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「再生可能エネルギーを用いた電力自給率の拡大」「グッドデザイン賞獲得」その他について(10月16日)

更新日:2018年12月17日

  • アナウンサー

 寒くなってきましたね。

  • 市長

 そうですね。
 この季節感があるということも日本の良いところですね。

  • アナウンサー

 皆さん、風邪などひかないようにしてください。
 今日のテーマは、3本柱です。
 「再生可能エネルギーを用いた電力自給率の拡大」、「グッドデザイン賞獲得」、「第6回日仏自治体交流会議」についてです。
 まずは、「再生可能エネルギーを用いた電力自給率の拡大」についてお願いします。

  • 市長

 再生可能エネルギーというのは、いくつかありますが、今日お話しするのはソーラーパネルを使った発電です。佐久地域においてもソーラーがだいぶ見られます。

  • アナウンサー

 自分の家に付けているという方もたくさんいらっしゃると思います。

  • 市長

 佐久市は日照時間が長いと聞いたことはありますか。

  • アナウンサー

 それは私が佐久市に住むようになって、最初に聞きました。

  • 市長

 晴れが多いと感じることはありますか。

  • アナウンサー

 あります。

  • 市長

 そのソーラーパネルを用いて電力発電をしていきましょうということです。
 8年前の平成22年には、平成28年度末の電力自給率目標を3%ぐらいにしましょうと言っていましたが、実際には、平成28年度末には13.78%でした。

  • アナウンサー

 それは震災後の心境の変化ですか。

  • 市長

 震災が起きて、原発がすごく大きな話題になりました。
 原発は安全だと思っていましたよね。

  • アナウンサー

 私は実はその時福島県でアナウンサーをしており、第一報を地元の放送局で伝えていました。

  • 市長

 それは背中に冷や汗が出るような深刻なニュース内容だったのではないですか。

  • アナウンサー

 日々入ってくるニュースはそうでしたが、冷静に伝えなければならないので、少し難しい状況ではありました。
 福島に住んでいる人間として、あれほど大きな事故が起きるとは予想もしませんでした。

  • 市長

 停電によって、あのような事故が起こってしまったので、再生可能エネルギー、特に太陽光発電というものに期待が高まり、切り替えていくという責任もあったと思います。特に佐久市の発電効率は、ビッグサイトで行われた京セラさんのプレゼンテーションデータによると、日本で一番発電効率が良いとのことでした。国からもバックアップがあり、補助金がたくさん出ました。
 今、たくさんの工場の上にソーラーパネルが並んでいます。これは「佐久咲くひまわり」といって、企業の取り組みが震災の前からありました。それに加えて佐久市の補助などもあり、10年後の平成39年度には23%を目標としています。しかし、平成29年度末にはもう16%となっており、1年間で3%も上がっています。大変に伸びておりこの状況でいくと、佐久の場合、電力自給率25%ぐらいは現実的になります。
 電力を25%自給するというのは大変なことだと思います。「発電する力が佐久市には今どんどん付いてきます。」ということを今日はお知らせしたくてデータを持ってきました。

  • アナウンサー

 環境に恵まれているということも後押ししていますね。

  • 市長

 発電効率も良くなりましたし、設置費用が安くなったということもあります。
 このラジオを聞いている方々もソーラーパネルを付けている方もたくさんいらっしゃると思いますが、佐久市でも補助金が出ていますので、62-2111(代)環境政策課にお問い合わせいただき、ぜひソーラーパネルの活用をしていただきたいと思います。
 今佐久市においては、山の中にパネルを並べて発電しています。3.11の直後は太陽光発電が歓迎され、続けていきたいと思っていましたが、今はほとんど個人投資です。自分の金儲けのために山の景観を崩していくことに関しては、そろそろやめなければいけないと思います。
 佐久の空間、景観はみんなのものです。今、佐久市ではガイドラインを作り、少し歯止めが掛かるようにしていかなければならないのではないかと思っているところです。

  • アナウンサー

 景観ももちろんですし、太陽光パネルを付けた後に撤去をしたい場合、どのようにするのかということもこのガイドラインには含まれているということです。

  • 市長

 屋根の上や壁は、景観をそれほど崩すわけではないので私は大歓迎ですが、山の中に木を切り倒してパネルを並べ、その方だけが経済的利益を得るということは、少しどうかなと思ってきています。

