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平成28年度 佐久市ふるさと創生人材育成事業 中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

更新日:2016年9月12日

平成28年度 佐久市ふるさと創生人材育成事業 中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

平成28年度 中学生海外研修(アメリカ合衆国)研修報告
引率団長 荻原 淳一
平成28年度 佐久市ふるさと創生人材育成事業 中学生海外研修(アメリカ合衆国)が、8月3日(水曜日)から8月10日(水曜日)までの8日間で実施され、引率団長を命じられて研修してまいりましたので報告します。
 

はじめに

研修地は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市で、この地への研修は平成22年から始まり今年で7年目を迎えますが、来年度からはこのアメリカ訪問に代わりまして、新たに佐久市との友好都市であるヨーロッパのエストニア共和国サク市に、研修地を変更する事が決まっているため、今年が最後のアメリカ研修となりました。
これによりまして、我々訪問団は、今日までのアメリカ研修において、大変お世話になり研修を支えていただきました、地元ホストファミリーの皆様や、訪問研修先の各種協力団体関係者の皆様、研修コーディネーターの皆様に、佐久市として、また、今までの研修参加者も代表して感謝の気持ちをお伝えすると同時に、最後の年にふさわしい充実した研修にするべく臨むことになりました。
今回、この様な大事な年に引率団長を命じられて、身の引き締まる思いとともに、大変貴重な機会を与えてくださいました市長、教育長をはじめ関係の皆様方に、心から感謝を申し上げます。

研修概要

1 日程 平成28年8月3日(水曜)から8月10日(水曜)
2 研修目的 佐久市の中学生が、アメリカ合衆国でのホームステイや、日本語補習校での交流を通して、現地の人々や、アメリカ在住日本人と相互理解を深めるとともに、NASAジョンソンスペースセンターをはじめ、JAXAヒューストン事務所や、アメリカの先進的な病院、郵便局などの見学を通して、国際的視野を広げること。
3 研修場所 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市(平成22年度から7回目)
4 参加者 研修生:8名(市内全8中学校から各校1名で、男子4名、女子4名)
引率者:2名(荻原淳一、武者啓)
添乗員:1名((株)日本旅行佐久平サービス)
5 その他 本事業は、佐久市ふるさとづくり基金と、蓼北金属株式会社様から頂いたご寄付により、実施しています。
 

事前研修

本年度のアメリカ合衆国研修生は、市内中学生応募者全13名の中から5月25日の選考会で、抽選により8名が決定されました。内訳は、中学3年生が3名、2年生5名で、結果的に市内全中学校から各校1名ずつの参加構成となりました。
6月7日から7月26日までの約2ヶ月の間に、全9回の事前研修を野沢会館で実施し、本研修日程の各訪問先でのあいさつの分担や、基本的な日常英会話の学習、現地のウェルカムパーティーでの佐久市を紹介する内容、さよならパーティーでの出し物や披露するダンスの練習、自分で調理してふるまう料理の決定、(株)日本旅行からの出入国手続きの説明などを行いました。特に英会話の学習では、最初に研修生全員が消極的でおとなしかったこともあり、英会話講師のマーガレット先生からとても心配され、「Be Brave!」「勇気を出して!」と励まされた場面もありましたが、英会話学習の最終日では、研修生たちにも笑顔が増えていました。このように盛りだくさんのメニューを消化しながら、本研修に備えてきましたが、当初はとても長く感じた2ヶ月の研修期間も、気が付けば「あっ」という間に過ぎていました。
7月23日(土曜)には、楜澤教育長、佐藤実行委員長、教育委員、実行委員、保護者の方々など、大勢の皆さんにご出席いただいて盛大に壮行会が開催され、たくさんの激励の言葉をいただくなかで、研修生一人ひとりが「研修にかける思い」を落ち着いて、自信を持って発表し、さらには、心配された事前研修の成果としてのダンス「ソーラン節」も無事に披露する事ができました。研修当初はお互いにふざけたり、おとなしかったりで心配された研修生達でしたが、この日は全員がしっかりとした志をもって臨んでいる事が確認できた事に、少しほっとしたと同時に、出発への決意を新たにした瞬間でもありました。

