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「佐久市の防災対策について」「県立武道館基本構想建設地が佐久市に決定」その他(平成28年6月1日)

更新日:2016年9月15日

  • アナウンサー

 この時間は佐久ケーブルテレビ、fmさくだいら合同制作、「栁田清二市長に聞く気になる市政」を市長解説でお届けします。
 今月もよろしくお願いします。

  • 市長

 よろしくお願いします。

  • アナウンサー

 市長、いよいよ5月から6月ということで、これから季節が変わって来ますと今の時期は大雨災害、例えば梅雨どきの大雨ですとか、夏場の台風シーズン。佐久市で考えられる自然災害として、非常に確率が高いのがこの大雨災害だと思うのですが。

  • 市長

 そうですね。
 昨年の鬼怒川の大反乱がありましたけれども、特に南北に千曲川がはしる中においては、そういった備えというものをしっかりしておく必要があると思います。

  • アナウンサー

 そこで、今回の番組は佐久市の防災に対して、後半部分では県立の武道館に関して最新情報などを交えてお伝えしていきます。
 では始めに、佐久市の大雨災害に対する備えなどを、ソフト面、ハード面からも市長解説を聞いていきたいと思いますが、まず佐久市ではこういった大雨災害に対して現在ではどんな体制をとっているのでしょうか。

  • 市長

 それぞれ決められたルールがありまして、その際に水防本部、あるいは水防本部を兼ねた災害対策本部といったものにより対応していくことになります。適宜重要な、必要な情報を集めながら、住民の皆さんに避難勧告をお願いしたり、あるいはその準備について情報提供をしたりといったことをルール化しています。

  • アナウンサー

 今日この番組の中では、佐久市の大雨に対する備えとしまして、量水標というものを交えて皆さんにお伝えしていきたいと思うのですが、この量水標、普段はなかなか聞き馴染のないものですけれども、量水標とはどういうものを呼ぶのでしょうか。

  • 市長

 これから2時間後3時間後にその地域において洪水を発生させてしまうような気象状況、こういったことが起こる可能性がありますので避難の準備に入って下さいなど、目安になる量水標というものを設置して、2時間後3時間後の状況を見通しながら対応していくための基準になるメジャーとなります。

  • アナウンサー

 皆さんも川などに細長いメモリなどがついた棒などを見たことがある方多いかと思いますけれども、この量水標が今回は佐久市内鍛冶屋に新しく設置されたとのことですが、この目的はどのような点でしょうか。

  • 市長

 今回広報佐久「SAKU ライフ」の表紙で取り扱わせていただきましたが、これを佐久市鍛冶屋に設置したということです。
 これは、長野県によって設置されたものであります。この量水標を良く見ていただきますと、こちらに避難判断と書いてあります。この水位に達した時に2時間後3時間後において氾濫をする可能性が出てくる。今のまま雨が降り続けた場合、氾濫する可能性がありますよ、市として避難勧告をするかもしれませんよ、その準備を始めて下さい、という情報を分析する為の量水標というものを鍛冶屋に設置しました。

  • アナウンサー

 万が一の大雨の際などは、気象庁や県などからまずは一報が入って来ます。ちょっとこの降り方ですと今後災害につながる恐れがある、そういった場合に設置してある量水標を通して、市も危険を察知して市民の皆さんに情報を出していくということですね。

  • 市長

 かつてこういうことがありました。洪水予報というものですが、長野県から洪水予報というFAXが入ります。そこに何が書いてあるかというと、「市民の皆さんに避難をしてもらうことを検討し始めて下さい。」ということです。実際に千曲川へ職員に行ってもらいました。するとそれほど水位が上がってきているわけではないにもかかわらず、洪水予報というものが入ってくる。これはどういうことなのかなとよく調べてみたところ、「2時間後において洪水の可能性があるので避難の準備ということを検討してください。」ということでした。
 その量水標は、現在臼田の臼田橋に設置されておりますが、実際に溢れる可能性が最も高いのは佐久市鍛冶屋ということがわかりました。ならばそれはこの鍛冶屋に設置することが大事ではないかということを、県の建設部長にもお話を申し上げて、昨年度末にこの量水標が設置されたということです。
 当然、千曲川の護岸整備をしっかり行っていくということをお願いしていきますが、それに加えてこの量水標を設置して、「この部分に来たら2時間後には洪水の可能性がありますよ。」と市民の皆さんにも見える位置にこの量水標を設置しました。そういう意味では、今後、野沢地域の皆さんにおいても、そういったソフト面において情報提供を充分にしていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 今回の「栁田清二市長に聞く」ですけれども、この梅雨シーズンあるいは台風シーズンにあたりまして、佐久市で考えられる災害として千曲川の氾濫というものが想定されます。そこで佐久市がとっている氾濫対策ソフト面ハード面などに関して詳しくお伝えしてきました。また皆さんの家庭に配られます佐久市の情報誌「SAKU ライフ」という冊子がありますけれども、「SAKU ライフ」6月号にも佐久市の防災に関して、そして大雨災害等に関する詳しい情報も出ています。更には市役所から配られている防災マップ、全家庭に配られていますので、今一度確認してみてください。万一手元にないという方は市役所へお問い合わせをお願いいたします。
 やはり市長、備えあれば憂いなしという言葉もありますけれども、市民の皆さんにこれからに向けて今一度意識を高めていただきたいですね。

  • 市長

 そうですね。
 佐久市は非常に天災が少ないまちということであっても、災害に弱いまちになってはいけないと思います。これまでのお話しの通り、様々な想定をしながら備えをしていきたいと思います。

