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「佐久市のまち・ひと・しごと創生総合戦略(子育て支援について)」  (平成27年10月30日)

更新日:2015年12月2日

  • アナウンサー
     いよいよ今年も残り2ヶ月となりました。2015年もいろんなことがあった1年でしたね。
  • 市長
     そうですね。激動の時代でもありますので、毎年毎年が変化の時ですが、今年もそういったことがありましたね。
  • アナウンサー
     変化、といいますと、国をあげて地方創生の動き、東京の一極集中から、地方に対しても人口ですとか、もの、お金を回して行こう、こういった動きがあります。今回の市長解説の中では、地方創生、佐久市の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、こちらを皆さんにお伝えしていきたいと思います。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」という言葉は、ちょっと難しい言葉でもあります。これはどういった取り組みになりますか。
  • 市長
     安倍政権において、地方の活性化ということに大変積極的に取り組んでいらっしゃいます。その中で地方を活性化していくために、国において総合戦略というものが作られました。これが去年の12月です。そして石破茂大臣の元で、地方版総合戦略というものを、1800ある市町村、47都道府県においても作って下さいとしました。地方が活性化すること、そして今、人口減少社会を前にして人口減少に歯止めをかける適切な雇用というものを地方で生み出して、地方に元気を取り戻そうとする動きが出て来ています。この秋にも幾つもの自治体が、先行的に地方版総合戦略を作って、向こう5年間の計画を作って行こうという動きがあります。この地方創生の動きというのは、今年から5年間、平成27年度から31年度までを計画期間として、それぞれの自治体が積極的にこの計画を作ってきた、ということです。
  • アナウンサー
     
    この様な流れの中で、佐久市においても先日、「佐久市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の本部会議がありました。今後の佐久市の具体的な取組みを、皆さんにお伝えして行きたいと思います。
  • 市長
     
    佐久市とすれば、この地方版総合戦略において、合計特殊出生率、1人の女性が一生に産むお子さんの数、これが1.59という数字ですが、この計画の中において、1.69を目標として立てています。そのためには、お子さんを産みやすい環境、子育てをしやすい環境を作って行きましょう、ということの中で、佐久市が取り組もうとすることについてお話しようと思います。
  • アナウンサー
     
    やはり「まち・ひと・しごと」という中で、子育て支援はかかせない事だと思います。まず始めに、皆さんにお伝えしたい話題として、まず保育料の負担軽減、これは、佐久市は具体的にどんな取り組みをしますか。 
  • 市長
     
    具体的に申しあげますと、最初のお子さん、2番目のお子さん、3番目のお子さんといらっしゃいますが、3番目のお子さんにつきましては、保育料、これは保育園も幼稚園も同じですが、保育料に関しては全額無料とすることを方向として決定しました。
  • アナウンサー
     
    保育料の第3子以降の完全無料化、これは非常に大きな支援になりますね。
  • 市長
     
    今までは同時入園が条件でした。同時入園で、例えば小学生にお子さんがいて、2番目の子、3番目の子が保育園に通っているケースに関しては、同時に何人いるか、という見方をしました。同時に2人いらっしゃいますので、1番目のお子さん、実際には2番目ですが、保育園に通っている1人目については、全額の保育料を納めてもらっていました。そして2番目、実際には3番目ですが、保育園にいる3番目のお子さん、この子に関しては半額の保育料ということになっていました。同時でいるかいないか、という事を問うていましたが、今回は、同時に在園しているかいないか、ということは問わないと言うことです。極端な話、高校生、高校生、保育園というケースも中にはあります。そういうご家庭もありますが、同時入園とは程遠い状況ですけれども、3番目のお子さんですので、保育料は無料となります。
  • アナウンサー
     
    まずは保育料の負担軽減に関してお伝えしました。続いて人口増において、子供を産み育てるということが非常に重要ですが、妊産婦に対する医療費の助成、これはどういうことになりますか。
  • 市長
     
    今の福祉医療については、佐久市に関しては中学校3年生まで、お子さんの医療費が無料化になっています。通院をしていても、あるいは入院をしても無料という形になっています。これは子育て家庭においての財政的支援を今行っています。理想の子どもの数は2.44人であると、お子さんは何人欲しいですか、とアンケートをすると、2人、3人、4人、色々ありますが平均すると2.44人であります。しかし、実際に予定をする、計画的に考えた場合の子供の数は、1.82人となっています。それを考えた場合、お子さんが欲しいと思っても、実際には経済的な事情によってお子さんを持つことができない、控えてしまうことがあります。その中で、3番目のお子さんについては保育料無料と同時に、お母さんへの支援を行っていくということです。第1子であっても第2子であっても関係なく、妊産婦であれば医療費を無料にしていくことです。この期間は、大体妊娠が確認できると母子手帳をもらいます。母子手帳をもらってから出産に至るまでです。議論して予算をしっかり作っていきますが、お子さんを産んだ日をもって医療費の無料化が終るというのも、いささか財政支援としても不充分ではないかと、お子さんを産んだあとの一定期間、どのくらいになるかはこれから議論し、医師会の皆さんにも意見をいただきますが、一定期間は無料としていく、今、晩婚化晩産化が言われていますが、安心してお子さんを産める状況ということについて、サポートしていこう、というものです。
  • アンウンサー
     
