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平成30年度 水田フナ養殖技術研修を実施しました。

更新日:2019年1月11日

水田フナ養殖とは

水田フナ養殖とは、水田を活用して、フナを5cm前後の大きさまで育てる養殖方法です。

歴史

清らかな水が流れる千曲川沿いの桜井、跡部、中込地域等において、かつて水田で水稲と一緒に鯉を育てる「水田養鯉」が盛んに行われており、フナは副産物として収穫されていました。
その後、鯉はため池等で飼育されるようになり、現在では水田養鯉は廃れましたが、水田転作の進展とともに昭和53年頃から徐々にフナが水田で養殖されるようになりました。

養殖の流れ

〇産卵・孵化(5月):水田に産卵場を作り、親ブナ(卵を産ませるために大きくしたフナ)と水草を入れます。
         1~2日の間にフナが水草に卵を産むので、卵のついた水草を産卵場の外に出し、孵化させます。
〇飼育(6月~9月):餌を与える(給餌)、水草を除去する、水位・水温の調整などの管理を行います。
〇水揚げ(9月):体長5~7cmを基準として、フナの水揚げを行います。

出荷販売および料理方法

佐久市では、全国的にも珍しく、生きたまま5cm前後の小ブナが袋詰めで出荷販売されます。
佐久市ではしょうゆと砂糖で甘辛く煮つけた甘露煮でいただく方法が一般的です。
また、鮒と一緒に育てた米は安全安心な「鮒米」として、関西地域を中心に高い評価を受けています。

改良ブナ

佐久市では、長野県水産試験場佐久支場が育成した、「改良ブナ」と呼ばれる骨の柔らかい丸い体形の食味が優れたフナが主に養殖されています。

長野県水産試験場佐久市場では、3年間育てた親ブナ(卵を産ませるフナ)を毎年5月に販売しています。

佐久市水田ブナ養殖技術研修

佐久市においてフナの養殖に必要な技術を学べる佐久市水田フナ養殖技術研修を実施しています。
研修生の皆様には、飼育期間を通して水田フナ生産活動を一緒に行いながら、実地研修、座学を受けていただいています。

修了証書授与式(12月18日)を実施しました

4月から実施していた水田フナ養殖技術研修を終え、研修生一人ひとりに修了証書が渡されました。

研修生一人ひとりから、きっかけや実際に研修に参加してみての感想、今後について発表しました。

今までお世話になった講師の方々や来賓の方々よりお言葉をいただきました。

4月から9月までのおよそ半年間、講師の方々に様々なお話をお伺いしながら研修を実施してきました。
研修では、実際に自分たちでフナを養殖しながら研修を受けていた研修生が研修で学んだことを実践し、わからないことがあれば講師に相談し、研修生同士で情報交換をしている姿がとても印象的でした。
今年の養殖が上手くいった方もいかなかった方も「来年は!」とフナ養殖に対する意欲がうかがえました。
今回で研修は修了となりましたが、研修生の皆様が今回の研修で学んだことを生かし、よりよい小ブナの養殖ができることを期待しています!
ありがとうございました。お疲れ様でした!

第7回研修(9月1日)を実施しました

第7回の研修では、講師より水揚げの準備等についてお話を伺いました。
小ブナの水揚げは、水田の排水部より水と一緒にフナを落とす必要があり、そのために早くから注水を止め、排水をする必要があることなどについて伺いました。
排水した先には網を張っておき、フナが網にたまるようにし、そこからフナを上げるとのこと。

フナは水が少なくなることと、晴れていれば水温が上がることで、水中の酸素が少なくなり苦しくなるため、徐々に排水部へ集まってくるとのことでした。

研修当日はあいにくの天気と前日の降雨の影響もあり、フナが排水部に集まっている様子や排水部から落ちている様子を見ることはできませんでした。しかし、講師の立派に育ったフナを見た研修生からは歓声があがっていました。
研修生自身のフナもいよいよ水揚げとなり、方法や準備などについて熱心に質問していました。また自身のフナの様子について研修生同士情報交換を行なっていました。
いよいよ自身が手塩にかけて育てたフナがいよいよ水揚げとなる研修生の顔はとても嬉しそうでした!