  • アナウンサー

 前半部分では佐久市の防災対策についてお話を進めてきました。
 話題は変わりまして、つい先日も長野県から大きなニュースが飛び込んできました。県立の武道館基本構想建設地が佐久市に決定というニュースです。もうご存知の方も多いと思いますけれども、佐久市においては本当に大きな明るいニュースになりましたよね。

  • 市長

 佐久市においても武道館建設をしましょうということは、新市計画にも入っていましたし、大変老朽化が進んだ武道館の手直しということはしなければならなかった。加えて長野県でも県立武道館の建設をしていきましょうという気運が非常に高まってきた。そこで佐久市から阿部知事さんに対して、長野県も造る、佐久市も造るということでは2つを造るということで、知恵をしぼったらどうかと。ついてはそれぞれの力を合わせて、価値ある物を1つ造りましょう。佐久市へ建設して頂けるのならば、土地は無償で提供します、財源的には私達も支援をしていきましょう、ということをご提案してまいりました。その結果、県立武道館が佐久市猿久保創錬センターのすぐ北側の創錬の森に建設が決定したということです。

  • アナウンサー

 県の発表によりますと、施設規模が約50億円、予定通りに進んでいくと2019年度、今から3年後に完成予定ということですが、ここで想定される武道館の機能、規模を確認したいのですが、市長お願いします。

  • 市長

 これは主道場といわれるものをメインに造るのですが、こちらは2,000平方メートル、そして柔道場、剣道場として使う場合については、6面をセットする形になります。通常はフローリングの状態で、柔道を行う場合はそこへ畳を敷き詰めて行うことになります。6面がとれる状況そして、その2階部分が観客席になりますけれども、1,500席程度の施設になります。ステージも設置されます。この主道場の他に、畳敷きの常設の柔道場が3面、板張りの常設の剣道場が3面ということですので、合計12面のスペースを持つ県立武道館になります。

  • アナウンサー

 大変立派な武道設備になるのですが、我々が期待するのは、武道としての利用はもちろんですが、それ以外にもこれだけ大きなアリーナ施設になるわけです。いろいろな有効活用もあると思うのですが、このあたりはいかがでしょう。

  • 市長

 そうですね。
 この会見が開かれたすぐ後に、阿部知事さんとも電話でお話をさせていただきましたけれども、武道に限らずに、他のスポーツでも活用ができることを考えていきましょうというお話でした。加えてスポーツに限らず、様々な使い方を工夫していきましょう。例えばコンサートであったり、あるいはステージがありますので式典、会議。あるいは大きな学会なども開催することが可能ではないかと思っています。先頃大相撲の佐久場所がございましたが、ああいったものにも活用ができるようにしていきたい。これの客席が1,500席、アリーナを加えて計算したところ3,000席から3,500席の客数がとれますので、そういう意味では東信地域において最大の屋内施設ということになります。様々な可能性を探っていきたいと思います。

  • アナウンサー

 この時間は県立武道館基本構想建設地が佐久に決定というニュースをお伝えしております。佐久市においてもいろいろな可能性を秘めていると思いますけれども、平成23年度から始まった誘致活動、足掛け6年になるわけですが、チーム佐久の勝利と言ってもいいかもしれませんね。

  • 市長

 県議会委員の皆様、そして体育協会の役員の皆様、武道に関係する先生方に大変なご努力をいただいて、それぞれの競技団体が佐久支部だけではなく、東信や県の組織にもそれぞれの団体が働きかけて、佐久の熱意というものをお伝えして、それについて阿部知事さん、教育長さん、教育委員の皆さんにもご理解をいただいて、今回の夢の実現ができたと思っています。

  • アナウンサー

 また武道館に関する最新情報なども随時番組内でお伝えしていきます。
 今回の栁田清二市長に聞く、まず前半部分はこれからの梅雨シーズン、あるいは夏場の台風シーズンに備えて佐久市がとっている水害に関する防災対策のソフト面ハード面、さらには量水標の設置などに関してもお伝えしてきました。詳しい情報については佐久市の情報誌「SAKU ライフ」6月号にも写真付きで掲載されています。ぜひ1度、目を通してみてください。そして、後半部分では県立武道館建設が佐久に決定ということで、今後6月の県議会に関連予算などをもって補正予算を立てていくということです。順調に計画が進めば2019年度、今から3年後、ちょうど東京オリンピック、パラリンピックの前の年に武道館が佐久に建設、これも盛り上がる可能性があるのではないでしょうか。
 ではそろそろ放送時間も残りわずかとなって来ました。改めましてこの放送をご覧の方、お聴きの皆さんに向けて市長からお願いします。

  • 市長

 県立武道館の建設が決定いたしました。オリンピック、パラリンピックにつきましては、佐久市はエストニア国のホストタウンということになりました。加えて長野県においても県立武道館でありますので、県もこの東京オリンピック、パラリンピックについては大変大きな関心を持っています。そういう意味では交流人口の創出につながる様々な企画、オリンピックやパラリンピックにおいても役割を果たせるような使い方をしていきたいと思います。そしてまた、スポーツだけでなく様々な使い方を工夫していきたい。市民の皆さんのアイディアもぜひお聞かせいただきたいと思います。県立武道館の夢を実現できましたこと、心から市民の皆様に感謝を申し上げたいと思います。
 ありがとうございました。

  • アナウンサー

 この時間は佐久ケーブルテレビ、fmさくだいら合同制作、「栁田清二市長に聞く気になる市政」最新情勢などを市長解説でお送りしました。
 市長どうもありがとうございました。

  • 市長

 ありがとうございました。

  • アナウンサー

 この時間は栁田市長にうかがいました。お相手は前島でした。

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