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平成26年度中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

更新日:2015年2月2日

平成26年度佐久市ふるさと創生人材育成事業 中学生海外研修(アメリカ合衆国)報告

 平成26年度 中学生海外研修(アメリカ合衆国)研修報告

 引率団長 荒井 修一

 平成26年度佐久市ふるさと創生人材育成事業 中学生海外研修(アメリカ合衆国)が7月28日(月曜)から8月6日(水曜)までの10日間で実施されました。
 今回の引率団長を命じられて研修してまいりましたので報告します。

研修概要

1 日程 平成26年7月28日(月曜)~8月6日(水曜)
2 研修目的 海外でのホームスティや日本語補習校での交流を通じて相互理解を深め、NASA(アメリカ航空宇宙局)ジョンソンスペースセンターで宇宙開発の歴史などを学ぶことで国際的視野を広げること
3 研修場所 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市(平成23年度から5回目)
4 参加者 市内中学生8名(男子2名、女子6名)、引率者2名(荒井修一、日向宣子)、添乗員1名(日本旅行佐久平サービス 櫻井あかね)
5 その他 平成23年度より佐久コスモスロータリークラブより2名分の研修費に相当する額を毎年寄附していただいています。

事前研修

 5月29日(木曜)に中学生海外(モンゴル国・アメリカ合衆国)研修生の選考会が行われ、8名のアメリカ合衆国研修生が決定しました。
 6月3日(火曜)から7月22日(火曜)の間に研修中のあいさつなどの役割分担、英会話の学習、ホームスティの心構え、ホストファミリーに披露するダンスや出し物の練習など9回の事前研修を実施し、本研修に備えました。初めは、研修生のおとなしい姿に少し心配しましたが、回を重ねるごとに少しずつ打ち解け合ってきました。本研修では、研修生一同が助け合い、1つのチームとして研修に取り組めたらいいなと思いました。
 7月19日(土曜)には、栁田市長、楜澤教育長、佐藤実行委員長、実行委員、保護者など大勢の皆様にご出席いただき、壮行会が開催されました。あいさつや激励のことばをいただきました。
 壮行会では、研修生は、それぞれ研修にかける思いを発表し、事前研修の成果として、嵐が歌う「GUTS!」のダンスを披露しました。

