このページの先頭です
このページの本文へ移動

「美笹深宇宙探査用地上局」「信号機のない横断歩道での車の停車率」その他について(12月27日)

更新日:2019年2月28日

  • アナウンサー

 今回の番組コメンテーターは、栁田清二佐久市長にお話しを聞いていきます。
 市長、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 市長

 よろしくどうぞお願いいたします。

  • アナウンサー

 今回もいろいろな話題を皆さんに紹介していきたいと思いますが、まずはじめはスポーツです。
 12月23日、京都で行われました第69回全国高校駅伝、通称「都大路」と言われておりますけれども、長野県からは佐久長聖高校が21年連続21回目の出場。結果は5位ということだったのですが、市長は実際に現地に行かれました。

  • 市長

 私は都大路へ応援にまいりまして、西京極の陸上競技場も拝見しましたが、折り返し地点の国際会議場近くまでまいりまして応援をさせていただいたところであります。
 連覇の期待もかかっていた面もありますが、選手の皆さんの頑張りというものが十分に発揮されて、最後の順位争いの中で5位に入っていく中においての九州学院とのデットヒートがあのトラック上で行われて、佐久の佐久長聖のしんがら強さというものが日本全国にPRができたのではないかと思います。
 私はツイッターをやっていましたが、ツイッターの書き込み数が大変に高く、優勝校よりも上をいっていました。九州学院が1位、佐久長聖が2位ということでしたから、ツイッター上での話題の数としては準優勝ということであったのではないかと思いますし、大変に素晴らしいレース、選手の皆さん、そしてまた高見澤監督はじめ学校関係の皆様に心から感謝申し上げたいと思いますし、頑張ってくださった皆さんを労いたいと思います。

  • アナウンサー

 来年は第70回の記念大会になりますからね。

  • 市長

 そうですね。

  • アナウンサー

 また更なる活躍を期待したいと思います。

  • 市長

 期待しています。

  • アナウンサー

 さあ、今回の「佐久市からのお知らせ」は、大きく分けて二つの話題を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
 まずはじめは2020年佐久市内に新たな宇宙観測施設の新しいパラボラアンテナ誕生の話題。
 更に話題はガラッと変わりまして、横断歩道などで例えば児童などが横断歩道を渡るときにドライバーの停車率が高いという話題を皆さんと共に考えていきたいと思います。
 まずはじめは、佐久市内に誕生する新しいパラボラアンテナについてです。

  • 市長

 これは名前が、「美笹深宇宙探査用地上局」ということでございまして、深宇宙とは深い宇宙と書きますので、遠いということですよね。地球よりも遠いということであります。臼田のパラボラアンテナの直径が64mでありましたが、今後美笹で展開されるパラバラアンテナの直径は54m。しかし能力は大変高いものがあります。
 この深宇宙の微弱な電波が送られてきて、それをキャッチするわけなのですが、それの大敵は雨なのだそうです。そういう意味では晴天率の高いこの佐久が選ばれたということになりますし、日本で一番大きなパラボラアンテナは臼田の平にある64m。そして今度できる美笹が第2位の54m。そして第3位が野辺山にあるパラボラアンテナで、これは45m。そういう意味では、日本のベスト3がこの佐久地域に立ち並ぶ形でありまして、JAXAの研究員の方にお聞きしますと、世界的に見て極めて宇宙観測に適している世界一の場所なのだとご説明をいただきました。

  • アナウンサー

 場所は、蓼科スカイラインを上っていきますと、ちょうど佐久市の前山に完成予定ということなのですが。

  • 市長

 そうですね。住所は前山ですが、美笹湖もありますので、この地域の皆さんにとっては美笹という感覚だと思いますよということをJAXAの方にお話しをしたところです。

  • アナウンサー

 先ほどもコメントがあったように、深い宇宙と書いて深宇宙。地球からおよそ200万キロメートル離れた様々な微弱電波を観測していくことで、今後小惑星探査機の「はやぶさ2」との交信なども予定されているということですよね。

  • 市長

 そうですね。「はやぶさ2」は、小惑星「りゅうぐう」を探査するわけですが、太陽系ができた頃の様子を伺うことができるということでありまして、これがファーストミッションということなります。
 64mの臼田にあるパラボラアンテナのファーストミッションは、ハレー彗星の観測でしたが、今回は「はやぶさ2」の観測がミッションとなっているのだということです。
 今後においては、ヨーロッパからの宇宙観測のオーダーが来たり、世界的な活躍をしていくということが新しいパラボラアンテナの役割と聞いています。

