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「佐久市内の長野県立高等学校における教室の寒さに対する要望」「中部横断自動車道要望」その他について(2月13日)

更新日:2019年4月9日

  • アナウンサー

 さあ、このテーマソングが流れてきたら、そうです、この時間は、栁田清二佐久市長登場でございます。よろしくお願いいたします。

  • 市長

 よろしくお願いいたします。この曲は「Uの遺伝子を継ぐ者」という曲でございまして、かつてのUWFのテーマ曲として、私は新日ストロング系の人間でございますので、その神髄として「Uの遺伝子を継ぐ者」という曲を使わせてもらっています。

  • アナウンサー

 本当に胸が熱くなります。市長は元柔道部ということでやはり格闘技がお好きというのはこの曲を聞くたびにわかります。今日もよろしくお願いいたします。

  • 市長

 よろしくお願いいたします。

  • アナウンサー

 さあまず、最近の話題からいきたいと思います。
 新聞でも話題になりましたが、「インド政府が1月31日、佐久平駅周辺を視察」。こちらの話題からお願いします。

  • 市長

 大変に光栄なことでございますが、インド政府の皆さんに佐久平を視察していただきました。実はこれは初めてではなく、これまでにもブラジル政府やタイ王国、タイ政府の皆さんにもお出でいただいていますが、新幹線の駅を見にお出でになるのです。
 佐久平駅周辺の固定資産税は平成8年と平成28年を比較いたしますと117倍となっています。

  • アナウンサー

 そんなに変わっているのですね。

  • 市長

 すごいですよね。これは60ヘクタールの区画整理事業でその固定資産税の比較ですが、これだけの土地利用が成功したというのは全国でも稀というか唯一ではないかと思います。
 国土交通省が海外向けに作っているパンフレットの中で新幹線の中間駅の成功例として佐久平駅を紹介してくださっています。そんな形で政府関係者、JICA(ジャイカ)の皆さんがお出でになったということなのです。

  • アナウンサー

 2月5日までの期間中に他に視察しいる駅が、東京駅、大阪駅、横浜駅、金沢駅。この表現が正しいかわかりませんが、肩を並べるような形で佐久平駅の視察があるということはすごいことですよね、市長。

  • 市長

 大変に名誉なことだと思いますし、この都市計画が成功したひとつの大きな例だと思います。現在、佐久平駅周辺の土地利用率が99%ということになっておりますので、これから進めていく佐久平駅南、イオンさんやドコモさん、デニーズさんがあります南側の田園地帯22ヘクタールを都市化していく事業を行っていくことになります。

  • アナウンサー

 基本的なところから市長に伺いたいのですが、市長からいただいた資料を見させていただくと、住んでいる人にとっては当たり前のことかもしれませんが、本当に新幹線の開業前の田んぼだった状況から、今の佐久平駅周辺が出来上がっているわけですが、これは何が良くて佐久平駅がこんなに固定資産税の増収につながったのでしょうか。

  • 市長

 たぶん都市的土地利用としての成功というのは新しいまちとして集中してものをつくっていったということがあるだろうと思いますし、この利便性、東京から75分という時間ということも大変に近距離でもありますし、景観や暮らしやすさが際立つ佐久というものが評価された結果ではないかと思います。

  • アナウンサー

 市の補助によって「蓼科口」と「浅間口」の2つができたことで、2つのそれぞれの目的でまちが形成されているということですよね。

  • 市長

 よくご存知ですね。これは橋上駅と言って、階段を上って行って改札があって、また階段を下りてくるという「橋」の「上」ということであります。そうなると土地利用が倍できますよということです。当時の鉄建公団から出された図は本当に小さい駅で、語弊があるといけませんが、高原の本当に小さい駅で小海線の佐久平駅は造られる予定はありませんでした。岩村田駅から歩く歩道でつなげればいいのだという発想で、駅は2階建ではなく1階建て。これでは駄目だと、佐久平の玄関口として相応しくないと、三浦前市長さんのもとで大開発を行ったということです。そのことによってこの佐久平がこの佐久地域全体の集積の場所、都市化が進んだということです。たぶん私は100年経ってもこの場所が佐久平の中心であると確信しています。他に高速交通網は出てこないと思いませんか。中央リニアなどが整備されることはあったとしても、その場合はこの駅が使われると思うのです。そういう意味では大変大きな評価をいただいている佐久平駅を海外にも今後も発信してきたいと思っています。

  • アナウンサー

 海外からの視察は、ブラジル、タイに続いて3回目ということですが、明らかに他の駅の視察というものを見てもこの佐久平駅はそれだけ評価されていて、このまちが評価されているということを誇りに思います。

  • 市長

 そうですね。インドの皆さんから佐久の景観ということについても非常に評価をいただいていて、大変に美しいまちだということのご評価もいただいたようであります。
 今後はやはり新しい土地利用を行っていく意味においても、出展意欲が高まるような、「あー、このまち歩いてみたいな」と思えるような歩行空間に努めていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 世界のモデルケースとして佐久の未来にも注目が集まっている、そんな話題かもしれません。