本研修

7月28日(月曜)【研修第1日目】

 出発の日、午前8時45分に佐久平駅にて、楜澤教育長、佐藤実行委員長、宮沢教育委員、保護者、関係者の皆さん出席のもと出発式を行っていただき、新幹線あさまで上野駅へ、京成電鉄スカイライナーへ乗り換えて成田空港ターミナルへ到着しました。研修生たちは、新幹線の中で元気いっぱい話に花を咲かせていました。
 空港内では、昼食をとり、事前に空港へ送っておいたスーツケースを受け取った後、米ドルへの両替、出国手続きを行いました。出国手続きでは、コンビニエンスストアに置いてある端末に似た自動チェックイン機で各自パスポートを読み取らせながら搭乗券の発券をしました。
 デルタ航空276便でデトロイト空港へ(飛行時間11時間45分)
 機内で研修生は、夏休みの宿題をしたり、映画を観たり、音楽を聴いたり、眠ったり、みんな思い思いに過ごしていました。
 7月28日(月曜)午後2時10分にデトロイト空港に到着しました。成田空港を飛び立ったのが、28日午後3時35分ですから1日得をしたような気分です。(日本との時差△13時間)
 デトロイト空港にて、入国手続き、スーツケースの受け取りなどをしました。入国審査ゲートでは、審査官からパスポートの提示、渡航目的や滞在期間等幾つか質問され、指紋の採取と顔写真の撮影も行われました。英語での質問になんて答えてよいかハラハラドキドキの瞬間でした。
 アメリカに来たんだという雰囲気をそれぞれ感じながら、空港からは、専用バスでデトロイト市内を現地スタッフに案内してもらい、ヘンリー・フォード博物館を訪れました。
 デトロイトは、1920年代から米国の主要な自動車メーカー(ゼネラル・モーターズやフォード)が本拠地を構え、世界最大の自動車の街として栄えてきました。2013年7月に米連邦破産法を申請し破綻しました。米国の自治体の破綻では過去最大規模で、負債総額は180億ドル(1兆800億円)とのこと。また、デトロイトでは冬に雪が多く降ることから駐車スペースを家の中に造る。という説明を受けました。
 この博物館は、自動車大国として君臨してきたアメリカを代表する博物館であり、フォードに限らず各社の歴史的な車や自動車以外の産業、アメリカの生活史を分かり易く展示してありました。
 中でも、研修生は、ジョン・F・ケネディやレーガン大統領が使用した大統領専用車や巨大な蒸気機関車、除雪機関車、ジョージ・ワシントンが使っていたベッドやリンカーン大統領が暗殺された時に座っていた椅子などに興味を示していました。
 その後、空港近くのホテルに1泊しました。
 夕食は、ホテル内でバーガーを食べました。バーガーバーの看板には、「BUILD YOUR OWN BURGER」と書いてありました。自分の好きな具で自分だけのバーガーを組み立て(作り)ます。アンケートのようなものを見ながら肉やチーズの種類、お好みのトッピングやソースの味を選んで英語で店員に伝えていきます。最後に、店員に肉の焼き方を聞かれましたが、何を聞かれているか戸惑う研修生もいました。どんなバーガーが出てくるか非常に楽しみでした。 研修生は、口々に感想を述べ合いながら、結構な量のバーガーを平らげていました。
 その後、ホテルのジムで汗を流したりプールで泳いだりと移動での疲れなど感じさせない活動を見せてくれました。
 添乗員さんから朝、ホテルを出るときベッドの枕元に1ドルを置いておくように指示がありました。アメリカではチップの習慣があります。日本でいう心づけ、サービスを受けた際に感謝の気持ちで渡すお金のことです。レストランのウエイター・ウエイトレス、ハウスキーピングなどは、店や会社からもらう給与は予め低く設定されて、このチップによる収入が、これらの職業につく人たちの重要な収入の一部になっている。とのことです。

7月29日(火曜)【研修第2日目】

 午前6時にホテルで朝食をとり午前7時にバスでデトロイト空港へ向かいました。
 デトロイト空港からデルタ航空4677便でジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港へ(飛行時間3時間6分)
 降り立ったヒューストン空港で1時間の国内時差を修正しました。アメリカ合衆国の広さを実感した瞬間でもありました。(日本との時差△14時間)
 ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港では、宇宙服を着てテキサス州旗を持った牛が迎えてくれました。
 空港から専用バスで、ヒューストン滞在中に英会話授業を受けるスタディセンター(教会Grace Presbyterian Church)へ向かいました。
車中で、現地スタッフ(ミチコさん、ヒューストン日本語補習校の高校の先生もしているそうです)からテキサス州及びヒューストン市について次のような説明を受けました。
テキサス州は、人口が2,600万人で、面積は、69万k平方メートルと日本の2.5倍、1836年にメキシコから独立、その後1845年に第28番目の州としてアメリカ合衆国に併合したそうです。
 ヒューストン市は、テキサス州南東部にあり、ニューヨーク市、ロサンゼルス市、シカゴ市に次いで全米第4位の人口を抱えるテキサス州最大の都市です。夏期は、湿度が非常に高くかなりの暑さとなります。冬の寒さは比較的穏やかです。緯度は、日本では屋久島と同じくらいです。米国における石油・エネルギー産業の最大拠点都市で、「世界のエナジー・キャピタル」と称され、石油メジャーのシェルやBPが米国本社を置いている。世界最大級の医学研究・医療施設群であるテキサス・メディカルセンターがあり、特に心臓手術、癌、小児医療分野では世界最先端の技術を誇る。NASAジョンソンスペースセンターがあり、国際宇宙ステーションの管制を行っている。とのことです。
 目的地のスタディセンターに到着し、研修コーディネーターのジムさんとアシスタントのジミーさんに、あいさつをし、早速、英会話授業の始まりです。
 研修生は、一人ずつ前に出て、事前に送ってある研修生の自己紹介文によりジムさんとジミーさんが質問をし、それに研修生が答える対話形式のネイティブな実践英会話です。
 初対面ということもあり、緊張をしていた研修生も、ジムさんとジミーさんがとても優しく、とても面白かったので、次第に笑顔が見られ、手振り身振りを交えながらの授業となっていきました。
 ジムさんは、常に「Practice makes perfest.(習うより慣れろ)」と言っていました。
 「何事にも通じることでしょうが、このことが英会話の上達に大切なことですよ。」と研修生に教えてくれました。研修生には、胸に刻んでおいてもらいたい言葉です。
 そうこうしているうちに、ホストファミリーがスタディセンターに集まりだし対面式の始まりです。研修生一人一人が佐久市について英語で紹介し、説明が終わる度に、温かい拍手をいただきました。全ての説明が終了したところで、研修生は、これからお世話になるホストファミリーとあいさつを交わしました。
 既にメールで連絡をとっている研修生もいるためか、お互いににこやかな笑顔で対面していました。ホストファミリーの中には、スマートフォンに電話のように喋るだけで日本語を英語に翻訳してくれるアプリを購入した方がいたと聞きましたが、なかなか上手くいかなかったようです。ホストファミリーの気遣いには、頭の下がる思いです。
 対面式終了後、研修生は、不安と期待を抱きながらホストファミリー宅へ向かいました。アメリカの家庭がどういう生活をしているか。実体験の始まりです。
 私達引率者もレンタカーを借りて、宿泊先となるホテルへ入りました。因みにレンタカーはトヨタ車で、左ハンドルです。右側通行で緊張の連続の運転でした。
 アメリカへ来て驚いたことがいくつかありましたが、その一つに想像以上に日本車が多く走っていたことです。二つ目は、緑化された街並みがきれいなことでした。