  • アナウンサー

 こちらの完成は2020年を予定しております。「総工費およそ111億円のビッグプロジェクト、佐久市内に新しいパラボラアンテナの誕生」という話題です。

  • 市長

 パラボラアンテナの誕生のプロジェクト名が「GRAET(グレイト)」と言うのですが、このプロジェクト、あるいは新しいパラボラアンテナ、美笹の地上局について、これをきちんと説明ができる、また理解を深めていただくための機能を、子ども未来館に作ろうと思います。
 特にこれは子ども未来館の名誉館長さんは油井亀美也宇宙飛行士ですので、JAXAとの関係を密にして、大きく皆さんに発信していきたいと思っています。

  • アナウンサー

 これはぜひ佐久市の誇りとしていきたいですね。

  • 市長

 そうですね。

  • アナウンサー

 まず「美笹深宇宙探査用地上局」に関してお届けしてきました。
 「佐久市からのお知らせ」。番組コメンテーターは栁田清二佐久市長に伺っております。
 さあ続いては、長野県が誇る「あるナンバーワン」を皆さんにご紹介していきたいと思います。

  • 市長

 これは、JAFの調査なのですが、「信号機のない横断歩道での車の停車率」が、3年連続断トツで長野県が1位ということです。

  • アナウンサー

 私は停まりますね。間違いなく停まりますね。

  • 市長

 人が(横断歩道前で)止まった時に1台目で停まる確率ということです。実際に数字を見てみると、やはり長野県は大変高いです。停車率が58.6%でありまして、全国平均が8.6%。そういう意味で言うと、そんなに停まらないものかなと思います。長野県が突出して高いということがあるので、JAFの調査において、もう一度調査をしようと、場所を変えていくつか検証実験もやっているのですが、同じ傾向が見られるということでありまして、長野県が誇るひとつのデータではないかと思います。

  • アナウンサー

 先に行われた佐久市総合教育会議の中でも、この「横断歩道におけるドライバーの停車率」が非常に高いということが話題になったのですが、更に加えて佐久市内の児童たちが、停まってくれたドライバーに対して「お辞儀をする」、これが非常に話題になりました。

  • 市長

 この議論は、佐久地域だけでなく、長野県内ということかもしれませんが、児童が渡った時に頭を下げる、お礼をしてお辞儀をする姿が見られるということなのです。
 これもいろいろ情報を討議されている中ではあり、他の県でもやっているところはあるのですが、「長野県に移住してこういった感動することがありましたよ」ということもありました。
 今日は映像をご用意しています。これは佐久市役所の職員が映像を回していて、実際にどういうことが起きているかを撮った映像があるのでぜひご覧いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 テレビをご覧の皆さんには、児童が横断歩道を渡り終えた瞬間に停まっていたドライバーに向けてぺこりとお辞儀をする、そんなシーンをご覧いただきました。実際に私も車を運転していてこういう現場に何度も遭遇しているのですが、ドライバーとしてすごく良い気分になりますよね。

  • 市長

 一方で、信号が無い横断歩道で人が待っている時に、停まることは「義務」ですよね。これは交通ルールとしてありまして、実際に違反した場合には反則金が発生しますし、ペナルティーが加えられるわけであります。
 そういう意味では、頭を下げる、お辞儀をするということは義務ではないですね。義務ではないが、相手を尊重するという姿勢は大変に重要なことだと思っております。そんなことをツイッターでもつぶやいたところ、自分は学校の交通安全教室で頭を下げるように先生に教わりました。それには二つの意味があって、ひとつは「停まってくれてありがとうございました」ということと、もうひとつはお子さんですからスタスタと歩く大人よりスピードが遅い。そういう中で、「自分が渡り終えるまで待っていてくださってありがとうございました、という意味で頭を下げると良いですよ」というご指導を受けた方がいらっしゃいました。そういったそれぞれの立場を尊重して、交通ルールに相対することはとても大切なことだと思っております。
 こういったことが長野県のひとつの特徴、佐久市の特徴とするならば、良いこととして私は伸ばしていきたいものだなと思います。
 そういった礼儀正しいお子さんについては評価をしてあげたい、褒めてあげたいものだなと思っています。