第6回研修(7月23日)を実施しました

第6回の研修では、市役所南棟の大会議室にて、JA佐久浅間の中山氏と水産試験場佐久支場の熊川支場長よりお話を伺いました。

JA佐久浅間の中山氏より、フナの出荷についてお話しいただきました。
出荷するフナの大きさや出荷前の準備、飼育日誌をしっかりとつけなければならないことなどを伺いました。

水産試験場佐久市場の熊川支場長より、夏場のフナの育成についてお話しいただきました。

夏場の水質管理について、フナの体重増加や水温の上昇により、水中が酸欠状態になりやすく、大量死につながりやすいこと、注水には気を付けることなどの説明を受けました。
また水質の悪化やフナの病気についてもお話しいただきました。

今回は座学でしたが、専門的なお話を伺うことができました。研修生もお話しいただいた内容のほかに、カブトエビやアオサギの対策などについて積極的に質問をしていました。
研修生のフナが水揚げまでの約1か月、無事に大きくなってくれることを願っています!

第5回研修(6月25日)を実施しました。

第5回の研修では講師の水田にてフナの生育状況の確認を行いました。
同じ日にふ化したフナでもすでに大きさに違いが出ていて、現段階で2センチほどのものが出荷時にも良い大きさになるなどの説明を受けました。研修生の中にはまだ1センチほどにしかなっていない方もいましたが、講師より「まだまだ餌が足りていない」とのアドバイスを受けていました。ほかにもオタマジャクシやドジョウがたくさんいて、「オタマジャクシたちに餌をやっているよう」という研修生もいましたが、「オタマジャクシたちにも食べさせるつもりで餌をあげなければ」とのアドバイスも受けていました。

水田では、常に水を出し入れしているが、現状の大きさでは水流に負けて流れていってしまうため、水が出ていく部分には目の細かい網を張っていることも教えていただきました。
網の目はごみなどですぐに詰まってしまうため、1日に3回はごみを取り除かなければならないなどの説明も受けました。
大雨の際に目が詰まったままだと、水があふれてしまうので、その際も注意が必要とのことでした。
研修生も水を落とす際の方法や量などについて熱心に質問していました。

これからの餌についてもお話をお聞きしました。
フナの大きさが小さいときには魚粉の多い餌をあげたほうがよいとのお話を聞き、値段がいろいろある餌の成分を見比べていました。

自らもフナを育てている研修生たちは今回の研修の内容だけでなく、前回の内容をより深く質問したり、さらに先の話を質問したりと熱心さに磨きがかかっていました。
今までは研修生同士の意見交換が主でしたが、今では講師も含めて皆で意見交換をしている姿が印象的です。
自身のフナの様子を話す研修生の顔はとても輝いていました!

第4回研修(5月28日)を実施しました。

第4回の研修では講師の飼養池から水田へ親ブナを移動させる作業を一緒に行いました。
飼養池の水をポンプを用いて徐々に抜いていき、ある程度の水位まで減ったら、親ブナをすくい、重さをはかり、バケツに入れて水田へ移動させました。

水田の産卵池には事前に採取してきた水草が入っており、そこに飼養池から移動してきた親ブナを入れました。
親ブナを入れた後は酸欠にならないように水を少しずつ出し入れしておく必要があることなどの説明を受けました。

重たいバケツからたくさんの親ブナを入れたり出したり、研修生もとても頑張っていました。

親ブナを移動させた後は鳥害対策と餌について、お話をお聞きしました。
講師の水田には鳥害対策として、50センチメートル間隔で縦にジグザグに糸を張っていて、これなら時間はかかるが一人で作業できると教えていただきました。
また孵化したては餌を食べないため、プランクトンをたくさんわかせておく必要があること、大きくなってきたら配合飼料を与え始めることなどのお話をお聞きしました。