7月30日(水曜)【研修第3日目】

 7時40分にスタディセンターに集合し、その時、研修生にホストファミリー宅での1泊目の様子を聞くと緊張しながらも和やかに過ごせた様で、まずは一安心しました。
午前中は、郵便局、メモリアル・ハーマン病院、メモリアル・シティ・モールを見学しました。
 まず、昨日の英会話授業で作成したポストカードを日本の家族へ送るため市内の郵便局を訪れました。一人ひとり窓口で、「I would like one international stamp, Please.」と言って切手を買いポストカードを投函し、また支局長さんに内部の仕分け作業の様子を見せていただきました。
 次に、メモリアル・ハーマン病院を見学しました。この病院は、テキサス大学と連携していて、全米で15位に入る実力があり、とても大きくて綺麗な病院でびっくりしました。
 また、平均入院日数は、5日間と短く、手術をインターネットで公開しているそうです。
 この病院には、いろいろな宗教の人がいるので、「宗教室」と言って十字架があり、イスラム教の人たちのために絨毯が置いてある部屋があり、多人種が生活しているアメリカならではのことなのかなあと思いました。病室は、全部個室で窓が必ず1つあるそうです。
 特に、印象に残っているのが、小児病棟です。病棟がひとつの町のように花屋やケーキ屋をイメージした病室と壁に子どもが興味をひくような絵が描かれた廊下から成っていて、子どもを飽きさせない工夫がされていたことでした。
 この後、メモリアル・ハーマン病院と繋がっているメモリアル・シティ・モールへ行きました。
 ヒューストンは市内、市外にもショピングモールが数多くありますが、このメモリアル・シティ・モールは、スケートリンクがあったり、小さな子どもが遊べるキッズプレイスやモール内に汽車が走っていて、子どもたちを遊ばせながら買い物ができるという点で非常に人気があるようです。小学生くらいの子どもたちに大変人気のアメリカンガールの店があり店の中は大変賑わっていました。
 昼食は、このシティ・モールのファストフード店で各自が購入して食べました。
 午後は、スタディセンターに戻り英会話授業です。今回の授業は、ジムさん、ジミーさんに、ホストファミリーのアフトンさん、メーガンさん(共に高校で日本語を専攻している)とブリジットちゃんが参加してくれました。
 日本でもお馴染みの3曲を振付をつけ英語で歌えるように練習しました。
 「Row Row Row Your Boat」
 「Take me out to the ballgame」
 「If you’re happy and you know it」
 みんな頑張って覚えていました。手を動かしたり足を動かしたりして楽しそうでした。
 夕食は、ホストファミリーと懇親を深めるため全員で一緒にメキシコの郷土料理レストランで食べました。味わったことのない料理に驚きながらも楽しい時間を過ごしました。

