人口
4市町村の概要
面積・人口・世帯の状況(平成12年国勢調査)
市町村名
佐久市
臼田町
浅科村
望月町
合計
面積(Km2)
192.62
83.21
19.52
128.64
423.99
人口総数(人)
66,875
15,962
6,504
10,675
100,016
世帯数(戸)
23,197
5,262
2,035
3,342
33,836
人口密度(人/Km2当)
347.2
191.8
333.2
83.0
235.9
H15.11.1現在調査人口(人)
68,428
15,706
6,433
10,437
101,004
人口の増減
1,553
△256
△71
△238
988
佐久市

佐久市は、本州のほぼ中央にあり、長野県における首都圏への玄関口に位置しています。標高は692mで県下四つの平の一つ、佐久平の中央に位置する高原都市です。 北には浅間山を望み、南に八ヶ岳、蓼科山、東は妙義荒船佐久高原国定公園をもって群馬県に接し、西に北アルプスを望むことができます。また、千曲川が、滑津川、湯川などの支流を集め、市の中央部を南北に貫流し、肥沃な耕地を形成しています。 市域は、東西28.3km、南北22.7kmで、面積192.62平方kmです

佐久市と静岡県清水市を2時間弱で結ぶとともに、上信越自動車道を経由して新潟県上越市を結ぶ高速道路です。また、東名・中央・上信越・北陸の各自動車道と連結します。 この150qの予定路線のうち、平成10年4月に、佐久ジャンクションから佐久南インターチェンジ間7.8kmに施行命令が出され、同年12月には、佐久南インターチェンジから八千穂インターチェンジ間が整備計画区間に決定しました。

◇ 工業 ◇
主力産業は、電機・機械を中心としたハイテク産業です。三河田・長土呂・西屋敷・小田井・岸野の5工業団地には、TDK鰍はじめ優良企業が立地しています。また、浅間テクノポリス開発計画の中核である佐久リサーチパーク(44.1ha)は、研究開発型の工業団地として自然環境豊かな丘陵地帯に位置しており、現在、分譲中です。
◇ 商業・サービス業 ◇ 市内には、岩村田・中込原・中込・野沢の4地域に商店街があります。これまでに、防災街区造成事業や土地区画整理事業にあわせて商店の近代化が図られ、特色ある街づくりが進められてきました。近年は、郊外に大型量販店の進出により、4つの商店街は次第につながって、南北に連続した活気ある街が形成されつつあります。佐久I.C近くに、佐久流通業務団地(面積17ha)を整備し、青果・水産等市場6社をはじめ卸売の事業所が入居しています。流通業務団地は、引き続き区画の分譲をしています。
◇ 農林水産業 ◇ 肥沃な大地と豊かな水、好適な気候に恵まれた当市は、生鮮農産物の総合供給基地として重要な役割を果たしています。中でも良質米で知られる佐久の米は、水田養鯉と相まって低農薬で安全な米として、ますますその評価が高まっています。また、リンゴ・モモ・プルーンなど果樹を始め、レタス・キャベツ・白菜などの野菜や菊・カーネーションなど花卉栽培も盛んです。 水産業では、市魚としての佐久鯉やフナ・ニジマス・アユなどの既存魚種に加え、食味の良い新種のシナノユキマスの養殖が行われています。しかし、農業就業人口は、他産業へのシフトによって年々減少を続けています

 

教育
幼児教育 幼稚園(私立3)・保育所(市立11・私立5) 義務教育 小学校(市立10)・中学校(市立4・私立1)
高等教育 高等学校 県立 北佐久農業高等高校・岩村田高等学校・ 野沢北高等学校・野沢南高等学校 私立 佐久長聖高等学校・地球環境高等学校 大学 私立 信州短期大学
ふるさと創生人材育成事業 青少年の国内外の研修事業として、平成2年度から中学1、2年生を対象に、静岡市と友好都市清水市との共催で少年洋上セミナー事業を実施。また、国際性豊かな人材の育成を図るため、平成3年度から中学3年生を対象に、アメリカ西海岸にホームステイをする中学生海外派遣事業を実施しています

歴史
「佐久」の名が初めて記録に現れるのは、1500余年前に編さんされた、我が国六国史の一つに数えられる「三代実録」に書見される。次いで後醍醐天皇の時代にできた延喜式中にも記されている。有史以前の石器使用民俗を実証する数々の遺跡も発掘され、縄文時代以後の遺跡は市内いたるところに散在している。 平安末期から鎌倉時代にかけて大井庄、伴野庄、平賀庄などの荘園の繁栄がみられる。応仁の乱後、更埴地方に勃興した村上氏の治下に入ったが後に、甲斐武田氏の支配下となった。やがて徳川幕府となって、天領、私領がさくそうし、変遷は複雑をきわめている。 明治4年筑摩・長野の2県となり、佐久は長野県管轄となった。佐久支庁を岩村田に置き佐久郡を管轄した。明治9年に2県は合併され長野県となり、佐久支庁を廃し佐久取締所とする。同年12月佐久取締所を廃し佐久郡を二分し、それぞれの取締所が岩村田と臼田(現臼田町)におかれ、佐久市が越郡合併(昭和36年4月1日北佐久郡浅間町、東村、南佐久郡野沢町、中込町の合併により市制施行)する前の姿がここにできあがった。