  • 市長

 そうですね。

  • アナウンサー

 「インド政府が1月31日、佐久平駅周辺を視察」というニュース。最近の話題からお伝えしました。
 さあ今日のメインテーマにいきたいと思います。よろしくお願いします。

  • 市長

 1つ目の話しとして、佐久市内の県立高等学校の教室の寒さが話題になっているというか、私が話題にしているという面もあるのですが、そのような話題が私の方に寄せられました。「耐えがたい寒さなんだ」ということがツイッターで寄せられまして、ツイッターのアンケート機能を使ってみました。
 「教室の寒さについてお聞きします。教室の寒さはいかがですか。」とお聞きしたら、私が選択肢をもう少し考え、「耐え難い寒さ」と書けば良かったのですが、同じ結果になると思いますが「すごく寒い」「寒いけど耐えられます」「さほど寒さは感じません」の3つでやってみたところ、80%の方が「すごく寒い」と言うのです。
 「リプライ」という形で返事がきますが、今までにない返事の量なのです。口々に異口同音にこの寒さということについて寄せられる声が尋常ではないのですよ。だからこれはこのままにしてはいけないということで県議会議員さんにお声掛けをして、原山教育長に陳情をしました。小山さん、藤岡さん、花岡さん、今井さんにもお声掛けをしまして、今井さんはその時はご都合で来られませんでしたが、ご同席いただいて陳情しました。
 教室の室温には基準がありまして、適温は17℃以上28℃以下となっています。これは去年の4月に改定となりました。原山教育長から出された答えは4つありました。「高校の教室の温度を各学校は測っているのです。各学校では教室の測温を年2回していて、基準を下回った学校もありました。」という答えがひとつ。
 2つ目が、「県の教育委員会は各学校に対して灯油の不足があれば、教育委員会に申し出るように各学校に伝えてある」。灯油が十分に配られていないから、予算がないからストーブをずっと点けられませんよ、という意見も寄せられていたのですが、教育委員会の立場で言うと、灯油に不足があるのであれば言ってくださいと、灯油の分のお金は出しますと伝えてあるというのです。
 3つ目が、これは野沢北高校でやっている工夫だそうですが、「扇風機を利用して空気を循環させ、1か所が暑い、寒いことにならないよう工夫をしている高校もあるというので、そういう工夫は各学校でもしてほしいですねというのが教育長の考え。
 4つ目として、「すべての教室が適正な温度となるよう徹底していく」というのです。これは前向きな意見ですよね。

  • アナウンサー

 非常に前向きですね。

  • 市長

 そのとおりにやっていただきたいものだなと思いまして、この答えを各県議の皆さんと私で佐久地方の高等学校の校長先生にこういう答えになっていますのでしっかり灯油の要求はしてくださいと申し上げていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 市長ご自身のツイッターに寄せられたところがまずひとつの起点としてあり、いろいろなところへのアプローチもありました。実際に「佐久市内の長野県立高等学校の教室の寒さに対する意見」というのが高校生からも寄せられて全体の80%の高校生が「すごく寒い」と言っている。「何で寒いのか」と不満を感じながら授業を受けていたかもしれない生徒さんは、市長と動かれた小山県議、花岡県議、藤岡県議の迅速な対応によって、「あー、そういうふうに動いてくれたんだ」「変わっていくかもしれない」と高校生にとっても嬉しいことですよね。

  • 市長

 これは主権者教育の最たるものだと思うのです。今は若い人が政治に興味が無い、関心が無いと言われていますが、私はそんなことはないと思っています。なぜなら、政治というのは暮らしそのものですから。教室の寒さについて関心の無い高校生はいないと思います。だって寒いですもの。寒い教室に関して関心の無い人はいないですよ。それについて、政治というアプローチによって変わっていくとするならば、関心が無いはずがないですよね。
 私は戒めとして思っていますが、自分の意見を聞く気のない政治家に興味が無いのですよ。人の意見を聞く気のない政治家に興味はないじゃないですか。そんな人に言ったって何の価値もない。

  • アナウンサー

 何も変わらないですよね。

  • 市長

 この状況が、変わらなければ、変わらないとするならば県議会議員の皆さんにぜひ県政檀上でぜひ迫っていただきたいなと思います。「答えはそうなっているが現状が変わっていないじゃないか」というのを迫っていただきたいと思います。だって利益代表者ですからね。その議員というのは。首長もそうですけれども。そういう意味では強く改善をしていってもらいたいと思っています。

  • アナウンサー

 この寒さに関する市長のツイッター、資料までいただいているのですが、かなり面白いです。高校生のご意見とかね。また県外の方からも「私はこう思います」「ちょっと横道から入りますけれど」なんて方もいらっしゃいますし。ぜひ市長のツイッターを見ていただきたいですし、佐久市内の県立高校、教室の温度が適切かどうか、早急に実態調査、速やかな対応。とまあ要望が出ているのですから、考えなければいけない。