    お伝えしたように、現在の、産まれてから中学生までの子どもの医療費無料に加えて、佐久市では妊産婦の医療費も無料化にしていく動きが進んでいる、ということです。これも佐久市独自の取り組みと言えるのではないでしょうか。
  • 市長
     
    今の状況で、予定としては来年度、平成28年4月からこの制度をスタートする準備を進めています。
  • アナウンサー
     
    今回の市長解説、佐久市が進めている「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、今後佐久市が5年間の中でどんなまちづくりをして行きたいか、人口維持に向けてどういった構築をして行きたいかを、お届けしています。今回特に、子育て支援について特集しています。実際に子供を産んで育てる、そして例えば高校から専門学校、短大、大学に行きたい、こういう方も大勢いると思います。そこで続いては、佐久市の奨学金の償還一部免除、こちらを皆さんにお伝えしていきたいと思います。これはどういうことでしょうか。
  • 市長
     
    勉強しよう、ということで専門学校や大学へ進学しようとするときに、貸与する制度、お金をお貸しする制度があります。これを奨学金と言います。奨学金を受けた皆さんのうち、市内での定住をしていただければ一部免除していこうというものです。割合についてはこれから議論を深めていくところですが、お貸ししたもののうち、一定の割合についてはお返しいただかなくてもいいですよ、というものです。実際佐久に戻ってきて納税をされたり消費をされたり、経済活動をされたりしますので、そういった部分で奨学金の一部免除をしていこうということです。
  • アナウンサー
     
    現在佐久市では、例えば大学短大の場合ですと、国公立で月額3万円以内、私立では4万円貸与をしています。例えば大学を卒業して佐久市に帰ってきて、それによって奨学金の一部免除という、これも佐久市独自の取り組みですね。
  • 市長
     
    お子さんが働く場所づくりを今、一生懸命やっています。リスク分散等を使いながら、企業を誘致していこう、という動きもあります。今実際に、地域の中で工場を経営されていたり、雇用を作ったりしている方達もいます。そういう方達にも支援をしていこう、という動きもあります。それと同時に、雇用というものが、佐久市で産まれたお子さんが専門学校、短大、大学でいったんは市外に出る、しかし佐久市にお戻りいただきやすい環境を作って行きたいと思います。その中でこの、奨学金一部免除ということで、佐久市に戻るきっかけづくりを行えればいいな、と思っています。
  • アナウンサー
     
    佐久市が進めている「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、今後佐久市が5年間の中でどんな街を作っていきたいか、そのためにどんな施策を打っていくのか、特に今回は、子育て支援に関して詳しくお伝えして来ました。佐久市奨学金の返還一部免除、あるいは妊産婦に対する医療費の助成、そして保育料の負担軽減、第3子の保育料無料、こういった動きがあるということです。今後これらのいろんな議論を重ねていくわけですが、具体的には早い所進めていきたい、というお考えでしょうか。
  • 市長
     
    それぞれ年度で動いているものです。一番早いもので28年度スタートとしていきたいと、議会の皆様にもご説明申し上げたところです。今後、より制度設計を整えて、議案として2月議会に提出していきたいと思っております。
  • アナウンサー
     
    また最新情報については、番組内でも随時お伝えしていきます。改めましてこれからの佐久市、いろんな可能性を秘めていると思いますし、いろんな方向性があると思いますが、どんなまちづくりにしたいか、ご自身の思いをお願いします。
  • 市長
     
    佐久市は大変特徴ある街だと思っています。医療の充実、高速交通網の充実、晴天率の高さ、天災の少なさというものが、この佐久市の特徴だと思っています。これは暮らしやすさということに直結することだと思います。この暮らしやすさを研ぎ澄ましていく中において、子どもを授かるということ、これも大変幸せなことであると思います。その中で、お子さんを育てやすい、あるいは妊娠されたお母さんを支えていく、地域として応援していく応援団の応援歌だと思っています。それぞれの皆さんの人生の選択において、暮らすこと、お子さんを授かること、そんなことを行いやすい、暮らしやすさということを街の方向として、改めて平成28年度からスタートしていきたいと思います。市民の皆さんのご理解ご協力を、心からお願い申し上げたいと思います。
  • アナウンサー
     
    現在国、あるいは県などで非常に話題となっています「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、今後佐久市がどんなプランをたててどんな街を作っていくのか、現在の人口を維持し、街の発展につなげるべく、特に子育て支援に関して詳しくお伝えしてきました。今後この番組でも随時、最新情報をお伝えしていきたいと思います。
  • 市長
     
    ありがとうございました。

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