「平成31年佐久市議会第1回定例会の代表質問を振り返って」その他について(3月12日)
更新日:2019年4月9日
- アナウンサー
この時間は栁田清二市長登場です。よろしくお願いします。
- 市長
よろしくどうぞお願いいたします。
- アナウンサー
太陽の日差しがすっかり春ですね、市長。
- 市長
やっぱり不思議なもので暦っていうのは正しいもので、刻一刻と啓蟄の季節になって参りますし、春になるわけですね。
卒業式のシーズンで。
- アナウンサー
お別れ、旅立ちの季節ですね。
- 市長
そうですね。個人的なことを申し上げると娘がこれで高校を終わって大学に行くので。
- アナウンサー
そうですか、おめでとうございます。
- 市長
一生に同じ家に暮らすのはもう無いんだなぁって思うと感慨深いですね。そこはまぁ可能性としては高いっていうのですかね。
なかなか春というのは、出会いと別れと。
- アナウンサー
色々市長も思う所があり、そして市内の小中学校、高校もね、卒業式ということで。
- 市長
そうですね。
- アナウンサー
卒業生の皆さんに市長からも一言。
- 市長
区切りですよね。卒業というのはひとつの区切りだと思います。その中で新しい希望を持ってスタートを切っていく素晴らしい季節だと思います。私も自分自身浪人経験があるのですけれども、その時の春というのは少し「あと一年、自分でやらなきゃいけないのか」と見えることもあるとは思いますが、努力というのは成功を約束するものではないのだと。同じ努力をしていても、成功する時もあれば成功できない時も実際あるわけです。
しかし、その努力というのは成長を約束すると。自分自身が成長するということについては間違いなく努力した分だけ自分が成長できると。
このことを信じて、是非一年間苦労する方もいるかとは思いますが、頑張っていただきたいと思います。
- アナウンサー
私も浪人経験がありますので、市長の言葉というのは胸に刺さりましたね。
- 市長
そういう気持ちでね、この春いらっしゃる方もいるとは思いますが、成長できる一年を手にしたというふうにご理解いただきたいと思います。
- アナウンサー
そして次のステップをつかんだ方は輝かしい春になりますよね。
- 市長
そうですよ。そうそう。
- アナウンサー
これから卒業式、卒園式を迎える方もいらっしゃるとは思いますが、親御さんもまた気持ちひとしおだと思いますけどね。
- 市長
そうですよね。ご自身の手塩にかけたお子さん、色んなことを思い出すでしょうしね。
良い春にそれぞれ皆さんしていただきたいと思います。
- アナウンサー
3月14日は望月小学校の卒業式、佐久南幼稚園の卒園式を皮切りに、3月25日まで卒業式、卒園式が行われますが、まずは最近の話題、卒業式の話題からお伝えしました。
さあ栁田市長、今日の本題に行きたいと思いますが。平成31年佐久市議会第1回定例会の代表質問を振り返って、市長のツイッターも振り返ってご紹介いただきたいと思います。
- 市長
今開会をしている佐久市議会というのは、来年度の予算、2019年度の予算を審議していただいています。議会の皆さんから代表質問ということで、各会派を佐久市議会はとっておりますので、各会派から質問をいただくことに加えて、一般質問という形でそれぞれの議員さんからもご質問をいただいてそれに対してお答をしていくということです。
そして、いくつも大きなことはこの番組でもこれまで触れてきましたが、大事だけれども今まで触れてこなかったことをいくつか申し上げたいと思います。
まず、浅間総合病院が頑張っていきますということで、今までいらっしゃらなかった循環器内科なのですが、急性心疾患者さんへの心臓カテーテル治療が行えるということで新しい先生をお迎えしたいと、一定のめどが見えているのです。ちょっとまだ発表の段階じゃないのですが、狭心症や心筋梗塞の対応が高まりますので、非常に佐久市立の病院としての機能が高まっていきます。
心臓カテーテルにつきましては、それなりの専門の機器が必要ですので、そういったものを整備していく中において、ただこれ高いのですよ、2億8千万するのですが、そういうことを整備していきます。議会の皆さんお認めいただけますか?というようなこともお願いしています。
- アナウンサー
救急医療の充実と言うのは、佐久市に住む人にっとみればね。
- 市長
