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生物多様性を守るために私たちができること~外来種(植物)篇~

更新日:2017年3月8日

外来種とは何か?

外来種とは…

 外来種とは、人為の影響によって本来の生息地域から、元々は生息していなかった地域に入り込んだ生物のことです。
 ただし、人為的要因以外によって入り込んだ生物については外来種として扱いません(例えば、渡り鳥や海流によって種子が運ばれる植物などは外来種には該当しません)。
 外来種は、外来生物、移入生物、移入種などとも呼ばれています。反対に、元々その地域に自然分布していた生物在来種(在来生物)と呼ばれます。

特定外来生物とは…

 特定外来生物とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって、他の地域からもちこまれた生物(外来種)のうち、地域の自然環境に大きな影響を与えたり、農作物に被害を与えたりするものを法律(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)により「特定外来生物」として指定しています。

法律による規制

 特定外来生物は、例えば、野外に放たれて定着してしまった場合、人間の生命・身体、農林水産業、生態系に対してとても大きな影響を与えることが考えられます。
 そのため、特定外来生物の被害を防ぐため、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡が原則禁止されています。
 場合によっては取り返しのつかないような事態を引き起こすこともあると考えますので、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。
例:特定外来生物を野外に放ったり・植えたり・まいたりした場合の罰則
※個人の場合 懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金/法人の場合1億円以下の罰金に該当するもの

佐久市で生育が確認された特定外来生物(植物)

 佐久市では、アレチウリ、オオキンケイギク、オオハンゴンソウの3種の生育が確認されています。

形態
  • 北アメリカ原産のつる性の一年草
  • 生育速度が非常に速く、数m~十数mのつるを伸ばす。
  • 果実に硬いトゲがある。
生活環
  • 4~10月に発芽し、分枝しながら伸長する。
  • 8~10月に開花・結実し、11月には枯れる。
  • 種子には休眠性があり、土壌シードバンクを形成する。
生育環境
  • 日当たりの良い場所を好み、樹木の上方まで伸長する。
  • 腐植質の沖積地を好み、有機質の多い河川の洪水堆積物の上に多い。
影響
  • 河川や林縁で大繁殖し、在来植物を覆って駆逐する。
駆除方法
  • 発芽初期~十数cmに成長した段階(5~6月)で抜き取るのが最も効率が良い
  • 発芽は10月頃まで続くので、一度駆除した場所でも1~2ヶ月後に同様の抜き取り作業を行う。
  • 同じ場所での駆除作業が最低3回(5~6月、7~8月、9~10月)は必要で、種子を形成させないことが重要である。
  • シードバンクを形成して翌年以降も発芽するため、数年間は同様の駆除作業を継続する必要がある。
形態
  • アメリカ合衆国原産の多年草
  • 茎は高さ30~70cm
  • 多数が株立ち状になることが多い。
  • 黄橙色の花を咲かせ、葉の両面に粗い毛がある。
生活環
  • 開花期は5~7月
生育環境
  • 日当たりの良い場所を好み、高温・乾燥に強い。
影響
  • 河原に侵入し、カワラニガナ、カワラハハコ、カワラサイコなどの河原固有種と競合し、駆逐する。
駆除方法
  • 5~7月に開花して種子を形成するため、種子散布前に抜き取りを行う。
  • 抜き取りは開花した株だけではなく、周囲の開花してない株もすべて抜き取る。
形態
  • 北アメリカ原産の多年草
  • 横走する地下茎から茎を直立し、高さは1~3m
  • 茎は上部で分枝し、まばらに短毛があるか無毛
生活環
  • 開花期は7~10月
生育環境
  • 冷温帯の路傍、荒地、河川敷、湿原などの湿った場所に生育する。
影響
  • 湿原、湿生林など自然性の高い場所に侵入し、湿原植物等の希少な在来植物と競合し、駆逐する。
駆除方法
  • 7~10月に開花して種子を形成するため、種子散布前に抜き取りを行う。
  • 刈り払いは残った地下茎から再生するため、地下茎を含めた抜き取りが必要である。
  • 抜き取り作業は、土壌や他の植生をかく乱するため、湿原など貴重な植生がある場所では慎重な作業が必要である。

