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SAKU農水産物インフォメーション【9月】~地産地消~

更新日:2020年10月21日

9月に入り、急に過ごしやすくなった?と思ったら、引き続き蒸し暑い日が続いていますね…。熱中症もですが、突然の大雨や雷の事故も発生しておりますので、十分ご注意ください。

SAKU農水産物インフォメーション 9月号更新です!
取材に行けたところから更新していきますので、気長にお待ちください…。(9月は頑張ります…)
まだまだ多くの農産物が販売されています。ぜひ販売情報もぜひチェックしてください!
「天高く馬肥ゆる秋」なんていいますが、そうです!「食欲の秋」です!「地産地消」で地元のものをおいしく食べましょう!

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佐久市では多くの種類の野菜や果物などの農産物が生産されていて、季節ごとに旬のものがたくさん並びます。
高い晴天率や朝晩の寒暖差、高地による冷涼な気候により、佐久市産の農産物は各地で高い評価を得ています。
そんな全国に誇る佐久市産の農産物の「野菜」「果樹」「水稲」「水産」について、いくつかの品目をピックアップして生育状況などを掲載していきたいと思います!

項目メイン品目
野菜葉物野菜(レタス・キャベツ等)・ミニトマト・ズッキーニ
果樹りんご(シナノスイート)・プルーン(サンプルーン)
水稲
水産水田フナ

なお、収穫まで取材が終了したものは、掲載終了となりますので、ご了承ください。

野菜

ハクサイ

寒くなってきたらお鍋。お鍋と言ったら「ハクサイ」!キムチやお漬物などでも大活躍です。
結球するものしないもの、細長型やタケノコ型、芯が白か黄色か…などなど、実は様々な種類があり、品種は500品種以上だとか!
ちなみにハクサイの芯にたまにある黒い点々はポリフェノールによるもので、カビや病気ではありません。

あっという間に成長しました

9月24日にハクサイ農家さんの畑にお伺いしました。
おおお?ここは先月植えたばかりのところですか?
あっという間に大きくなっています!びっくり!
きっとその辺が植えつけさせてもらったところかしら…。

5センチほどだった苗も今では30センチほどに成長しています。
ハクサイも「鬼葉(外側の大きな葉)」を大きくすることが大事だそうです。(外の葉で栄養を作るのです。)
ちなみに葉っぱの裏はとげとげしていました。同じアブラナ科のキャベツはトゲなかったのに…痛い…。

高さはありますが、中はこれから巻くところです!
虫が入ってしまわないよう注意します。
ここでしっかり巻くと、どんどん中が巻いて大きく成長していきます。

ハクサイ畑のアップの写真
レタスやキャベツとは違う緑がとてもきれいです

植え付けをしています

8月20日にハクサイ農家さんの畑にお邪魔しました。(9月更新になってしまいすみません…)
これからマルチの穴の中へ苗を植え付けていきます。

ちなみにこちらは丸まったセルトレー。農家さんの必殺技です。
持ち運びやすく、苗も抜きやすいので、作業するにはもってこいでした!

セルトレーから苗を抜くとこんな感じです。根元をもって引き抜くときれいにすぽんと抜けます!

抜いた苗をマルチの穴の部分に入れて、軽く株本をキュッと抑えて植え付け完了です。
この小さな苗があの大きなハクサイになるなんて、わくわくします!

農家さんが植え付けている写真
天気の良い日の植え付けでした

ミニトマト

ミニトマトは家庭菜園でも人気の野菜。
ビタミンCやカロテンなどの栄養素を含み、サラダなどに色味を添えてくれます。最近では変わった色のものが販売されていますね。
佐久市のミニトマトの生産量は長野県ナンバーワン!
ミニトマトは実は品種名ではなく、5グラムから30グラムの小さなトマトを総称した呼び方なんだそうです。

出荷作業を見せていただきました

9月1日にミニトマト農家さんに伺いました。
ミニトマトの出荷をするための作業をしています。まずは人の手で、ヘタがとれていたり割れているものを選別します。
視界が真っ赤で目がチカチカします…。

続いて、機械で大きさで選別していきます。
上からコロコロとミニトマトが転がって、穴の開いたローラーの上を通り、小さいものは最初のほうに、大きいものは最後に穴へ落ちて、サイズ別に箱へ分けられます。

サイズ別に分けられたミニトマトは作業台の上へ広げられます。
作業台の手前には穴が開いていますね。
何のためでしょうか?

