「中部横断自動車道の事業進捗」「佐久市無料職業紹介所『さくさくワーク』」その他について(7月30日)
更新日:2018年10月18日
- アナウンサー
最近佐久市内でも非常に大きなニュースがありましたが、まず初めはスポーツからお伝えしていきます。
第100回全国高等学校野球選手権記念長野大会において、佐久長聖高校が甲子園への栄冠をつかみました。
- 市長
今回の大会は第100回ということと、平成最後の甲子園夏の大会ということです。佐久長聖高校が県の代表として出場することは大変嬉しいことです。加えてバッテリーが地元出身者ということで、ピッチャーが岩村田出身の林君、キャッチャーの小山君に期待をしたいと思っています。
長聖高校旋風を甲子園100回大会で巻き起こしてほしいと思います。
- アナウンサー
市長ご自身も日程が合えば甲子園に駆け付けるということですね。
- 市長
一回戦が第1日目にならなければ、挑戦できるのではないかと思っています。
- アナウンサー
大会は8月5日阪神甲子園球場で開幕します。がんばれ佐久長聖高等学校。
続いては佐久市の企業誘致について、大きなニュースが最近飛び込んできますが、「佐久市産業立地応援プラン2018」を活用し、新たに東京から佐久市内に企業誘致が成功しました。
- 市長
「アクロディア」という会社でございます。アクロディアにおいては、仮想通過のマイニング作業を行う企業です。佐久を選んでいただいた理由は、マイニングファームという作業を行うにあたり、大変な熱を発しますが、そのための冷涼な気候ということと災害リスクが低いということ、また佐久市とエストニア共和国サク市が友好関係であるということです。エストニア共和国においては仮想通過の先進国であります。実際私が春にエストニアへ行ってきた際、大変仮想通過に対しての期待が高く、活発な動きがありました。そのようなことをこの佐久市でも行っていただきます。
佐久市は災害リスクが低いとよく言われますが、そういったものがデータセンターに活用されるということは、佐久の可能性というものをひとつランクアップさせることではないかと思います。大変期待をしていますし、歓迎をしていきたいと思います。
- アナウンサー
佐久市北川工業団地に今年秋に創業ということで、地元から大きな経済の動きとなりそうです。
東京都新宿に本社を置く東証2部の「アクロディア」はアプリケーションなど開発を行っている会社ですが、佐久市内に新たに企業誘致成功というニュースをお伝えしました。
続いての話題は、このコーナーでも定期的にお伝えしています「中部横断自動車道」について非常にうれしいニュースが佐久市に飛び込んできました。
- 市長
中部横断自動車道の事業進捗がありました。
これが平成30年度の私たちの目標だったわけですが、これまでのルート帯は、山梨県側は1キロメートルと幅が狭いのですが、長野県に入るとルート帯が3キロメートル幅でしか示されていませんでした。3キロメートル幅では広くて環境アセスができないので、1キロメートル幅に狭めなければならなかったのですが、それができたということです。7月1日の計画調整会議で示されまして、決定ということで3キロメートルルート帯が1キロメートルルート帯になりました。加えてインターチェンジの候補地として1つ目は小海町の松原湖周辺、2つ目は南牧の海ノ口、3つ目は野辺山で合意されたということです。
大変大きな進捗でありまして、今後は1つステップアップした運動を行います。
- アナウンサー
一日も早い全線開通ということで、現在栁田市長をはじめ佐久市からも定期的に中央省庁への要望を活動なども行っていますけれども、7月には石井国土交通大臣と吉田博美参院幹事長への訪問とのことですが。
- 市長
7月23日に行ってまいりました。ルート帯の限定と3つのインターの場所の発表がありましたが、そのお礼を含めてご挨拶に行ってまいりました。
今回の特徴は、東信州次世代産業振興協議会も加わっていただいたことです。
- アナウンサー
上田や上小地域の市長なども加わって東信ということですか。
- 市長
東信州次世代産業というのは、大変高い技術を持っている信州大学の繊維学部を中心に次世代の産業に活かしていきましょう、工夫していきましょうという協議会です。会長は上田市の土屋市長さん、副会長を私が務めています。今年の春の総会でこの中部横断自動車道ができた暁には、佐久地域だけではなく上小地域にも大きな受益がもたらされます。この道路建設について東信州次世代産業振興協議会も運動に加わってくださいとお願いをしたところ、早速7月23日の中央要望には上田市長さん、東御市長さん、長和町長さん、そして坂城町長に参加していただきました。坂城町というのは物作りが活発なところでありまして、大変期待をしています。輸出入に対して、横浜港利用から清水港利用へシフトしてきているということが実際にあるようです。そういう意味では2年後に迫った山梨・静岡ルート49キロメートル全線開通への期待も大きく、一緒に活動していくことになりました。
- アナウンサー
