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「中部横断自動車道の建設推進について」その他(10月27日)

更新日:2018年6月13日

  • アナウンサー

 この時間は、最新の市政、気になる話題を、市長解説でお送りして行きます。
 どうぞ、宜しくお願い致します。
 佐久の寒さは、凛とした寒さで「凍みる」なんていう言葉もありますけれど、佐久らしい冬がやってきますね。

  • 市長

 そうですね。特に冬は、晴天率の高い佐久市であります。これから佐久らしい季節になってきますね。

  • アナウンサー

 皆さん、くれぐれもお体はご自愛下さい。
 今日のメインテーマは、「中部横断自動車道」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
 いろいろな可能性を持っている中部横断自動車道について市長に詳しくお伝えして頂きたいと思います。
 まずは、中部横断自動車道の現在の状況から教えて頂けますでしょうか。

  • 市長

 現在、皆様にご利用頂いている佐久市内の高速道路は、日本海に向かう上信越自動車道には、スマートインターと佐久インターがあります。そして平成23年3月に、中部横断自動車道の一部である佐久南インターまでが開通致しました。これは、無料の高速道路になります。この高速道路は平成29年度中には佐久南から八千穂インターチェンジまで開通する予定です。今後は、山梨県北杜市の長坂ジャンクションまで繋がり、日本海と太平洋を結ぶ高速道路となります。

  • アナウンサー

 現在、上信越自動車道が新潟まで開通しており、この中部横断自動車道が全通することにより、日本海と太平洋が繋がるということですね。

  • 市長

 そうです。高速道路の基本的な目的は、日本海と太平洋を結ぶことです。その機能を持つ道路であります。佐久ジャンクションで、東京方面と、山梨方面に分かれます。山梨県から静岡県の間は、少し工事が遅れているという話もございますが、平成29年度か30年度には全線開通の予定となっています。そうなりますと、日本海と太平洋を結ぶ中部横断自動車道は、佐久穂と長坂以外は全線開通することになります。

  • アナウンサー

 八千穂から長坂までの34キロ区間が、唯一開通しない区間ということで、一日も早い開通を期待したいと思います。
 先程の市長のお話の中で、来年度には佐久穂から佐久南間が開通予定ということで、大きな可能性を秘めていますが、佐久市においても非常に大きな道の駅が誕生します。

  • 市長

 中部横断自動車道の佐久から長坂までの間は、新直轄方式の無料高速道路です。高速道路というのは、基本的には借金をして道路を造り、通行料金で借りたお金を返していくシステムになっています。しかし、新直轄方式とは、国からのお金が4分の3、県からのお金が4分の1ということで、皆さんからお預りした税金で造られる為、無料の高速道路が実現する訳です。一方、無料の高速道路になった代りに建設費の25%コストダウンという方針が出ました。これにより、佐久ジャンクションから長坂ジャンクションまでの55キロ区間は道路上に、サービスエリア・パーキングエリアを建設しない区間となっています。そうすると皆さんが旅行した場合に、食事をしたり、お手洗いに行ったり、買い物をしたり、ガソリンを給油したり、将来的には電気自動車の充電ができないという路線になってしまいます。そこで、私達が考えたのは、この佐久南インターチェンジの出口に交流拠点施設として、道の駅を造るということです。今、桜井と岸野の間くらいのところに建設が進んでいます。道の駅をなぜここにしたかというと、この佐久から長坂までの55キロ区間で、この佐久南インター出口の交通量が一番多いからです。その理由は、国道142号線と中部横断自動車道が交差する為、中部横断自動車道のお客様と、国道142号線を通るお客様の両方を期待できます。この佐久南インターができたとしても、横川まで40キロ、東部湯の丸までは25キロ、そして中部横断自動車道を通って佐久南インターから中央道の双葉サービスエリアまでは72キロ、八ヶ岳パーキングエリアまで52キロと、道の駅を造ったとしても大変長い距離を走ることになります。そういう意味では、大勢の皆さんが待ち望んでいる道の駅だと思います。

  • アナウンサー

 この道の駅は、来年の7月開業予定です。樫山工業とJA佐久浅間の共同運営ということですが、注目して見ていきたいと思います。
 そしてもう1点、中部横断自動車道の延伸に伴い、静岡が近くなる訳ですが。

  • 市長

 現在の静岡県の清水区から佐久市の移動時間は、一般的には、国道141号線を南佐久方面に進み、一部中央道を通り、その後は国道52号線を通り静岡県の清水区へ行く方法で、約4時間30分かかります。しかしこの中部横断自動車道を使えば、わずか2時間40分と1時間50分短縮されるということで、静岡が大変近くなります。

  • アナウンサー

 この夏、海水浴で静岡行ったと言う方がいるかもしれませんが、今まではちょっと遠かった静岡が、ぐっと近くなる訳です。静岡といいますと清水港がありますが、港が持つ物流の可能性が生まれますよね。

