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SAKU農水産物インフォメーション【6月】~地産地消~

更新日:2020年7月6日

気温も上がって暑いと感じる日が増えてきました。暑い日の農作業では十分に水分を取っていただき、熱中症にはくれぐれもお気を付けください!

SAKU農水産物インフォメーション 6月号更新です!
取材に行けたところから更新していきますので、気長にお待ちください…。ぐんぐん成長する農産物に負けずに取材頑張ります!
出荷の始まっているものもありますので、販売情報もぜひチェックしてください!

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佐久市では多くの種類の野菜や果物などの農産物が生産されていて、季節ごとに旬のものがたくさん並びます。
高い晴天率や朝晩の寒暖差、高地による冷涼な気候により、佐久市産の農産物は各地で高い評価を得ています。
そんな全国に誇る佐久市産の農産物の「野菜」「果樹」「水稲」「水産」について、いくつかの品目をピックアップして生育状況などを掲載していきたいと思います!
旬の時期になりましたら、販売情報も掲載いたしますので、ぜひチェックしていただき、佐久市産の農水産物をお買い求めください!

項目メイン品目
野菜葉物野菜(レタス・キャベツ等)・ミニトマト・ズッキーニ
果樹りんご(シナノスイート)・プルーン(サンプルーン)
水稲
水産水田フナ

野菜

レタス

シャキシャキとした歯ごたえとさわやかな風味が魅力の「レタス」。サラダなどの生食には欠かせません!
レタスは結球する玉レタスやリーフレタスなど様々な種類がある野菜です。涼しい場所での栽培が適しているため、冷涼な気候の佐久市はうってつけですね。
生育がよく、初心者でも育てやすいそうです。ちなみにレタスはキク科です。知らなかった…。

高地部でも収穫がはじまっています

6月17日に高地部のレタス農家さんの畑に伺いました。
今月初めに伺ったときよりもさらに成長していました!
もう収穫。出荷が始まっているそうです。

収穫の様子を見せていただきました。
ころんと青々していてきれいなレタスでした。
少々味見をさせていただきましたが…おいしい!みずみずしくてほんのり甘みがありました!獲れたては違いますね!

収穫前のレタスの写真
立派なレタスになりました

平地のレタスは出荷の真っ最中です

6月11日にレタス農家さんの畑に伺いました。
うっすら明るくなったくらいから作業されていました。朝早かった…。

4月末に植えたレタスは畑一面緑色になるほど大きく育ちました!
私が育てたわけではありませんが、とっても嬉しいです。
ご家族総出で収穫作業されていました。

レタスの収穫はレタスを軽く押さえて根元から包丁で切ります。

切り取ったら周りの余分な葉を落として、切り口をもう一度薄く切ってコンテナなどに入れます。

最後にレタスを切ると出てくる白い液体を水で軽く流します。
白い液体がついたままだと変色して鮮度も落ちてしまうそうです。
こうしてレタスは販売するところまで運ばれ、私たちの食卓に!
植え付けから収穫まであっという間でした。

コンテナに入ったレタスの写真
みずみずしくておいしそう!

高地部のレタスが大きくなっていました

6月5日に高地部のレタス農家さんの畑へ伺いました。
4月下旬に植えつけたレタスがだいぶ大きくなっていました!おおー!

もう中心がくるくるしていますね。これから内側がどんどん巻いていき、球の形になっていきます。
レタスは特に潅水(水やり)はしていないそう。根がしっかり張ってしまえば大きくなるのは早い!

レタスの苗の成長過程の写真
1か月でこんなに大きくなりました!

キャベツ

生食だけでなく、煮る・炒めるとどんな調理にでも対応するキャベツ。
アブラナ科のため、放っておくと菜の花のような花が咲きます。
暑さに弱く、冷涼な気候を好みます。こちらも佐久市にぴったりですね。
キャベツには様々な栄養素が含まれていますが、ビタミンU(キャベジン)と呼ばれるキャベツから発見されたキャベツ特有の健康成分もあるんですよ!

高地部ではこれから巻くところ

6月17日に高地部のキャベツ農家さんの畑に再度伺いました。
ちょっと見ない間に葉が増えて、畑が緑一面になっていました!