本研修

8月3日(水曜)【研修1日目】

いよいよ出発の朝です。
佐久平駅改札前に、保護者に付き添われた研修生達が、全員やる気満々の満面の笑みで、元気に集まってきました。
朝6時に、栁田市長、楜澤教育長、佐藤実行委員長、保護者、事務局の皆さんなど、大勢の方にお集まりいただく中で出発式が行われ、「8月10日には、全員が皆さんの待つこの佐久に元気で帰ってきます。」とお誓いしてから、新幹線「あさま号」に乗り込みました。研修生たちは成田空港までの道中、本当にうれしそうで、まるで修学旅行のようでした。  
成田空港に着くと、添乗員である(株)日本旅行の桜井さんの指示のもと、まず第1ターミナルの南ウィングにて、事前に空港へ宅急便で送っておいたスーツケースをそれぞれ受け取った後、アメリカで使う現金をアメリカドルへ両替や搭乗手続きなど、研修生自ら出国手続きを全て行いました。ちなみに最近の円高の影響により、両替レートが昨年に比べて1ドル当り20円程度有利だったため、とても得した気分になりました。その後手荷物検査と身体検査用のゲートを無事通過し、ヒューストンへ直行便の全日空(NH)174便に乗り込み日本を飛び立ちました。全日空機であるため、キャビンアテンダントさんが全て日本人で、長野市出身の方もいらっしゃったりして、研修生たちも安心したフライトになりました。飛行時間は約12時間で、日付変更線をまたぐため、時差ボケ対策で早く寝るように促しましたが、まだ興奮しているのか、研修生は映画を見たりしながら長い搭乗時間を思い思いに過ごしていました。
日本との時差が14時間あるヒューストン空港に、現地時間で8月3日午前9時半頃に到着しました。最新鋭の自動入国手続き機のようなマシンが導入されており、日本語案内を見ながら、生徒それぞれが顔写真や指紋の照合などを戸惑いながらなんとかこなし、その後の最難関である、入国審査官との会話を想定して何度も英会話の想定問答をつぶやいている生徒もいましたが、ドキドキしながら研修生一人ひとりがアメリカ人審査官の質問に受け答えして、全員無事にアメリカ合衆国に入国する事ができました。その後、スーツケースを受け取り、迎えのバスに乗り込むと、現地のガイドさんからヒューストンの概要説明があり、テキサス州南東部に位置するヒューストンは全米第4の大都市であるが、昔はテキサス共和国という一つの国だった事や、油田が発見された事により急激に発展し、テキサス州一の大都市になった事。ジョンソン宇宙センターが設置され宇宙産業の拠点である事。亜熱帯気候で夏は灼熱の気温になるが、建物の中は全米一エアコンが整備されている都市なので寒いくらいである事。8年前にハリケーンに襲来され、甚大な被害があった事などを聞くなかで、日本とのあまりにも違う景色に一同目を見張りながらハイウェイを走り、研修初日の目的地である、「スタディーセンター」と呼んでいる地元の教会の施設に到着しました。
ここでは、本研修の現地コーディネーターのジェームズさん(愛称ジム:白熊のように大きくて優しい人)と、助手のメイガンさん(ホストファミリーの1人:日本に興味のある女子大生)が我々の到着を待っており、オリエンテーションの後、休む間もなく英会話の授業が始まりました。しかしながら、日本との時差が14時間である此処ヒューストンで渡航初日は一日が14時間余計にある計算です。機内で十分に寝る事が出来なかった我が一行は、極度の時差ボケに襲われており、全員が睡魔と闘いながらの授業となりました。ジムからは時折「習うより慣れろ」「時は金なり」と言った日本語指導もあり、此処での生徒たちの積極性を促しているようでした。その後昼食時間となり、ジムたちが用意してくれたランチを頂きましたが、メニューはサンドイッチにスナック菓子というもので、生徒たちは初めてのアメリカの食事を思い切り頬張っていました。昼食後も生徒たちは授業でしたので、更なる睡魔との戦いが大変だったようです。
午後に生徒たちが授業をしている間に、我々引率者と添乗員の櫻井さんは、現地での移動手段確保のため、レンタカーを借りに向かいました。(このため渡航前に国際免許を取得していきました。)無事手続きを終えた後は、アメリカ初日にいきなり左ハンドル車の運転です。初めて右側通行の世界に突入し、誤ってウインカーの代わりにワイパーを動かしたりしながら、必死にハンドルを握り、後日開催される「さよならパーティー」で生徒たちがホストファミリーにふるまう料理の食材を購入するため、現地のスーパーマーケットを何件か回りました。この食材を各生徒に合わせて袋詰めして配り、さよならパーティーの前日に生徒が調理するまでホストファミリーの冷蔵庫で保管していただくためです。
買い出しを終え、生徒たちの待つスタディーセンターに戻ると、生徒たちは疲れ果てた状態でしたが、もうすぐホストファミリーが君たちを迎えにやって来て、待望のウェルカムパーティーが始まるので、もうひと踏ん張り頑張ろうと、一同気合いを入れ直して準備をしました。
夕方、ホストファミリーが続々と到着し、それぞれのファミリーと生徒が緊張しながら面会をした後、ウェルカムパーティーが始まりました。そして、オープニングスピーチの中で研修コーディネーターのジムから「実は、今年度の研修生の中に、ヒューストンで生まれた生徒が参加しており、自分の生まれた場所を確認に日本から来てくれました。」と説明すると、ホストファミリー全員が「ワンダフル!」と感動して、会場は一気にフレンドリーな雰囲気に包まれました。続いて、研修生たちは佐久市を紹介する各自用意したテーマについて、写真を用いて緊張しながら一生懸命英語で説明しました。説明の度に皆さんから温かい拍手をいただき、研修生たちもほっとした様子でした。ホストファミリーが本当に研修生達の到着を楽しみに待っていてくれた気持ちが伝わり、うれしい限りです。その後、研修生8名はそれぞれのホストファミリーに連れられて、各自のホームステイ先に向かっていきました。
各自の車に乗り込む研修生たちの後姿を見ながら、私は心の中で「ここからが本番だ、頑張って楽しんで来いよ!」と一人ひとりにエールを送っていました。

