「クラウドファンディング」「地方版ハローワーク」について他(5月15日)
更新日:2018年8月1日
- アナウンサー
5月ですね。
- 市長
大変爽やかな朝です。一昨日は大変激しい雨でしたが、その分だけ空気が澄みきって気持ちの良い日が続いている感じがします。
- アナウンサー
緑まぶしい佐久市です。今日もよろしくお願いいたします。
最初の話題は、佐久市の「クラウドファンディング」を使った試みをお願いします。
- 市長
「クラウドファンディング」という新しい方法で、行政の行う事業について応援していただきましょうということです。
猫を飼ったことがありますか。
地域猫や野良猫と言われる猫、最近大きな社会問題にもなっている「多頭飼い」といって大変多くの猫を飼って「猫屋敷」と言われるお宅もあります。市では、そのような猫に対して不妊去勢手術を行っていこうという事業をしています。
不妊去勢手術は動物病院によって違いますが、だいたい1万円から2万円位と考えて良いと思います。その助成として、オス3,000円、メス5,000円の補助を出します。
猫を保護して譲渡会などもしますが、それでも行き場のない猫は殺処分という大変悲しい道を辿ることになります。尊い命を守るための運動を行っています。
今、佐久市では大変力を入れて行っており、160万円の予算があります。クラウドファンディングは、予算160万円に加えこの運動に参加、支援していただける方にご寄付をいただいて、この事業を膨らませましょうという試みです。
- アナウンサー
確かに猫は身近な生き物で、かわいいと思っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、増えすぎてしまうと一匹一匹の猫に幸せが行き届かない場合があります。
- 市長
佐久地域にも「そらねこ会」というボランティアの方々がいらっしゃいます。また、殺処分0(ゼロ)、猫の尊い命を守る「TNR運動」に参加している方が結構多く、例えば滝川クリステルさん、坂崎幸之助さん等、芸能界でご活躍の方も多くいらっしゃいます。
61日間の募集期間で目標額100万円のところ、スタートして48日目の今朝までに42万4千円で達成率42%ということは、結構速いスピードで進んでおり、全国からご支援いただき気運が高まってきています。
- アナウンサー
クラウドファンディングについて、この放送をお聞きになった方が参加したいと思われた場合はどうすればよいのでしょうか。
- 市長
インターネットで「佐久市TNR」と検索していただければ出てきます。また、生活環境課が担当ですので、佐久市のホームページからもお入りいただけます。
- アナウンサー
「佐久市TNR」、佐久市のホームページをご覧になっていただきたいと思います。
- 市長
ふるさと納税型の「クラウドファンディング」をNBSさんの方で追ってくださるということで、昨日取材を受けました。
- アナウンサー
続いて、これも画期的な取り組みだと思います、「地方版ハローワーク」についてお願いします。
- 市長
佐久市の今の有効求人倍率は、直近の数字で1.82ということで、仕事をしたい方100人に対して、仕事が182あるということです。
よく安倍総理が「完全雇用の時代」と言っていますが、人手不足が続いています。
ハローワークという労働行政は、これまで国が行う業務でしたが、規制緩和により基礎自治体である市町村でもできるようになりました。
佐久市の商工振興課では、「佐久市版ハローワーク」をつくり、仕事をしたい人と求人している会社のマッチングをしていきたいと思っています。
私はこれまで働く場所づくりということで、企業誘致に力を注ぎ、リスク分散などを利用していただいて、軽井沢ブルワリーさんやシチズン時計さんなど多くの会社に来ていただきました。
働く場所を確保でき、次の段階として人手不足が発生してきていますので、地域の皆さんのより求められる雇用をマッチングしていくこともそうですし、もう一つは移住を希望される方の中に、綿密に様々な情報を提供していきたい。
息子さんが大学を出て東京で就職をしたが、そろそろ跡継ぎだから戻ってきてほしいというお宅もあると思います。そのような親御さんからの相談窓口も作り、ご家庭と市役所でタッグを組んで、息子さんが「佐久へ帰ってもいいけれど、働く場所はどうする。」と言ったときに、お母さんが「こういう仕事と、こういう仕事がある。これならば帰ってこられるのではないか。」など。このように「東京にいる跡継ぎを呼び戻そう作戦」をやっていきたいと思います。
- アナウンサー
ひとりひとりに伝わった言葉だったと思いますが、「地方版ハローワーク」についていただいている情報で整理したいと思います。