  • アナウンサー

 再生可能エネルギーの電力自給率拡大。取り組むことでいろいろな電力を使える選択肢が増えることは素晴らしいことだと思いますので着目していきたいですね。

  • 市長

 太陽光発電は、北海道であったような電線が切れた大停電などに比較的強いです。今後は「蓄電」という電気をためる技術が求められ、コスト削減という低価格化、安価なものが求められるようになってくるのではないかと思います。
 ラジオをお聞きの皆さんはぜひ、太陽光発電について、ご自宅の屋根にのせることも考えていただくよう呼びかけをしたいと思います。

  • アナウンサー

 続いては佐久市長おすすめの情報「グッドデザイン賞獲得」についてお願いします。

  • 市長

 「学校給食応援団」と「教えて!ドクター」がグッドデザイン賞を受賞いたしました。
 応募総数が約5,000件の中で、受賞数は約1,300件ということですので、出せばもらえるというものではありません。
 グッドデザイン賞というとカッコいいスタイルの車が新しく発表され、グッドデザイン賞を受賞などあります。

  • アナウンサー

 CMのキャッチコピーなどにもありますね。

  • 市長

 あの「G」が斜めになったロゴが格好いいですね。
 今回、佐久市で行っている「学校給食応援団」「教えて!ドクター」という事業にグッドデザイン賞が与えられたということです。

  • アナウンサー

 「学校給食応援団」というのは、本当に素晴らしい取り組みですね。

  • 市長

 素晴らしいです。やはり、給食をできるだけ自給自足したい、地産地消を進めていきたいということで、地域の農家の皆さんが直接給食センターにお持ちいただき、小・中学校の給食に使っていこうというものです。
 お米は100%佐久市産のお米を使っています。特に浅科小学校、中学校は五郎兵衛米です。

  • アナウンサー

 いいですね。テンションが上がりますね。

  • 市長

 幻の米を給食で食べているという、なかなかお得な給食です。

  • アナウンサー

 実際に生産されている農家の皆さんと顔を合わせる交流会があり、地のものを食べる機会を小さい頃から持てるというのがいいですね。

  • 市長

 農家の方が来て、「おじさんが作っているジャガイモだ」、「おばさんが採ってきたきゅうりだ」という話しをすることで、子供たちも感謝の気持ちが持てます。このような経験をしていただくことが大事だと思っています。
 「教えて!ドクター」に関しては、今年大変話題になりました。Yahooニュースでも採り上げられましたが、お子さんが溺れる時というのは、大きな声で「助けて」と言って溺れることは無いそうです。溺れた子どもは何が起きているのか理解できていないので、もがくことも、声を出すことも無く沈んでしまいます。
 つまり、静かに溺れますよということが「教えて!ドクター」には書いてあります。だから隣の部屋にいるから大丈夫と思って、お風呂から目を離したらダメなのです。少し目を離してもバシャバシャなるだろうから大丈夫と思ってはいけないのです。

  • アナウンサー

 衝撃的なことですが、親として気を付けておかなければいけないことが「教えて!ドクター」には書かれているのですね。

  • 市長

 やはり初めての子育ては不安ですよね。発作や発熱した時、どのような場合に救急車を呼んだらいいのか。そのようなときに手引きとして「教えて!ドクター」と検索してください。アプリケーションと本もありますので、それぞれ手元に置いていただくと大変嬉しいです。
 このグッドデザイン賞をいただいたひとつに、アプリケーションをオープンにすることで、佐久市だけではなく日本中、あるいは世界中で利用できるということが評価されたということです。

  • アナウンサー

 まさにグッドデザイン。
 「学校給食応援団」も佐久の土地で作られた食べ物を食べることで、ふるさとへの意識も高まっていきそうですし、「教えて!ドクター」もダウンロードをして見てみたのですが、本当に使い勝手が良く、皆さんもぜひダウンロードしていただきたいと思います。

