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「古文書調査報告書・第13集」ができました

更新日:2020年3月27日

毎年3月に、当館所蔵の古文書の内容を紹介しています

 「古文書調査報告書」は、6万点にのぼる当館所蔵の古文書(こもんじょ)の内容、またそれらから解ったことを広く紹介するため、平成19年度(2007年3月)から刊行しています。
 平易な解説を添えて、古文書そのものもではなく現代の私たちに読める文字(常用漢字など)に改め(翻刻)ながら、なるべく原文書の体裁を残したかたちで、紹介しています。

第13集の内容です

 「第7集」から続いた「五郎兵衛新田古文書目録」第3集(1)の「用水・普請」に分類された文書の目録順紹介は、一応の終了と致しました。そして新たに、目録の順序に拘らず、五郎兵衛用水と五郎兵衛新田村の様子をより詳しく知ることのできる史料を紹介することに致しました。
 その最初に当たる「第13集」では、次の三つのテーマによる解説と史料紹介で構成しました。
 (1)五郎兵衛用水を利用した近代的水道施設の供用について=時代は明治に入りましたが当時も”飲み水”を五郎兵衛用水に頼っていました。水質の不安や、水汲みに悩まされてきた下原地区の人々は明治33年に、お金を出し合い地下にトンネル(暗渠)を掘り各戸へ送水するという水道施設を作りました。当時のことを知る人がいない今、昨年寄贈された櫻井和人家文書が、この歴史を掘り起こしてくれました。
 (2)古文書目録第二集 H用水・普請について=五郎兵衛用水の維持は水害や山崩れなどとの闘いでした。そのためルートを変えたり堀貫(トンネル)を作り替えたりしてきました。享保三年の矢島古城腰堀貫がつくられた際の、費用、日数、人数などが明らかになりました。また元禄元年からの五十年間の普請来歴もピックアップしました。
 (3)用水の維持管理に係る費用について=「第7集」からの史料では用水維持管理に多大な人員をかけたことが記載されていましたが、年間に要した費用(金額)については不明確でした。そこで「用水小遣帳」、「用水夫銭帳」などに注目し、費用の総額と、帳面どうしの関係性を明らかにする試みに挑戦してみました。さて、結果は?

13集の画像

”世界かんがい施設遺産”、五郎兵衛用水と人々の”歴史”の体感を

 バックナンバーあります。内容は以下のとおりです
第1集 =五郎兵衛の晩年の足跡を伝える史料、千曲川往還橋材木川下げ出入り史料の紹介、
    山浦村清水半十郎家古文書目録(上)
第2集 =慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(一)、山浦村清水半十郎家古文書目録(下)
第3集 =佐久市常田・原野家文書の紹介を兼ねて、慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(二)
第4集 =市川五郎兵衛の「辞世」、市村新田の「村名改称願い」と涌玉用水関係史料
第5集 =五郎兵衛・権右衛門による御牧原開発計画、常田村の改称と「長野県布達」、 
    慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(三)
第6集 =五郎兵衛新田村名主の慶応四年日記(一)、慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(四)
第7集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(一)、享保三年五郎兵衛新田用水堰目論見帳
第8集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(二)、大正十四年当普請割込帳
第9集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(三)
第10集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(四)
第11集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(五)
第12集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(六)

どこで読める?

市内の図書館、公民館、支所で閲覧できますが、一部500円でお分けしております。
五郎兵衛記念館(0267-58-3118)へお問い合わせください。

五郎兵衛記念館の刊行物

刊行物

この他、五郎兵衛記念館では所蔵の古文書からわかったことを冊子にまとめています。
「浅科村の歴史」として刊行したもので、以下の通りです。
(1)「和宮の通行 中山道・八幡宿」
(2)「川越しものがたり 中山道千曲川」
(3)「大池の浚御普請」
(4)「中津村に塩名田節さんざめいて 明治・大正・昭和の風景」
(5)「草相撲が盛んだったころ 祭礼相撲の周辺」
(6)「明治初期の五郎兵衛用水分流権裁判」
(7)「幕末に八幡宿の百姓が生産した硝石」(品切れ)
(8)「五郎兵衛新田宗門改帳の研究」
また「浅科村資料」として
「桑山村名主市之丞の日記」(全4冊)があります。
一冊1,500円、(8)と「市之丞日記」は一冊2,000円でお分けしています。

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

お問い合わせはこちらから

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