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令和5年佐久市議会第1回(3月)定例会招集あいさつ

更新日:2023年5月16日

令和5年佐久市議会第1回定例会(令和5年2月17日招集)

招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和5年佐久市議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
はじめに、今月6日にトルコ南部で発生しました大地震につきましては、これまでにトルコ、シリア両国で4万人以上が死亡するなど、東日本大震災の死者、行方不明者を上回る甚大な被害が報道されております。
この地震により亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますと共に、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
また、1年が経過しようとするロシアによるウクライナ侵略につきましては、国連の発表によりますと、ウクライナでの市民の犠牲者数は、先月15日までに少なくとも7,031人が死亡し、このうち433人は子どもとの報道がされております。
この災害や戦争により苦しむ人々への救援活動を支援するため、佐久市社会福祉協議会では、「トルコ・シリア地震救援金」、「ウクライナ人道危機救援金」をそれぞれ受け付けております。市役所及び各支所の福祉担当窓口にも募金箱を設置してございますので、皆様の温かいご支援をお願いいたします。

それでは、議案の総括説明を申し上げます前に、新型コロナウイルス感染症並びに、本市が取り組んでおります施策等について申し上げます。
まず、新型コロナウイルス感染症対策等の取り組みについて申し上げます。
長野県下では、第8波による「医療非常事態宣言」が昨年11月14日より発出されておりましたが、確保病床使用率が安定的に25%を下回り、医療提供体制への負荷が軽減されたものと認められることから、今月10日を持ちまして全ての医療アラートが解除となりました。
また、令和2年5月より県の受託事業として開設いたしました「佐久地域外来・検査センター」につきましては、感染者数の状況や、検査需要を踏まえ、本年1月31日をもちまして閉鎖となりました。
この間、延べ346日開設し、2,598件のPCR検査を実施することができました。
新型コロナウイルス感染症への対応が最も困難であった時期に、いち早く市民の安心・安全につながる検査体制を構築することができましたのも、佐久医師会の先生方や看護師、検査機関の方々など、携わって頂いた全ての皆様の多大なるご理解とご協力によるものと、この場をお借りいたしまして、改めて感謝を申し上げます。
感染拡大から3年が経過する中、政府は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けにつきまして、特段の事情が生じない限り、5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」とすることを決定し、その具体的な方針を、3月上旬を目途に示すとしております。
また、マスクの着用につきましても、来月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針が決定されるなど、今後の感染症対策が大きく変化いたします。今後とも国の動向を注視して、適切な対応と情報発信を心がけてまいります。

続きまして、本市が取り組んでおります施策等につきまして、6点申し上げます。

1点目といたしまして、本年4月の開校に向け準備を進めております「臼田小学校」について申し上げます。
今月末の新校舎完成を控え、新校の校名を昨年の令和4年佐久市議会第4回定例会で「臼田小学校」とする条例改正をお認めいただき、また、校章、校歌がそれぞれ完成いたしましたことから、1月30日に記者会見を開催して、お披露目いたしました。
校名につきましては、田口地区にお住いの書家、内津観空先生が新校にふさわしい雄渾な校名板を制作、寄贈くださり、玄関口に学校の顔として掲げてまいります。
校章は、臼田地区にお住いの高校生の滝澤渓登さんの図案を基に、臼田地域の様々な特徴を取り入れたデザインとなっております。
校歌は、作詞を松井五郎氏、作曲を森山良子氏により制作していただき、「いつも希望はここにある」のタイトルが付いた校歌であります。
大変素晴らしい歌詞とメロディでございまして、歌は4月11日の開校式で子ども達がお披露目する予定です。
先日、新小学校及び給食センターを視察いたしましたが、両施設とも完成間近な状況です。
小学校は、ぬくもりを感じることができるよう校舎全体に地元臼田地区の全財産区のカラマツをふんだんに使用し、教室にはICTや質の高い授業に対応出来るよう電子黒板を設置いたしましたほか、衛生管理の向上により安全でおいしい給食の提供ができる調理室など、関係者の皆様の意見や工夫を取り入れた建築の仕上げが進められております。
笑顔あふれる子ども達を迎える準備が最終段階となっておりまして、開校式に向けしっかりと準備を整えてまいります。

2点目といたしまして、「移住支援事業と人口の社会増」について申し上げます。
佐久市では、国の「移住支援事業」と連携した取り組みとして、「佐久市UIJターン就業・創業移住支援金事業」により、移住促進に取り組んでおります。
先月末に長野県が公表した2022年の年間人口増減におきまして、佐久市は転入が転出を上回る社会増が、県下第4位となる423人となり、転入超過の状況を継続することができました。
このような中、国では来年度からの「移住支援事業」において、東京圏から事業に参加する自治体に移住した場合の支援金制度について、子ども1人当たりに対する加算金を現在の30万円から100万円に増額する方針を決定いたしました。
佐久市におきましても、この機を捉え、子育て世帯の移住を更に促すため、同様に拡充した支援金事業を令和5年度当初予算案として本議会に提出しておりますので、ご審議の程よろしくお願いいたします。

