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かんむり座

更新日:2023年1月9日

星座データ

正式名…Corona Borealis 略号…CrB 肉眼星数…29個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…5月~8月

星座物語

春の代表星座の一つ、うしかい座のすぐお隣で小さく輝いているかんむり座。この星座はギリシア神話では、酒の神ディオニソスがクレタ島の王女アリアドネに送った冠だとされています。クレタ国にはミノタウロスという牛の怪物がいて、地下迷宮に閉じ込められていましたが、クレタ国に戦争で負けたアテネ国は、その怪物のために毎年7人の少年少女をいけにえに差し出さなければなりませんでした。アテネの王子テーセウスはこのいけにえの中にまぎれこみ、ミノタウロスを退治します。この時テーセウスを助けたのが王女アリアドネです。恋に落ちた二人は一緒にクレタ国を脱出し、アテネ国に向かいましたが、その途中で立ち寄った島で、テーセウスはアテネの守護女神アテナのお告げを受け、アリアドネを置き去りにして去ってしまいました。取り残されたアリアドネは失意のあまり身投げしようとしましたが、その時通りかかったのが酒の神ディオニソスでした。ディオニソスは彼女の身の上に同情して7つの宝石で飾られた美しい冠を送り、妻に迎えました。二人はその後幸せに暮らしましたが、アリアドネの死後、ディオニソスはこの冠を天に上げ、それがかんむり座になったということです。

かんむり座の見つけ方

うしかい座をつなぎ、その東側を探すとすぐに見つかります。小さいですが伝説の通り7つの星がきれいな半分の輪に並んでいて、見ていて楽しい星座です。

かんむり座の星雲・星団

★かんむり座R星 かんむり座には目立った星雲・星団はありませんが、かんむり座R星(R CrB)という変光星が有名です。表面から大量の炭素を噴き出してその雲のために不規則に急に暗くなるという特殊な星です。普段の明るい時には双眼鏡でも見えます。

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

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