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令和3年度 SAKU農水産物インフォメーション 5・6月号

更新日:2021年6月15日

SAKU農水産物インフォメーション 5・6月号です。
令和3年度も令和2年度に引き継き、佐久市で栽培・生産されている農産物について、興味を持っていたいただけるように、情報を発信していきます。販売情報等もぜひ、チェックしてください。

佐久市では多くの種類の野菜や果物などの農産物が生産されていて、季節ごとに旬のものがたくさん並びます。
高い晴天率や朝晩の寒暖差、高地による冷涼な気候により、佐久市産の農産物は各地で高い評価を得ています。
そんな全国に誇る佐久市産の農産物の「野菜」「果樹」「水稲」「水産」について、いくつかの品目をピックアップして生育状況などを掲載していきたいと思います。

項目メイン品目
野菜トウモロコシ・カボチャ・ズッキーニ
果樹モモ・ワイン用ブドウ
水産水田フナ

野菜

トウモロコシ

お祭りの定番のひとつでもある「トウモロコシ」。北海道が産地のイメージが強いですが、長野県の高原で作られるトウモロコシは、フルーツのような甘さとみずみずしさで人気です。
佐久市も長野県の主要な産地の1つです。
トウモロコシにはいろんな品種がありますが、主にスイートコーン・ポップコーン・デントコーンなどが有名です。
一般的にみなさんが食べているのはスイートコーンという種類で、甘さやみずみずしさがありますが、乾燥させて焼いても皮が柔らかくポップコーンにはなりません。

6月2日にトウモロコシを育てている農家さんの圃場に伺いました。
4月14日に種が播かれたトウモロコシはだいぶ大きくなっていました。

こちらは、5月27日に播種されたトウモロコシです。
小さい芽が出てきています。
1ヵ月ほどで右上の写真ぐらいの大きさになるのはすごいですね。

7月下旬頃から収穫が始まり、8月から9月上旬が旬になるそうです。
種を播く時期や品種など分けて、収穫時期をずらしていました。
今はまだ、ひざ下ぐらいの大きさですが、収穫の頃になると背丈ほどの大きさに成長するそうです。
成長が楽しみですね。

ズッキーニ

長野県はズッキーニの生産量が全国1番。そして佐久市は長野県で2番目に生産量が多い産地です。
見た目はキュウリのようで、味はナスのような…。でも実はカボチャの仲間です。ペポカボチャの一種です。
生食には不向きですが、イタリアではおなじみの野菜です。
ズッキーニはイタリア語で「小さなカボチャ」という意味です。

6月2日にズッキーニの生産をされている農家さんの圃場に伺いました。
4月に播かれた種はだいぶ大きく育っています。

こちらの農家さんでは、畝の上にワラが敷かれていました。
白い綿状に見えるのは鳥の羽でした。
こちらのワラは鳥小屋に敷かれていたワラとのことで、羽毛や食べ残しの野菜くずなども混じっていました。
雑草の防止や肥料として役割があるそうです。

こちらの圃場では、フェンネルという西洋野菜も栽培されていました。
フェンネルは茴香(ウイキョウ)という漢方の生薬としても知られています。
株元の部分はサラダやスープに使われ、葉はハーブ、種はハーブティーや香辛料、消化不良の生薬に使われるそうです。

カボチャ

ベータカロテンやビタミンB群が多く含まれているかぼちゃ。実は夏野菜。
栄養価が高く、保存性に優れていたため、収穫の少なくなる冬まで保存して食べられるようになったとか。
種類も淡白で粘質な「日本」、甘くて粉質な「西洋」、変わった形や特徴が多い「ペポ」と3種類あります。

5月26日にカボチャを栽培されている農家さんの圃場に伺いました。
ゴールデンウィークも終わり、暖かい日も多くなってきたこの時期はハウスにあった苗の植え付けの真っ只中でした。
マルチが敷かれた畝にカボチャが一列に植わっていました。
かなり間隔が大きく空けられているように感じましたが、1ヶ月ぐらいで一面に蔓がのびて、地面が緑で覆わるそうです。
6月10日ぐらいまでにハウスで育てられた苗を植え付けていくそうです。

4月30日に伺ったときから、カボチャの苗もだいぶ大きくなっていました。
この時期は植え付けや肥料、雑草の管理などやることが多い時期で、この日も1株ごとに液肥の散布を行っていました。

