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平成24年度佐久市施策報告会「東京モーニング」 ー当日の発言要旨ー

更新日:2015年2月2日

 平成24年4月24日 都市センターホテル会議室

 午前7時30分~午前10時00分

東京モーニング意見及び提言交換【当日の発言要旨】

総務部長:
 これより意見及び提言交換に入らせていただきます。ご意見、ご提言等ございましたらお願いいたします。

発言者1:
 先日、映画の「はやぶさ」を見ました。私は技術者であり、技術を志すものとして非常に感動いたしました。その映画「はやぶさ」の最初に出てきたのは、臼田の宇宙空間観測所であります。
 佐久は自然豊かなところでありますが、あの観測所が臼田に出来た理由は電波ノイズが最低であるからだと聞いております。自然とともに電波ノイズからの保護につきましても、市として取り組んでいただけたらと提言いたします。将来的に科学技術の都市「佐久」というところに発展していただけたらと思います。
 次に御礼でございます。
 先日、所用で伺いました佐久市役所の2階ホールで鞄の中を整理しておりました時に、現金や通帳が入っていたポーチを置き忘れてしまいました。佐久平駅で気が付いて、佐久市役所の管財課に電話をかけましたところ、十数分のうちに「(ポーチが)ありましたよ。」と連絡がありました。
 お聞きしましたら、すぐに職員の方が2階ホールまで探しに行ってくれたとのことでした。このような職員の方の謙虚でさりげない対応は、佐久の方の人間性を表しているのではないかと思いました。
 日頃からのご指導が徹底されている良い市役所であると感じました。ありがとうございました。

総務部長:
 ありがとうございました。貴重な提言と職員への対応についての評価をいただき、改めて感謝を申しあげます。それでは、次の意見・提言がございましたらお願いします。

発言者2:
 佐久市には若い方がたくさんいるということですが、やはり少子高齢化の進行は佐久市も例外ではなく全国的な問題であります。これから5年、10年、20年と進んで行った時には、相当な少子高齢化が進行していくことになると思います。
 そこで、ひとつの考え方として、少子高齢化に対応して高齢者の皆さんがひとつにまとまって住んでいただけるようなマンションみたいなものができないかという提言をしたいと思います。
 富山にもそうした例があるとも聞いておりますが、これからは歩いて病院や買い物にも行けないという方々が出てくると思います。そういう方のために高齢者の方にはひとつのところに来ていただいて、例えば新幹線佐久平駅周辺などにそうした施設をつくることで、交流人口の創出にも繋がってくるのではないかと考えています。
 佐久市は佐久地域の中心的な市でありますから、他の地域の方は住みたいと思うでしょうし、都会の皆さんは「故郷に帰って住みたいが、今までの都市基盤では住めない。」という方もいらっしゃると思いますので、こうした提言をいたしましたがいかがでしょうか。

市長:
 貴重なご提言をいただきありがとうございました。
 少し佐久市の状況をお話させていただきますと、現在、佐久平駅周辺に平成27年4月1日開校予定で新しい小学校の建設を進めております。これは佐久平駅周辺の急激な人口増によるものでございますが、佐久市は、佐久平駅周辺の急激な人口増と郡部の人口減という構造により全体を通しては人口の微増という状況であります。
 その中で、より多くの定住人口、交流人口の創出を目指しているところでございますが、ご指摘にもありましたように、佐久市は“くらす”という事に関しまして適地であると考えております。
 そういう意味では、非常に多くの皆様に「田舎暮らし」という部分でのご関心をお持ちいただいておりますことから、交通の利便性がいいことやある程度の都市機能が集中していると言う特徴を活かしながら、いただきましたご提言を受け止めていきたいと考えております。
 具体的には「どういった施策があります。」とは申し上げられませんが、今の高齢化社会において、特に東京の団塊の世代の皆さんが後期高齢を迎えられるとなると、施設整備において、今の厚生労働省の補助基準ですと、特別養護老人ホームを都内の価格が高い土地で設置することは、非常に難しい状況にあります。そういう意味では、ただ今のご指摘も時期を得たお話でありますので、検討をさせていただきたいと思います。