キャベツの中心が少しくるんとなっているのが、わかるでしょうか。
ここから巻きはじめ、まん丸のキャベツに成長します。
収穫は7月上旬ほどの予定。

キャベツの中心部分の写真
ここが丸くなります!

平地でも植え付けが始まっています

6月4日にキャベツ農家さんの畑に伺いました。4月号で平地のレタスを取材させていただいた農家さんです。
今回も暑い中おひとりで黙々と作業されていました!
今回も機械を使っての植え付けです。

今回植えているキャベツの苗の写真です。色が変わっているのは、培地の肥料が切れてしまっているので、「早く植えて」のサイン。
4種類を植えているそうです!新しいものに挑戦しているとのことでした。

植えているのはちょっと古い苗。
「古くてごつい苗だと乾燥に強い」とのこと。反対に若い苗だと活着がよいと教えていただきました。
株間は34センチ。植え付けが終わったら水をあげて成長を待ちます。

キャベツの苗のアップの写真
これから緑の葉がたくさん出る予定です!

高地部のキャベツも大きくなってきました

6月5日に高地部のキャベツ農家さんの畑に伺いました。
葉が大きくなっています!

中心はこれから巻こうというところです。今見えている中心の葉が私たちが買っているキャベツの一番外側の葉になります。
外側に広がっている大きな葉は「鬼葉」と言い、栄養を作る大事な葉なんです!鬼葉はこれからもっともっと大きくなります。
「これからの球になる時期が一番忙しい」とのこと。消毒や草除けやらやることがたくさん!

キャベツの苗が並んでいる写真
カラカラに見えますが、まだまだ元気です

ミニトマト

ミニトマトは家庭菜園でも人気の野菜。
ビタミンCやカロテンなどの栄養素を含み、サラダなどに色味を添えてくれます。最近では変わった色のものが販売されていますね。
佐久市のミニトマトの生産量は長野県ナンバーワン!
ミニトマトは実は品種名ではなく、5グラムから30グラムの小さなトマトを総称した呼び方なんだそうです。

大きくなったので、誘引をしています

6月2日にミニトマト農家さんのハウスに伺いました。
1か月前から見違えるほど大きくなっています!あんなに小さかったのに。
よく見ると苗からひもが伸びていますね。これはいったい…。

このひもはミニトマトが成長し、倒れてしまわないように巻いています。成長する方向を誘導しているんですね。「誘引」というそうです。
こちらの農家さんでは上に誘引していますが、斜めの誘引もあります。
この時期の水やりは気温などと相談しながらだそうです。
早朝のミニトマトには「葉つゆ」がついていて、それも判断材料になるとのこと!知らなかった!

ミニトマトもわき芽を取ります!主枝(メインの枝)を見極め、葉の間に出ている芽を取ります。
1か所から枝が三本出ているところが目印です!
芽かきをした後は病気になりやすいので、切り口が早く乾くように気温の高めの時にやるのがよいそうです。
また茎の太さでも栄養が足りているかどうかがわかるので、太すぎる場合はわき芽を取らなかったりなどしているとのことでした。

わき芽を取った後は、伸びた部分にひもを巻いてさらに誘引します。
この作業は収穫が完全に終わるまで続くそうです!大変!

もうすでに花も咲いていました。
種類によっては下のほうの花は伸びすぎないように先を取ってしまうこともあるそうです。
実がついているものもあり、来月には色づく予定です!楽しみ!

ミニトマトの苗のアップの写真
7月には背丈を越えて、実も赤く!

ズッキーニ

長野県はズッキーニの生産が全国トップ!そして佐久市は長野県でナンバー2!
見た目はキュウリのようで、味はナスのような…。でも実はカボチャの仲間なんです!ペポカボチャの一種です!
生食には不向きですが、イタリアではおなじみの野菜です。
ズッキーニってイタリア語で「小さなカボチャ」って意味なんですって。

とても大きくなっていました

6月15日にズッキーニ農家さんの畑へお伺いしました。
えええ!すごく大きくなっています!1か月前とは見違えるほどです。

幅は50センチから60センチほどになっていました。
これからさらに葉を広げてから、花をつけます。
ズッキーニは雄花と雌花がしっかり分かれていて、雌花(実がつく方)が先に咲くので、家庭菜園などでは「はじめの方は実がうまくつかない」と思うことが多いそう。
雄花がしっかり咲けば問題ないとのことでした。

ちなみにこちらは上記のものより10日先に植えたものです。
お…大きい!こちらは幅が80センチから1メートルほどのものになるものもありました。
10日違うだけでだいぶ違いますね。

ズッキーニの花のつぼみの写真
つぼみがついています!