7月31日(木曜)【研修第4日目】

 午前中は、専用バスでヒューストンダウンタウンへ向かいました。
 1970年代に入り、ヒューストンがエネルギー産業ブームに湧くようになると、建設ブームが起こり、矢継ぎ早に超高層ビルが建ち始めました。
 ダウンタウンの中に、トヨタセンターがあります。これは、建物所有者がヒューストン市スポーツ局等ですが、トヨタ自動車の米国法人が命名権を獲得しため同社の名が冠されています。NBAアメリカプロバスケットボールリーグの試合やイベントやコンサート会場として使用されているとのことです。
 テキサス州で最も高いJPモルガン・チェース・タワーの60階の展望台からダウンタウンの様子やヒューストンの街並みを見ることができました。
 ダウンタウンには、夏の暑さや降雨を気にすることなくビル間を移動することができるよう地下トンネル通路が整備されていて、コーヒーショップやコンビニエンスストアもあるそうです。
 その後、ライス大学を視察しました。
 ライス大学は、全米の総合大学の中で常にトップ25位以内の高評価を受ける名門私立大学です。学生数は学部生・大学院生合せて4,500人ほどで、教授1人あたり学生数が少なく、少数精鋭制で密度の高い教育を行なっています。また、全寮制で、寮は学科ごとに4つの寮に分かれ、それぞれ名前があり、それぞれが競い合っているそうです。それを聞いた研修生から「ハリーポッターの世界みたい。」という声が聞こえました。
 荘厳な建物と芝生や木々が美しいキャンパスをガイドの学生2人に案内してもらいました。興味を惹かれたのは、ジョン・F・ケネディが、ライス大学でアメリカの宇宙事業を発表したときの演台やベルリンの壁の一部が校内に置かれていることでした。
 学生の説明を聞きながらライス大学への留学を夢見た研修生もいたようです。夢が実現すればいいなと思います。
 また、ライス大学では、キャンパス移動中、全員(特に女子)が、足を何か所も蚊に刺される事件?が発生しました。腫れや痒みが数日間続きました。前夜、雨が降り芝生の間等に水溜りができ、蚊が発生したのでしょうか。
 その後、ダウンタウンの水族館のレストランで昼食を済ませ、水族館の遊園地では、みんなで汽車に乗りました。途中、砲台からの爆音やサメが泳ぐトンネルで停車した時には驚きました。
 市内を散策すると、テキサス州の動物に指定されているアルマジロの大きな像や水の壁(ウイリアムズ・ウオーター・ウオール)を見ることができました。これは噴水らしくめちゃくちゃ高い壁を水がダーダーと降りていて、壁の近くでは、水しぶきがすごく、みんな大はしゃぎでした。これがテキサスサイズかと感じたところです。
 また、ショッピングモール「ギャレリア」を訪れ、研修生は、家族やお友達にお土産を買っていました。

