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「佐久市豪雪関連情報」  (平成26年2月25日放送)

更新日:2015年2月2日

  • アナウンサー
     
    大雪から一週間が経過しました。改めて佐久市の現況からお願いします。
  • 市長
     
    先週の土曜日、日曜日と大雪に見舞われまして、佐久地域は大きな被害を受けました。現状においては、国道、県道、主要幹線においては、概ね通常の走行が出来るような状況になったかと思います。品不足であった物流に関しても、概ね通常の市民生活を取り戻す事が出来たかと思います。
     学校は、通学が始まりまして、給食も始まっているところであります。しかし、100%安全という形ではございませんので、集団登校を行う中において見守り隊の皆さん、学校職員の皆さん、地域の皆さんに気に留めて頂きながら、今のところ大きなトラブルも無く、通学が出来ているという形であります。
     家庭用ごみに関しましても収集が始まってきました。一つ一つ市民生活の日常を取り戻しつつあるという事ですが、また新たな課題というものも出てきていると思っています。
  • アナウンサー
     
    新たな課題という事ですが、具体的にはどういう事でしょうか。
  • 市長
     
    大雪によって被害を受けている産業のうち農業については未曽有(みぞう)の降雪でしたので、2千棟近いビニールハウスが倒壊しております。これは雪が無くならないとわかりませんけれども、果樹(りんご、桃、プルーン)に対する幹へのダメージがあるのではないかという指摘があります。或いは水稲の苗間は、実際の被害が大きいのではないかと言われています。
     復旧しようとした時には、ビニールハウスのパイプやビニールの撤去という問題もありますし、全国で発注が殺到しているビニールハウスの資材や苗間の苗も実際に間に合うかどうか。経済的にいくら被害が出るかということもありますけれども、平成26年においての農業活動が出来るのかどうかというかなり深刻な問題もあります。商工業者の皆さんにおかれましても、現在、商工会議所を通じて実態調査などが進んできますので、そういったものを見ながら対応を打っていかなければいけないと思います。
  • アナウンサー
     
    この放送をお聞きの方にも大いなる被害を被ってしまった方も多いと思います。現在、国、県、市などの行政機関でどういった形で対応していくのか、新たな制度、融資制度や保証制度なども検討しているとの事です。最新の情報は随時お伝えしたいと思います。
     今回は大雪関連の報道を中心にお伝えしております。今回の大雪は佐久市内でも100年に一度とも言われている記録的な大雪となりました。積雪も市内各所で1m前後の積雪となりましたが、今回の豪雪災害を通して、市長が気付いた点、見えてきた課題はどんなものが感じられましたか。
  • 市長
     
    雪に慣れていないというような表現がありますけれども、雪に慣れていないという事は、ある意味で言うと装備が整っていないという事もあると思います。重機や雪かき用ロータリーというものや、ソフト面においても雪捨て場が現在11箇所設置してありますが、雪捨て場を佐久市で用意しなくてはならなかったことは、今までに経験のない事です。こういった事態を目の前にした時、より多くの情報を得る中において迅速に事を決定したり、多くの情報を集めたりすることはとても大切なことだろうと思っております。3.11以降、想定外と言う事はあまり言いにくい言葉とされていますが、佐久市としては慣れない大雪というものに、四苦八苦しながら懸命に対応してきたという月日だったと思います。
  • アナウンサー
     
    情報収集という中においては、今回全国ニュースでも紹介されましたが、市長自身が使っているツイッターサイトに、市内の皆さんや近隣市町村の皆さんから写真付きのデータなども届きました。事細かに情報が分かると言う事で、今回は、1つの手段として話題になりました。
  • 市長
     
    災害対策本部を開いてやらなければいけないこと、市民からの要望というものは、たくさんのものがありました。最初に対策本部を開いたときに、意見交換を部長等とした中において、やらなければならないことが余りにも多かったです。実際には除雪の進み具合や、除雪をする能力を全体的に総合判断すると無理がありました。県内各所或いは全国的にも多くの深刻な雪害がありましたけれども、自衛隊の皆さんにお出でいただき、佐久市に入って頂いたという事で、ツイッターを始めとしていろいろな情報が集められました。実際、災害が起きている途中で現場に市の職員も行けませんし、私も行けません。その中で判断をして指示を出していくという意味では、より多くの客観的なデータが必要でありますので、ツイッターを通じての情報提供というのは有効に働いたと思っています。
     今後、SNSという技術に関しては、佐久市でも災害だけではなく違うものにも応用できるのかと思います。これまで取り組んできたことに、今回の経験を活かしてより良いものにしていきたいと思っています。
  • アナウンサー
     
    今回の豪雪災害は市内でも様々な影響が出ました。物流関係、建物の一部損壊などがありましたが、今後市民の皆さんが気になるのは佐久市の対応だと思いますけれども、佐久市としては豪雪災害に受けてどういった考えをお持ちでしょうか。
  • 市長
     方針として決めておりますけれども、2月の中旬から下旬にかけて、市が行っている公共事業で道路や建物の工事の発注をかけております。除雪に集中していただくために業者の皆さんには、「工事が終わる期限を柔軟に対応します。」という事をお知らせさせていただいております。また、農業被害に関する窓口を設置致しました。(電話:62-2111)が佐久市役所の代表番号ですが、経済部農政課が窓口となっています。こちらの方で様々な意見や要望や相談をいただく中で、課題を見極めて対応していきたいと思っております。
     農業被害あるいは商工業被害も、今後暮らしや産業の中に大きな影響が出ると思います。長野県市長会としても、松本市の菅谷(すげのや)市長から国や県に対してお願いをさせて頂いています。
     国の方でも除雪費に対しての補助や農業被害への財政的な支援が必要になります。雪が降った場合、豪雪地帯と豪雪地帯でない場所というのはお金の下り方が違います。とてもたくさんの雪が降る北陸や長野県の北部というのは国から出る費用が多いです。佐久市のような雪が余り降らない所には、除雪費用というのは国から出る費用は少ないです。しかしながら、今回の場合は豪雪地域以上に多くの雪が降ったという事を、国の皆さんにも十分にご理解をいただくための努力をしているところです。佐久広域連合としましても、総務大臣に対して、そういった事情をご説明しながら、文章をお送りしました。
  • アナウンサー
     
    市民を代表して柔軟かつ迅速な対応を望みたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
     今回は大雪に対する関連情報を中心にお伝えして参りました。改めまして、この放送をお聞きの皆さんにメッセージをお願いします。
  • 市長
     
    今回の大雪に関しては自然災害というものになるわけでございます。市役所としても懸命に対応をしています。昼夜を問わず業者の皆さんにもお願いをしていますし、地域内の除雪においては市民の皆さん、ボランティアの皆さん、学校職員の皆さん、保護者の皆さんに、大変なご努力を頂いて、行っていただいております。しかしながら十分な対応でない部分も多くあると思います。そういったものに関してはツイッターでもご意見を頂いておりますけれども、ツイッターだけではなく、(電話:62-2111)でも結構でございます。実際にお出でいただくのも、FAXでも可能です。
     いろいろな方法を持って、市民の皆さんの要望や困窮に対しての対応をしていきたいと思います。フル回転で市役所も対応して参りますので、声を寄せて頂きたいと思います。地域内の除雪については引き続きご協力を頂きたいと思っております。
  • アナウンサー
     
    大勢の市民の皆さんの思いを受け止めていただいて、今後、迅速かつ柔軟な対応をよろしくお願い致します。
  • 市長
     よろしくお願い致します。

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