市民及び佐久市への移住希望者、市外在住のUターン希望者、県外の学校に通っている佐久市出身の学生の皆さんも対象とした、無料職業紹介所ということで市内の就職情報の提供や就業の斡旋をワンストップで行います。
就職支援員による企業訪問、学校訪問によりマッチングを図りたいということですが、こちらの開設はいつになるのでしょうか。
- 市長
開設は、経済部商工振興課内に6月1日を目標としています。
ホームページは7月1日に開設をしていきたいと思っています。
「UIJターン」と言います。Uターン、Iターン、Jターンはだいたいわかると思いますが、Oターンというのがあるそうです。奥さんの事情によって、旦那さんと奥さんの実家近くに戻るということで、奥さんのOでOターンというそうです。ぜひ「UIJOターン」をめざしていきたいと思います。
- アナウンサー
また、「銀座NAGANO」でも就職相談を行うということです。
- 市長
毎月第3土曜日に実施をしていきたいということです。
この6月議会で2人目のスタッフを用意してやっていきたいということで、人手不足ということにも力点をおいていく事業になりますのでご承知おきいただきたいと思います。
- アナウンサー
「地方版ハローワーク」についてお話しをいただきました。
最後は友好都市などへの公式訪問についてです。
- 市長
佐久市は姉妹都市が、フランスのアバロン市、友好都市はエストニア共和国のサク市、モンゴルのウランバートル市スフバートル区と3つあります。
アバロン市との友好は約40年間続けてきましたが、それぞれの発展的考え方により、5月17日に私と議長さんで行く訪問で最後にしましょうということを私どもの考え方としてお伝えしてきたいと思っています。
エストニア共和国サク市とは、友好都市提携10周年、そして今年はエストニアが独立を宣言してから100周年ということもありまして、この記念の年に訪問をします。2020年の東京オリンピック、パラリンピックの事前合宿誘致など、これまでも顔の見える友好関係を深めてまいりましたが、今後ますます発展をさせていきたいということを確認してきたいと思っています。
- アナウンサー
エストニア芸術家の美術展を佐久市で開催する予定ですね。
- 市長
今年度末2019年の2月、3月あたりに行う予定です。
また、子ども交流事業で中学生の相互訪問がありますので確認をしてきます。
今回は、エストニアのオリンピック競技協会の事務総長や陸上競技協会の会長さん達とオリンピック、パラリンピックの合宿誘致に関してより具体的な話しをしてきたいと思っています。
2020年の東京オリンピック、パラリンピックで注目されるのは、陸上もありますが、空手があります。空手のヨーロッパ女子チャンピオンはエストニアの19歳の方で、大変に期待されている選手です。エストニアの空手という思わぬ競技ですが、武道館もでき、期待されるヨーロッパチャンピオンがいらっしゃるということです。
ヨーロッパは格闘技が盛んで、特に柔道もそうですが、空手、合気道というところが大変にエストニアは盛んですので期待をしています。
- アナウンサー
友好都市などへの公式訪問についてお話いただきました。
市長からのリクエスト曲をお願いします。
- 市長
私は行動には目的を持った方が良いと思っています。このリクエスト曲の企画をやらせていただいた目的は、この番組を聞いた人が、「元気になる」曲をリクエストする。これを私の平成30年度のラジオ出演リクエスト曲の目標にしたいと思います。
前回は、Superfly(スーパーフライ)でした。
今回は30年ぐらい前の歌だとは思うのですが、パワーはまだあるのではないかと思いまして、永井真理子さんの「市場へ行こう」という曲をお願いしたいと思います。
【 ♪市場へ行こう 】
- アナウンサー
元気になる曲ですね。
- 市長
「何か聞いたことがあった」という40代の方はいらっしゃるのではないでしょうか。
- アナウンサー
私も市長のリクエストが来るまで忘れていましたが、聞いていて「あっ、この曲か」と思い出しました。
ぜひ、ツボ選曲をこれからもよろしくお願いします。
最後になりますが、ひと言市民の皆さんにお願いします。
- 市長
今年は友人、エストニアのサク市が私どもと友好都市提携10周年を迎える年です。加えてエストニアという様々な歴史を辿った国が独立の宣言をしてから100年の年です。この17日から、私と高橋議長で訪問をして友好を確認してきたい。そして2020年のオリンピック、パラリンピックにおいては、佐久市の市民の皆さんの思いが高まるようなエストニアとの友好関係、オリンピックへの関わりを作ってまいりますので、どうか皆さんも注目をしていただきたいと思います。
また帰国報告をさせていただきますので、この番組でお会いしたいと思います。
