子宮頸がん予防ワクチン接種について
更新日:2022年4月1日
子宮頸がん予防ワクチン接種は、平成25年6月厚生労働省の勧告により、積極的な接種勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日付けで厚生労働省より令和4年4月から積極的な接種勧奨を再開する通知が発出されました。
佐久市では、令和4年4月より、標準的な接種年齢に当たる中学1年生の女子に加え、中学2年生から高校1年生の女子に個別勧奨を実施します。
キャッチアップ接種について
積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこと(キャッチアップ接種)について、国で議論が行われた結果、平成9年度生まれから平成17年度生まれまでの女子を対象として、令和4年4月から令和7年3月までの3年間、キャッチアップ接種が行われることになりました。
周知・勧奨につきましては、詳細が決まり次第実施します。
子宮頸がんについて
子宮頸がんは、子宮頚部(子宮の入り口付近)にできるがんです。
日本では毎年、約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
感染しても、多くの場合は症状のないうちに自然に排除されてしまいますが、排除されずに長期間感染が続くと、一部のケースで数年から十数年かけて前がん病変(がんになる前の異常な細胞)の状態を経て、子宮頸がんを発症すると考えられています。
子宮頸がん予防ワクチンについて
子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVは15種類程度あり、HPV(子宮頸がん予防)ワクチンは、子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型と18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価(ガーダシル)があります。
2種類のワクチンとも、予防できる高リスク型HPVについては16型と18型しか含んでいないため、16型と18型以外の高リスク型HPV(31型、33型、35型、45型、51型、52型、56型、58型など)の感染を予防することはできないため、定期的な子宮頸がん検診を受けることが必要です。
接種対象者
小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
標準的接種年齢:中学1年生に相当する年齢の女子
接種回数および方法
ワクチン名 | 接種回数 | 接種方法 |
---|---|---|
サーバリックス(2価) | 3回 | 1か月以上あけて2回、1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上あけて1回 |
ガーダシル(4価) | 3回 | 1か月以上あけて2回、2回目から3か月以上あけて1回 |
接種場所
令和4年度佐久市個別接種実施医療機関(Excel:35KB)
【長野県内の他市町村でも接種できます】
予防接種市町村間相互乗り入れ接種医療機関
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)に関するリーフレット(厚生労働省)
接種につきましては、下記の厚生労働省作成のリーフレットを必ずお読みになり、ワクチンの効果、リスクについて十分ご理解いただいた上で、お受けください。
(概要版)小学校6年生から高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(外部サイト)
(詳細版)小学校6年生から高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(外部サイト)
平成9年度生まれから平成17年度生まれまでの女性へ(外部サイト)
医療従事者の方へ HPVワクチンの接種に当たって(外部サイト)
ワクチン接種後の注意
接種後、注射による痛みや心因性の反応等による失神があらわれることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。
子宮頸がん予防ワクチン接種後に生じた症状に係る協力医療機関
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた生じた症状の診療に係る協力医療機関について(厚生労働省ホームページより)(外部サイト)
HPVワクチン相談窓口
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口(厚生労働省ホームページより)(外部サイト)
子宮頸がん予防ワクチン接種についての相談窓口(長野県)(外部サイト)
お問い合わせ
市民健康部 健康づくり推進課
電話:0267-62-3196(健診)、0267-62-3527(予防)、0267-62-3189(健康相談)、0267-63-3781(口腔歯科) 、0267-62-3524(医療政策)
ファックス:0267-64-1157