  • アナウンサー

 今後こういったことが、市長が目指す佐久市の未来像の中で「スロードライブのまち」これにもつながっていくわけですよね。

  • 市長

 総合教育会議の中においては、当然強制はできません。強制はできませんし強制するものでもありません。教育長もおりましたので、話題にして校長会議等を通じて各小学校で話題にしていきましょうと、こんなことが話し合われました。

  • アナウンサー

 一年の最後に明るい良い話題ですよね。

  • 市長

 そうですね。大変に伸ばしていきたい良い特徴だと思います。

  • アナウンサー

 「佐久市からのお知らせ」、この時間の番組コメンテーターは栁田清二佐久市長に話しを伺っております。
 さあ今年も、まもなく2018年が終わろうとしているわけですが、1年間を振り返るといろいろな出来事、ニュースもありました。
 そして、来る2019年もいろいろな動きがあるわけなのですが、そんな中で年末年始、ケーブルテレビではある特別番組を放送するということなのですが、これは実際に市長もコメンテーターとして出演されました。
 「県議会議員が見る佐久地域の今」ということで佐久市・北佐久郡区選出の4名の現職議員の皆さんに個々に感じる佐久地域のいろいろな思いを語ってもらった、こんな番組収録があったのですね。

  • 市長

 私もこの番組をお手伝いさせていただきまして、4名の県議さん、今井県議さん、藤岡県議さん、小山県議さん、花岡県議さんの4名の現職の議員さんがいらっしゃいます。皆さんにこの佐久地域の良さ、佐久地域のもう少し頑張らなくてはいけないところ、あるいは長野県に対しての将来像、この辺りをお話しいただいたところです。私も議会議員、県議をやっていましたが、この新しい論点を見出していくのはとても大切なことだと思います。その論点というものが価値あるものならば、さまざまな人が意見を交わすようになる。そのことによってひとつの到達点が見出されてそちらの方に社会が動いていくというような、そういう役割を私は県議の皆さま、議会議員の皆さまにはあると思っていて、そういう意味ではいろいろな論点、こういう論点をお持ちなんだと気付きのできる番組になったのではないかと思っております。
 より多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 1月の1日から4日まで佐久ケーブルテレビで放送されるということです。そしてこの番組の中では市長も少し気になるような、いわゆる新しい論点も議題に出たということですからぜひ皆さんチェックしてみてください。
 さあ、今年も1年間この「佐久市からのお知らせ」をご覧いただき、そしてラジオをお聞きいただき皆さんありがとうございました。
 この2018年は、もうこの番組は最後になりますが、改めて市長からこの放送をご覧の皆さん、ラジオをお聞きの皆さんにお願いします。

  • 市長

 はい。平成最後の年の瀬ということでございます。今年を表現するひとつの字として「災」という文字が表されました。
 全国的に災いの多い、災害の多い年ではあったわけでありますが、佐久市においては大変ありがたいことに大きな災害ということには至りませんでした。しかしながら佐久市は災害の少ないまちでありますが、災害に弱いまちになってはならない。災害に強いまちをこれからもつくっていきたいと思っておりますし、市民の皆さまのご努力や関心も高めていっていただくことが必要だと思っております。
 努めて災いのない素晴らしい年を皆さまにお迎えをいただきますことを心よりお祈りを申し上げまして、今年最後のご挨拶とさせていただきたいと思います。

  • アナウンサー

 ちなみに市長の年末年始はどんな予定になっていますか。

  • 市長

 年末というのはあまり予定が入りませんので家のことをします。奥さんからのオーダーだとか子どもからのオーダーなどがございますのでそれに従いながらより良き時間を過ごしていきたいと思っています。
 元旦は朝5時前に起きて早朝からの日程が入っています。

  • アナウンサー

 公私ともども徹底した情報公開ですね。

  • 市長

 そうですね。

  • アナウンサー

 さあ、皆さんも今年一年間ありがとうございました。
 また来る2019年もこの番組内では様々な話題を市長解説のもとお届けしていきたいと思います。
 どうも一年間ご覧いただき、お聞きいただきありがとうございました。
 この時間の番組コメンテーターは栁田清二佐久市長に伺いました。
 どうもありがとうございました。

  • 市長

 誠にありがとうございました。

  • アナウンサー

 良いお年をお迎えください。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

お問い合わせはこちらから

本文ここまで

サブナビゲーションここから
ページの先頭へ