「G7交通大臣会合について」「命の大切さについて」その他(平成28年9月28日)
更新日:2017年3月28日
- アナウンサー
こんにちは、この時間は佐久ケーブルテレビ・FMさくだいら合同制作「佐久市からのお知らせ」今回は、栁田清二市長にお話しを伺っていきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
- 市長
よろしくお願い致します。
- アナウンサー
さあ最近のトピックといいますと、9月の下旬に軽井沢町でG7交通大臣会合が行われました。佐久広域という観点からも非常に大きな話題になりましたよね。
- 市長
そうですね。国際会議の大変大きな舞台をご用意された軽井沢町さんにおかれましては、大変なご苦労があったと思います。また、佐久広域消防本部としては、開催期間中全て24時間体制で警戒対応をしました。アメリカでは直前にテロのようなものがあり、それに対する警戒の強化というのもございましたが、無事終えることがきました。軽井沢町は大きな舞台成功により、コンベンションシティとして市民権を得たという感じがします。
- アナウンサー
今回、軽井沢での開催ということで、佐久地域の様々な名産品なども登場した訳ですが、中でも会合の時に「SAKU13(サクサーティーン)」という地元の酒蔵のお酒が好評だったようですね。
- 市長
そうですね。乾杯をするお酒や鏡割りをするお酒については「SAKU13」を使用しました。佐久酒蔵組合の若葉会のみなさんが中心に、力点を置かれているお酒であります。また、佐久市跡部にある株式会社タク技研さんが制作した、G7の模様がレーザー加工された升での乾杯になりました。「浅麓水道企業団」のミネラルウォーターの提供等もありまして、佐久の色合いの濃いPRができたのではないかと思っています。
- アナウンサー
市長の「3・2・1、よいしょ。」と高らかな発声もありましたよね。
- 市長
そうですね。各国の皆さん、大臣の皆さんが檀上に上られて、鏡割の発声という大変光栄なお役を頂きました。
私もご一緒させて頂いたメニューの中には、当然佐久のお酒も出ていましたが、食材の中には岩手県産のもの、福島県産のものも使っておりました。あまり報道されてはいませんが、復活している東北の様子をアピールして行こうということが見てとれるお料理内容でありました。
- アナウンサー
今回は、自動車の自動運転技術あるいは、交通インフラの整備などが主なポイントだったということですが、軽井沢の地から世界に向けていろいろな情報を発信できると良いですね。
- 市長
そうですね。国際会議場として軽井沢を盛り立てていこうということは、佐久として軽井沢の町長さんと、阿部知事さんと3人で話をした時に一致した意見であります。軽井沢町が進んで行くと言う事は、佐久市にとってもプラスになるものと信じています。
- アナウンサー
まずは、9月23日・24日・25日に軽井沢町で行われましたG7交通大臣会合に関してお伝えしました。
さて、今日の「佐久市からのお知らせ」は、テーマを「命の大切さ」という観点から進めて行きたいと思います。
今年は、夏から秋にかけて非常に自然災害が多いです。自然災害から大切な命を守るため、各地でいろいろな訓練なども行われる訳ですが、10月2日には、ここ佐久市で長野県の防災訓練が開催されます。
- 市長
そうですね。長野県と佐久市との合同の防災訓練ということで、佐久市らしさをこの防災訓練に盛り込んでいかなければならないということです。
今回の防災訓練は、火山対策ということで、東京都、首都圏に影響を与える可能性のある唯一の火山である浅間山を有する佐久においては、外せない大変重要な対策になると思っています。
- アナウンサー
佐久市は、比較的自然災害の少ない街とも言われていますけれども、こういった訓練を通して、やはり市長が一番考えたい事は災害に強い街づくりでしょうか。
- 市長
そうです。災害が少ない街であるということは、地の利としては極めて恵まれ、感謝すべきことですが、そこに甘んじるのではなく、災害の少ない街であるけれども、災害に強い街でもあるという側面を持っていなければならないと思っています。
去年の今くらいから「防災訓練を佐久市で行いますよ。」というお話がありました。是非、防災訓練をお願いしますと申し上げていたのは、エリアメールです。
- アナウンサー
このエリアメールというのは、その地域の皆さんの携帯・スマートホンなどに、こういった災害が起きましたと緊急情報を発するメールですね。
- 市長
そうですね。経験ありますか。
- アナウンサー
あります。
- 市長
携帯電話がオフの状態でも、サイレント設定になっていても、音が鳴りますよね。それが佐久市周辺で、一斉に鳴ることになります。
エリアメールというのは、大地震のとき、初期微動から本震に至るまでの短い時間にできるだけの備えをする為に使われます。前島さんにFMやテレビを使って一斉に鳴ることを告知していただければ、市民の皆さんには、「10月2日の何時何分にエリアメールが鳴る。」ということは、告知できる訳です。しかしながら、新幹線で東京から金沢に行く途中の方が、佐久市を通過する場合にも鳴りますので、新幹線の車両の中で一斉にエリアメールが鳴るという現象が起きます。本当に地震が起きた時には、そういう現象が起きますので、訓練というものは不可欠なものとして、今回実現することになりました。