医療・保健・福祉
◇ 医療 ◇
市内医療施設は、平成13年度現在、病院3(市立病院1)、一般診療所35、歯科診療所29となっています。
◇ 保健 ◇
”自分の健康は自分でつくる”を理念にさまざまな保健予防活動を進めており、昭和61年度には保健センターを建設、平成4年には健康管理総合データバンク事業(コンピュータ)を導入し、市民の保健予防に取り組んでいます。 また、総合的な健康づくりを進めるため「佐久市保健計画」を策定し、健康都市の実現をめざしています。
◇ 福祉 ◇
21世紀初頭には超高齢化社会が予想されることから、平成2年に「高齢者福祉基本計画」を策定し、人生80歳時代に対応した”健康と生きがいをつくる福祉生活都市”の実現をめざしています。

姉妹・友好都市
◇ フランス アバロン市 ◇
パリの南東、約230キロ。世界一のワインの産地として知られるブルゴーニュ地方の歴史のある田園都市です。このアバロン市とは昭和51年7月に姉妹都市の盟約を結びました。以来お互いの親善訪問、また今日では産業フェアにも参加するなど、交流を深めています。
◇ 秋田県 矢島町 ◇
昔、佐久からこの地へ移住した人々がいました。今日の矢島町の先祖に当たる人達です。これが縁でお互いに郷土史研究会などの交流が広がり、昭和63年に友好関係を結びました。文化祭・産業フェアをはじめ、各種団体などによる交流を深めています。
◇ 静岡県 清水市 ◇
天然の良港を有し、富士の景観が美しい清水市。清水市との交流は古く、昭和44年、双方の青年学級同士が交流を始めたのがきっかけで、交流の輪が広がっています。この間48年からは佐久市工業展に「清水市の物産と観光展」を併催して、新鮮な海産物を産地直送。多くの市民に親しまれています。
◇ 東京都 神津島村 ◇
富士箱根伊豆国立公園に属する伊豆諸島のほぼ中間に位置する同島は、海水浴やマリンスポーツのメッカとして多くの観光客が訪れています。佐久市とは歴史的につながりがあると言われ、昭和52年から交流が始まり、平成6年に友好関係を結びました。

臼田町

町の概要
臼田町は長野県の東部に位置し、北に浅間山、南に八ヶ岳を望み、町の中央を旅情豊かな千曲川が流れ、素晴らしい自然と緑に囲まれた町です。人口は16,000人、世帯数は5,200戸ほどの小さな町ですが、農村医学のメッカとして世界的に有名な佐久総合病院や数多くの福祉施設を備え「福祉と医療の町」として発展してきました。  近年は、星形の五稜郭とともに、文部省宇宙科学研究所のパラボラアンテナの開設や、うすだスタードームのオープンで「星の町うすだ」として歩んでいます。

銀河連邦は、宇宙への限りないロマンを秘めて、北は秋田県から南は鹿児島県まで、文部科学省宇宙科学研究所の施設がある2市3町が握手して、昭和62年11月に誕生しました。 ※平成13年11月、三陸町が大船渡市と合併、現在は3市2町  現在は、子ども交流を始め、物産・文化・女性・スポーツなどの広範な交流を通じて友好のきずなを深めています。

銀河連邦各共和国の紹介
サンリク・オオフナト共和国
人口:約45,000人  面積323.19平方キロメートル (岩手県大船渡市)   岩手県南東部に位置するこの国の自慢は、温暖な気候と変化に富んだ豊かな自然。国の80%が山林にも かかわらず、産業の中心はやはり「海」。「海のアルプス」の名にふさわしい国立公園陸中海岸のリアス式海岸 の勇姿。アワビ、ウニ、サケ、わかめ、貝工芸品など、国の特産物が示すとおり、太平洋に面した沖合いは、暖 流と寒流が交差する海域のため魚にも恵まれ、日本3大魚場のひとつとしても有名です。 三陸大気球観測所(昭和45年開設) 科学観測用の気球の飛場実験場。気球追跡、気球との 送受信施設などがあります。