そうですね。本当に明日は我が身というのですかね、ご家族の方もあるかとは思いますが、本当にそういう場面に遭遇していただくと、地域医療の重要性というのもよく理解いただけると思いますし、佐久市はとても安定していますから。
- アナウンサー
なるほど。佐久市立国保浅間総合病院、機能強化に向けた医療体制の話し合いもされているということですね。
- 市長
また、加えて佐久市営球場が新しくできるのです。
- アナウンサー
素晴らしいですね。
- 市長
素晴らしいです。これまでお話ししたのは、4月6日イースタンリーグ公式戦、巨人楽天戦だったと思いますが、加えて5月18日に信濃グランセローズ公式戦、そして5月25日には作新学院高校、ここは優勝経験もありますよね。中村さんの時代は江川投手でしたね。
- アナウンサー
そうでしたね。
- 市長
それでお招きをして、VS佐久長聖、VS岩村田高校という形で招待試合を行いますということ、そして7月6日には日本女子ソフト一部リーグ、戸田中央総合病院メデックスVS大和電気という形で行います。日本の女子ソフトってレベル高いですよね。
- アナウンサー
そうでしょうね、オリンピックで金メダル取っちゃうくらいですしね。
- 市長
それで、この球場ソフトボールもできるのですよ。ナイターソフトや町内ソフトをやっている方も沢山いらっしゃいますので、よくソフトボールもできるのですか?とご質問もいただくのですが、見ていただくのが一番だなと。そういう意味では、この試合をやることでソフトできるのだなとご理解いただくためにやっていこうということで、非常に期待できる試合じゃないかなと思います。ソフトボールが好きな方には非常にインパクトのある試合ではないかなと思いますので、見ていただきたいなと思います。
- アナウンサー
この新佐久市営野球場ができたことで、色んな可能性というのは広がっていきますよね。
- 市長
そうなのですよ。指定管理者をシンコースポーツさんという会社さんがとられまして、ここってオリンピックスタジアムの指定管理者でもあるのですよ。ということは、指定管理者が同じ人がオリスタ、佐久スタジアムってやりますので、第一試合会場、第二試合会場と両方人工芝で同じコンディションで取れるということと球場の中でブルペンって、昔よくファールゾーンでやっていたじゃないですか。
- アナウンサー
やっていましたよね。
- 市長
あれ今駄目なのですよね。公式戦駄目なのですよ。
そういう意味でいうと、佐久の新しいスタジアムは三人立ちの室内になっていますので、球場の中ではやらない新しいスタイルの企画なので、そういう意味でも利用価値は高いのではないかと思います。
- アナウンサー
巨人・楽天戦も売れ行き好調で、直江投手が出るかどうかってね。
- 市長
そこですね。話題はそこですね。
- アナウンサー
話題になったのですよね、松商からドラフト3位で巨人に入りましたけど。
- 市長
私ね、お父さんも良く覚えているのですよ。私たちより二つ先輩でね、昭和42年組の方だったと思いますけれども、松商学園が甲子園行った時のピッチャーで、大変よく覚えていますね。
- アナウンサー
そうなのですね。
- 市長
そういう意味でも直江さんって期待されていたというか、注目されている、その辺もあったと思いますね。親子で甲子園かかっていたっていう事で、結局甲子園はね、地元佐久長聖が出場するという形にはなりましたけどね。非常によく覚えています。
加えて、私ども佐久市の方向とすれば、特徴ある発展をしましょうということで、特徴というのはなんですか?というと、このFMさくだいら周辺でいえば、便利・商業集積があるというのが特徴ですよね。これはこれで伸ばしていきましょうと。例えば臼田というところは、とても特徴的な医療環境が整っているというところ、みたいなものがありますよね。
その中で、今回力を入れていきましょうというのが、「内山」なのです。
- アナウンサー
内山なのですね。次の話題です。
- 市長
そうですね。内山のキャンプ場というのは、2018年度、今年度ですね、利用者が1万人超えなのです。非常に上がってきていて、少子高齢化なので色んな数字は基本的に右肩下がりなのですよ。その中で右肩上がりにもっていっているという形でして、非常に関心が高い。最近行ったことあります?内山牧場。
- アナウンサー
いやぁ行ってないですよ。
- 市長
