「生涯活躍のまち構想拠点モデルに佐久市が選ばれる」「春日の県道に速度抑制工事開始」その他(6月10日)
更新日:2016年9月15日
- アナウンサー
この時間は佐久市からのお知らせ、佐久市の提供でお送りします。
今日は栁田清二佐久市長に市政についていろいろと教えていただきます。
よろしくお願いします。
- 市長
よろしくお願いいたします。
- アナウンサー
市長、梅雨になりました。じめじめしていますけれども。
- 市長
そうですね。
この季節ですから仕方ないですが、この長雨や大雨が続くことは、少し気を付けたいと思いますけれども、佐久市全体を見ますと少し水が足りない状況がありまして、志賀地区などは少し用水が足りませんので、恵の雨になって頂ければいいなと思います。
- アナウンサー
そうですね、実りの秋に向けて恵の雨。ほどほどに植物が育ちますように祈っています。
今日はいろいろとお話を伺っていきたいと思うのですが、まずは佐久市生涯活躍のまち構想についてお話をお伺いしたいと思います。
市長、生涯活躍のまちというのは、そもそも何なのでしょう。
- 市長
大都市から移住する高齢者、高齢者と言っても今はどんどん若くなっていますので、40代50代は高齢者とは言えないと思いますが、50代以降ぐらいの方々が終の住かの場所として選んでいただく、この場合は佐久市になるのですが、必要な医療や介護を受けながら、地域住民や若い世代と交流をして生活ができる拠点づくりをしていこうと。基本的には50代以降の方ですのでお元気でいらっしゃいますし、そういう皆さんが生きがいを持って暮らす場所としてこの佐久市を選んでいただきたいなと、そしてゆくゆく20年後30年後において介護、医療が必要になった時にはこの佐久を是非選んでいただきたいなということでございます。
今回、国の方で選定がありまして、当時はCCRCと言っていましたが、今は生涯活躍のまちと言っていますが、拠点モデルというのができました。これが全国で7か所あるわけですが、長野県佐久市もその最初の7自治体に選ばれたというのが6月上旬の出来事です。
- アナウンサー
大きなニュースになりましたけれども、市長のお話から生涯活躍のまち地方に移住する高齢者の拠点となるまちのことで、医療と連携し移住した高齢者、高齢者と言っても生き生きされている方たくさんいらっしゃいます。そういう方たちが生き生きと過ごせて心も体も健康に過ごせる地域づくりを進める、そういうまちを生涯活躍のまちというわけですが、このモデルに佐久市が、全国7市町に選ばれたということで、すごいことですよね。
- 市長
そうですね。
これまでにない、内閣府と連携をとる中において、こういったことが達成できたわけですけれども、実はこのまち・ひと・しごと創生本部というものがあります。地方創生というものが今、大変大きな話題になっていますけれども、その担当大臣が石破茂大臣でございます。その総括本部長が山崎史郎さんと言う方で、6月9日に佐久市においでいただき、講演をしていただきました。議員の皆さんやあるいは医療福祉関係の皆さんにお話をしていただいて、いよいよ動き出してくる。山崎さんという方は介護保険の制度設計をした方で、事務次官級の方でございます。大変思いをもって「佐久市ならばこの生涯活躍のまち行けるよね。」という話を1年半くらい前からお話をさせていただいたところでございます。高齢者というか、50代以降ということでありますので、アクティブシニアというにもまだ早い皆さんでございます。そういう方々がおいでいただく受け皿にしていきたい。この間ツイッターにも書きましたけれども、移住する方々の年齢というのはどんどん若くなっていまして、50代、40代、30代という形で増えて来ています。こういった皆さんが終の住かとして佐久を選んでいただくためには、やはり働く場所づくりが重要でありますので、そういったことに力点を置いてやっていく、産業政策とこの生涯活躍のまちづくりというのは、両輪としてやっていく必要があるだろうと思います。
- アナウンサー