8月1日(金曜)【研修第5日目】

 いよいよ待ちに待ったNASAジョンソンスペースセンターの見学とJAXAヒューストン駐在員事務所を訪問しました。
 午前7時45分にスタディセンターに集合し、専用バスで、NASAジョンソンスペースセンター近くのガルベストン湾奥のアミューズメントパーク「ケーマーボートウオーク」に立ち寄り、海辺の散策をしながら海鳥やキャットフィッシュに餌をやり、リフレッシュしたようでした。
 午前10時にスペースセンター・ヒューストンへ行き、トロリーカーのツアーでNASAジョンソンスペースセンターの一部や過去に使った宇宙指令室などを見学しました。また、センター内には歴代の宇宙飛行士の写真や宇宙飛行士のユニフォーム、宇宙ロケットの内部が展示されていたほか、実際に月の石にも手で触ることができました。
 NASAジョンソンスペースセンターでは、国際宇宙ステーション(ISS)の実物を見ることができました。アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、日本をはじめ、計15ヶ国が協力して建造・運用されている宇宙ステーションです。大きさは、サッカーフィールドに近いサイズで、複数のモジュールを組み合わせた構造になっています。
 日本の実験モジュール「きぼう」やISSクルーの作業負担の軽減を目的に開発された「ロボノート2」を見ることができました。
 宇宙開発のスケールの大きさを肌で感じることができ、宇宙への興味を深めたことと思います。
 午後2時からJAXAヒューストン駐在員事務所を訪問しました。
 はじめに、研修生が、「佐久市は、星空がきれいで土星の観望会にスタードームに行ったとき、国際宇宙ステーションを見ることができ感動しました。今日は宇宙に関わる様々なことを聞いて日本の友達に伝えたいです。」と元気よくあいさつをしてくれました。
 続いて、和田所長代理からは、
 (1)空と宇宙の境目は、海面から100キロメートルで、ここから先が宇宙で、国際宇宙ステーションは上空400キロメートルにあり、1日に地球を16周回すること。
 (2)有人宇宙活動の歴史が、宇宙を目指した旧ソ連とアメリカの競争時代から国際協力の時代へと変わってきていること。
 (3)今後の日本の役割は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟やISSに物資を輸送するための宇宙ステーション補給機「こうのとり」で国際貢献を図っていくこと。などの説明をしていただきました。
 残念ながら油井宇宙飛行士とお会いすることはできませんでしたが、研修生からは、
(1)宇宙の広さはどのくらいか?
(2)JAXA職員になるにはどういう勉強をしたらよいのか?
(3)火星に生物はいるのか?
(4)宇宙飛行士になる条件は?など・・・
準備していたとはいえ全員が質問でき、いずれの質問にも丁寧に対応いただき、たいへん素晴らしい時間となりました。

8月2日(土曜)【研修第6日目】

 午前9時にヒューストン日本語補習校に集合し、同校を訪問しました。
 1時間目は、中学1年生の担任の樽谷先生から補習校についてお話を聞きました。
 この補習校では、帰国した場合にも日本の学校教育や生活に容易に適応ができるように、幼稚部、小学部、中学部、高等部合せて約420名が、毎週土曜日、国語、数学、理科、社会(歴史のみ)を中心に6時間学んでいます。日本の教科書を使い、日本の学習指導要領に基づいた授業を行っています。子どもたちは、月曜日から金曜日までは現地校の授業(すべて英語で)を受けています。
 次に、アメリカの学校のことについて話していただきました。
(1)毎日の勉強が厳しいこと。
(2)給食がないこと。
(3)教科書が厚く、家に持ち帰ることなく学校に置いておくとのこと。
(4)夏休みが、6月、7月、8月と長いこと。
(5)プレゼンが上手なのは、キンダー(小学部)の時代からしっかりと仕込まれるからとのこと。
(6)中学1年生からの成績が、大学入学に影響すること。など・・・
 2時間目は、当該学年に分かれて授業を一緒に受けさせてもらいました。3年生のクラスは、数学の授業でしたが、初めの自己紹介の時、たくさんの質問をされました。とても元気が良くて久しぶりに研修生以外の人と日本語で話ができて楽しそうでした。
 3時間目は、補習校の中学1年生との座談会を行いました。
 進行と始めの言葉は研修生が行い「楽しく語らいあって、友達になりたい。」と力強くあいさつをしてくれました。
 座談会は、日本での生活や最新情報(アニメなど・・・)の交換、補習校の子どもたちの普段の生活などが話題となり、みんな日本語をしゃべりながら、すぐに打ち解けていました。
 4時間目のまとめの時間には、「補習校の子どもたちは、英語の勉強があるのに、日本にいつ帰っても良いように私たちと同じ勉強もやっていて、私はいつも勉強が沢山あって嫌だなと思っていましたが、補習校の人たちが苦労しているんだと思い、自分も頑張ろうと思いました。」とか「見た目は日本人なのに、中身はとってもフレンドリーで外国人みたいで、みんな輝いている。」といった感想が述べられました。
 いずれにしても、研修生にとって新鮮な出会いを感じた一時となったのではと感じました。
 午後から週末にかけて研修生は、ホストファミリーと過ごすことになっています。
 例年、各家庭の配慮で様々な経験をしているとのこと。引率の私達には、この間、何の連絡もなく、次に会える日にどんな話が聞くことができるか。非常に楽しみでした。
 私たち引率は、夕方、ダウンタウンにあるミニッツメイド・パークにMLBの試合を観戦にいきました。当日は、この球場を本拠地としているヒューストン・アストロズとトロント・ブルージェイズ戦で、結果は、3対1でアストロズの勝ちでした。アメリカ人の隣に座ってホットドックを食べながら味方チームを応援する様々な球場の趣向を観ることができ、本場の野球って非常に面白いなと思いました。

