世界健康都市の構築・「心のほっとライン佐久」専用ダイヤル設置 (平成25年5月8日放送)
更新日:2015年2月2日
- アナウンサー
はい、ここからは栁田清二市長に伺います。どうぞよろしくお願い致します。 - 市長
よろしくお願い致します。 - アナウンサー
連休も終わりまして、この連休は佐久バルーンフェスティバル、あるいは佐久鯉まつり、ものすごい人出となりましたね。 - 市長
そうですね。佐久のイベントでありながら長野県を代表するイベントになってきているのではないかなと思います。
今回の大会は大変天候に恵まれて、やや肌寒さはあったかと思いますけれども、バルーンフェスティバルでは、3日間通じて朝のフライトが可能でありましたし、バルーンイリュージョンも成功できました。そして同時開催した佐久鯉まつりも大勢の皆さんにお出でいただいた形で成功裏に事を進められたと思っています。 - アナウンサー
5月に入って始めての市長出演です。今回も佐久市のタイムリーな話題を皆さんにお伝えしたいと思います。
今日のテーマの心の健康について考えていきたいと思うのですが、現在社会情勢の中で、何らかの心の問題を抱えている方も多いと思います。佐久市では市長も掲げる世界最高健康都市という大きな柱があるのですが、佐久市においても心の健康の中で非常に大きな動き、取組みが始まったと聞きました。 - 市長
新しい取組みでありますけれども、継続していた事業の拡大です。「心のほっとライン佐久」相談ダイヤルという形でございます。心の健康を維持していくための相談業務ということになるのですけれども、もう少し掘り下げていけば、社会一般的には少し過激な言い方をすれば、自殺対策と言われるものでございます。
自分自身に価値がないと感じてしまったりとか、子育てであるとか、介護であるとか、そういったことで心身ともに疲れてしまった方。お酒やギャンブルが止められない。あるいは多重債務というもので苦しんでいる。経営不振ということでなかなか思った通りに事が進まない。いろいろな悩みがありますが、そういったものをしっかりと相談を受けて、それぞれ悩みの専門家の方は違いますので、そういう方々をご紹介していくことで悩みを軽くしたり、取り除いていくことは、佐久市とすれば心の健康づくりをしていくために大変重要なものとして取り組んできたことを拡大したということです。 - アナウンサー
確か、今までは水曜日・木曜日・金曜日の週3日だったと思うのですが、事業の拡大ということで月曜日から金曜日の平日に、専門家の相談員の方が電話相談に答えてくれるということなのです。 - 市長
そうです。今お話しになられたように平日、月曜日から金曜日については午前8時30分から午後5時15分まで受付をさせていただきます。今回は専用回線の設置を致しました。
メモの取れる方はメモを取っていただきたいと思います。「電話:090-2338-5560」でございます。保健師が電話に出られますので、とてもソフトに「こちら心のほっとライン佐久です。何かお話しを伺いますよ。お話しできますか。お話しできるまで待ちますよ。」とそんな感じで話しやすい状況を作りながら対応をしていきたいと思います。今まで保健師1人でやっていただいていたのですが、2人お願いすることによって中身が充実できました。
専用回線を持つことによって、より繋がりやすく、心の相談を受けやすい状況を作っていきたいということで、5月1日から、この体制を組みました。 - アナウンサー
心の健康、これは社会生活を送る中でも非常に重要なことだと思います。大きな不安、悩みを持っている方が、どこで誰に相談していいかわからない。こういった場合に佐久市でも専用の電話相談を設置しているということです。
ぜひ皆さんも扉を開けることによって、きっと何か解決策、出口も見えてくると思います。非常に残念な話ですが、佐久市内でも毎年大勢の方が心で悩み、そして自ら命を絶たれる方もいます。
市長としてはぜひこういった心の悩み、心の健康を支援していきたいという考えですね。 - 市長
そうですね。まちづくり、政治というのは幸福論だと思いますけれども、そういったことを追及していくことが必要だと思います。今お話しになられたように、悩みを持っているということは幸せになるということには近づかないと思います。なかなか難しいと思いますし、そういう意味では大切な事業だと、世界最高健康都市という中においての心の健康を維持していくためには必要だと思っています。
私自身、ツイッターでも、私自身のホームページでもこの番号は書かれていますし、皆さんのお宅にも回覧板が回られたと思います。市役所に直接 電話:62-2111に電話していただいても繋がりますが、専用回線の方がご相談はしやすいのかなと思っております。当然秘密厳守で行いますので、ご安心をいただいてご利用いただきたいと思います。 - アナウンサー
5月と言いますと、新年度も始まって非常に身体ももちろん心も疲れる方もいらっしゃいます。5月病という言葉もあります。