数日後に親ブナを自身の水田へ放す研修生は、「最後の確認」と講師の水田をよく観察したり、必要なものの再確認をしていました。またすでに自身の水田で産卵を終えた研修生にどんな様子だったか聞いたり、アドバイスを受けている姿も見られ、改めて研修生のフナ養殖への熱意を感じました!
研修生同士で積極的に情報交換も行なっており、研修で講師の方々から教わったことを実践していることがうかがえました。

第3回研修(5月18日)を実施しました。

第3回の研修では長野県水産試験場佐久支場にうかがい、支場長よりお話をお聞きしました。
以前、水産試験場で育成した「改良ブナ」にギンブナが混ざり、変形してしまったものを再改良して平成27年より配布していること、繁殖期になると体に出る特徴などについてお話しいただき、研修生も熱心に聞いていました。

親ブナの配布の様子を見学し、親ブナの産卵について説明を受けました。
端によせられた網の中からたくさんの親ブナがすくわれる様子を研修生も興味深そうに見ていました。
親ブナを午前中に水田に入れると、翌日の午前中に産卵し、午後に水田に入れると、翌々日の午前中に産卵すること、数回に分けて産卵をするため、3日から4日は水田に入れておき、産卵したら水草などを変えるなどのお話をお聞きし、研修生も産卵までに用意しなければいけないものをお互いに相談していました。

講師の飼養池にもうかがい、産卵池についてお聞きしました。
親ブナを入れる前に、産卵する場所と産卵用の水草などの用意について再度お話しいただきました。鳥獣対策をきちんと行なっていないとどんどん食べられてしまうという話をお聞きし、研修生も対策を考えていました。

日差しも強く、夏のように暑い中の研修でした。研修生から前回の研修の内容も踏まえた質問が聞かれ、研修生のやる気と努力が感じられました。また親ブナの配布の様子を興味深げに見て、いよいよフナを実際に買い始めることに実感がわいたようでした。
親ブナを購入する前から甘露煮の話をするほど、楽しみにしている研修生もいました!

第2回研修会(4月26日)を実施しました。

第2回研修では講師の水田にうかがい、実物を見ながらお話をお聞きしました。
産卵場はパイプ管やネットを利用して組み立てていて、鳥や動物が入り込まないように前面に網を張っていることなどの説明を受け、研修生も熱心に話を聞きます。

水田では通常の水田との違いやアゼガード、産卵のときに使用する水草などについて説明を受けました。現在は卵が孵化した後に食べるエサが水田に発生するように、肥料をまいて土づくりをしている最中との説明を聞き、早速自分の水田でも肥料になるものをまいてみようと研修生も張り切っています。
また大雨や台風の時などは水位が上がりすぎてフナが外に出てしまわないよう注意が必要との説明もあり、毎日の世話を心配する顔も見られました。

近くの水路に移動し、実際の水草(バイカモ)についての説明を受けました。
水草(バイカモ)は水がきれいで、底が砂利や石が多いところに生えるなどの説明を受け、自分たちの家の近くなどにないか、あの川の上流にならありそうだなど、水草を取れそうな場所について意見を出し合っていました。

気温は陽気でしたが、冷たい風が吹く中の研修でしたが、研修中から研修生からは講師が答えきれないくらい積極的に質問が出ていて、活発な意見交換が交わされていました。
研修の最後には今年から親ブナを購入する話にもなり、研修を受けるだけではなく実践したいという、研修生のやる気がとても感じられました!

開会式及び第1回研修会(4月18日)を実施しました。

平成30年度は8名の研修生に参加していただきます。
開会式では講師の皆様にもご参加いただき、参加証の授与を行いました。

第1回研修では、研修生それぞれから研修への思いをお聞きすることができました!
また水産試験場佐久支場の熊川支場長より水田フナ養殖の総論についてお話しいただきました。

お問い合わせ

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電話:0267-62-3203
ファクス:0267-62-2269

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