八千穂高原インターから長坂までのルート帯が1キロメートル帯に狭まる新しい動きもあったということです。また情報は番組の中でも随時お伝えしていきます。一日も早い全線開通を願いたいと思います。
続いての話題は少し変わりまして、仕事探しに関してお伝えしていきたいと思います。佐久市は6月から新しく「さくさくワーク」と題した就職紹介を行っています。これが現在高い数字を示しているということです。
- 市長
人手不足というのが非常に深刻な問題になってきました。今佐久市の有効求人倍率というのは1.80です。つまり100人の方が仕事を欲しいとした場合に、仕事は180件あるということです。大変選択があるといえますし、人手不足ということも言えるかと思います。その中で佐久市は、6月1日から「さくさくワーク」という無料職業紹介所をつくりました。そこで37名のみなさんから求職の相談がありました。この特徴は家族からの相談も受けられますので、10名の家族からの相談もありました。そして会社からの求人の実数は49件、137名です。
家族からの相談も含めて47名の方が相談に来ており、仕事の求人数は137名という中でマッチングをしていきたいと思います。
家族からの相談ができるというのは、例えば県外で仕事をしている方が、そろそろ佐久へ帰ってきて仕事をしたいが、佐久市には自分のスキルを活かせる仕事があるのか、どのような仕事があるか知りたい。しかしなかなか忙しくて来ることができない方のためにご家族が相談できる形であり、ご家族からの相談を受けていくのが特徴です。佐久市役所4階の経済部商工振興課内にありますので、気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。
- アナウンサー
ぜひ魅力あふれる佐久市で働こうということで、就職の面接会が8月に行われます。
- 市長
「就職面接会in佐久」ということで8月21日午後1時から行われます。U・I・Jターンの就職希望者。あるいは来年3月卒業見込みの皆さん。お盆の後ですので是非お立ち寄りいただきたいと思います。
- アナウンサー
佐久市独自の就職への取り組み「さくさくワーク」についてお伝えしました。
夏休みシーズンということで予定を立てる方もいらっしゃると思いますが、その中で現在佐久市では内山牧場も有名ですが内山地区周辺の魅力探しということで新しい動きが始まっています。
- 市長
「内山地区アウトドアフィールド基本構想策定」を行います。
内山牧場のキャンプ場は大変人気があります。土曜日、日曜日、夏休み中は大変多くの皆さんにお越しいただいていますし、先般も「rural」という音楽イベントがありました。その音楽イベントは9月にも予定されています。また、株式会社スノーピークのキャンプイベントも予定されており、大変注目が集まっています。
今後は、内山牧場の今ある課題や可能性を分析し、どのような手を打つと、どのような可能性が広がるのかという道筋をつけていこうという構想です。
- アナウンサー
素朴な疑問ですが、なぜ内山地区の魅力探しだったのでしょうか。
- 市長
可能性の大きさです。内山地区のアウトフィールドには大変な魅力があると思いますし、各方面から高い評価があります。逆転の発想だと思うのですが、かつて私が内山でキャンプをした時のことですが、霧が大変深く、首都圏にお住いの方は経験したことがないと思います。一生に一度くらいはそのような中でキャンプを行い、幻想的な霧の中で朝を迎えるということも魅力とされていますし、先日の「rural」という音楽イベントでは、15パーセントから20パーセントの方が海外からの観客で、世界水準の音楽イベント会場としてみても非常に整った場所、景観であると皆さんが異口同音におっしゃいます。そういう意味では可能性が高いと思います。
- アナウンサー
今後内山地区アウトドアに関しても新しい動きがみられそうですね。
- 市長
厳正なる審査により7月10日に株式会社スノーピークと契約をし、お願いをしました。
スノーピークさんは東証一部上場会社ですが、25万人のスノーピーカーというファンクラブのようなものがあります。このような皆さんに対してインパクトのあるキャンプ場の提案というものもいただけるのではないかと期待をしています。
- アナウンサー
本日の佐久市からのお知らせでは、大きく分けて3つあります。
中部横断自動車道について八千穂高原インターから長野県側のルート帯が1キロメートル帯まで決まってきたという話題。佐久市が独自に行っている求職者への職の紹介システム「さくさくワーク」の動きに関して。そして変わりゆく内山地区内山牧場周辺についてお届けしてきました。
最後に改めまして市長から皆さんへメッセージをお願いいたします。
- 市長
今年は大変に厳しい暑さが続いています。そして台風も心配されるところでありますが、暑さや台風に十分にお気を付けいただきたいと思います。
佐久広域消防本部におきましても、今までにない熱中症の119番が数多く入っています。傾向を見ますと60歳代から70歳の方が多く、女性よりも男性のほうが搬送されるケースが多いということです。水分を十分にとって、涼しい場所に身を置くなどして十分にこの夏の暑さにお気を付けいただきたいと思います。