生態系被害防止外来種(要注意外来生物)とは…

 外来生物法の規制対象となる特定外来生物や未判定外来生物とは異なり、外来生物法に基づく飼養等の規制が課されるものではありませんが、これらの外来生物が生態系に悪影響を及ぼしうることから、利用に関わる個人や事業者等に対し、適切な取扱いについて理解と協力をお願いするものです。

佐久市で生育が確認された生態系被害防止外来種

 佐久市では、35種の生育が確認されています。

  • 草丈50cm。他の植物に吸盤で絡みついて生長するつる植物。寄生植物であり、葉緑素をもたず、葉も退化している。8~10月に白い花を咲かせる。
  • 北アメリカを原産地とする。ヨーロッパ、アジア(日本を含む)、ロシア、オーストラリアに移入分布する。
  • 温帯から熱帯の畑地、牧草地、荒地、河川敷、海浜などが生育する。他の植物の上に覆いかぶさるようにして群生している。
  • 日本では、1970年頃に東京都府中市の多摩川付近で初めて確認された。現在では北海道から九州までの全国に定着が拡大している。
  • 道端、空地、原野などに生える北アメリカ原産の帰化植物。茎の高さは40~80cmで、茎頂から長い花柄を伸ばし、直径8cmほどの黄色~橙黄色の頭花を1個つける。
  • 頭花は中心部に黒紫色の筒状花、その周りに黄色~橙黄色の舌状花がある。舌状花は8~14個。花床は円錐状に盛り上がる。葉は互生し、へら形。
  • オオハンゴンソウの仲間。
  • ヨーロッパ原産。北アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニア、南北アメリカに移入分布する。
  • 草丈は0.5~1.3m、下部には最大30cmほどの大きな葉がつく。花期は6~9月。一株当たりの種子生産量は数千から10万とも報告されており、非常に繁殖力が強い。
  • 日本では1909年に北海道で最初に確認された。牧草地や農耕地に侵入して、世界的な強害雑草となっている。自然度の高い環境にも定着しており、在来種の植物と競争し、駆逐するおそれがある。
  • 北アメリカを原産地とする。日本やヨーロッパに移入分布する。
  • 花茎の高さは50cm~150cmになる。葉は茎に互生し、披針形で縁は低い鋸歯状。花期は7月~9月で、茎の先端に黄色の小さな花が集まって咲く。
  • 明治頃から栽培されていたものが日本全国の荒地や河川敷などに野生化している。
  • 北アメリカ原産。1952年に日本に侵入した帰化植物で、北海道、本州、四国、九州に分布している。河川敷や荒地などに大群落をつくっている。
  • 茎の高さは1m~3mに達する。葉は茎に対生し、形は掌状に3から5裂し、縁は鋸歯状、葉の表裏ともざらつく。花期は8月~9月で、茎の上部に雄頭花が総状につき、その下に雌頭花がつく。
  • 同じ属の帰化植物であるブタクサとともに花粉症の原因として知られ、日本国内ではスギ、ヒノキに次ぐ患者数が存在するとされる。

※写真提供:長野県環境保全研究所

  • 北アメリカ原産のキク科の植物で、南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの広い範囲に外来種として移入分布している。日本では、明治初期に渡来した帰化植物で、全国の道端や河原などに分布する。
  • 雌雄同株の風媒花で高さは1mほどに達する。開花時期は7〜10月頃で、雄花は約2〜3mmの黄色い小花が複数集まった房が細長く連なり、その下に雌花が数個咲く。葉は細く切れ込む。
  • 同属のオオブタクサは、草丈がブタクサより高く、2〜4mほどになる。葉は3つに切れ込み、葉の形からクワモドキとも呼ばれる。
  • ともに花粉症の原因として知られる。日本国内ではスギ、ヒノキに次ぐ患者数が存在するとされ、秋の花粉症では代表的なアレルゲンである。