ノシロ共和国
人口:約55,000人  面積246.33平方キロメートル (秋田県能代市)  豊かな流れをたたえる米代川の河口に位置したこの国は、県北を代表する中心都市です。  港湾整備と火力発電所の建設がすすむ国内は、秋田杉を使用した木工業の地として有名です。また、すばら しい自然、特に日本海につながる延々14キロメートル、約700万本の黒松砂防林「風の松原」は、4つの自然 百選に選ばれています。能代ロケット実験場(昭和37年開設)ロケットの飛翔に先立ち固体モータの地上燃焼 実験と液体エンジン基礎実験のための施設。

サガミハラ共和国
人口:約610,000人  面積90.77平方キロメートル (神奈川県相模原市) 四季折々の表情を色濃く残す相模川と相模野の広い台地に象徴されるこの国は、神奈川県の北部に位置 しています。都心まで40キロメートルという恵まれた立地を活かし、県内でも有数の工業都市として、また、緑 豊かな住宅都市として成長を続けています。相模原キャンパス(昭和58年開設) 飛翔体環境・構造機能等の試験を行う施設。全国の宇宙科学研究所施設の中核となっています。

ウチノウラ共和国
人口:約5,000人  面積180.42平方キロメートル (鹿児島県内之浦町)  大隈半島の東部に位置する温暖多湿の亜熱帯地域に属するウチノウラ共和国。共和国面積の61%を占める 国有林。産業の中心は、農林業で特に名産の「キヌサヤエンドウ」は日本一と市場でも高い評価を得ています。 また、ポンカン、インゲンの作物栽培も順調にすすみ、高い収穫をあげています。鹿児島宇宙空間観測所(昭和37年開設)観測ロケット及び科学衛星の打ち上げ、追跡、データ取得のための実験場。

友好都市

愛知県岡崎市
臼田町にある龍岡城五稜郭を築いた「松平乗謨公(後の大給恒)」に係る歴史的由緒により、 昭和58年7月「ゆかりのまち」として提携しました。

北海道函館市
日本に二つしかない星型洋式城郭、五稜郭を持つ縁で交流が始まり、平成10年10月「五稜郭 ゆかりのまち」協定を結びました

愛媛県津島町
それぞれの町にある企業が取り持つ縁で、「小さなふるさと大使交流」という名称で、小学生の 交流が行われています。

佐賀県川副町
大給恒と佐野常民(佐賀藩出身)が博愛社(のちの日本赤十字社)を創設した縁により交流を始める。

浅科村

村の概要  
浅科村は長野県の東部佐久平のほぼ中央に位置し、北に浅間山、南に蓼科山の雄姿を望み村内の東側に千曲川の清流が南北に流れる県下の村では面積が一番小さい村です。  村内には、旧中山道23番目千曲川川越しの宿として栄えた塩名田宿跡、皇女和宮が降嫁の折りに宿泊した24番目の宿場八幡宿跡があります。  また、戦の神として祭られた八幡神社の境内には国指定重要文化財「高良社」があり、今なお残る文化遺産は、多くの人々の心をとらえるとともに、村の歴史を物語ってくれます。  当村は水稲を主体とした農業の発展により、集落が点在し形成されています。江戸時代市川五郎兵衛が蓼科山を源水とする河川から切り開いた用水路は現在でも水田を潤し、そこで収穫された米は全国でも屈指の良質米として高く評価されています。  浅科村は歴史と文化・環境と生活が調和し「美しい自然と人とがふれあう田園情緒豊かな村づくり」を目指し躍進しています。

<地    形>
東西5km・南北6.5km、周囲をゆるやかな丘陵 に囲まれ、河岸段丘上に集落・農地が形成されている。
<標    高> 610m〜830m
<面    積> 19.52平方q
<気    候> 年平均気温12.5℃(平成11年) 【最高月平均気温20.0℃ 最低月平均気 温6.7℃】
<年間降水量> 900mm(平成11年)

望月町

望月町の概要
望月町は、長野県の東部、北佐久郡の南西部に位置し、南方に望む蓼科山の裾野に広がるゆるやかな山麓丘陵地帯に広がっています。東西9.6km、南北22kmの紡錘形で、面積は128.64平方キロメートル。海抜は平坦部の600mから蓼科山頂付近では2,200mにも及んでいます。 町の中央部を南北に貫流しているのは鹿曲川。途中春日地区で細小路川、そして望月地区で八丁地川を従え、北御牧村を経て千曲川に注いでいます。一方、町の東には布施川が流れ、浅科村を通って小諸市でやはり千曲川に合流しています。これら4河川の流域を中心に、耕地や住居が形成されています。 町は、東に佐久市・臼田町・浅科村、西に立科町、南に茅野市、北に北御牧村と6市町村に隣接し、それぞれ密接な関係が結ばれています。

位置 (役場)

北緯 36°15’ 41” 東経 138°21’ 56” 標高 680m (役場) 面積 128.64Ku 広がり 東西 9.6km 南北 22km