このページの先頭です
このページの本文へ移動

ユネスコ無形文化遺産「風流踊」 跡部の踊り念仏

更新日:2024年3月22日

ユネスコ無形文化遺産とは

 ユネスコ無形文化遺産とは、社会の変容などに伴い、無形文化遺産に衰退や消滅などの脅威がもたらされるとの認識から、その保護を目的として登録されるものです。登録はユネスコ無形文化遺産保護条約に基づき行われ、現在の条約締結国は180か国となっています。全世界の登録数は500件を超え、日本の登録数は22件となります。

風流踊(ふりゅうおどり)」とは

 「風流踊」とは、広く親しまれている盆踊や、小歌踊、念仏踊、太鼓踊など、各地の歴史や風土に応じて様々な形で伝承されてきた民俗芸能のことを言います。これらには華やかな、人目を惹くという「風流」の精神を体現し、衣装や持ちものに趣向をこらして、笛、太鼓、(かね)などで(はや)し立て、賑やかに踊ることにより、災厄(さいやく)(はら)い、安寧(あんねい)な暮らしがもたらされることを願うという共通の特徴があります。

ユネスコ無形文化遺産への登録までの経緯

 平成31年(2019)2月に「跡部の踊り念仏」を含む共通の特徴を持つ41件の国重要無形民俗文化財の保存団体により、「全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会」が発足し、「風流踊」のユネスコ無形文化遺産への登録に向けて一丸となって活動を続けてきました。その結果、令和4年(2022)11月30日に開催されたユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において「風流踊」のユネスコ無形文化遺産への登録が正式に決定しました。

跡部の踊り念仏の概要

 「跡部の踊り念仏」は、佐久市跡部に伝わる念仏踊であり、鎌倉時代に佐久の地で一遍(いっぺん)上人が創始した「踊り念仏」が現代に継承されているものです。
 一遍上人は佐久の地との関係が深く、弘安2年(1279)の善光寺参詣の帰りに佐久の地に立ち寄り、小田切の里や伴野館(ともののやかた)において踊り念仏を行い、これが一遍上人による踊り念仏の創始であると伝えられています。
 佐久市跡部には、保存団体である「跡部踊り念仏保存会」により、現在までこの「踊り念仏」が継承されており、昭和時代初期に一時的な中断があったものの、戦後の昭和27年(1952)に復活公演が行われ、現在は毎年4月第1日曜日の定例会において披露されています。

令和6年定例会について

日時

令和6年4月7日(日曜) 午後1時から

会場

西方寺本堂
住所:佐久市跡部424

「跡部の踊り念仏」歴史コーナー一般公開

「跡部の踊り念仏」の定例会にあわせて、「跡部老人憩いの家」の「跡部の踊り念仏」歴史コーナーを一般公開します。
日 時:令和6年4月7日(日曜) 午前10時から午後1時まで
会 場:跡部老人憩いの家
    住所:佐久市跡部17-5
観覧料:無料

お問い合わせ

長野県佐久市教育委員会
文化振興課文化財事務所
住所:佐久市中込2913
電話:0267-63-5321

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

お問い合わせはこちらから

本文ここまで

ページの先頭へ