手前の穴は下に出荷用の箱をセットするための穴でした!
ここにコロコロを優しくミニトマトを入れていきます。なんだか楽しそう…。

箱に詰めたら、重さを測り、箱に封をして完成です!
選別から出荷までこんな流れなんですね。
ヘタが取れてしまわないよう、傷がつかないよう、大事にミニトマトを扱っていました。

ミニトマトの写真
とっても美味しいミニトマト、皆さんのもとへ!!

キャベツ

生食だけでなく、煮る・炒めるとどんな調理にでも対応するキャベツ。
アブラナ科のため、放っておくと菜の花のような花が咲きます。
暑さに弱く、冷涼な気候を好みます。こちらも佐久市にぴったりですね。
キャベツには様々な栄養素が含まれていますが、ビタミンU(キャベジン)と呼ばれるキャベツから発見されたキャベツ特有の健康成分もあるんですよ!

レタス

シャキシャキとした歯ごたえとさわやかな風味が魅力の「レタス」。サラダなどの生食には欠かせません!
レタスは結球する玉レタスやリーフレタスなど様々な種類がある野菜です。涼しい場所での栽培が適しているため、冷涼な気候の佐久市はうってつけですね。
生育がよく、初心者でも育てやすいそうです。ちなみにレタスはキク科です。知らなかった…。

ズッキーニ

長野県はズッキーニの生産が全国トップ!そして佐久市は長野県でナンバー2!
見た目はキュウリのようで、味はナスのような…。でも実はカボチャの仲間なんです!ペポカボチャの一種です!
生食には不向きですが、イタリアではおなじみの野菜です。
ズッキーニってイタリア語で「小さなカボチャ」って意味なんですって。

果樹

りんご(シナノスイート)

果物といえば「りんご」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
赤くて丸いかわいらしい姿に、食べれば酸味と甘味、そしてしゃりしゃりの食感!あぁ、食べたくなる…。
品種も多様にあり、最近でもどんどん新しい品種が誕生しています。
その中でも「シナノスイート」は長野県を代表する品種です。

取材中…しばらくお待ちください…

プルーン(サンプルーン)

佐久市の特産「プルーン」!もちろん生で食べます!なめらかな食感とみずみずしさがたまりません。
多様な品種があり、味も大きさもさまざま!甘味と酸味のバランスは好みがわかれるところかと思います…。
出荷の時期もさまざまなので、ぜひ食べ比べを!
一番有名な品種は「サンプルーン」ですね。

収穫を行っています!

9月17日にプルーン農家さんの畑に伺いました。
いよいよ「サンプルーン」の収穫時期です!小さかった実もこんなに大きくなりました!ブルームをしっかりまとっている姿がいいですね。
ちなみに「ブルーム」とはプルーンが自らを守るために実にまとわせているもののことなので、食べても害はありません。
むしろブルームがある方が新鮮です!

5センチから6センチくらいの大きさで、お尻が細い形が特徴的ですね。
6月頃の平べったい形からここまで丸く大きくなりました。

割ってみると中はきれいな飴色です!おいしそう…。
熟すと食感は柔らかくなり、酸味としっかりとした甘みのある味になります。
実が硬いうちは中も黄緑色で酸味が強く感じられます。
プルーンは追熟しますので、好みの硬さや甘さを探してみてください!

収穫されたプルーンは大事に箱詰めされて出荷や配達をされます。
一つ一つ丁寧に作業されている農家さんは「サンプルーンは佐久が発祥だから、美味しい時期に美味しいタイミングで食べてもらいたい」とおっしゃっていました。

この時期になるとプルーンの木にはシートがかけられます。
この時期といえば…そう、雨です。
プルーンの実に雨が当たると実が割れてしまうとのことで、雨から実を守っています。
シートかけも一苦労ですね…。

プルーンの実の写真
いってらっしゃい!