果樹

りんご(シナノスイート)

果物といえば「りんご」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
赤くて丸いかわいらしい姿に、食べれば酸味と甘味、そしてしゃりしゃりの食感!あぁ、食べたくなる…。
品種も多様にあり、最近でもどんどん新しい品種が誕生しています。
その中でも「シナノスイート」は長野県を代表する品種です。

摘果作業が始まっています

6月10日にりんご農家さんの畑へお伺いしました。
とても高いところで作業されてました。落ちないか心配です…。
何をされているんでしょうか。

木を見ると小さくて丸い緑の実が!
開花してからおよそ1か月ほどで、直径2センチから3センチに成長していました。
成長の速さに驚きです。

さて農家さんが何をしていたのかというと、大きくする実だけを残す「摘果」です!
りんごは中心花と側花で一つの塊となっているので(5月号参照)、それぞれ受粉すればすべてに実がつきます。
なので、一番大きかったり形が良いものに栄養を集中させ、より大きく育てるために周りについている他の実は落としてしまいます。
こんなにたくさんの木がある中、手作業での作業…気が遠くなりそうです…。
薬剤で落とす方法もあり、農家さんは併用して摘果作業を行っていました。

りんごは開花から1か月の間が細胞分裂がとても活発で、1か月を過ぎると細胞自体が成長するようになるそうです。
そのため、細胞分裂が活発なうちに摘果を行い、たくさん細胞分裂を促すことで、大きな実になるようにするとのこと。
よりたくさんの細胞が大きくなれば、実も大きくなりますね。重要な時期でした!
この最初の摘果のことを「荒摘果」といいます。

街を見下ろすりんごの写真
見晴らしの良いところで大きくなっていきます

プルーン(サンプルーン)

佐久市の特産「プルーン」!もちろん生で食べます!なめらかな食感とみずみずしさがたまりません。
多様な品種があり、味も大きさもさまざま!甘味と酸味のバランスは好みがわかれるところかと思います…。
出荷の時期もさまざまなので、ぜひ食べ比べを!
一番有名な品種は「サンプルーン」ですね。

実がついています

6月10日にプルーン農家さんの畑に伺いました。
こちらはサンプルーンの木。実がついていました!2センチほどの大きさに成長していました。
サンプルーンは花がぱらぱらとつくため、実もまばらについていました。
また形も私たちが食べているプルーンよりも薄く、先がとがっていました!葉っぱみたいです。
プルーンの種の形と同じ!種も薄っぺらいですよね。

プルーンの実の写真
左からツアー、サンプルーン、くらしま。形もつき方も全然違う!

水稲

お米

私たちの主食といえば「お米」ですね。
水稲は日本で一番行われている農業ではないでしょうか。日本のお米の自給率はなんと97パーセント!
田植えや稲刈りを経験したことがある方もたくさんいらっしゃると思います。
お米は品種だけでなく、育った地域のブランドなどもあり、種類は数え切れないほどです。

水産

水田フナ

佐久市の秋の風物詩といえば「水田フナ」ですね!
古くから水田で養殖されてきたフナですが、佐久市では水田養殖用に改良をした「改良ブナ」を養殖しています。
お腹が真ん丸なのが特徴です!
販売方法も特徴的で、生きたまま水と酸素の入った袋で売っています。初めて見る人はびっくりしますよね。

フナの赤ちゃんはすくすく育っています

6月25日にフナ農家さんの水田へ伺いました。
5月に産卵したフナの卵も無事にふ化しました!