  • 市長

 例えばこれ、高等学校のことで県立じゃないですか。だから市が文書で出すのはどうかという意見もあったんですよ。だけど僕はそんなことはないと思う。だって県道の陳情をするじゃないですか。国道の陳情もするじゃないですか。国道だって国の管理だし、県の管理のものもあるけれど、県道だって県の管理のものだと、県が建設をするのだと。それに対して市は口を出すわけだから高等学校の温度だって口を出していいでしょ、ということで少し動いてみて状況に変化をもたらしたいなと思っています。

  • アナウンサー

 佐久市内の長野県立高等学校における教室の寒さに対する要望を行ったという話題をこの時間お伝えしました。
 さあ、最後はちょっと駆け足になりますが、中部横断自動車道要望についてお願いします。

  • 市長

 2月13日に要望に行きます。今回の要望活動はいつもと違って静岡市と合同で行います。静岡市長さんと私と一緒に行って国土交通副大臣に面会し、お願いをしてきます。
 国土交通省の皆さんは理解を十分しているのですが、私たちの姿勢とすれば、「これからは建設の時代から利用の時代にしていきます」。私たちの利用の仕方とすれば、佐久平駅南の周辺の土地利用や、佐久南IC周辺の土地利用であるとか、あるいはまた佐久臼田ICの周辺に工業団地を造りますよとか、あるいは臼田の運動公園の利用価値を高めていきますよということで、建設から利用へ変えていこうという運動にしていきたいと思うと言ってきたいと思っています。
 静岡も今豪華客船が多く来ます。豪華客船が来て、停泊が6~8時間。そうすると豪華客船から外国のお客様が降りて8時間何をやりますかというと、人気が「果物狩り」とか。静岡に降りて山梨で。あるいは富士山の5合目まで行って3合目まで歩いてくるとか、これは8時間でできるコースだそうです。

  • アナウンサー

 そうなのですか。

  • 市長

 そういうものをインバウンドの中でやっていく、これも建設から利用なのです。利用というものに力を入れていく。だって道路は造ることが目的ではなく、利用をして地域活性化するということが目的なので、その利用の具体的な内容について勉強をしていきましょうと。そういう意味では国土交通省も応援してねという話しをしてきます。

  • アナウンサー

 中部横断自動車道ができることによって、佐久平に住む皆さんも太平洋がすごく近くなったり、清水港が近くなったり、具体的に自分の生活が変わることもあります。国際的な視点から見てもインバウンド効果、海外から人が来て、道路が整備されれば、本当に広い地域を楽しむことができる。その礎のひとつとしてあるのが中部横断自動車道の開通ということですね。

  • 市長

 おっしゃるとおりです。段階的に来年の3月までに静岡―山梨ルートが全線開通します。ここで、大きな変化が起きるのではないかと思います。例えば、佐久地域で、養豚、牛など家畜の餌はどこから来ているかというと、鹿島から来ているそうです。鹿島臨海工業地域がありますね、これが清水から来るとなると値段も時間もとても短縮され安くなります。そうなると皆さんの食卓にのぼる豚肉などが安くなったらいいねという利用の仕方の提案もしてきます。

  • アナウンサー

 また中部横断自動車道について、これだけ伝えさせてください。中部横断自動車道ができると広域ネットワークが迅速にできるから震災時の対応も災害復旧が迅速にできるのです。

  • 市長

 おっしゃるとおりです。今度できる県立武道館は東信地域の震災が発生した時の物資搬入のストック場所になります。これも利用のひとつになります。

  • アナウンサー

 このあと、市長は中部横断自動車道早期全線開通に向けて要望にも伺うということですからね。ニュースのひとつとしてお伝えしました。
 さあ市長、最後になりますが、ラジオで流したい市民の皆さんへの1曲をお願いします。

  • 市長

 今日はHilcrhyme(ヒルクライム)の「春夏秋冬」という曲です。この春夏秋冬は、いつかければいいのかなと思いつつ、考えてみればいつでもいいのだなというものがあり、しかしながら少し春待つ思いの中で聞くといいかなと思いまして選びました。
【♪春夏秋冬】

  • アナウンサー

 新潟が生んだHilcrhyme(ヒルクライム)の名曲、市長、素晴らしいですね。

  • 市長

 このHilcrhymeのラップの能力はすごいなと思います。日本の音楽シーンの中でもラップはここまできているのだなという気がしませんか。一番最初は佐野元治がラップをやった時、何かしっくりこないなと。天才佐野元治を僕は尊敬していますが。この頃に比べて、すごく進化していると思いませんか。

  • アナウンサー

 素晴らしいですよね。まあ、今年のグラミー賞もラップのアーティストが獲ったということで。

  • 市長

 素晴らしいですね。

  • アナウンサー

 さあ、最後になりましたが市長、ひと言お願いします。

  • 市長

 インフルエンザが再度流行という形でございます。一息ついたと思っていたところ、広がりを見せているところであります。ぜひ手洗い、うがい、暖かくしてマスク着用で予防に努めていただきたいと思います。お身体をお大事にどうぞ。

  • アナウンサー

 この時間は栁田清二佐久市長でした。市長、ありがとうございました。

  • 市長

 はい、ありがとうございました。

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