※写真提供:長野県環境保全研究所

  • 花茎の高さは60~100cm。葉は幅2~3cm、長さ60~100cm、剣形で中脈が隆起し明瞭で、縁は全縁。花期は5~6月。
  • アヤメやノハナショウブと同じく、外花被片が大型の広卵形で先が下に垂れ、内花被片が小型で直立した、黄色の花を咲かせる。外花被片の中央に茶色がかった模様がある。
  • ヨーロッパ原産の帰化植物。
  • 近縁種のコウリンタンポポに比べて、花が黄色いこと、普通は匍匐枝を出さないこと、花茎はほとんど無毛であること、総苞も毛がまばらであることなどの違いがある。
  • 道端、荒野、空き地などに生育し、背丈は20~90cmで、花期は5~6月。
  • ヨーロッパ中部~北部を原産地とする。日本を含めた北半球に広く帰化している。近縁種にキバナコウリンタンポポがある。
  • 草丈10~50cm。タンポポ類に形がよく似た鮮やかなオレンジ色の花を、7~8月頃に咲かせる。
  • 市街地でもみられる雑草で、道端に生えている。繁殖力が強いため、在来種植物への影響が懸念されている。
  • 北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物であり、ススキなどの在来種と競合する。
  • 河原や空き地などに群生し、高さは1~2.5m、良く肥えた土地では3.5~4.5m程度にもなる。茎は、下の方ではほとんど枝分かれがなく、先の方で花を付ける枝を多数出す。花期は秋で、濃黄色の小さな花を多く付ける。種子だけでなく地下茎でも増える。
  • ヨーロッパ全域を原産地とする。北アフリカ、オセアニア、北アメリカ、アジア(日本を含む)で雑草として帰化している。
  • 草丈は20~90cm。羽状に切れ込みのある葉は艶のある緑色で、茎の周りにロゼット型につく。黄色い花は、密度の濃い集合体となって5月~10月頃に葉の先に咲く。
  • 日本では1960年にムギ類に混入することで導入され、群馬県神津牧場にて野生化が確認された。在来種の植物を駆逐するおそれがあるため、自然度の高い国定公園などでは駆除が実施されている。
  • ヨーロッパ、北アフリカからアジアにかけての温帯地方に70種ほどが分布している。日本ではフランスギク L. vulgare が帰化植物として道端に咲いている。
  • 耐寒性または半耐寒性の一年草または多年草であるが、高温多湿に弱いものもある。草丈20cm~1mくらいで、葉は互生し、鋸歯または羽状の切れ込みがある。花は茎頂に単生するものと、円錐花序を造り、小さな花を多数つけるものがある。
  • 原産地はヨーロッパで、現在は世界の温暖な地域に広く分布する。茎の高さ30~60cmに成長する。葉は卵形あるいは広披針形で対生し、基部は茎を抱く。また、葉の根元から茎が分岐する。
  • 5月~6月にかけて枝の先に紅色で直径1cmの5弁の花を多数つける。雄蕊は10本、萼は花弁と同じ紅色で長さ約15mmの筒状である。
  • 日本では江戸時代に鑑賞用として移入されたものが各地で野生化しており、道端や空き地でも群生しているのをよく見かける。

私たちができること

 外来生物の中には、繁殖力が強く、あっという間に増えてしまう種類があり、いったん拡がってしまった外来生物を駆除するには、たくさんの労力や時間、またお金もかかります。
このため、外来生物を「入れない、捨てない、拡げない」の3原則を守ることが重要です。

外来生物被害予防三原則

  1. 入れない~悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに入れない
  2. 捨てない~飼っている外来生物を自然のなかに捨てない
  3. 拡げない~自然のなかにいる外来生物は他の地域に拡げない

お問い合わせ

環境部 環境政策課
電話:0267-62-2917
ファクス:0267-62-2289

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