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脳脊髄液減少症について

更新日:2015年2月2日

ここ数年、「脳脊髄液減少症」という病名を、テレビや新聞等で目にすることがあります。本疾患の概念は以前からありましたが、最近になり「頚椎捻挫」(いわゆる「むち打ち症」)との関連が注目されるようになりました。本疾患の原因や病態には不明な点も多く、国では研究班を設置し、診断基準の確立と有効な治療法の研究が行われていますが、様々な症状に悩まされている患者さんは少なくありません。

ここでは、現時点で考えられている原因や症状などをご紹介しますので、心当たりのある方は下記のリンクを参考にしていただき、医師へご相談ください。

脳脊髄液減少症とは?

人間の脳と脊髄は、硬膜という膜の下にあります。硬膜と脳や脊髄の間には、透明な髄液があり、脳を守ったり脳に必要な栄養を運んだりする役割があります。(図1)

「脳脊髄液減少症」とは、この硬膜に穴が開き、髄液が漏れ続けることにより、様々な症状を呈する病気です。(図2)

原因と主な症状

原因

交通事故やスポーツ外傷など、頭部や全身への衝撃によるものだけでなく、明らかな原因が分からない例もあります。

主な症状

起立性頭痛

起き上がると、髄液の減少のために脳が下に引っ張られ、激しい頭痛を生じます。横になると、軽減する特徴があります。

頭痛

その他

めまい、吐き気、耳鳴り、視力低下、うつ症状、睡眠障害など

治療方法

治療法の一つとして、ブラッドパッチ療法があります。ブラッドパッチ療法とは、硬膜の穴が開いている部分に患者自身の血液を入れ、その血液で穴を塞ぐ方法です。1回の治療であまり効果が見られない場合は、複数回行うこともあります。治療に関しては、医師とよくご相談ください。

なお、平成24年7月1日より、この治療法が先進医療として適応されました。厚生労働省のホームページに、先進医療を実施している医療機関の一覧が掲載されていますので、下記のリンクをご参照ください。

医療機関

関連情報

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