雑草が生えていない綺麗な圃場ですが、トラクターで耕すことで除草をして、カボチャの蔓が伸び始める3週間の間に、雑草が生えないように3回ほど耕すそうです。
雑草が生えていない状態にしておくことで、カボチャの成長の方が雑草よりも早いため、雑草が大きくなりづらいとのことでした。

カボチャの苗はどんどん成長していくため、何もしないといろいろな方向に伸びてしまったり、蔓がいっぱい出てしまいます。
葉っぱが4枚の頃にそれ以上伸びないよう先端の芽をとってしまい、その後に伸びてくる4本ほどの蔓の内2本を残して、伸びてほしい向きに誘引するそうです。

果樹

ワイン用ブドウ

近年、種無しで皮ごと食べられる品種も出てきて人気が出てきているブドウ。長野県は全国で2番目の生産量を誇っています。
中でも「大粒」「皮ごと食べられる」「種無し」である「シャインマスカット」は人気のある品種の1つです。
ところで、「ぶどう」というとデザートとして以外でも思い浮かべるものがありませんか?
そう、「ワイン」です。
ワイン用のブドウの生産量も長野県は全国で2番目です。
ワイン用ブドウの品種には、赤ワイン用の「メルロー」や白ワイン用の「シャルドネ」などがあります。

5月25日にブドウを栽培されている農家さんの圃場に伺いました。
4月20日に伺ったときに比べ、葉っぱも芽吹き一面緑になっていました。
ブドウの木は6月上旬頃に花が咲き、およそ100日後の9月~10月にかけて収穫できるようです。

茶色かった昨年以前の枝から今年の枝である新梢が元気に上に向かって伸びています。
この新梢にブドウの房がなります。
たくさんの新梢が伸びていますが、良いブドウを作るために、左右5本ぐらいずつになるように間引くそうです。
この間引く作業が重要であるとともに大変な作業とのことです。
1本の新梢に2房のブドウをつけるようにしているそうです。

こちらがブドウの房の様子です。
まだ小指ぐらいの大きさですが、これから花が咲き、どんどん大きくなっていくそうです。

ふと、右奥のほうを見ると一部だけ成長が遅いように思えます。
農家さんにお伺いすると、シカに食べられてしまったとのことでした。
シカは若い芽などを食べてしまうそうで、あの辺りは今年の収穫は難しいと嘆いておられました。
今年は、これ以上の被害にあわずに成長していってほしいですね。

モモ

甘くて、みずみずしいモモは人気の果物の1つです。
長野県は全国で3番目の生産量があり、佐久市も有数な産地の一つです。
佐久市は古くからモモの栽培がされており、小諸の三岡地区と佐久市の平根地区(佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」周辺)は桃源郷として親しまれてきました。
モモの品種には「白鳳」や「あかつき」など色々な品種があります。
中には「川中島白桃」や「なつっこ」といった長野県で誕生した品種もあります。

5月28日にモモを栽培されている農家さんの圃場に伺いました。
暖かい日も多くなってきて葉の緑色が濃くなってきました。
今年は春先の冷え込みにより、こちらのモモにも霜の被害が2割ほど出ているそうです。
モモ以外にも、プルーンやリンゴに霜の被害が多く出ているそうです。

左下の写真は摘花をしていない枝の様子です。
自然に受粉した場合、モモはたくさんの実がついてしまいます。
そこで、今の時期に摘果という作業を行い、大きなモモになるように間引く作業を行っています。
摘果の際は、枝の上側についている実や小さい実、丸くて大きな双胚果と思われる果実をとっていくそうです。
一度にたくさん摘果してしまうと、木の負担になってしまうため徐々に数を減らしていき、最終的に2~3本の枝から2~3個のモモをとれるようにするそうです。

右の写真は双胚果と思われる果実です。
双胚果は簡単にいうと、種が2つできてしまう果実のことです。
一見、丸くて大きな果実で良い果実ができそうな気がします。

2つに割ってみると、半透明な種ができる部分が2つあります。
モモが大きくなると堅い種になり、中でぶつかりあって種が割れてしまうそうです。
割れてしまうと成長の途中で落ちてしまったり、果実の中で傷んでしまうことが多く商品にはならないそうです。
通常の果実は左右非対称なので、双胚果を見分けるポイントは左右対称の果実とのことです。
まだ、親指ほどの果実ですがこれからどんどん成長していくそうですので楽しみですね。

水産

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