次に3点目といたしまして、「野沢と中込のまちづくり」について申し上げます。
まず、野沢地区では、県民佐久運動広場跡地の再整備計画として、「子育て世代が安心して集える拠点」をコンセプトに、令和2年度より説明会やワークショップを開催し、市民の皆様の意見を伺いながら基本構想や設計をまとめてまいりました。
この度、これを踏まえた新たな広場の実施設計がまとまりましたことから、明日18日の午前10時より、野沢会館大会議室にて整備計画の説明会を開催いたします。
また、広場の隣で整備を進める、野沢児童館を併設した「子ども・子育て支援拠点施設」につきましても、基本設計のための市民説明会やパブリックコメントを実施し、貴重なご意見を頂いてまいりました。
広場や「子ども・子育て支援拠点施設」につきましては、今後も必要な予算や手続きにつきまして、議会で説明、承認を頂きながら事業を進め、令和6年度末の供用開始と開館を目指してまいります。
中込地区では、保育園の集約に伴う新たな施設の建設を軸として、中央グリーンモールの整備やサングリモ中込の改修などを盛り込んだ、「機能集約・ネットワーク型まちづくり」を実践し、まちなかの活力を取り戻すことを目的とした整備計画を進めております。
令和3年度からは、「人それぞれの新たなワクワクを感じ、多くの人が集うまち」をコンセプトとして、官民連携によるワークショップなどを実施し、市民の皆様の意見を伺いながら基本設計をまとめております。
この一環として、来月6日からはグリーンモールC街区において、バスケットコートの設置や飲食と物販マーケットのイベントを盛り込んだ社会実験を実施いたしますので、是非多くの皆様にお越しいただければと存じます。

4点目といたしまして、「佐久平女性大学」について申し上げます。
女性があらゆる分野で活躍するための支援として、本年度より開講した佐久平女性大学では、「生涯就業力を養う講座」や「自分の考えを整理して伝える講座」など9回の講座を終えまして、今月26日に初めての卒業式を迎えます。
1年間の学びを終える学生たちの中には、既に新たな挑戦を始めている方もおり、今後、大きく飛躍し、活躍されることが期待されるところでございます。
なお、来年度の第二期生の募集を来週20日から開始いたします。
これに併せ、3月12日には、軽井沢町在住の直木賞作家村山由佳さんの講演と大学の模擬講座を実施する「公開講座」を予定しております。
公開講座の申し込みは本日までとなっておりますので、第二期生の募集とあわせまして、積極的なお申し込みをお待ちしております。

5点目といたしまして、デマンド交通「さくっと」について申し上げます。
令和3年10月より行って参りました実証運行では、本年1月末日現在、3,633名に会員登録をいただき、延べ60,314名の皆様にご利用いただいております。
1年半の実証運行期間では、利用者の皆様から寄せられた意見などを参考に、停留所の移設や新設、また市内全域へ自宅前乗降の拡大など、スピード感を持って、改善に取り組んでまいりました。
4月からはいよいよ本格運行といたしまして、「デマンド交通さくっと」の名称を、より市民の皆様に親しみを持って利用していただけるよう「デマンドワゴンさくっと」に変更し、デマンド車両のデザインも一新して運行を開始します。
また、運賃につきましても、これまでどおり、大人1人1乗車200円を基本とするほか、車両台数も14台から18台に増やして、増加している予約件数への対応を予定しております。
本格運行開始後も、利用者の皆様からご意見を賜りながら、「真に困窮している人のため」の「地域公共交通の実現」を目指してまいります。

最後に6点目として、「犯罪被害者等に関する支援」について申し上げます。
佐久市では、交通事故によりお子様を亡くされたご遺族から、「犯罪被害者等の支援に関する条例制定を求める要望書」を提出いただきましたことを契機といたしまして、犯罪被害者のご遺族からの聞き取りを行いながら、支援の内容や在り方について、関係機関との協議を重ねてまいりました。
この度、昨年4月に施行されました「長野県犯罪被害者等支援条例」との役割分担を踏まえる中で、佐久市における支援策がまとまりましたので、本定例会に、「犯罪被害者等支援条例」のほか、関連議案の提出並びに支援に係る経費を令和5年度当初予算案に計上させていただいておりますので、ご審議の程よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

総務部 秘書課
電話:0267-62-2111
ファックス:0267-63-1680

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