総務部長:
 それでは、次の意見・提言がございましたらお願いします。

発言者3:
 昨年、3.11の東日本大震災がありました。佐久市では職員を現地に派遣したりして、そういう意味では「非常に献身的な取り組みをしている。」と感じております。
 佐久市は災害が非常に少ない地域でありますけれども、かつては“浅間山の噴火”でありますとか、八ヶ岳の泥流でありますとか、あるいは水害ですとか、いくつかの災害は受けておりますが、全国的には災害が少ない地域であり、災害に対しての関心も薄いのではないかとも考えられます。
 近年、地球温暖化による異常降雨でありますとか、例えば、関東平野でも異常降雨による異常出水ということが起こっております。そういうことが将来、佐久市にも起こらないとは限らないと感じております。つまり火山の噴火、水害、そういった潜在的なリスクはあるのではないかと考えているわけです。ですから防災面でも市民に「こういったリスクがある。」という啓蒙をはかっていただきたいと思います。
 幸い、浅間山にしても、千曲川の洪水にしてもハザードマップが作られております。これらはホームページにも掲載されておられますが、これから教育現場や生涯教育の場面において活用していっていただければ良いのではないでしょうか。
 もうひとつ、佐久市には全国で唯一のユニークなポイントである“海から一番遠い地点”というが臼田地区にあります。これは国土地理院の協力を得て位置を特定した権威ある地点になりますので、こういった場所を観光面として、あるいは市民の憩いの場として整備をしていっていただければ良いのではないでしょうか。

市長:
 ありがとうございました。まず一つめとしまして“海から一番遠い地点”でありますが、臼田の田口地籍にございまして、国土地理院の協力を得て位置が確認できた地点であります。
 現在、その地点に行ったという方には、臼田支所において証明書を出すようにしておるわけでございますが、「ややインパクトが弱いかな?」という状況でございますので、また検討をさせていただきたいなと考えております。
 それから災害に関してでございますが、実際に3.11の震災後に、災害により佐久市にどれだけのリスクがあるのかをいくつか調べたのですが、最初のリスクとしましては地震があります。佐久市が一番揺れる可能性があるのはフォッサマグナなんです。東海地震や首都圏直下型ではなくて松本周辺が震源地となる内陸性地震になるわけです。その時の震度が6、推定死亡者が37名という被害の状況が想定されております。これが一番大きいものです。
 佐久市には活断層が確認されておりません。単純に“ない”というのは学問上正確ではないかもしれませんが、確認がされていないということは直下型の地震が起こる可能性としては非常に低いのではないかと考えています。
 また、千曲川の氾濫ということがありますが、仮に100年に一度といった大雨が降りますと主に桜井地域が大きな浸水を受けるようになると言われています。その時の浸水は4m~5m、これは水田地帯への影響になります。だから良いというわけではありませんが、生命財産においての著しいリスクという事ではないのかもしれません。
 その中で一番大きなリスクになると考えられるのは浅間山の噴火であり、現在群馬県の長野原町と嬬恋村、軽井沢、御代田、佐久市、小諸市と6つの自治体によって連絡会議をもっておりまして、現在は私が会長をやらせてもらっております。その会議において「融雪型火山泥流」という浅間山が大きな範囲に被害をもたらすケースというのは、雪が降っている時に、浅間山噴火の火砕流によって周辺の雪が溶け、それが洪水となって裾野の地域を襲う場合が一番被害の大きいケースと言われています。
 その時には、佐久平駅周辺の湯川と濁川という川がございますが、その川伝いに泥流が入ってくることになります。これによって大きな生命財産が失われるという事は、今のところは、そのハザードマップにおいては、起こらないであろうと言われています。今後につきましては、天明の大噴火が起きたようなケースもたどりながら対策していきたいと考えております。
 また、この4月から市内に国土交通省の出張所が設置されました。火山というのは水系ごとに事務所が設置されているのですが、今回は利根川水系ということで、群馬県渋川に利根川砂防事務所があるのですが、その出張所が佐久市浅科に設置されました。
 なぜ、佐久市浅科が選ばれたかという理由は二つあります。一つは、浅間山が目視できると言う点、もう一つは、災害に遭わないという点でありました。仮に噴火があった場合、直接的な被害はゼロではないかもしれませんが小さいものと考えられます。浅科に火山灰が積もったとしても、その量とすれば10cm程と言われており、もちろんそれは大きな被害ではありますが、地域を直接火砕流が襲うという事はないかもしれません。
 一番考えられるのは、軽井沢、御代田、小諸の一部にある別荘や人家に火山泥流が入ってくる可能性が、ハザードマップ上ではございますので、何千人といった単位で地域内での人の移動が行われるという事であります。そういった場合などにおける災害への不断の準備というものが必要ではないかと考えております。
 これから15年間で250億円の砂防ダムを浅間山周辺にも整備していくということでありますので、少しずつ災害に対して、3.11災害以降の気運の中で整備が進んでいくのではないかと考えております。