8月3日(日曜)【研修第7日目】

 研修生が、ホストファミリーと楽しく週末を過ごしているとき、私たち引率もメキシコ湾に面したガルベストン島までドライブをしました。ここガルベストン島は、歴史と由緒あるビクトリア調の建造物が多く保存され、年間を通して温和な気候のため、リゾート地として賑わっています。ここで名物のシーフードを満喫しました。

研修生の土曜日午後・日曜日の様子

  • 土曜日は、夕方と夜に2回プールに入り、とても楽しい日でした。日曜日は、動物園へ連れて行ってもらいました。午後は、さよならパーティー用の料理をホストファミリーと一緒に楽しく作ったりキックボールをしました。
  • 土曜日の午後は、ウオーターパークに行きました。いろいろなスライダーに乗り、怖かったものもあったけどとても楽しかったです。日曜日は、ワニを見に行きました。檻の中にいるのでなく、ふつうに道路を歩いていて、すごくびっくりしました。午後は、ホストファミリーと研修生と一緒に買い物に行きました。
  • 土曜の午後はテーマパークに行きました。日本のディズニーと同じくらい人が並んでいて、迷子になりそうでした。すごく深い波のあるプールで溺れそうになりました。
  • プールパーティーをしました。日曜日は、ショッピングモールに連れていってもらい、そこで友達へのお土産を買いました。夕食を近くの研修生と一緒に食べ、この研修生と一緒にホストファミリーの家で、さよならパーティー用の料理を作りました。
  • 海へ連れていってもらったり、好きなドラマや音楽で楽しい時間を過ごしました。
  • ホストファミリーと一緒にプールに入ったり、テレビゲームをして過ごしました。

8月4日(月曜)【研修第8日目】

 午前7時45分スタディセンターに各自荷物を持って集合しました。このスタディセンターでの研修は最終日となります。
 午前中は、テキストを使った最後の英会話授業です。ストーリーを読んでその内容についてジムさんとジミーさんが質問をし、研修生が答えていく形式でお昼を挟んで進められました。お昼は、ホストファミリーが作ってくれたそれぞれのお弁当をみんな美味しくいただいていました。午後3時30分からは、さよならパーティーの準備です。ジムさんやジミーに教えていただいた英語の歌、アナと雪の女王の主題歌「Let It Go」の日本語・英語バージョンや嵐の歌う「GUTS!」のダンスの練習をしました。
 会場準備をしていると、研修生が前日作った料理をホストファミリーが持参しながら集合し始めました。
 午後5時15分さよならパーティーの始まりです。最初に、それぞれ国歌を斉唱し、お礼のあいさつ、研修生から料理の紹介、乾杯をし、ホストファミリーと同席しながら料理を食べました。料理は種類もたくさんあり、ボリュームもありましたが、料理を残さずにホストファミリーが喜んで食べてくれたので、研修生も一生懸命に作った甲斐があったと、とても嬉しそうでした。
 食事の後は、みんなで折り紙をしました。「ツル」を折り方を見せながらホストファミリーと一緒に折りましたが、説明するのも難しそうでしたし、ホストファミリーも作るのがとても難しそうでした。
 いよいよ発表の時間です。初めは、英会話授業で教えてもらった振りつきの歌や「Let It Go」の英語バージョンを歌い、次に日本語バージョンを歌いました。ホストファミリーも知っている歌なので口ずさんでくれていました。
 最後に、「GUTS!」を踊りました。事前研修の時からたくさん練習してきましたが、うまくできるかとても心配でした。しかしながら、本番では、研修生が、笑顔で、一丸となって、力強く上手に踊ることができ、さらにホストファミリーも手拍子や口笛を吹いて盛り上げてくれて、本当に良かったと思いました。
 さよならパーティーは、「心がひとつになった」とても楽しい雰囲気の中でフィナーレを迎えました。楽しかった日々はあっという間に過ぎてしまいます。ほとんどの研修生にとっては、これほど長く、遠く、親元を離れることは初めての経験だと思います。
 お世話になったホストファミリーの皆さんとの別れは、本当にいろいろな思いが交差したことと思います。記念写真を撮ったりする様子が見られ、研修生やホストファミリーの皆さんの目にも涙が浮かんでおり、本当に充実した時間を過ごしたかがわかり、私も嬉しくなりました。

