佐久市立中央図書館
      

 2011/9/15

 意見②:

 ご回答には納得できません。


(1)この規則は、どの様にして決定され、どこに記載されていて、どの様に広報されたのでしょうか?
 佐久市立図書館条例施行規則にはありません。
 図書館利用案内にもありません。
 市のHPで検索しましたが見つけられませんでした。
 

(2)
>『申請される方の統計をとりましたところ多くの方が、一人年間 5冊以内の申請でした。』
ということならば、6冊以上の申請者は少ないのですから、制限しても全体の経費は大差ないはずです。
 結局、多くの人が不便に感じる様な制限にしない限り目立った経費削減はできないことになります。
 リクエスト冊数分布と節減効果を検討した資料(パレート図など)はありますか?
 

(3)下記の点に答えていません。
  ・調べものの場合は1回に5冊でも足りない可能性がある。
  ・5冊のリクエスト(新規購入、相互貸借)を何時使うべきか判断に迷う。
  ・新刊書が図書館の自主判断で購入されるか様子を見なければならない。


(4)
 >『リクエスト(図書の購入)と相互貸借それぞれが5 冊まで申請できます。』
 ということですが、他の図書館が蔵書している場合にはどちらになるのか、利用者はどの様にすれば判断できるのでしょうか?
 また、佐久市が所蔵していても他の人が借りていたり、先約の人が何人もいる場合には、どの様な扱いになるのでしょうか?


(5)経費の点からの制限であれば、実際に購入または相互貸借されたものに限るべきであって、申請数にする必要は無いはずです。
 また、図書館全体の経費削減という点からは古書の購入を検討すべきです。アマゾンや「日本の古本屋」などのオンライン古書店では状態の良い古書を入手できます。特にアマゾンでは状態についての基準が設けられているし返本も可能なので、送料を加えてもかなり安い場合には利用すべきです。


(6)図書館ネットワークについては質問を理解していません。
 蔵書情報については、利用者カードが無くてもオンラインで確認可能ですし、県立図書館の横断検索機能もありますから、システムの一元化は「必要条件」ではありません。
 問題は実際に本を輸送することです。
 佐久市内の各図書館の間で輸送している様に、県内の一部地域では域内の図書館の間で輸送しています。域内の図書館の蔵書については輸送と「検索+予約+貸し出しシステム」と連動させていますが、域外の図書館や県立図書館、国会図書館などから借りる場合にはシステムに載せることはできないので職員の処理が必要になっているはずです。
 統一したコンピュータ・システムが好ましい状態ですが、現状のままでも各図書館の間の輸送システムを確立すればネットワークは可能です。
 なお、この輸送システムには、図書以外に域内の自治体間(県事務所を含む)で遣り取りされる書類や小物も含めれば全体経費は抑えられると思います。


(7)
 >『一元化するにはそれぞれの市町村の事情があり困難なものと考えております。』
 ということですが、既に下記の地域システムが稼働していて、一元化されたシステムで運用されています。
   (ア)エコール(上田地域図書館情報ネットワーク)
   (イ)すわズラー(諏訪広域図書館情報ネットワーク)
   (ウ)南信州図書館ネットワーク(飯田市等)
   (エ)アルペンハーモネット(松本市等)
 (ウ)は最近実現したものです。
 もし「それぞれの市町村の事情があり困難」というのが「一般的なもの」であれば、上記はどうして実現できたのでしょうか?
 佐久市の掲げる「佐久地域定住自立圏中心市宣言」、「100万経済圏」と「困難である」と断定することは矛盾するのではないでしょうか?


