なくそう!コロナ差別
更新日:2021年2月17日
市民の皆様へ
現在、全県の感染警戒レベルは1ですが、引き続き国の緊急事態宣言が発出されている状況です。
人権への配慮について
市民の皆様には、「緊急事態宣言が発出されている地域との往来を避ける」「人との距離の確保やマスク着用、手指消毒等、基本的な対策の徹底」など、感染拡大を防ぐために引き続き慎重な行動をお願いしているところですが、一方で、感染を恐れる気持ちや、誤解によって、心ならずも感染してしまった方や、感染リスクもある中で最前線で働いてくださっている医療従事者等のみなさま及びそのご家族に対して偏見や差別的な取り扱いをすることはあってはなりません。
陽性者が確認された施設の関係者や医療従事者等のご家族が出勤、登園を拒まれるような事例の報告がされておりますが、落ち着いて判断し、冷静な対応をお願いします。
また、感染してしまった方を調べようとすることや、感染してしまった方の個人情報をうわさすることもやめましょう。
思いやりの行動を
新型コロナウイルスは、細心の注意を払っていても誰もがいつ、どこで感染するかわからない病です。
感染症を不安に思う気持ちは誰もがあります。しかし、その気持ちで誰かを傷つけてしまうのも、誰かを偏見や差別から守れるのも私たちです。
相手の気持ちに寄り添った思いやりの行動を心がけましょう。
市民のみなさんのご理解、ご協力をお願いします。
感染をしてしまった人や、職業によって差別を行うことはしないでください。
佐久市は新型コロナウイルスに関して、出来るだけ多くの情報を発信していきます。
一人一人のみなさんが、不安のない暮らしが出来るよう全力で努力をしてまいります。
闘う相手は新型コロナウイルスです。みんなで乗り越えていきましょう。
ココロのワクチンプロジェクト
長野県では、新型コロナウイルス感染症に関連した誹謗中傷を抑止するため「コロナは思いやりと支えあいで乗り越える❝あかりをともそう❞キャンペーン」を展開しています。
キャンペーンの一環として、病気への不安から差別や誹謗中傷につながる仕組み等について学び、意識と行動の変容を促す「ココロのワクチンプロジェクト」特設サイトを開設しています。
内容
- セルフチェック
自分の取ってしまいそうな行動や、考えてしまいそうなことの確認
- 解説・学習
差別が生まれる仕組みを学びながら自分ができることへの気づきを得る
個人情報の入力などは一切ありませんので、気軽にサイトを訪れてセルフチェックをしてみましょう。
感染した人への差別をなくそう
新型コロナウイルス感染症は注意していても誰もが感染する可能性があります。
闘うべき相手は人ではなくウイルスです。感染した人への誹謗中傷や差別的な言動はなくしましょう。
感染した人への差別が広がると・・・
感染した人への差別が社会的に広がってしまうと、発熱等の体調不良がある人が言い出しづらくなり、受診や検査を控えることが増えてしまいます。
これは、本人の命に関わる事態を招く可能性や、感染を広げてしまう悪循環を招く可能性があります。
新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~(日本赤十字社)(外部サイト)
職業による差別をなくそう
みなさんの命を守るために働いてくれている医療従事者のみなさんや、小売、運送、インフラ等さまざまな形で、暮らしを支えるために働いてくれているみなさんがいます。
しかし大変残念なことに、こうした方々に対して職業を理由に差別が行われている事例も報道されております。
命を守り、暮らしを支えるために働いてくれている方々や、それを支えている家族の方々に対する差別をなくしましょう。
感謝と応援のメッセージ
コロナに負けず、頑張ってくれているみなさん一人一人に感謝と応援の気持ちを伝えましょう。
デマ・風評被害をなくそう
感染した人の勤務先や、行動履歴等を理由とした誹謗中傷や嫌がらせはなくしましょう。
誤った情報に注意しましょう
新型コロナウイルスに感染した人に関する個人的な情報をうわさしたり、不必要に拡散する行為は人権侵害です。
また、実際には感染した人がいないにも関わらず、誤った情報により誹謗中傷を受けた店舗等の例が報道されています。
国や県、市町村などの公的機関からの正しい情報を入手し、根拠のないデマに惑わされたり、うわさを広めたりすることはやめましょう。誤った情報に「だまされた被害者」になるだけでなく、「拡散した加害者」として人を傷つけてしまう恐れもあります。
市外に暮らしている方について
感染した人が多数確認されている地域がありますが、それらの地域に暮らしている方や、往来をしている方に対する差別をなくしましょう。
それらの地域から来客のあったご家庭等に対する差別もなくしましょう。
シトラスリボンプロジェクト
感染してしまった方や、医療従事者等のみなさんを差別することなく、温かく迎え入れる地域づくりを目指した「シトラスリボンプロジェクト」に佐久市は賛同しています。
プロジェクトの輪を広げ、コロナ差別を無くしていきましょう。
シトラスリボンプロジェクト
差別にあったときには
人権に関する相談窓口
法務省の人権擁護機関では、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な差別、偏見、いじめ等の人権に関する相談を受け付けています。困ったときは、一人で悩まず、相談してください。
被害者支援のための相談窓口
長野県では、新型コロナウイルス感染症に関連し、誹謗中傷や差別的な取り扱いを受けた被害者を早急に支援するため電話相談窓口を設置しました。長野県プレスリリース:新型コロナウイルスに関する誹謗中傷や差別的な扱い等による被害者支援のための相談窓口を設置します(外部サイト)
名称 | 新型コロナ誹謗中傷等被害相談窓口 |
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設置日 | 令和2年8月26日(水曜) |
電話番号 | 026-235-7100 |
受付時間 | 平日午前8時30分から午後5時15分まで |
- 被害を受けた方のための相談電話になります。誹謗中傷等の噂、書き込み情報等、人権に関するご相談は「
みんなの人権110番(外部サイト)」「
長野県人権啓発センター(外部サイト)」へおかけください。
- 新型コロナウイルスに関するご相談は、「
新型コロナウイルスお困りごと相談センター(外部サイト)」や、各種窓口で受け付けています。長野県ホームページでご紹介していますので、ご覧ください。
