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平成24年度中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

更新日:2015年2月2日

平成24年度佐久市ふるさと創生人材育成事業

中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

 学校教育部長の花里英一です。
 平成24年度佐久市ふるさと創生人材育成事業中学生海外研修(アメリカ合衆国)が、7月30日(月曜)から8月8日(水曜)までの10日間にわたり実施され、社会教育部職員2名と共に市内中学生8名を引率し、研修を行ってまいりましたので、その概要について報告いたします。

1 はじめに

 今回の研修先は、これで3年目となりますテキサス州 ヒューストン市です。
 ヒューストン市は、テキサス州南東部に位置し、人口が200万人を超える全米第4の大都市です。石油精製・石油化学産業の中心地として著しい成長をとげており、また、世界最大の医療機関でありますテキサス医療センターやアメリカ航空宇宙局(NASA)のジョンソンスペースセンターが立地し、先端医療の研究や航空宇宙産業の発展も進み、アメリカ南部のメキシコ湾岸地域における経済・産業の中核地となっております。
 今回の研修では、ヒューストン市の家庭にホームステイし、英語力の向上やアメリカのライフスタイル、伝統文化、価値観等を実体験するとともに、自分たちの母国を客観的に見ることのできるグローバルな視点を養うことなどを大きな目的としており、また、テキサス医療センターやアメリカ航空宇宙局(NASA)のジョンソンスペースセンターなどの先端施設の見学も含まれてております。

 1 研修日程…平成24年7月30日(月曜)~8月8日(水曜) 10日間
 2 研修場所…アメリカ合衆国 テキサス州 ヒューストン市
 3 研修目的…海外でのホームステイ等実体験を通じ、国際的視野を広げるとともに、交流による相互理解を深め、将来の日本を背負う青少年の人材の育成を図る。
 4 研修参加者…市内中学生8名(本年度も昨年度に引き続き、佐久コスモスロータリークラブ様より2名分の研修経費についてご寄付をいただき、8名による研修が実施できました。)
 引率者3名(市職員…花里 英一、平林 照義、竹内 来望子)
 添乗員1名(日本旅行 佐久平サービス)

2 事前研修

 5月31日に平成24年度のアメリカ及びモンゴルへの研修参加者に係る選考会が開催され、アメリカについては、8名の研修参加者が決定されました。
 6月5日から7月22日までの間に研修中のあいさつなどの役割分担、さよならパーティーの料理や出し物、基礎的な英会話のレッスンなど合計8回の事前研修を実施し、本研修に備えました。
 また、研修最終日の7月22日には佐藤ふるさと創生人材育成事業実行委員長及び実行委員、土屋教育長、保護者など大勢の皆さんによる壮行会を開催していただきました。
 この壮行会における発表と帰国後9月に予定されている報告会での発表で、どれ位進化しているか研修の成果が問われることになります。

3 本研修

7月30日(月曜) 【研修第1日】

 いよいよ出発の日を迎えました。やはり職員のみの研修とは異なり、生徒達の引率ということで、責任の重さを痛切に感じます。生徒達は、直前に登山等の学校行事があった子もいたものの、みんな元気な様子で集合し、まずは一安心。佐久平駅改札前での出発式を開催していただき、長野新幹線で上野駅へ。大半の子が初めての海外で緊張しているようには見えますが、男の子はゲーム、女の子はおしゃべりと対照的な車内の様子でした。上野で京成スカイライナーに乗り換え、東京スカイツリーを車窓から見ながら、成田空港に向かいました。
 成田空港では、搭乗手続き、米ドルへの両替、セキュリティチェック、出国審査等を経験し、デルタ航空機にて空路アメリカデトロイトへ。日付変更線を通過する約12時間のフライトの後、デトロイト空港に無事到着。入国・税関手続きも特に問題なく通過し、専用バスによりフォードシティであるデトロイトの市内観光。(ヘンリー・フォード博物館の見学)
 博物館のスケールもまさにアメリカといった印象。しかしながら、単に車を中心とした様々の乗り物を展示しているだけでなく、関わりの深かったエジソンの業績やリンカーンの暗殺時に座っていたイスなど、人種問題に係る展示など幅広い内容となっており、当地でも子ども達の学習の場として活用されているとのことでした。見学終了後空港近くのホテルへ。

