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貧血

貧血のしくみと症状

赤血球は、酸素や炭酸ガスを運搬する重要な役割をしています。

私たちのからだの中に流れている血液の量は、体重の約1/13といわれ、体重50㎏の人で約4? の量となります。血液は、酸素や栄養素をからだの組織に運び込んだり、そこから炭酸ガスやその他の不要物質を集めて運び出すといった重要な役割を担っています。

血液は、細胞成分と血漿からできていて、細胞成分には赤血球、白血球、血小板などがあり、血漿には、たんぱく質、脂質、ビタミン、ホルモンなどが含まれています。

細胞成分の中で最も多いのは赤血球で、1mlの血液中に400万から500万個も含まれています。赤血球には多くの血色素(ヘモグロビン)があって、血液が赤く見えるのはこのためです。

赤血球の役割で一番重要なのは酸素の運搬で、肺から酸素を取り入れて血色素と結合させ、からだの組織に送り込む役目を担っています。そして一方では、組織から出た炭酸ガスを受け入れて肺に送り届けるという役割もしています。

貧血は、赤血球の数や血色素の量が減少して、血液が薄くなった状態をいいます。

貧血になると、肺と組織との間の酸素と炭酸ガスの交換や運搬という仕事の能率が落ちて、組織の呼吸がうまく行われなくなってきます。そして、この酸素の不足を補うためには、組織に送り込む血液の量を増やさなければならないので、心臓にも今まで以上の働きを強いることになってきます。

貧血には、いろいろな症状があらわれます。

一般的な症状としては、顔色が悪く青白くなる、動悸や息切れがする、疲れやすい、頭が重い、いらいらする、めまいがする、耳鳴りがする、手足の指先がしびれる、風邪をひきやすい、食欲がないなどがあげられます。

こうした症状が続くと自然に活発さを失い、時に眠気を感ずることもあります。

症状の程度は、貧血の起こり方や進み方、他の病気の有無などによって差異があるほか、かなり個人差もありますので、注意が必要です。思い当たるような症状を感じたときは、まず医師のもとで、血液の検査を受けるようにしましょう。

貧血にならないための食事

毎日の食事には、鉄、動物性たんぱく質、ビタミンCなどを必ずとりいれましょう。

貧血の予防には、まず栄養のバランスが大切です。それには、偏食を避け、なるべく数多くの食品を組み合わせて食べる工夫をしましょう。

特に、鉄、良質のたんぱく質、ビタミンCなどをたくさん含んだ食品を必ずとりましょう。

鉄の多い食品を毎食欠かさずとりましょう。

鉄は、貧血の予防と治療に欠かせない栄養素です。鉄は、牛・豚・鶏のレバーをトップに、卵黄、いわし、わかさぎ、どじょう、煮干し、あさり、たにし、はまぐり、しじみ、かき。野菜では、ほうれん草、小松菜、切り干し大根など。さらに、大豆、きなこ、ごま、ナッツ類、のり、こんぶ、ひじき、わかめなどに多く含まれています。

レバーは、確かに鉄を多く含んでいますが、独特の臭いがあるので、調理の仕方を工夫しましょう。どうしても苦手という人は、獣肉類、魚介類を多くとる方法もあります。

動物性たんぱく質も合わせてとりましょう。

血液をつくるために重要な栄養素は鉄だけではありません。たんぱく質も大切です。また、たんぱく質は、鉄の吸収をよくする働きをもっているため、鉄と合わせてとると効果的です。

なかでも動物性たんぱく質は、貧血の予防に欠かせない栄養素です。たんぱく質の半分は、肉類、魚介類、卵、牛乳、チーズなどの動物性の食品からとりましょう。

ビタミンCもたっぷりとりましょう。

ビタミンCは、腸からの鉄の吸収を助ける重要な役割をしています。ですから、ビタミンCが多く含まれているイチゴ、みかん、グレープフルーツなどの果物、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、トマトなどの新鮮な野菜をたっぷりとるように心がけましょう。

成人1日当たり 男性7.5mg 女性 10.5mg(月経あり) 6.5mg(月経なし)の鉄をとりましょう。

鉄を多く含む食品 普通一食に食べる量(g) 鉄の含まれている量(mg)
豚レバー 50 6.5
鶏レバー 50 4.5
牛レバー 50 2.0
卵黄 18 0.8
あさり 30 2.1
しじみ 30 3.0
煮干 5 0.9
きなこ 10 0.9
切干大根 20 1.9
ほうれん草 50 1.9
ひじき(乾燥) 5 2.8

生活習慣病予防のためのレシピ

七草卵焼き

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