8月4日(木曜)【研修2日目】

ホームステイ最初の朝を迎えました。
前日に別れた、スタディーセンターが集合場所です。この日はバスでの市内見学予定ですが、長旅による時差ボケや疲れもあってか、集合時間に遅れた研修生がおり、私とジムはその生徒を待つためスタディーセンターに残り、他の研修生を乗せたバスには先に出発してもらいました。
しばらくして、その生徒がやっと到着したため、先発隊を追いかけ訪問予定の郵便局で合流しましたが、既に先に着いた研修生たちは、昨日の授業中に書いた絵葉書を国際郵便で自宅などへ送るため、一人ずつ窓口にて英語で切手を買い、ハガキに貼って投函した後でした。その後は、普段公開していない郵便局内の集配作業などを見学させていただき、とても勉強になりました。
次に向かったのは、全米でも先進的なメモリアル・ハーマン病院の見学で、病院内のボランティアスタッフを取りまとめているベリーさんが案内をしてくれました。
この病院は、世界中から患者を受け入れている都合上、お祈りをする専用ルームがあり、あらゆる宗教に対応出来るようになっていましたが、残念ながら仏教は無かったので、今後導入を検討するから、是非日本からも入院しに来てくれとの事でした。本当に素晴らしい病院で、ドクターヘリを導入したのも全米で最初であり、一回の長距離フライトでとても費用が掛かるが、緊急の場合は病院が補助するため、市民は安心して暮らしているとのお話や、小児病棟の充実ぶりには研修生もびっくりした様子です。
実は、この病院が、今回ヒューストンが故郷である生徒が誕生した病院であり、それを聞いたベリーさんも大変感激していました。
昼は、大型ショッピングモールに立ち寄り、ホストファミリーの一人で中学校の先生をしているデイビッドさんの計らいにより、教え子である地元の中学生たちがモール内を案内してくれ、一緒に交流しながらショッピングを楽しんだり、フードコートで昼食を食べたりしました。驚いたことに、既にこの時点で研修生たちは、普通に自分の食べたいものを英語で注文し、代金を払い、楽しみながら昼食がとれるようになっていました。完璧な英語は出来なくても、勇気を出して一歩踏み出す気持ちが本当に大事だなと実感すると共に、日本でのマーガレット先生の「勇気を出して!」の一言を思い出しました。
ちなみに、生徒たちがショッピングを楽しんでいる間、私はジムとメイガンとデイビッドの3人とお茶をしながら交流していましたが、デイビッド先生から「お前は日本で給食担当らしいな、自分の学校の給食はビュッフェスタイルで、ランチルームで自分の好きなものを食べるが、日本の給食はどうなんだ?」とか「給食費はどのくらいだ?」と矢継ぎ早に質問され、日本の教室で生徒たちが給食を食べている様子の写真をスマートフォンで見せながら説明すると、「うまそうだ!」「教室で生徒が自分で用意して食べるなんてすごいな!」としきりに感激してくれ、とても楽しい時間となりました。
午後は、ダウンタウンが綺麗に見える丘で記念撮影をしたりしながら、ダウンタウンの一番高いビルの展望台を目指しましたが、残念な事に前日心無い観光客に落書きをされたとかで警察が入っており、見学は出来ませんでした。
次に、通りかかった公園に人々が集まっている光景があり、驚いた事にその人だかりはアメリカで先行公開された日本のネットゲーム「ポケモンGO」をやっているのだと説明を受け、本当にアメリカで社会現象になっているんだと実感しました。
その後は、ヒューストン自然科学博物館(HOUSTON MUSEUM of NATURAL SCIENCE)の見学となり、日本では考えられない規模の、迫力ある恐竜の化石展示や、貴重な蝶が放し飼いになっているドームなどを目の当たりにして、研修生たちも本当に楽しんでいる様子でした。
さて、この日の夜は、8名の研修生達のホストファミリー全員が集まっての夕食会です。テキサスのおいしい郷土料理レストランで、皆が楽しく交流出来て本当にうれしい夜となりました。