※アメリカの土を踏んだ生徒達の感想

  • 道路、施設をはじめ目に入るものすべてに日本とのスケールの違いを実感した。
  • 周りの会話が英語という中で、明日からのホームステイを目前にして、あまりにも危機感のない自分達に果たしてこれでいいのかと不安。
  • 英語によるコミュニケーションという点で不安はあるものの、自分のレベルアップにつなげるよう明日から頑張りたい。など

 ※生徒達はホテルのプールで泳いだり、ジムでトレーニングする余裕もありました。
 一方、夏休みの宿題に取り組む子もあり。やはり順応性という点では大人は子どもにはかなわないと実感したところです。

7月31日(火曜) 【研修第2日】

 午前国内線にてデトロイト空港からヒューストン空港へ(所要時間 約3時間)。
 空港から専用バスでヒューストンでのスタディセンターとなるグレイス・プレスビテリアン教会へ異動。時差ぼけがなかなか解消しません。
 スタディセンターで、今回のコーディネイターであるジムさんからオリエンテーションを受けた後、初めての英語のレッスン。子ども達ばかりか引率者も引っ張り出される羽目に、自らの英語力のなさを実感。5時30分頃、ホストファミリーがスタディセンターに到着し、研修生が日本、長野県、佐久市の状況や日本の文化などを英語で紹介するウェルカムパーティを開催。終了後子ども達は不安と期待を抱きながら、それぞれの家族と共にホストファミリー宅へ向かいました。
 ※コーディネイターであるジムさんをはじめ、ホストファミリーの皆さんは、何れもフランクで、優しそうな人達ばかりで、子ども達がとけ込む努力さえすれば、7日間大きな問題なく過ごせるのではないかと実感しました。それでも、夜に緊急の連絡がないことを祈りながら、引率者の宿舎である近くのホテルにレンタカーで向かいました。

8月1日(水曜) 【研修第3日】

 朝、スタディセンターの教会へ集合。みんなホストファミリーにも打ち解け、不安も払しょくされたためか、元気そうで一安心。初日の様子を聞くと、会話は十分には成立しないものの、筆記してもらったり、ジェスチャー等を交え意思の疎通はかろうじてできているとのこと。また、会話はイエス・ノーがどうしても多くなってしまっているとのこと。ホストファミリーの家は、ほとんどの家がプール付きの豪邸で大変驚いたとのことでした。
 午前中は、ポストオフィスに寄り昨日書いた自宅宛てのポストカードを自分で切手を買い、投函。その後ヒューストン市内のメモリアル・ハーマン病院を視察しました。全米で15位以内に入る巨大病院で、患者や家族のためのホテルやショッピングモールが隣接するメモリアルシティが形成されており、その規模と充実した設備にみんな驚きを隠せません。
 特に子ども病棟は病気の治療だけでなく、心のケアにも配慮し各病室にテーマを設け、テーマに沿った雰囲気作りをするなど日本の病院には、見られない配慮が各所にされていました。
 午後は、2回目の英会話のレッスン。2人がペアになり、受け答えの練習。やはり英会話に自信がないためか真面目には取り組んでいるものの、困ったような態度で、どうしても声も小さくなりがち。自らの英語力のレベルの確認とレベルアップも大きな目的の一つであることを再認識し、もっと積極的に取り組むこと、ホストファミリーの家でも、間違ってもよい良いので、自分の方から進んで話しかけるよう指導を行いました。
 そのような中で、「Thank you」、「How are you」などの単純な会話が自然と口から出るようになったのは、1歩前進という感じがしました。
 夜、初めてのレンタカーの運転。左ハンドルや右側通行などの慣れない運転環境の中でウインカーとワイパーの作動を何回か間違えたりしながら、何とか宿舎に辿り着くことができました。

8月2日(木曜) 【研修第4日】

 ヒューストンは、夜9時ころまで明るいことから、夜の過ごし方も色々あるようで、子ども達に昨夜何をしたか尋ねたところ、プールで泳いだり、バスケットや卓球をした子、また、ゲームやテレビでのオリンピック観戦などそれぞれ、ホストファミリーと一緒にナイトライフを楽しんだ様子が伺えました。
 午前中は、ヒューストンのダウンタウンを見学し、バスから路面電車(ライトレール)に乗り換え、全米で25位に入る総合大学のライス大学を視察しました。キャンパスは日本の大学の数校分に匹敵する位広大で、建物は地上3階までに統一されており、外観は何れも歴史的雰囲気を感じさせる趣のある建物で、内部は近代的な設備が整備されています。ヒューストンに立地していることから、宇宙開発の研究にも重点を置き取り組んでいるとの説明を受けました。
 午後は、世界最大の42の医療施設の集合体であるテキサスメデカルセンターを訪れ、そこで心臓外科医として活躍する日本人医師の本村Dr.と面会。子ども達は本村医師の案内で実際の心臓手術の様子や最先端の研修施設などを見学するという貴重な体験ができて大変感動していました。