水稲

お米

私たちの主食といえば「お米」ですね。
水稲は日本で一番行われている農業ではないでしょうか。日本のお米の自給率はなんと97パーセント!
田植えや稲刈りを経験したことがある方もたくさんいらっしゃると思います。
お米は品種だけでなく、育った地域のブランドなどもあり、種類は数え切れないほどです。

もうすぐ収穫です

9月23日に米農家さんの水田にお伺いしました。
きれいに色づいていますね!
この時期の水田地帯は一面黄色に染まっていて、風景がとてもきれいですよね!!私の好きな季節です。
収穫前には「落水(田んぼに張っていた水をすべて抜く)」をします。
早いとお米が熟しきれず、遅いとお米が熟しすぎてしまうので、こちらもタイミングが大事です。

稲の写真
実るほど こうべを垂れる 稲穂かな

水産

水田フナ

佐久市の秋の風物詩といえば「水田フナ」ですね!
古くから水田で養殖されてきたフナですが、佐久市では水田養殖用に改良をした「改良ブナ」を養殖しています。
お腹が真ん丸なのが特徴です!
販売方法も特徴的で、生きたまま水と酸素の入った袋で売っています。初めて見る人はびっくりしますよね。

いよいよ水揚げです!

8月29日にフナを飼っている農家さんの水田で水揚げが行われました!
とっても暑かった!

水田の排水口には小ブナが逃げてしまわないように普段は網が張ってありますが、それを取って、水と一緒に排水口から小ブナを「落とします」。

え!水と一緒に流れちゃうんじゃないの?
ご心配なく!こちらは排水口の先に水がたまるところがあり、そちらに網を張って小ブナが落ちてくるのを待ち構えています。一網打尽です。
小ブナの収穫はこのようにして行われます。

網の中に落ちた小ブナを見せていただきました。
良い大きさの小ブナがたくさん!元気にぴちぴちとはねていました。

小ブナの甘露煮の写真
各家庭でおいしい甘露煮になります!

小ブナの出荷作業は真夜中から!

9月4日にJA佐久浅間 さく南部営農センターにて小ブナの出荷作業が行われました。
作業は辺りがまだ真っ暗な真夜中から始まります。とっても眠かった…。

まずは各農家さんから集めた小ブナをはかりで1キロごと測ります。

測った小ブナは水と一緒に袋に詰められます。
こ、この袋は!佐久市民にはお馴染みの小ブナ用の細長い袋ですね。

袋に詰められた小ブナはこのままでは弱ってしまいます。
そこで!この袋に酸素を詰めていきます!だから袋はパンパンに膨らんでいるんですね。
これで元気な小ブナを元気なまま、みなさんのもとへお届けできます。

酸素を詰めたものはすぐに袋の口をねじって、ゴムできつく縛ります。
こうしてしっかり縛ることで酸素が抜けてしまうのを防ぎます。
この作業が結構大変のようで、大量の袋を縛るため、指が切れてしまうそうです…痛い…。

1キロの小ブナが入った袋はケースに詰められて、集荷場へ運ばれます。
重さを測ってからこの状態になるまであっという間でした!
毎年行われている作業ということで、皆さんもとても慣れた様子で作業されていました。

小ブナの写真
みんなこっち見ている気がする…

なお、今年は小ブナの水揚げ量が例年に比べて非常に少なくなっています。お買い求めいただけない場合もございますが、ご了承願います。

佐久市の秋の風物詩の小ブナは、産卵から水揚げまでの約100日間、世話を欠かすことができないうえに、目に見えない水産物のため数の把握もできず、生産が難しい特産物です。
そんな中、フナ農家さんが手塩にかけて丹精込めて育てた小ブナですので、ぜひそんな農家さんの苦労も思いながら食べていただけたらと思います!

販売情報(9月25日)

各販売所では様々な野菜が販売されています。今の時期はたくさんの果物も並んでいます!
まん丸のプルーンにぱつぱつのりんご…あぁ…美味しそう!
地元の農家の皆さんが手塩にかけて育てた農産物を、ぜひお買い求めください!(3密にはご注意ください。)

販売店名 住所 電話番号 店舗写真
JAファーム さわやかグリーンセンター 佐久市猿久保27-1 0267-66-3300

JAファームの写真


道の駅 ヘルシーテラス佐久南 佐久市伴野7-1 0267-78-3383

ヘルシーテラスの写真


しらかば店 望月の里(JAしらかば店生産直売所) 佐久市協和2356-1 0267-51-1177

JAしらかば店の写真


そのほかの販売所の情報については、下記リンクの「マルシェ・佐久」の中の「地産地消の店」をご覧ください!
新規ウインドウで開きます。マルシェ・佐久 ホームページ

お問い合わせ

経済部 農政課
電話:0267-62-3203
ファックス:0267-62-2269

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