8月5日(金曜)【研修3日目】

研修3日目。
本日は、研修生達が待ちに待った、JAXAヒューストン駐在員事務所と、NASAジョンソンスペースセンターの見学の日です。スタディーセンターに集合し、バスに乗り込んだ研修生たちの目も、いつになく輝いているように見えます。
途中、ガルベストン湾に面したアミューズメントパーク「ケマーボードウォーク」に立ち寄り、カモメやナマズに餌やり体験をして楽しんだ後、目的のJAXAヒューストン駐在員事務所に到着しました。ここでは久留所長からJAXAとNASAの活動内容や、宇宙開発とISS国際宇宙ステーションなどについて詳しく説明を受けましたが、パワーポイントを使用した、プレゼンテーション資料の中身が、佐久市の研修生のために特別に作成していただいた物であった事を知り、感謝の気持ちで一杯になりました。
説明の中で「ISS国際宇宙ステーションの中では、色々な国の宇宙飛行士が同居しています。この中でお互いの信頼感を得るには、語学力も必要だが、一番大事なことは対話力。カタコトでもいい、相手に伝えたいという気持ちが必要で、これは皆さんのアメリカ研修での英会話も全く同じ。」とのお話もいただきました。
また、質問の時間では、生徒たちから「宇宙飛行士の訓練はどんな内容?」「JAXAの仕事のやりがいは?」とか「宇宙の石を持ち帰ったらどうするの?」「ISSのインターネット環境は?」等について、丁寧に回答いただきましたが、中でも「宇宙食で評判がいいメニューは何?」の質問には、「日本の宇宙食はどれもおいしいと評判で、特にカレーは他国の宇宙飛行士が大きなミッションを成功させた際のご褒美にリクエストされる程です。」とのお話や、「宇宙服を着ている時、鼻が痒くなったらどうするの?」との質問には、久留所長と所長代理の中西さんも困ってしまい、「宇宙飛行士に聞かないと分からないけれど、給水用のストローで掻いているのかな? 今迄聞かれた事も、我々が想定した事も無い良い質問です。」と感心され、お二人の誠実さがこちらにも伝わってきました。
今回の訪問では、宇宙飛行士の方には都合によりお会いできなくて、研修生たちも大変残念がっていましたが、NASAの心臓部であるヒューストンにおいて、日本のJAXAの皆さんが、宇宙飛行士の訓練や、宇宙ステーションの開発・運用など、様々な活躍をされている事に、同じ日本人として大変誇りに思える体験でした。本当にありがとうございました。
JAXAの後は、NASAジョンソンスペースセンターの見学です。センターに入場し、フードコートで昼食を食べた後、見学コースであるレッドトラムツアーに参加しました。ここでは、バスのガイドであるミチコさんがセンター内の全ての施設に関して丁寧に説明してくださり、生徒たちは大変興味深くメモや写真を撮っていました。展示物は全て本物で、スペースシャトルやアポロ宇宙船、月の石、本物のサターンロケットの迫力は圧巻で、更には、近い将来計画されている、有人火星宇宙探査機の開発現場も見学する事が出来、研修生たちも感動している様子で、大変充実した一日となりました。

8月6日(土曜)【研修4日目】