8月5日(火曜)【第9日目】

 午前7時にホテルで朝食をとり、ホテルのバスでジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港へ向かいました。この空港で、出国手続きを済ませ、ミネアポリス空港経由で、国際線のデルタ航空155便に乗り継ぎ成田空港へ(飛行時間11時間33分)
 アメリカは入国手続きだけでなく、出国手続きも厳しいと聞いていましたが、特にセキュリティーチェックは厳しく、ベルトをはずし、靴を脱ぎ、身体検査まで受けました。
 また、飛行機に預けることができるスーツケースの規定の重さ23キログラムをお土産等で超える研修生もいて、慌てて、荷物を詰め替える姿が見受けられました。
機内では、映画を観たり、音楽を聴いたりしていましたが、これまで元気だった研修生もさすがに疲れが出たのか機内食も注文せずにひたすら眠る子もいました。

8月6日(水曜)【第10日目】

 午後5時15分に無事、成田空港に到着しました。
 ミネアポリス空港を飛び立ったのが、5日午後3時ですから約半日時間が前に進んでいます。(アメリカとの時差14時間)これから数日間、時差ボケに悩まされることになります。
 成田空港で入国手続きをし、スーツケースを宅配業者に預け、最終ミーティングをしました。ミーティングでは、本研修の感想を各自述べ、また9月7日の報告会についての打合せをしました。
 その後、スカイライナーで京成上野駅へ、そこからJR上野駅まで歩き、新幹線あさまに乗車し一路佐久市へと向かいました。
 午後9時7分に佐久平駅到着、改札口へ近づくにつれ、研修生の姿を写真に撮る保護者の皆さんのカメラのフラッシュがだんだん激しくなり、保護者の皆さんも研修生の帰りを首を長くして待っていたんだなと感じました。我々引率者も研修生全員が、笑顔いっぱいで帰国できたことが何よりも嬉しく、この時、肩の荷が下りた思いがしました。
出発式と同じく改札口の外で、楜澤教育長、佐藤実行委員長、保護者、関係者の皆さんに温かく出迎えていただき帰着式を行っていただきました。

佐久平駅にて帰着式の様子の写真
佐久平駅にて帰着式

おわりに

 研修生一人ひとりが大きく成長し、充実した研修となったと感じることができました。きっと保護者の皆様もお子様の成長を感じることができたことと思います。研修生は、この研修に関わっていただけた全ての方々から学び、成長できたことを自覚して欲しいと思います。
 そして、いろいろな場面で、その成果を発揮してほしいと思います。そのためには、積極的に物事に取り組み、挑戦していく姿勢が大切です。今後の活躍を期待したいと思います。
 また、研修を通じて8名の間の絆を深めることができました。ホームスティ先の家族の皆さんとも深い絆ができたと思います。人と人とのつながりはかけがえの無いものです。ずっと大切にしてほしいと思います。
 今回、団長として選任したいただき研修生8名と10日間の研修に参加することができ、大変嬉しく思っています。
研修生に、このようなすばらしい経験のできる機会を与えていただきました関係者の皆様に感謝申し上げ、研修報告とさせていただきます。

ヒューストンにてヒューストンの旗を持って宇宙服を来た牛の前での研修団の集合写真

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電話:0267-62-0671
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