アメリカで活躍されている本村医師は研修生の質問にも丁寧に答えてくれました

8月3日(金曜) 【研修第5日】

 朝から、待ちに待ったNASAのジョンソンスペースセンターの見学、アポロ計画やスペースシャトル計画で実際、或いは訓練等に使用されたロケットをはじめとする施設、機器、月の石等を直接、自分の目で見て、触れて宇宙を身近に感じるとともに、宇宙開発計画の壮大さを実感しました。
 NASAのジョンソンスペースセンターの見学した後、JAXAのヒューストン駐在員事務所を訪問し、日本の宇宙開発の現況を説明していただくとともに、佐久出身の油井亀美也宇宙飛行士に面会し、「夢をしっかり持ち、その夢に向かって自分の可能性を信じ、継続的に努力することが大切」というご自身の体験を通したお話しを伺いました。

※NASAのジョンソンスペースセンター及びJAXAのヒューストン駐在員事務所での生徒達の感想

  • 午前、午後を通じて感動の1日だった。
  • 特に、郷土の誇りである油井宇宙飛行士に直接会うことができ、直筆のサインもいただき、本当に嬉しかった。
  • 発言を自ら実践している人であり、説得力があった。親に言われるよりもずっと心に響いた。

 ※油井宇宙飛行士からの質問で生徒一人ひとり自分が将来何を目指しているのか発表しましたが、生徒達にとって、自分の将来や夢を考える本当に意義のある1日になったのではないかと思いました。彼らの人生における一つの転機になれば、この研修を実施した意義がより深まることになると思います。

8月4日(土曜) 【研修第6日】

 午前中、現地の日本語補習校を訪問。この4月に着任した山岡校長先生の出迎えを受けました。山岡校長先生は、岡谷市の出身で、前佐久長聖高校駅伝部監督の両角速さんの恩師とのこと。不思議なご縁を感じました。生徒達はまず、それぞれの学年に分かれ、補習校の生徒に混じり授業を受けた後、中学3年生の皆さんとの意見交換に臨みました。山岡校長先生の提案で、佐久の中学生はできる限り英語により受け答えし、補習校の生徒は、英語で受け答えした後、それを改めて日本語で発言するという形で進めることになりました。山岡校長先生のご配慮によるものでしたが、生徒達はほとんど日本語での質問や応答に終始し、折角の機会を活かせずに大変残念に思いました。
※ヒューストンの学校は、やはりアメリカが銃社会といった背景からかセキュリティ対策がしっかりしています。

  • 教育予算は、教育目的の税の徴収などにより学校の所在する地域で格差が生じているが実態があるということで、日本語補習校が土曜のみ借用している学校も裕福な地区に立地しているためか施設・設備の充実が図られていました。
  • 日本語で話せるせいか、生徒達の順応は早く補習校の生徒達とすぐに仲良くなり、ふざけ合ったり、好きな日本のアイドルグループの話などに夢中になっていました。
  • 補習校の生徒達は、アメリカでの習慣が身に付いているためか、発言なども積極的ですが、授業態度の面では日本人の感覚からして若干首をかしげたくなる面も見られました。一方、佐久の生徒達は補習校の生徒に比べ、消極的な面はあるものの、極めて真面目な態度で臨んでおり、足して2で割ればちょうど良い位ではないかと感じました。

 夜は、メモリアルパーク内にある野外劇場でのヒューストン大学によるミュージカルを鑑賞しました。

8月5日(日曜) 【研修第7日】

 今日は、日曜日のため子ども達はホストファミリーとウィークエンドを楽しく過ごしている模様。引率者も子ども達に負けじとメキシコ湾に面したガルベストン島のジャマイカビーチまでドライブし、ムーディーガーデンの熱帯雨林植物園を見学したり、名物のシーフードを満喫するなどウィークエンドを楽しみました。