本日は、研修の大きな目的の一つでもある、ヒューストン日本語補習校を訪問しました。ここではまず、立野校長先生から日本語補習校の概要説明があり、ここで学ぶ生徒たちは、それぞれの家庭の事情によりアメリカに移り住んでいるが、月曜から金曜まではアメリカの義務教育制度により現地校で通常の授業を受けながら、いつ帰国しても日本の学校に編入できるように、土曜日だけ日本語補習校にて日本の授業を受けている非常に大変な状況であるというお話を聞き、本当に頭の下がる思いになりました。
その後、中学3年生代表4名のスピーチによる、アメリカに暮らす自分達の思いや考えを聞いた後、中学2年生と3年生のクラスにそれぞれ分かれて、合同授業が始まりました。
そんな時です、私と立野校長先生が次のスケジュールについて廊下で打合せをしていると、近づいてくる4人の家族がいました。「いつもお世話になっております。」と校長先生に話しかけてきたお顔を拝見すると、何と、宇宙飛行士の野口聡一さんではありませんか。野口さんはプライベートで学校を訪問されていたのですが、昨日のJAXA訪問で宇宙飛行士に会えずに残念がっていた研修生たちの顔が脳裏をよぎった私は、思わず「日本から研修に来ている生徒たちに、是非一目会って頂けないでしょうか。」と無理を承知でお願いしていました。すると、野口さんは快諾され、本当にサプライズで研修生たちに面会をしてくれました。生徒たちもあまりの突然の出来事に、しばらくは信じられない様子でしたが、全員で記念撮影をしてから少しお話もしていただいて、この出来事は我々訪問団一同が一生忘れない良い思い出となりました。
突然の申し入れに対し、お忙しい中快諾された野口さんのお人柄とご家族の皆さんの優しさに、本当に感謝、感謝の気持ちで一杯になりました。
さあ、授業再開です。この授業では生徒同士がグループになり、活発に意見が交換され、研修生たちも刺激を受けながら意義ある交流が出来た様子でした。
突然のサプライズによる授業中断にも柔軟に対応していただき、大変有意義な交流授業が実施できた事に感謝を申し上げ、ヒューストン日本語補習校を後にしました。
この日の午後は、ホストファミリーのご友人で、広大なテキサスの牧場主でもあるペイシャさんが、我々訪問団とホストファミリーをご自分の牧場のバーベキューハウスに招いてくださいました。2時間ほど車を飛ばして牧場に着くと、ペイシャさんは我々にカウボーイハットとバンダナのプレゼントを用意して下さっており、全員がテキサススタイルになって、盛大なバーベキューパーティーが始まりました。時差ボケで全く食欲の無かった研修生の一人も、おいしい料理に舌鼓を打ち、元気が出た様子でほっとしました。
食事の後は、ジム達が用意してくれた水鉄砲での水遊びや、エッグトス、ウォーターバルーン投げ合戦などのゲーム大会です。研修生8名も全員が童心に帰ってジムやメイガン、ホストファミリーの子ども達と全身ずぶ濡れになって夢中で思い切り遊びました。私たち引率者もゲームに参加し、お腹の底から笑い合いました。研修生たちも慣れないアメリカ生活で緊張の連続でしたが、心底ストレス解消が出来て助かりました。今回お世話になっているアメリカの友人たちは皆、優しく思いやりがあり、本当に楽しむ事が上手な人達だなと感じることができました。
研修生たちが帰った後、夜はお礼を込めてジムの家族とメイガンを招待して、ステーキレストランでの食事会でした。
本日は、朝から内容が濃く、大変印象に残る一日となりました。