  • 市長

 絵も良いのですよ。江村さんの絵は最近佐久市内で流行っています。

  • アナウンサー

 本当に可愛らしい絵をお描きになっています。

  • 市長

 子どもの困っている表情や嬉しい表情など、とても的確に捉えていてなかなか良いです。

  • アナウンサー

 グッドデザイン賞獲得、ぜひ皆さん注目していただきたいと思います。
 最後になりますが、「第6回日仏自治体交流会議について」お願いします。

  • 市長

 10月9日から11日まで、熊本で開催され、テーマは「成熟社会における都市の魅力と価値の向上」でした。
 日本とフランスで姉妹都市、友好都市を結ぶ50自治体以上が一堂に会して、さまざまな経験や期待、取組を発表するものであります。
 全体会議の後、分科会を開き、私は第3分科会の「自治体間連携」の座長を務めさせていただき、それぞれ議論を深めていくことを行ってまいりました。
 カンヌ映画祭のカンヌは聞いたことあると思いますが、静岡市と姉妹都市なのでカンヌなども来ていました。
 分科会は第1分科会が熊本市長さん、第2分科会が静岡市長さん、第3分科会を私がやらせてもらいました。
 静岡市のカウンターパートがカンヌなので、静岡市長さんはカンヌ映画祭に招待され、レッドカーペットを歩いたというのでびっくりしました。
 いろいろな関係の議論をしてきたのですが、「歩行者空間」というものは大事だという概念が、フランスの方から提案されました。
 日本の道路、あるいは歩道の作り方というのは、どのぐらいが安全基準かというものがあります。国から示された安全基準どおりにつくることによって補助対象になります。よって道路を造るときは「歩行者空間」ということはあまり無く、安全に歩行するということが主眼におかれているのです。
 しかし、「歩行者空間」を充実させていくというのは、成熟社会にとっては必要なことだという考え方なのです。
 充実させていくためには、素材はどういうものが良いか、どのぐらいの空間が必要であるか、色はどうか、その街の中でどういう存在でいるか、どのような「歩行者空間」を歩行者や市民が求めているか、このようなことを深く掘り下げて歩道を造っていきましょうという発想の中で、これは佐久平駅南の開発にも通じるでしょうし、こういう発想が40年前のグリーンモールにはあったので、そういったものを活かせる契機になったのではないかと思います。

  • アナウンサー

 佐久平マーチングバンド発表会というのがFMさくだいら主催で行われました。
 市長も来てくださいましたが、9時ぐらいに一般道路でマーチングパレードをやりましたよね。マーチングができる道路とかそういうのも繋がってきそうですね。

  • 市長

 それはいいですね。道路が舞台にもなり、舞台映えします。

  • アナウンサー

 そういう考え方は間違っていないですか。

  • 市長

 いいじゃないですか。「歩行者空間」ということになると、「自動車空間」というものもあるかもしれません。どちらかというと、自動車社会になってきているので、自動車だけが快適なまちづくりになっていないかということは気に留めなければいけないですね。

  • アナウンサー

 市長ありがとうございます。
 さあ、皆さんが楽しみにしている栁田市長おすすめの1曲。

  • 市長

 最近話題のテイラー・スウィフトです。
 政治的発言をしたということで、大変話題になっています。この秋に行われる中間選挙において、「私は共和党候補者を応援できない。」ということで大きな話題を呼んでいます。
 立場ある方々が政治的発言をしていくということは、今までもアメリカでよくありました。実際には、それぞれ発言をすることは自由ですから良いと思いますが、テイラー・スウィフトに関しては、大変な影響力のある方です。テイラーが好きだ、ということから政治に興味を持った人もいるかもしれませんし、あるいは政治に関わりを持つ中で、「発言した人がいるのか。」「テイラーという人は、どんな曲を歌っているのですか。」と関心があるのではないかということで、今日は「We Are Never Ever Getting Back Together」という代表曲です。ユーチューブで100億回視聴されています。
 世界を席巻する歌姫、テイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」を本日はよろしくお願いします。
【 ♪We Are Never Ever Getting Back Together 】

  • アナウンサー

 まさに代表曲ですね。

  • 市長

 グッジョブ(Good job)!という感じですね。

  • アナウンサー

 最後にひと言お願いします。

  • 市長

 秋も深まってまいりまして、秋を楽しむという気持ちで、この寒さにも向っていきたいなと思っております。
 体調には十分ご留意をいただきまして、楽しい秋をお過ごしいただきたいと思います。

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