全国7市町を紹介させてもらいますと、岩手県雫石町、新潟県南魚沼市、石川県輪島市、山梨県都留市、鳥取県南部町、北九州市、そして佐久市ということになるのですが、選ばれたことによって今年度から取り組みが行われるみたいですね。
- 市長
そうです。
この地方創生というのは平成27年から平成31年までの5年間ということで、政府としては位置付けをしています。その中において生涯活躍のまちとすれば、既に始まっている事業であります。第1グループとしては、佐久市臼田を生涯活躍のまちのステージにしていきたい。次の段階として今開発の議論を盛んに進めている樋橋地域。これは佐久平駅周辺の南側で都市型として、臼田の生涯活躍のまちは農村型として進めていきたいということでございます。2018年度ということで2年後、入居開始を目標に事業化を進めるという形です。
- アナウンサー
また移住希望者対象のお試し居住なども企画されているとのことですが。
- 市長
そうですね、これは空家バンクからの発想ですが、お試し住宅が布施温泉の下にありますけれども、これに加えて臼田で生涯活躍のまちを念頭に置いた「お試し住宅」をしていこうと思っています。これは今検討していますけれども、いろいろなケースがありますので、一戸建てということになるかもしれませんし、あるいは集合住宅の中にそういったものを造ることも検討していくのではないかなと、いろいろなケースを考えていきたいと思います。この臼田という所は大変特徴的なところでありますので、佐久総合病院の地域ケア科を中心とした地域の皆さんと病院との信頼関係が非常に厚い所でありますし、70年を超える長い年月、臼田地域の皆さん、南佐久の皆さんの命を支えて来ましたし、今後においては佐久市と佐久穂町も連携を深めて行きたいと思います。
- アナウンサー
首都圏大都市圏に人口が集中する中、第2の故郷として50代以上の方に移住して頂き、生き生きと過ごして頂きたいと思う全国の自治体がたくさんあると思います。佐久市がそのモデルケースとして取り組んでいくということで、50代以上の方の生き方の指針になる取り組みがまさにここ佐久市で行われるということになるのですね。
- 市長
いろいろな選択をしていただくことになると思いますが、佐久総合病院の医療の機能を使ったまちづくりはかねてから言っておりますが、大変大切なことだと思います。次の段階として行う樋橋の生涯活躍のまちにおいては浅間病院に活躍をしていただくことになると思いますけれども、医療や介護や福祉というのは暮らしのベースになると思います。大切な事は生きがいを持つということだと思います。ただし生きがいというのは、人のライフスタイルによって変わってきますので、そういったものをご用意していくことが大切だと思います。それは農業に携わっていただくのもそうでしょうし、地域の役割を持って行くことや伝統を守っていくこともそうですし、これまで首都圏で大変高いスキルを持っていて、それは語学であったり、まちづくりであったり、同じ仲間としてそういったことを活かしていただき、やっていくことも必要なのではないかと思います。それぞれの方の役割をもっていただき、期待される人あるいは期待に応えられる人、健康志向の強い方々に是非佐久においでいただきたいなと思います。
- アナウンサー
佐久市民の皆さんはもちろん、サイマルラジオをお聴きの全国の皆さんも1つの自治体のモデルケースとして注目を集めている佐久市です。注目していただきたいと思います。
この時間は、「佐久市生涯活躍のまち構想」高齢者の地方移住拠点モデルに佐久市が全国の7市町に選ばれたという話題をお聞きしました。
続いて話題は変わります。
市長、春日の県道における速度抑制工事の話題についてよろしくお願いいたします。
- 市長
これは、今年の春、大変残念な事故でありましたけれども、春日で集団登校中の小学生の列に酒気帯び運転をしていた軽トラックが飛び込んだという大変ショッキングな事故が起きました。
酒気帯びということで大変許し難いことと思っておりますが、これに対して地域のPTAの皆さんやあるいは区長の皆さん、学校の先生方からご要望をよせていただきました。市会議員の江元議員さんや吉川議員さんからも大変ご指導いただきまして、佐久市の建設部長と私と佐久建設事務所とで話し合いをしまして方向性が見えてきたので、ご報告したいと思います。