8月7日(日曜)【研修5日目】

この日は休日のため、終日研修生たちはホストファミリーと過ごします。
ただし、明日はさよならパーティーがあるため、研修生たちはパーティーでホストファミリーにふるまう料理をそれぞれ本日調理しなければなりません。
我々引率も終日フリーとなりましたので、南部のリゾートであるガルベストン島へ行き、名物のシーフードレストランに寄ってきました。
夕方は、ジムにプールパーティーに招待されていたので、飲み物の差し入れを持って行き、近所のホストファミリーのコニーさん宅にもお邪魔をしましたが、高級ホテルのような素晴らしいお宅でびっくりしました。
この日の夜は、私も明日のさよならパーティーでふるまう焼きそばを、ホテルの自室のキッチンで1人夜中の0時過ぎまで一生懸命作りました。明日研修生たちが、どんな料理を持参するのか楽しみです。

8月8日(月曜)【研修6日目】

本日は、ホストファミリーとお別れの日です。
研修生たちは、スタディーセンターで最後の授業を午後4時まで受け、その後さよならパーティーの準備をしました。その間、我々引率も教会関係者へお礼のご挨拶や、レンタカーの返却などを行いました。夕方になると各ホストファミリーが、それぞれ研修生たちが前日に一生懸命調理した料理を持参して集まって来てくれて、午後5時半からさよならパーティーが始まりました。
まずは、両国の国歌をアカペラで斉唱した後、研修生が自分達の料理を英語で紹介しました。メニューは「カレーパン・ポテトサラダ・牛肉と糸こんにゃくの煮物・サンドウィッチ・フルーツポンチ・お好み焼き・焼きそば」で、差し入れでクロコダイルの唐揚げもあり、皆さん行列を作って、おいしいと食べてくれました。その後は事前研修で用意してきた出し物の時間となり、最初にブラックボックス(箱の中身は何でしょう?)ゲームで非常に盛り上がり、続いて紙飛行機の折り紙講習会、次にジムの授業で習ったアメリカの歌などを披露し、最後に練習してきた、ダンス「ソーラン節」を佐久市の法被を着て披露し、一同割れんばかりの拍手を頂きました。その後、別れを惜しんでそれぞれが、ホストファミリーと記念撮影をしたりして感謝の気持ちを伝えた後に、お別れをしました。帰りたくないと言う研修生や、必ず近い将来日本に来てと約束する場面もあり、今年がアメリカ研修最後で残念と涙しながら送ってくれたファミリーもいました。我々一行は午後7時半にホストファミリーに見送られながら、バスでヒューストン空港近くのホテルに向かいました。
この夜、初めて研修生たちはホテルに宿泊したため、興奮して羽目を外す場面もありましたが、何とか無事に寝付いたのでした。

