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水資源保全全国自治体連絡会シンポジウムin熊本市を開催しました

更新日:2016年12月1日

水資源保全全国自治体連絡会シンポジウムin熊本市「限りある水資源を守り伝えるために」-自然からの教え・熊本地震から学んだこと-

平成28年11月1日火曜日に熊本ホテルキャッスルにおいて、水資源保全全国自治体連絡会シンポジウムin熊本市を開催しました。

連絡会会員、一般の方々等全国から約200名の方々にご参加をいただき、地下水・湧水等水資源保全の重要性及び環境保全への取組みについて、様々な角度から発表があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

歓迎セレモニー

「音楽創造水守」であるTRINITYの志娥慶香氏、藤川いずみ氏、林田紗綾氏、そして、秀岳館高校2年の中村璃来氏による歓迎セレモニーが行われました。

開会

開会宣言

「水を守るために、危機感を持った自治体が集まって、これからの水資源の我々の思いを共有し合う、そんなシンポジウムを開催したい」との宣言がありました。

会長挨拶

「当連絡会におきましても、水資源にかかる議論が活発になってきている今、地域共有の貴重な財産であり、豊かな自然の恵みである地下水等の水資源を、次世代に引き継いでいかなければならないことを全国に発信したい」との挨拶がありました。

開催市挨拶

「このたびの熊本地震により、全世帯で断水という初めての経験をいたしました。大変不便な生活を強いられました一方、普段は意識しないまでも、われわれは地下水に恵まれ、水の恵みの恩恵を受けていることに、あらためて気付くことができました。」との挨拶がありました。

来賓祝辞

「『水循環基本法』が議員立法により成立し、『水循環基本計画』を閣議決定いたしました。その大きな柱が、流域水循環計画を作りましょうということです。」と述べ、現在国が推進している“流域マネジメント”について、理解と協力を求めました。

取組紹介

熊本市

「熊本市の地下水保全の取り組み」と題して、熊本市環境局環境推進部水保全課長の永田努氏から紹介がありました。

国からの報告

国土交通省

森田氏からは、治水について、「平成28年度熊本地震(最大震度7)における緑川・白川等の復旧状況について」、報告がありました。

環境省

藤岡氏からは、熊本地震に対する環境省の初動対応を中心に、「熊本地震における災害廃棄物対策」について、報告がありました。

農林水産省

岩屋氏からは、「農地・農業用施設等の被災と復旧状況について~平成28年熊本地震~」について、報告がありました。

基調講演

「限りある水資源を守り伝えるために」-自然からの教え・熊本地震から学んだこと-と題して、前半が熊本の地下水の状況や地下水を守るため、残していくためにどのようなことをしているのか、また、その効果について、後半が熊本地震の話について、東海大学熊本教養教育センター教授の市川勉氏からご講演がありました。

事例発表

「熊本地震を経験して」-地域での水保全活動-と題して、NPO法人環境ネットワークくまもと理事でくまもと水守の大住和估氏から発表がありました。

パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、「限りある水資源を守り伝えるために」-自然からの教え・熊本地震から学んだこと-と題して、活発な議論が交されました。
コーディネーター:市川勉氏(東海大学熊本教養教育センター教授)
パネラー:栁田清二(水資源保全全国自治体連絡会会長)、大西一史氏(熊本市長)、大住和估氏(くまもと水守)、水野直樹氏(くまもと水守)

パネルディスカッションの様子3
パネルディスカッションの様子

提唱

提唱写真
災害時相互応援に関する提唱

栁田清二水資源保全全国自治体連絡会会長から、「災害時相互応援に関する提唱」として、当連絡会として、災害が発生した際に、被災会員からの要請を待たずに、生活に欠くことのできない「水」を即座に被災地へ供給していく旨の提唱があり、参加者より賛同されました。

閉会

「1718の自治体が日本にはあります。北海道から沖縄まで、ライフスタイルの形態はさまざまです。全部の水を守る仕組みを、国につくってください、国の法律で守ってくださいと言っても、それは多様性がある中では一定の基準において、すぐやるというのは相当難しい作業です。各自治体が覚悟を持って、どういう法としての条例を作っていくか。そのことによって私たちの暮らしの水を守ることが、本当に勝負、緊急課題だと思っています。」と述べ、閉会しました。

開催報告書

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お問い合わせ

環境部 環境政策課
電話:0267-62-2917
ファックス:0267-62-2289

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