8月6日(月曜) 【研修第8日】

 ヒューストンのスタディセンターでの研修は最終日となり、午前中は、最後の英会話の授業。アメリカのカントリーソングを歌ったり、午後のサヨナラパーティでの出し物の練習をしました。アメリカの生活にもなじんできたためか日本で練習した時よりは、かなり乗りが良くなってきたように感じました。午後は準備を進め、夕方ホストファミリーが揃ったところで、サヨナラパーティ開始。時間がなく、慌ただしい中ではありましたが生徒達が心を込めて作った料理を振舞うとともに、感謝の気持ちを書道、折り紙、ビンゴゲームなど色々な出し物により表しました。
 ホストファミリーと一体になり楽しい時間を送るうちにも、いよいよ別れの時が訪れ、生徒達、ホストファミリー双方が、涙、涙、涙 … 後ろ髪を引かれながらもスタディセンターを後にし、空港近くのホテルヘ。女子生徒はしばらく涙が止まらない状態が続きました。これも素晴しいホストファミリーに恵まれたことによるものと思います。

研修生が歌の発表をしている写真
研修の成果を発表

8月7日(火曜) 【研修第9日】

 午前、国内線にてヒューストン空港からミネアポリス空港へ。その後、国際線のデルタ航空機に乗継ぎ一路成田空港へ。
 アメリカもこの10数時間に及ぶ飛行機の異動がもう少し短縮されれば、もっと行ったり来たりが楽になり、より身近になるのではないかと感じました。

8月8日(水曜) 【研修最終日】

 ほぼ予定通りの時刻に無事成田空港に到着。入国審査等も問題なくパスし、行きとは逆の経路で保護者の皆さんの待つ佐久平駅へ。夜10時という遅い時間にもかかわらず出発時と同様、関係者の皆さんに出迎えていただき、帰着式に臨みました。
 生徒達も長旅の疲れは隠せないものの、笑顔で保護者の皆さんの元へ。
 報告会が終了するまでは、本研修が完結したとことにはなりませんが、この10日間大きなトラブルやアクシデントもなく、無事生徒達を保護者の皆さんの元にお返しできたことから、肩の荷を降ろせたという安堵感を強く持ちました。

ヒューストン空港にて旗を持って宇宙服を着た牛の人形の前での研修団の写真
充実した研修でした

4 結びに

※本研修を終えての生徒達の主な印象及び感想

  • ホストファミリーの温かさ、優しさが一番印象に残った。
  • 英語に対する考え方が変わった。(習うより慣れろ!)
  • 自分の将来に向けた夢が見つかった。
  • この8人のメンバーでアメリカに行くことができて本当に良かった。
  • 自分の将来のためにプラスになった。再度アメリカに行き、英語力のレベルアップを図りたい。
  • NASAの見学をはじめ、研修全体が楽しかった。
  • 出会う人全てが優しかった。初めての人にも気軽に声を掛けるアメリカ人の習慣が素晴しいと思った。
  • アメリカにおける自由を実感した。

 等々です。もっと色々な感想等がありますが、詳しくは報告会でそれぞれ発表してくれることと思います。

 ※今回のアメリカでの10日間の研修が無事終了したことについては、8名の生徒、2名の引率者、添乗員そして、日米両国の関係者、全ての皆様のご支援・ご協力のお陰と引率責任者として深く感謝申し上げます。
 子ども達にも、まずは送り出してくれたご両親、そして2名分の研修経費をご寄付いただいた佐久コスモスロータリークラブの皆さん、コーディネイターのジムさん並びにホストファミリーの皆さん、そして本研修に関わった全ての皆さんへの感謝の気持ちを忘れないで欲しいと思います。
 研修の成果につきましては、アメリカを実体験したことだけでも大きな価値があったと思いますが、研修を通じ自らの生き方に対する考え方が変わったという生徒も出てきており、はるばるアメリカへ行ってきた甲斐があったと嬉しく思っております。
 併せて、今後、8名の生徒達が自らの夢や可能性の実現に向けて努力する過程の中で、今回の研修で体得した成果を活かしてくれることを期待したいと思います。
 私自身も語学力不足で十分なコミュニケーションがとれなかったものの、アメリカを五感で感じることができ、また現地での素晴しい人々との出会いがあり、さらに8名の中学生と10日間行動を共にするなど、初めてで、かつ貴重な経験をさせていただきました。
 また、一方で改めて日本の良さも実感することができました。
 こうした機会を与えていただきましたことに心から感謝し、研修報告を結ばせていただきます。

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電話:0267-62-0671
ファクス:0267-64-6132

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