(8)図書館利用案内には、
 >『ご希望の本がないときは購入(リクエスト)することもできます。ただし、高度な専門書、学術書、学習参考書及び図書館の収集にふさわしくないと判断した図書は購入いたしません。』
となっています。
 2010年度のベストセラーの1位と3位は4冊ずつ蔵書されており、後者の続編も4冊あり、全て貸し出し中ですが、1年後には借りる人はずっと少なくなっているのではないかと思います。(2位の本は蔵書無し。)
   1位:「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」¥1680
   3位:「体脂肪計タニタの社員食堂 」¥1200
 一方、知人から薦められた本は決して専門書ではありませんが、¥3990で、佐久市にも県立にも無く、長野県全体(横断検索対象のみ)でも8冊しかありません。もう1冊は¥5670で、県立を含めて6冊しかありません。
 ベストセラーは何冊も購入すべきなのでしょうか?
 これには2つの考え方があります。
  (ア)ベストセラーは一般的には高価ではないので個人で買ってもらえばよいのだから、図書館の蔵書は1、2冊で十分である。
     それよりも、個人では手を出しにくい高価な本こそ図書館で揃えるべきである。
  (イ)ベストセラーを借りるために何ヶ月も待たなければならないとしたら図書館離れが更に進むので、できるだけ多くの冊数を購入すべきである。
     借りる人が減って処分することになっても仕方が無い。
 佐久市はどの様な方針なのか説明して下さい。
 また県立との役割分担はどの様に考えていて、それは県全体で共有されているのでしょうか?
                  
2011/9/16

 回答②:

 いただきましたメールについて、中央図書館から回答させていただきます。
 

(1)について                                                
 リクエストの制限につきましては、図書館において検討し、決めてまいりました。
 図書館を利用していただく皆さんには、各図書館に「お知らせ文」を掲示し、リクエストの記載台の場所にも掲示し周知しております。また、図書館案内でもお知らせをしているところです。
 

(2)について
 リクエスト冊数の状況は把握しておりますが、経費節減を目的としたものではありませんので、検討資料はございません。
 

(3)について
 3点のご質問ですが、調べ物は5冊では足りない状況。リクエストをいつ使用するか。また、新刊書の様子も見なければいけない。など、充分でない状況等も予測されますが、リクエストの制限は始めたばかりですので、前回お答えいたしましたように、利用者のリクエストの状況を見てまいりたいと考えておりますのでご理解ください。
 

(4)について
 リクエストについては、次のように取り扱っております。
 ・リクエストされた図書については、他の公立図書館に所蔵されていても、選書会議におきまして佐久市の図書館として特色となる場合は購入し、個人的な調べ物に利用すると判断される場合には、相互貸借で対応しております。
 ・貸出を希望される図書が、図書館にある場合には、他の人が借りている場合でも予約をお願いしております。
 

(5)について
 (2)でもお答えしましたように、経費節減を目的としたものではございません。
 また、古書の購入につきましては、今後の参考とさせていただきます。
 

(6)について
 ご指摘のように、パソコンにより各図書館の蔵書情報は入手できますが、相互貸借による本の輸送については、自治体間それぞれ違いがあります。佐久市をはじめ、多くの自治体では郵送による方法を取っております。
 提案の輸送システムの確立につきましては、佐久市だけではできませんので、相互貸借による図書の利用市町村との合意形成や、人的負担の面からも現状では困難と考えます。
 

(7)について
 ご指摘のとおり、県内では4か所で図書館ネットワークが構築されております。上田・諏訪につきましては近隣市町村と、飯田市においては定住自立圏として飯田市が中心となり協議をすすめ、現在に至っております。
 佐久市においても、佐久地域の11市町村とネットワークができないか協議をしてきたところです。しかし、前回のご質問にもお答えいたしましたように、相違している機器やシステムを一元化するには、それぞれの市町村の事情や考えもありますので困難なものとお答えいたしました。
 しかし、図書館ネットワークの構築(輸送関係も含め)に向けては、今後も関係する市町村とは、情報交換をしながら協議を続けてまいります。
 

(8)について
 図書購入にあたっての基本的な考えでございますが、広くまた、より多くの市民の皆さんに図書資料をご利用いただくために、「佐久市立図書館資料収集基準」をもとに、選書会議において購入を決めております。  ベストセラー本につきましては、各図書館で1冊づつは購入しておりますが、ベストセラー本であっても、貸出されている場合は、予約を入れていただきます。
 なお、質問にありますベストセラー第2位の図書資料につきましては、付録をもとにする内容の図書資料でありましたので購入いたしませんでした。
 県立図書館との役割分担でございますが、資料収集(選定)にあたっての役割分担はございません。それぞれの図書館の資料収集(選定)基準により資料収集(選定)を行っているものと理解をしております。


 以上、回答させていただきましたが、ご不明な点、疑問点等ございましたら中央図書館へお越しいただくか、お伺いさせていただき、お話をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

  

佐久市立中央図書館
      

 2011/11/8