総務部長:
 よろしいでしょうか。それでは、次の意見・提言がございましたらお願いします。

発言者4:
 昨年は災害があって大変でしたが、その後ようやくいろんな事が分かってきました。私たちは災害から教えられた事をもう一度顧みる必要があると思います。そこで、やはり農業というものは災害以降において再度見直されてもいいと考えています。災害で土地をなくしたり、米を作る事においても、もうすぐ田植えの時期なのに田植えも出来ない田んぼを抱えた農家もたくさんいます。そうした時だからこそ、百姓が「土」というものを考えていかなければならないと思います。秋田県のリンゴ農家の木村秋則さんという方が「百姓が地球を救う」という本を出しています。私も木村さんの本は素晴らしいと思って読んでいるのですが、本当に私の衷心みたいな本です。
 私は臼田の学校を出たのですが、当時北村さんという校長先生がいました。北村先生は臼田高校の先駆者みたいな方ですが、以前から百姓の「土」というものを大切にしていた先生でした。
 その先生は、田植えの前に代かきをしますが、その時に皆で山に行って5センチ程の草を刈ってきて、その草を土に混ぜ、代かきをして田植えをしました。そういう土を豊かにする農法を教えてくれました。現在はそんなことはできないかもしれませんが、それくらいの農業改革といいますか、佐久の大地を大事にしていかなければならないと思います。
 それともう一つ、先程のお話にもありましたが、これだけの原子力のリスクを考えますと、エネルギーは大自然からとった方が絶対に良いです。長野県でも上田市や伊那市などでも自然エネルギーを採用しています。佐久市でもやっていると思いますが、大きな企業で行ってもらい雇用を生み出してもらう方法を検討してもらいたい。
 それから災害についてですが、想定は皆ができますが、問題は想定外というのをどこまで考慮できるかだと思います。東京都では現在、想定外の災害対策というのを作って、この9月までに更に作り直すとのことですが、そういったものも参考にしていったら良いのではないでしょうか。
 また、佐久市も町興しを様々な方法で行っていただきたい。そういった意味でも、こうした東京モーニングという機会は大事だと思うので、これからも続けていっていただいたいと思います。