スピード抑制をするためのいくつかの方法をとっていくということであります。
まず第1に県道でありますので、道路管理は県ということでお願いをしていく立場でありますが、この道路の舗装が不安定な場所がありますのでこの部分について直していく。
第2にリブ付きセンターラインというものがあるのですが、リブ付きセンターラインというのはセンターラインの部分に突起物があり、車線をはみ出すとタイヤに衝撃や音がなり体感することでセンターラインのはみ出しを阻止するものです。それと、よくあるダイヤマークや制動心理マークやドットライン、これは道が狭くなるわけではないのですが、道の両側に点線を塗ることによって心理的にやや道が狭くなったように見えスピードが抑制されるものです。また一部にガードレールも設置していくということでやっています。事故があった前後400m~500mぐらいをそのエリアと定めて抑制をしていこうということでございます。先頃そのようなことが決定して7月には工事終了ということでございますので、夏休み、そして2学期には間に合う形で対応していくことになりました。
- アナウンサー
この工事というのは望月小学校女子児童4人がケガをして病院に搬送されたということがきっかけになっているわけですけれど、工事自体、事故の軽減につながるでしょうが、大切なのはもう1つ加えて一人一人のドライバー、さらに言えば歩行者の意識というのも大事になって来ますよね、市長。
- 市長
歩行者の意識については、縁石の内側を正常に歩いていた状況でありますので、子ども達とすれば落ち度はなかったと思います。中村さんがお話になられた最初のドライバーの意識については極めて深刻に捉えていまして、供述によればそのドライバーは朝の事故でございましたが、朝の飲酒はしておらず、前の日の飲酒が残っていたということでございまして、飲酒をして睡眠をとればお酒は醒めたものとみなして、行動をしてしまうということが大きな事故を引き起こした大きな原因だと思います。そういう意味では飲酒によっての運動制御というものは非常に狂いますので、極めて深刻なことでありまして呼びかけていく必要があります。
- アナウンサー
そうですね、この時間は春日の県道に速度抑制工事が始まったというニュースをお伝えしました。完成は7月中という事です。皆さん注目していただきたいと思います。
残りわずかになりましたが、市長。消防ポンプ操法大会が行われますが、消防団の皆さんも頑張っております。市民の皆さんに一言お願いいたします。
- 市長
6月12日午前8時から行われます消防ポンプ操法大会でございます。午後3時まで行われますけれども、市民の皆さんの生命、財産を守るために地域の消防団が大変な努力をしている発表の場であります。佐久合同庁舎の駐車場に多くの市民の皆さんお集まりいただいて、消防団の皆さんの大変勇ましい姿、地域を守る思いを持っている気概を感じられるところだと思いますので、ぜひおいでいただきたいと思いますし、この佐久市の消防団の皆さん、大会を通じて思いを固めていって頂きたいと思います。
- アナウンサー
消防団員も随時募集ということで、まずは見に行って頂いて、熱気を感じていただいて興味を持っている方入ってほしいですね。
- 市長
地域の方にも、OBの方にもおいで頂きたいと思いますけれども、家族の方にもおいで頂きたい。消防というのは比較的時間を割くので家庭の皆さんには大変負担をかけているわけですが、お父さんが、ご主人がこの地域を守るためにやっていたんだなということがわかるというのはとても大切だと思います。
- アナウンサー
それが次の世代の消防団員に繋がっていくということもありますので、興味のある方は64-4119佐久市役所総務部危機管理課消防団係までお問い合わせいただきたいと思います。
今日も佐久市政についてたくさんお話を伺いました。市長本当にありがとうございました。
- 市長
どうもありがとうございました。
- アナウンサー
佐久市からのお知らせ、この時間は佐久市の提供でお送りしました。