  • 市長

 先般、清水港へ視察に行って参りましたけれども、10年くらい前と比較してみると、輸出入の能力が12倍くらい高まっています。平成27年と平成28年を比較しますと、豪華客船の入り具合が、7隻から14隻になっており非常にパワーアップしています。その清水港が今、力を入れているのは、山梨県と長野県に向けた荷物の輸出入です。最大5万円の補助金を出すというもので、この補助金を受けられるのは、山梨県と長野県だけであり、とてもお得な補助が清水港より受けられるという訳です。

  • アナウンサー

 観光、経済、物流、加えて医療面といろいろな面から考えても、一日も早い中部横断自動車道の全通を望みたいですね。

  • 市長

 そうですね。清水港活性化関係の皆さんや商工会議所の皆さんとお話をして参りましたが、山梨県と長野県については、京浜が強いが、中部横断自動車道ができることによってより近くなり、無料の高速道路ですので、輸送料も非常に安く移動することができます。中部横断自動車道を活用して、静岡県清水港を使う可能性が非常に高くなります、清水港の可能性が大きくなるということは、私達の可能性も大きくなると言えます。

  • アナウンサー

 前半部分では、現在建設・計画が進んでいる中部横断自動車道についてお伝えいたしました。確認しますと、まず、仮称八千穂インターまでが、平成29年度中に開通。そこから長坂までは基本区間ですが、更にその先に関しても、続々と開通する予定です。最新情報など注意深く見守って行く必要がありそうですね。

  • 市長

 平成29年度、30年度には上越と静岡が、佐久を除いて全線開通しますので、物流は動き始めると思います。私達が行うべきことは、「もう、佐久市は通ったからいいや。」ではなくて、中部横断自動車道の八千穂から長坂までの全線開通を、国土交通省の皆さん、財務省の皆さん、あるいは地元の国会の先生方のお力も借りながら、力強く進め、PRしていくことが必要かと思います。

  • アナウンサー

 ここまでは、中部横断自動車道の最新情報などをお伝えしてきました。
 これから、秋口に入りますと佐久地域でも、様々なイベントが行われますけれども、今日、我々の後ろには大きなポスターも貼られていますが、女子サッカーの中では、最高峰になる「皇后杯全国女子サッカー選手権大会」が佐久市で開催されます。

  • 市長

 そうです。10月29日、30日に佐久総合運動公園陸上競技場で、なでしこリーグ1部のチームやAC長野パルセイロ・レディースが出場する、日本一女子を決める為の「皇后杯全国女子サッカー選手権大会」が行われます。

  • アナウンサー

 出場チームは、AC長野パルセイロ・レディース、日テレ・ベレーザ、浦和レッズレディース、ベガルタ仙台レディースとどれも女子のトップチームがやって来ます。

  • 市長

 佐久でゲームを行ったチームが、「皇后杯全国女子サッカー選手権大会」優勝という可能性も充分にあります。より多くの皆さんにご覧頂きたいと思います。

  • アナウンサー

 詳しくは、佐久市体育課にお問合せをお願い致します。
 女子サッカー「皇后杯全国女子サッカー選手権大会」が29日土曜日、30日日曜日に、佐久総合運動公園陸上競技場で行われます。
 11月に入りましても、佐久地域では、様々なイベントがありますが、11月3日には、駒の里草競馬大会が開催されます。

  • 市長

 そうですね。これも「信州の菊花賞」などと言われますけれども、11月3日に草競馬大会が開催されます。大勢の皆様のご来場をお待ちしています。

  • アナウンサー

 そして13日には、市民参加型の心のミュージカル。今年も力作にご期待下さい。今回は、五郎兵衛米、五郎兵衛用水の、「市川五郎兵衛真親(まさちか)伝奇」ということで、13日にコスモホールで行われます。こちらもご注目下さい。
 今回、栁田清二市長にお話しを聞いてきましたが、中でも、1日も早い全通をということで、中部横断自動車道について特集をしてきました。
 最後になりますけれども、この放送をご覧の皆さんに市長からメッセージをお願いします。

  • 市長

 「新幹線は人を運び、高速道路は物を運ぶ」と言われます。人が運ばれるという事は、文化の発展と言えると思います。物が動くという事は、経済の発展ということが期待されます。安心・安全の街が注目され、南海トラフ、東海地震等が指摘される中で、そういった地域と佐久市が結ばれるということは、安心・安全の意味からも重要でありますし、物流という意味においても、大きな意味を持ちます。清水港が大きな能力を持つと言うことは、佐久市の発展にも大きな可能性を開くものであります。中部横断自動車道が1日も早く全線開通に向かうよう市民の皆さんのご協力を、心からお願い申し上げる次第です。
 ありがとうございました。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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