市長:
 大切なご意見をいくつか頂きありがとうございます。
 自然エネルギーに関して申し上げさせていただきますと、佐久市の日照時間というのは高いと言う事は既にご存知かと思いますが、昨年のデータで申し上げますと、気象庁が839カ所のポイントでデータをとっている中で、佐久市は高い方から16番目という成績でありました。時間にして年間2,200時間余ということでありまして、そういった条件を活かして家庭用太陽光発電のための補助事業を実施しているところでございます。
 加えて、本年度はメガソーラーという形も考えていきたいと思います。財産区でお持ちの土地や市で所有している土地などを活用して行っていきたい。現在、10社程の企業からビジネスモデルの提案をいただいており、これから自然エネルギーの全量買い取りの単価も決定してまいりますけれども、土地を所有していて、意欲を持って発電事業に乗り出そうという方、土地の手立てが出来れば、自分自身が企業として発電事業に臨もうという方、こういう土地を持っている方と発電事業をやりたい方のマッチングというものを、市として、今月から来月にかけて行っていきたいと考えています。
 先程の企業誘致の部分でもお話をさせていただきましたが、企業が新しいソーラー事業を行う場合などは、2分の1以内、3,000万円の上限をもって補助をさせていただきたいと考えております。
 また、先頃契約をさせていただいたのですが、佐久市の平根地区におきまして昭和30年代に平根村と農協で水力発電を始めた訳でございます。その水力発電施設を佐久市が買い取らせていただき、今後エネルギーの地産地消という事も含めて行ってまいりたいと考えております。
 それから農地に関してでございますが、佐久に訪れる方、定住をしようとする方で農業を行いたいという方が非常に大勢いらっしゃいます。その中には定年を迎えていらっしゃる方もおりますし、30代で現在の仕事に区切りをつけて佐久市に来て農業を行いたいという方もいらっしゃいます。
 そういう方々のために、県において「里親制度」という制度がございまして、これは、現在農家をやっている方のお宅に下宿をさせてもらう制度です。それに対する生活補助等もある訳ですが、事業の助走段階としては補助をすることによって、農業ができる農業技術というものを習得してもらい、その後、農地バンク等を通じて農地を取得していただき農家に入っていただく制度であります。
 もちろん、既存の農家の皆さんにも頑張っていただく、地産地消でありますとか、米粉でありますとか、国の制度に加えて市の施策も行っておりますが、新たに農業に入ってきたいという方に対してもご支援申し上げたいと考えております。
 なお、農地バンクに関しては経済部長からご説明を申し上げます。

経済部長:
 それでは、私から「農地バンク」についてご説明いたします。
 佐久市内には耕作地が約8,000ヘクタールございまして、そのうち2010年現在で、耕作放棄地が1,285ヘクタールございます。これは高齢化が進んでいる中で毎年増加しておりますことから、それを解消しようという事で昨年より「農地バンク」という制度を立ち上げております。
 「農地バンク」は、ご高齢等の理由により耕作が出来ない方などから農地を提供していただき、農業をやりたいという方に農地をお貸しする、又はお売りするといったような農地の仲介を、市とJAが連携して進めており、その件数も増えてきております。こうした事業を行うことで、農地の有効活用を図っていきたいと考えております。

総務部長:
 よろしいでしょうか。まだまだ皆様からご意見を頂戴したいと思いますが、時間が迫ってまいりましたので、最後にもうお一人お願いいたします。

発言者5:
 佐久市はカラマツの本場ということで、佐久市から信州カラマツの種が広まり、全国的に植えられたという話もございます。そのカラマツの苗木をどのようにして、誰が一体一番はじめに広めたのかを調査されたことはあるのでしょうか?先程先人検討事業でご説明もありましたが、埋もれていてまだ知られていない方をとの事でありましたので、少しそのお話をさせていただきたいと思います。
 日本で最初にカラマツの苗木を養成したのは、望月協和の「マツモト タニキチ」氏と「シミズ キヨシ」氏であると、信州大学の小林教授がまとめられた報告書に記載されています。
 報告書によりますと、この二人はもともと火薬の行商をされていたそうですが、その途中、カラマツの苗が非常に儲かるという事に気付き、最初は天然の苗木を採ってきて売っていたそうです。そのうち好評で採取が追いつかなくなり、種から栽培して売るようになったのが始まりで、明治7年~8年頃とのことです。
 今後、第二次の先人の選定というお話もありましたので、まだご検討をされていないのであれば、是非とも調査をなさったらいかがかという事で、提案をさせていただきます。

社会教育部長:
 それでは、ご提案をいただきました「カラマツ」の件につきまして、私からご説明をさせていただきます。この件につきましては、実は検討委員会の中で吉川委員からもお話が出ておりまして、現在検討をさせていただいております。
 第二次の先人として採用されるかどうかにつきましては、これから6月~7月に公表していくことになっておりますので、まだ分かりませんが、検討委員会で検討は行っているという事でご理解をいただければと思います。

総務部長:
 まだまだ、多くの皆様からご意見をいただきたいのですが、申し訳ございませんが時間の都合もございまして、ここで意見交換を終わりにさせていただきたいと思います。
 その他、ご意見等がございましたら、先に郵送いたしました「意見・提言等募集用紙」によりまして、同封の返信用封筒にて返送していただければ幸いでございます。
 長時間にわたり非常に貴重なご意見、誠にありがとうございました。

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