循環型農業の構築への挑戦 ~カラマツボイラーの開発~
更新日:2015年2月2日
カラマツボイラーを利用した循環型農業の構築に向けての取組みについて
地球温暖化対策の一環として、市からの提案により、佐久商工会議所、佐久ものづくり研究会と連携し、長野県の地域発元気づくり支援金事業を利用し、間伐材を活用した「カラマツボイラー」の開発を行っています。
このカラマツボイラーは冬期間に作物を栽培するための農業用暖房装置として利用することを予定しています。
カラマツボイラーの開発により、以下のような効果が期待されます。
- ボイラーの開発による地域産業の活性化
- 間伐材の有効利用による里山整備の促進
- 里山整備の促進による、野生鳥獣の被害軽減
- 冬期間、花きや、野菜等の出荷が可能となることによる農家の収入の確保
- 直売所での通年型地産地消の取り組みの確保
平成22年度は、農家の方との意見交換会、間伐地の現地見学や度重なる打合せ会議を行い、試作品のボイラーが完成しました。市では、農商工が連携することにより、循環型農業の構築を図っていきたいと考えています。
今後、実証実験を重ね、さらなる改良を図るとともに、燃料となるカラマツを利用するためのシステムづくりに取り組んでいく予定です。
また、農業用だけでなく、工場等への暖房機具としても利用できるよう検討していきます。