まず、この番組では佐久が掲げる世界最高健康都市、その中でも心の健康に関して、佐久市が新たに事業拡大した取組みをお伝えしてきました。
今朝は栁田清二市長にお話しを聞いております。佐久市の様々な動き。そして気になる話題などもお伝えしております。
話題は変わりまして、佐久の産業推進、企業立地などもお伝えしていきます。佐久市内にも工業団地もいろいろありますが、新たな企業誘致も決まってきていると聞きましたが、このあたりお願い致します。 - 市長
より現実的に進んできたものとして、関西方面から離山南工業団地の購入のご希望も具体的な話が進んできております。近々議会の皆さんにもご相談を申し上げて、最終の決定をしていくということになります。これもまた佐久市のリスク分散、天災の少なさ、東京への近さ、といったものを利点としてお選びいただきました。関西から東京方面に進出しようとする時に佐久市を選んでもらったということです。 - アナウンサー
現在、日本国内でも安倍総理によります「アベノミクス」、この経済政策なども徐々に景気浮揚の流れを感じつつあるのですが、地域経済はまだまだ厳しい面もあると思います。今後、佐久の地域経済の発展、これはどのようにお考えになりますか。 - 市長
経済の鉄則だと思いますし、景気が首都圏、大都市から派生する中においてタイムラグが生じます。そういう意味で言うと、今回の進出というものは今の景気浮揚というものの影響がゼロではないかもしれませんけれども、直接的なものではないと思います。
しかしながら「アベノミクス」という形の中での期待感は大きいと思っておりますし、佐久でも様々な展開がなされること、佐久市においては佐久南インターを始め開発の時期にありますので、そういったものに拍車がかかれば良い方向に進むと期待しております。 - アナウンサー
今年に入りましてスペースエナジー、東芝といった大きな企業の撤退もありました。雇用の創出、これも非常に気になるところですが、いかがでしょう。 - 市長
根源的な問題だと思います。暮らしていくのにとても佐久市はふさわしい所だと思います、世界遺産にこの観光地を、というようなことを巻き起こすことはなかなか難しいけれども、暮らしていくにはもっとも暮らしやすい場所だな、と思っていただけるようなことをしていかなければいけないと思います。
そのためにはいくつもの要素を整えることが大事なのですが、その中でのベースになるのは働く場所、収入を得る場所ということになると思います。そういったものには最大の努力をしていきたいと思います。 - アナウンサー
市長は常々「ないものねだりよりもあるもの探し」こういった表現をされますが、佐久市の最大のメリットというとどのあたりを考えますか。 - 市長
一つということではないと思うのですよ。暮らすというのは、何かが突出していれば暮らしやすいのではないのです。暮らすというのはいくつかの要素がバランス良く整っているのが大事だと思います。その中で雇用があるということ、教育機関が整っているということ、天災が少ないということ、様々な活動をしていく上では大都市、東京に近いということがありますし、人と人のふれあいの中で肌が合う人柄ということもあると思います。その地域の気質というものがあると思います。こういったもののバランスの良いのが佐久市だと思います。
そういうことを総称して、総合的に「暮らしやすさ」というものが佐久市の「ないものねだりよりもあるもの探し」とした時には、ひとつひとつを申し上げた中において、全体をパッケージすると「暮らしやすさ」というものが浮かびあがってくると思います。 - アナウンサー
5月には軽井沢ブルワリーの操業もスタートします。そして近々、新たな企業の佐久市への誘致の正式発表もあるということです。今後の佐久市の経済も期待したいと思います。
今日の佐久市からのお知らせ。栁田清二市長と最新の市政の話題をお伝えしております。世界最高健康都市の構築、中でも心の健康、いろいろな不安や悩みの専門相談ダイヤル設置の事業拡大、そして佐久市が進めている企業誘致に関してもお伝えしてきました。
市長、2期目の栁田市政がスタートしております。改めて市民の皆さんに一言お願い致します。 - 市長
ひとつひとつの事業の満足度を高いものにしていきたいと思っておりますし、あるいは公約で掲げたものをしっかり整えて前に進めていくということもあります。
また公約にはなかったけれども必要だなと思うものに関しては、広く情報公開をして市民の皆さんに同意をいただく努力もしていかなければいけない。
いずれにしましても、全力疾走でこの4年間走っていきたいと思っております。 - アナウンサー
今後もこの番組では市長から市民の皆様へ様々な市政の話題、そしてお伝えしたい情報などを、逐一皆さんにメッセージを届けていきたいと思います。
ここまでは栁田清二市長にお話しを伺いました。ありがとうございました。 - 市長
ありがとうございました。