8月9日(火曜)【研修7日目】

本日は、朝から荷造りをしてヒューストン空港に向かいました。出国手続きを済ませてから、最後のお土産を購入し、11時20分の全日空(NH)173便で帰途につきました。疲労が溜まって、機内食の時間になっても眠りこけている研修生もいましたが、帰りの便のキャビンアテンダントさんにも上田市の出身の方がいて、とっても親切にしていただきました。

8月10日(水曜)【研修8日目】

本日は、パイロットさんがどう頑張ったのか、帰りの予定時刻より1時間以上も早く、成田空港に到着し、入国手続きや荷物の受け取り、残ったアメリカドルを日本円に両替したり、スーツケースを宅急便で自宅に送る手続きをしていると、どうもどこかで見かけたような一団がいます。よく見るとモンゴル訪問団チームではありませんか、広い成田空港で偶然にも、我々の到着が早まったために、こんなところで遭遇するとは驚きです。
お互いに、それぞれ無事帰国した事を喜び合い、我々より一足早くモンゴルチームは、スカイライナーに乗り込んで行きました。
我々アメリカチームも、せっかく1時間早く帰れたので、研修生たちは疲労困憊しているため早く返した方が良いとの判断で、添乗員の櫻井さんに予定の時間より一本早い新幹線の座席が確保できるか確認してもらったところ運よく確保出来たので、急遽市役所事務局に連絡し、研修生の保護者の皆さんや、関係部局の方々に連絡をしてもらい、予定より1時間早く佐久平駅に到着しました。この時、全員がペイシャさんから頂いたカウボーイハットを被り、約束どおりに元気で大勢の皆さんの出迎えを受ける事が出来ました。急遽1時間早くの帰着にもかかわらず、皆さんご都合していただき無事に帰着式が出来た事に、本当に感謝、感謝であります。

佐久平駅での帰着式の写真
佐久平駅にて帰着式

結びに

平成22年から始まり、今年で7回目を数える佐久市からのアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市の海外研修は今回が最終回となりました。
その事を含めて、佐久市や今迄の参加者も代表して、それぞれお世話になりました関係団体や関係各位にお会いする度に、感謝の気持ちを伝えて参りましたが、地元のホストファミリーの皆さん、JAXAヒューストン駐在員事務所の皆さん、スタディーセンターの教会事務局の皆さん、ヒューストン日本語補習校の皆さん、メモリアル・ハーマン病院の皆さん、郵便局の皆さん、バスガイドのミチコさん、最後にジムとメイガン、全ての皆さんが全員口をそろえて、残念だと言ってくれた事は、今迄に参加した訪問団員全員が本当に歓迎され、友人として認められてきた証だと感じました。今回参加した私自身も残念でなりませんが、アメリカに出来た友人たちへ感謝と再会を誓って、ヒューストンを後にしました。
私が、この研修をとおして、様々なアメリカ人とコミュニケーションする中で、共通して感じた事は、「カタコトでもいいから、自分から勇気を出して、相手に伝えたい気持ちをぶつけること、まさに対話力が大事」ということでした。研修生たちもそれぞれに、つまづき、思い悩む中で、ホームステイ先で数々のドラマがあったようですが、その内容については、一人ひとり研修生の報告に任せることとしまして、このアメリカ研修は、今回参加の研修生だけでなく、今迄の参加者も全員がそれぞれ、自分の考え方や国際的視野を広げ、間違いなく人生のターニングポイントとなっている、すばらしい研修だと思いました。そして、この体験が、ここにいる研修生8名の未来の一助となってくれる事を願ってやみません。私自身も、この貴重な研修に参加させていただいた事を、すべての関係の皆様に感謝申し上げ、研修報告とさせていただきます。最後に研修生全員と別れる際、固く握手が出来た事を忘れません。本当にありがとうございました。

ダウンタウンをバックに集合写真

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