抜群に良いですよ。言われてみると良いというか、色んな方面から取材とか評価があったりするので、改めて行ってみると、「このロケーション良いのですよ」って言われて見てみると、内山牧場から見る荒船山とかって、日本にない風景ですよねなんて言われて。ああ、そういう切り口もありますね、という風に思いますが、やはり海外の方も多いですね。そこで、株式会社スノーピーク地方創生コンサルティングというところと一緒に協力しながら、当然入札とか手続き取っているのですが、周辺整備の基本コースを作っているのです。
そして、2019年の基本実施設計ですが、とりあえず今のキャンプ場って色んな意見があるのでしょうが、利便性や清潔さをものすごく求められる形になってきています。そういった意味では、2019年度、来年度は「サニタリー」、お手洗いやシャワー等に関して清潔感があってスタイリッシュなものを整備していきましょうと。
- アナウンサー
なるほど。
- 市長
そういうものが整っているキャンプ場って良いじゃないですか。
- アナウンサー
行きやすいですよね。
- 市長
そうですよね。ハイヒールとは言わないけれども、東京のオフィスで仕事していたそのままで来られますよと。交通アクセスも含めて。
そういう場所として、スノーピークさんと地元の内山の皆さんってすごく意欲的なのですが、その皆さんと協議しながら良いキャンプ場を、そしてまたキャンプ場って二泊三日とか三泊四日とかでおいでになりますので、回遊しますよね。そういう皆さんが内山の中で工夫して回遊していっていただけるような仕組みづくりもしたいですよね。
- アナウンサー
キャンプファンが内山をきっかけに佐久を知ることになると。
- 市長
そうなのですよ。そういう方法が良いなと思っていますし、やっぱりここに来たのであれば地元の立科牛とかでバーベキューとか、地元の職人が作ってくださったソーセージとか、本当に顔の見える関係で道の駅で言えばおばちゃんの作ってくれたとうもろこしや野菜とかね。そういうのが良いじゃないですか。
- アナウンサー
新たな佐久の新提案ですよね。
- 市長
そうなのですよ。私最近「ヒュッゲ」って言葉を方向としているのです。HYGGEっていうのね。デンマーク語で価値観なのだそうです。例えば家の土曜日の夕方、少し時間に余裕があってぼんやりして、夕暮れ時に少し好きな本を読んだり、風景を楽しんだりとか。心が落ち着く時ってあるじゃないですか。その状況を言うのですよ。そういうものを佐久で提供していきましょうと。
観光地の特徴とすれば、温泉に浸かって、楽しい宴会が待っています。そういう観光地もあると思いますし、テーマパークがあるところもあるし、様々な文化があったり食文化があったりすると思うのですが、佐久の場合は訪れて時を楽しむ、自然の中に身を置くことで心地良さを感じるとか、そういう方向だと思うのですよね。そういう意味では、ヒュッゲという方向の行き着く末には内山牧場のスノーピークとの共同というのはありだと思っていますね。
- アナウンサー
いただいた資料だと、デンマークというのは非常に住んでいる方の幸福度が高い国なのですね。
- 市長
そうなのですよ。幸福度というのは、全てのものを高めていくという方法もあるのですが、自分自身が満足していくということもあるのですよね。
今の暮らしに満足しています?。
- アナウンサー
そう言われるとドキッとしちゃいますね。
- 市長
そこをね、それがね、ああ幸せ、幸せって思えることが良いというか。行政が言うとそれって自分のハードル下げているだけじゃないの?と引き合いもあるのではないかと思うけれども、それでも皆さん幸せになりたいじゃないですか。そういうものの時間が過ごせるような、ベーシックな所を行政が行っていくというようになるかと思うのですけれども。
これね、キーワードだと思うのでちょっと記憶に留めておいてもらいたいのだけれども。
- アナウンサー
ヒュッゲですね。
- 市長
コリンズという辞書があるじゃないですか。コリンズ英和・和英とか。コリンズって出版会社ですが、ここが2016年のヨーロッパですが、話題となった言葉ベスト10という中に入っている言葉なのですけれども。流行語大賞かもしれませんね、日本でいうと。
その中で、デンマークのヒュッゲという言葉がこうなっているのですけれども、山村テラスをやっている岩下大悟さんから聞いた言葉だったのですよね。
ちょっと蛇足ですけれども、この岩下君のセンスすごく良いのです。
八千穂高原にある宿泊施設があるのですが、ムーミン知っています?
