SAKUフラワーインフォメーション【2月】~おうちに花を飾りましょう~
更新日:2021年3月15日
フラワーインフォメーション、2月号更新です!
グッと寒い日もあれば、春の陽気を感じるような日も出てきました。春の訪れを待つ季節、体調管理にも気を付けてください。花粉もやってきます!…っくしゅん
1月の更新がなくて、楽しみにしていただいた方々には大変申し訳ありません。2月は元気に更新します!
2月に入り、今年の出荷への準備が着々と進んでおります。すでに戦いは始まっています…!
直売所でも少しお花が販売されています!春待つ季節に一足早く、お花を飾って春を待ちませんか?
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アルストロメリアがたくさん販売されています!
今が時期となっているアルストロメリア。
コロナの影響により消費が落ち込んでいます。ぜひ直売所などで見かけた際は、お手にとっていただければ幸いです!
佐久市内では多くの花きが生産されています。キクやカーネーションやトルコギキョウなど、お店でよく見かけるものが多く、みなさんにもなじみがあるのではないでしょうか。お店に並んでいる期間も長く、色や種類も多いこれらの花きですが…
切り花をお店で購入することはあっても、畑で育っている姿を見ることってあまりないと思いませんか?
ということで!農家さんの畑にお邪魔して実際に栽培している様子を取材したいと思います!
4月から掲載を開始しますので、植え付けから…とはいかないのですが、月に一度のペースで一年間更新していく予定です。
ぜひご覧いただき、佐久市産の花きについて知っていただけたら幸いです。
トルコギキョウ
トルコギキョウは初夏から秋にかけて咲くフリルの美しい、多彩な花色のある花きです。華やかな雰囲気から人気が高く、長野県は全国一の産地です。
名前から「トルコのキキョウ科の花」と思いがちですが、実は原産国は「北アメリカ」で「リンドウ科」なのです。名前のイメージと全く違いますね。トルコの名がついた理由には諸説あるようです。
日本に導入された当初は、紫色の一重の原種だったそうです。品種改良を重ねたことで、今のように色とりどりで八重咲きのものができました。
「ユーストマ(学名:Eustoma grandiflorum)」や「リシアンサス」とも呼ばれています。通っぽいですね。
取材中…お待ちください…
カーネーション
「母の日」といえば「カーネーション」というくらい、私たちにはなじみの深いカーネーション。
長野県は全国シェアナンバー1です!
1本に一輪咲く「スタンダード」と、1本に複数花が咲く「スプレー」があります。スタンダードは花が大きく存在感があり、スプレーになると少し小ぶりになりますが、複数咲いていて華やかです。
花持ちがよく、比較的長く楽しむことができるので、おうちでも手軽に飾れるお花です。
選定作業中です
2月17日にカーネーション農家さんのハウスに伺いました。
すでに植え付けされたハウスにはトンネルがかかっていました。苗の様子はどうなっているのでしょうか。
ちょっと成長しています!
こちらは1月に植えた苗ですが、12月号の苗の写真と比べて、茎が伸びているのがわかります。
今は一本シャキーンと伸びていますが、これを4本仕立てにするために、一番先端を取り除いていきます。
こちらが先端を取り除いた苗。
各段の葉の付け根からわき芽が出るので、4本仕立てにするためには下から4つ残して、先端を取ります。
カーネーションは1段に2本一直線に葉が出て、段ごと90度回転していきます。縦、横、縦、横…と段を数えます。
あ、わき芽が出ていますね!
こちらは12月に植え付けた苗です。
先に選定作業をしていたので、4本になっています!これがどんどんと成長して、夏のあの姿になっていきます。
今から楽しみですね!
今はひたすら先端の芽を取り除いたり、わき芽の整理をしたり、小さな雑草を取り除いたり…細かな作業が続いています。
はじめのうちにきちんと作業をしておくことで、あとあと大変にならないように、計画的に作業を行っていきます。
カーネーションは細い葉がたくさん出ているので、目がチカチカして数を数えるのが大変でした…。
ハウス内は土を起こしなおしたり、ベッドを作り替えたり、新しい苗を植えたりと転換期です。
つまり新しい試みをするチャンス。
取材させていただいている農家さんでは、土づくりを工夫してみたり、ベッドの高さを変えてみたりといろいろなことに挑戦していました。
結果がどうなるのかなカーネーションに聞いてみないとわかりません。
今年の収穫時期が楽しみです!
ちなみにこちらは冬咲きに成功したカーネーションです!
試行錯誤の末、今年はきれいに咲いてくれたとのこと!
夏のものと変わらず、とてもきれいな色で咲いていますね。
こちらは直売所などで販売しているそうですよ!
これからが本番
キク
キクは「伝統的な日本の花」という印象がありますが、実は原産は中国です。美しい見た目から高貴な人々に愛されてきたキクも江戸時代ごろから庶民にも普及し、品種改良が進められました。
日本で作られた品種を「和菊」、ヨーロッパで作られた品種を「洋菊」と呼んでいます。
仏花のイメージの強いキクですが、多様な洋菊の登場により様々な場面で利用されるようになりました!
また1本の菊から多数の花を咲かせる高い技術を必要とする「多輪咲」というものもあり、アートとして注目されています。
新しい芽が育っています
2月19日にキク農家さんの畑にお伺いしました。
小さい芽がびっしり!挿し芽をしたハウスです。
土が乾いたら水やりをして、しっかり根を張らせます。
こちらは一番最初の芽をとって、わき芽を出しているところです。
小さい芽が見えますね。こちらは暖かくなったら畑へ移し、出荷のために大きくする予定です。
とてもたくさんあって、移すときは大変そう…。
まだ暖かいハウスの中で過ごします
おまけ
トルコギキョウ、カーネーション、キクの農家さんにお話を伺いましたが、それ以外の花きについてもお話を伺うことができたものを紹介します!
アルストロメリア
エキゾチックな雰囲気漂う「アルストロメリア」。和名は「ユリズイセン」です。
花びらの斑点を「スポット」と呼びますが、お好みでない方用に、スポットレスの品種もあります。もうほとんど見た目はユリかスイセン。
生産量は長野県が日本一!県内では佐久市もおもな産地の一つです。
実はアルストロメリアの葉はなぜか生え際からぐるりと180度回転していて、私たちが見ているのは葉の「裏側」なのです。
なんだかおなかを見せるワンちゃんみたい!
販売情報(2月19日)
アルストロメリアだけでなく、カーネーションも販売しています。
寒い時期ですので、夏よりも手入れに手間がかからず長く花を楽しむことができます。ちょっとうっかり!も冬なら許されます。
お花を飾って、乾燥気味の空気に潤いを、ついでに心にも潤いを!
店舗名 | 住所 | 電話番号 | 店舗写真 |
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JAファーム さわやかグリーンセンター | 佐久市猿久保27-1 | 0267-66-3300 | |
道の駅 ヘルシーテラス佐久南 | 佐久市伴野7-1 | 0267-78-3383 |