- アナウンサー
10月2日、佐久市臼田総合運動公園で佐久市の総合防災訓練が行われます。今年は、県との防災訓練を兼ねております。約130機関、3,000人、50の訓練種目があるということです。
訓練の為の訓練でなく、いざという時に備えて皆さんに高い防災意識を持っていただきたいですよね。
- 市長
そうですね。
- アナウンサー
今日は、「命の大切さ」を市長と一緒に考えております。
続いての話題は、佐久市が行っている不妊、不育症治療。「コウノトリ支援事業」とも言われておりますけれども、こちらについて市長解説をお願いします。
- 市長
コウノトリ支援事業につきましては、大きく2つありまして、1つは不妊治療、1つは、不育治療ということになります。不妊治療というのは、妊娠に至らない方に対しての支援でございます。もう一つの不育症については、妊娠はするけれども、残念ながら出産までには至らなかった方に対して支援をするものであります。
- アナウンサー
国や県にも助成金・補助金の支援事業がありますが、佐久市のコウノトリ支援事業の特徴はどんな点でしょう。
- 市長
佐久市の特徴としては、年齢制限を行っていません。40歳代あたりで年齢制限をするという国の報告もありますが、実際にはその年齢を過ぎても妊娠に至る方がいらっしゃいますので、年齢に関しての制限はありません。他にも所得に関しての制限をしないことや、治療するクリニックの場所について制限をしない、また、女性だけの不妊・不育治療に制限するという場合もありますが、佐久市については、性別を問わず行っており、より使い易いようにしております。例えば実際のルールでは、上限30万円、治療費合計の2分の1以下ということになっていますが、治療の回数については制限がないなど、いろいろと工夫をしたつもりです。
- アナウンサー
平成23年度からの佐久市コウノトリ支援事業の申請者数が載っているデータがあります。今年も8月の段階で右肩上がりとなっています。
- 市長
平成27年度は1年間で93件の申請がありました。今年度は4月から8月の5ヶ月で、既に67件ということで、大変大きなレスポンスを頂いています。この制度により生まれる新しい命を歓迎したいと思っています。
- アナウンサー
この時間は、佐久市の不妊症・不育症治療の「コウノトリ支援事業」。これも、安心・安全な子育て支援のひとつと言えます。
- 市長
議会でも大変大きな支持を頂いて、スタートしました。これからもより充実したコウノトリ支援事業を行い、新しい赤ちゃんの命を待ち望んでいきたいと思います。
- アナウンサー
今議会で1,800万円の補正予算が盛られたという今回の「コウノトリ支援事業」。これも佐久市の特徴ある取り組みの1つだと思います。今後も注目して頂きたいと思います。
市長、新しい命の誕生には、ステキな出会いというのも必要になってくると思います。この秋以降、更なる出会いに特化した、特徴的なイベントを始めるということですが。
- 市長
そうですね。「SAKU恋」という婚活です。「佐久鯉」に少し掛かっている部分もありますけれども、結婚支援ということについて、これまで行政がなかなか踏み込んで行くのが難しいものでしたが、大きな期待もあります。佐久市でも、行政が主体となって婚活を行っていこうとするものです。出逢いのパーティーに参加するには、各プログラムに参加することが条件となっています。
- アナウンサー
11月、12月の出逢いのパーティーですので、この出逢いをきっかけに、ステキなクリスマス、或いは年末・年始を過ごせるかもしれないですし、ゴールインもありますよね。
- 市長
そうですね。例えば、「SAKU BLOOM」の飾り付けを、参加する男性・女性の皆さん一緒にやって頂き、作ったイルミネーションを一緒にご覧頂くことがきっかけでカップルや、グループになることもあるかもしれません。男磨き・女磨きの講座も行われます。男性の皆さんには大変たくさんのご応募を頂いておりますが、女性の皆さんの枠はまだ空きがあります。より多くの皆様にご応募頂きますと、この地域においても大変盛り上がるのではないかなと思います。
- アナウンサー
市長が考える魅力的な男性像は、どのような男性ですか。
- 市長
物事をしっかり考えているということです。自分自身がどうしたいのか、人生設計について自分はこうしたいということを明確に持っている方が、男性・女性共に求めることではないかと思います。そのことについて丁寧に話しをすることができることで、女性に理解して頂けるのではないかと思います。その逆もそうですが、女性も人生設計を持つということ、お互いそういうことが大切ではないかと思います。
- アナウンサー
この「SAKU恋」は、行政主導の出逢いパーティー、婚活ということで、佐久市役所の福祉課内に実行委員会事務局あります。関心のある方は、積極的なお問合せをお待ちしております。
今回は、佐久ケーブルテレビ・FMさくだいら合同制作「佐久市からのお知らせ」気になる市政を、市長解説のもとお送りして参りました。
この秋以降、気になる話題がたくさんありますね。
- 市長
そうですね。
- アナウンサー
来月もタイムリーな話題を、市長解説でお送りして参ります。
この時間のスタジオコメンテーターは、栁田清二佐久市長でした。