- アナウンサー
知っています。
- 市長
ムーミンに出てくるスナフキン知っています?
- アナウンサー
知っています。
- 市長
スナフキンのお父さん知っています?
- アナウンサー
え?スナフキンのお父さん?
- 市長
ヨクサルっていうのですよ。ヨクサルっていうのは流浪の民で、旅している人なのだけれど、この人が実際に定住をしたらこういう家に住むんじゃないのっていう、そういう家なのですよ。
これね、一泊一万七千円。食事付きません。だけれども多くの欧米人来ているのですよ。私、方向として進んでいくのは、これじゃないかと思うのですよ。
- アナウンサー
1つそれが軸にあって、内山の開発も進んでいくっていうね。
- 市長
そうなのですよ。
- アナウンサー
時間が少なくなってきてしまったのですが、臼田の総合運動公園、みんなの夢アワード9について、まとめてお願いします。
- 市長
そうですね。これで中部横断自動車道の建設が佐久市分終わりましたので、利用促進をしていきましょうねということで、臼田の総合運動公園で、テニスコート、宿泊棟、管理棟、施設全体の再整備をこれからいきますよということを議会でお話しをさせていただきました。加えて、夢アワード9ということで、田澤麻里香さんという、小諸市出身の方が夢グランプリですよね。
- アナウンサー
すごいですよね。
- 市長
すごいですよ。
- アナウンサー
ワタミさんがやっているね。
- 市長
そうそう。ワタミさんが主催の、これ9回目なのですけれども、すごい数のプレゼンテータが出ているのですけれども、その中から見事グランプリをとられたということで、酒蔵で宿泊をやりたいということなのですよね。実際には協力していきましょうという議論で進んでいるのですけれども、舞台はですね、臼田の橘倉酒造さんと、井出平さん。私も良く知っている方ですが、この方も一緒においでいただきましたけれども、この夢を実現していきましょうと。ただ泊まるだけではなくて日本酒が飲める宿ですよというのではなくて、実際その酒蔵に入って酒造りっていうものを体験してもらおうと。この酒ってものと日本人だとか、水っていうものに対する信仰心だとか、色んな文化を実際に体験していただきましょうと。インバウンドの真ん中にくる、1つの注目している取組です。
- アナウンサー
橘倉酒造さんがホテルになるということで、たくさんの外国の方が佐久の地に訪れるかもしれないですね。
- 市長
井出正一先生の秘書でありましたので、橘倉酒造の社長さんでしたからね。橘倉さんってね、12月30日から1月3日まで、朝昼晩朝昼晩朝昼晩、何食べるかって決まっているのですよ。
- アナウンサー
なんですか?
- 市長
つまり、元旦のお昼は何食べる、1月2日の朝は何食べるとかって全部メニュー立てが決まっているのですよ。これ江戸時代から続いているってことだと思いますけどね。すごいことだと思いません?
- アナウンサー
それが体験できるってことですよね。
- 市長
体験できるのですよ。
- アナウンサー
いや素晴らしい。
- 市長
すごい、画期的な発想ですよね。
- アナウンサー
そうですよね。田澤麻里香さん。
- 市長
そうです。もう全面支援でやっていきたいと思っています。
- アナウンサー
はい、蔵人ステイ。いろいろと楽しい取組が佐久で行われます。
さぁ、最後になりましたが市長、ひと言お願いします。
- 市長
はい。春を迎えてですね、新しい季節、季節の変わり目ということですけれども、今年は4月に長野県議会議員選挙が行われます。選挙というのは、お願いですよね。お願いなのですけれども約束なのですよ。約束をする。市民と県民と約束をして、その4年間、その人が本当にそうしてくれるかどうか。これを県民は見ていくわけで、その約束をしていく、どの人がどういう約束をしてくれるのか、ということを選ぶチャンスですのでぜひ皆さんそれぞれの候補者の方、それぞれ立派な方ですので、その内容を見て、どの約束が自分は求めているか、そんなことを自問自答しながら選挙戦見ていただければ良いなと、良い選択をしてほしいなと思います。
- アナウンサー
この時間は、栁田清二佐久市長でした。
ありがとうございました。
- 市長
どうもありがとうございました。