写真の中心にふ化したフナの赤ちゃんがいるのですが、見えるでしょうか…。
ふ化してから1か月ほどたっていて、大きさは1センチほどになっていました!かわいい!
ふ化したばかりのころはワムシという小さな虫を食べて育ちますが、このくらいになると、農家さんが毎日粉末状の餌を水田に撒き、えさやりをします。
また今は雨の多い時期のため、田んぼの水があふれてしまわないように注意する必要があります。
しかし、水を止めてしまうとフナが酸欠になってしまうので、加減が大切です。

フナが大きくなってくると鳥に狙われてしまいます。
そこで、こちらの水田では鳥対策用の糸を張っています。
せっかく大事に育てたフナたちを食べられてしまわないようにする大事な対策です。
これからがフナが大きくなるための大事な時期です!

おまけ

じゃがいも

「男爵」や「メークイン」などの品種が有名なじゃがいも。学校などでも育てられることが多いですし、ポテトチップスやフライドポテトとしてもなじみがありますね。
実はじゃがいもは「ナス目ナス科」!トマトやピーマンの仲間なのです。ちなみにサツマイモはナス目ヒルガオ科です。ナスとは兄弟、サツマイモとは遠い親戚という感じ。
そして私たちが食べているじゃがいもは植物の「茎」の部分!サツマイモは根の部分を食べています。ここも違うのですね…。

花が咲いています

6月16日にじゃがいもの様子を見に行きました。
葉が大きくなり、白い花が咲いていました!

いくつかの種類を植えましたが、どれも大体白くて、少し紫がかった花がついていました。
(メークインは紫が強かったかも…)

じゃがいもの葉の写真
じゃがいもの色によって新芽の色も違いました!左からノーザンルビー、男爵、シャドークイーン

キャベツ

種まきの様子を見せていただきました

育苗のための種まきの作業の様子を見学させていただきました!初めて見ます…。
まずはセルトレー(一辺2センチほどで深さ4センチの四角い穴がたくさん開いたトレー)に培土をふんわり入れます。

こちらが培土で満たしたセルトレーたちです。
まだ種は植わっていません。

次にとげとげがたくさんついたローラー(鎮圧ローラー)をセルトレーの上で転がします。
すると四角の一つ一つにくぼみができるのです!
おもしろい!この作業はとっても楽しそうでした。
この作業でできたくぼみに種を落としていきます。

赤いつぶつぶがキャベツの種です。お菓子みたいですね。
実はこれは「ペレット種子」や「コート種子」と呼ばれていて、種まきがしやすいようにコーティングされています。また薬剤処理をしているため、色がついています。
実際のキャベツの種は黒くて丸っこく、さらに小さいです。土の上に置いたら見えない!

キャベツの種をお盆のようなものに乗せて揺らしています。
このお盆のようなものはセルトレー用の播種機(種まき機)です。

播種機にはセルトレーの大きさに合わせて小さな穴が開いていて、種を入れて揺らすと穴に種が一つずつ入ります。
赤い種がきれいに収まっていますね!

穴に種を入れた状態で、セルトレーの上に重ねて、穴に合わせて穴の底になっている板をスライドさせると種が下に落ちます。

よーく見ないとわからないかもしれませんが、四角の中のくぼんだ部分に赤い種が一粒ずつまかれています!すごい!画期的ですね!
これでうっすら覆土して、水やりをしたら作業は終了です。
あとは無事に芽が出るのを待つだけ!

販売情報(6月18日)

各販売所ではレタスの販売が始まっています。
売り場には佐久市産朝採れのみずみずしいレタスがたくさん並んでおります!
だんだん暑い日が増えてきました。レタスには体を冷やす作用があるので、暑い日にはさっぱりと召し上がってみてはいかがでしょう?
また寒くなってきたらスープなどにして体を温めるのもいいですね。
ぜひお買い求めください!(3密にはご注意ください。)

販売店名 住所 電話番号 店舗写真
JAファーム さわやかグリーンセンター 佐久市猿久保27-1 0267-66-3300

JAファームの写真


道の駅 ヘルシーテラス佐久南 佐久市伴野7-1 0267-78-3383

ヘルシーテラスの写真


しらかば店 望月の里(JAしらかば店生産直売所) 佐久市協和2356-1 0267-51-1177

JAしらかば店の写真


そのほかの販売所の情報については、下記リンクの「マルシェ・佐久」の中の「地産地消の店」をご覧ください!
新規ウインドウで開きます。マルシェ・佐久 ホームページ

お問い合わせ

経済部 農政課
電話:0267-62-3203
ファックス:0267-62-2269

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