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「新型コロナウイルス感染症に対する市の施策」「松本・佐久連絡道路」その他(6月25日)

更新日:2020年10月27日

  • アナウンサー

 最近世の中では、クールビズということでノーネクタイの方が増えている中で、本日市長は赤と紺のネクタイをされていますね。

  • 市長

 このネクタイは、佐久ライオンズクラブ55周年の記念ネクタイです。佐久ライオンズクラブは昭和40年に創立され、初代会長は依田勇雄初代市長です。依田勇雄さんは大変先見のある方で、佐久の先人にも数えられています。私の推測ですが、その当時、これからの時代は日本が経済大国になり、レジャーの時代になるので、将来を見据えて佐久平カントリークラブを作ろうと思ったのだと思います。そしてベビーブームを迎え、教育の時代になると予想し、昭和39年に佐久高等学校を誘致したのだと思います。そしてもう一つは、これから成熟した日本社会には社会貢献が必要になるので、ボランティア活動を活発にしていく必要がある中で、佐久ライオンズクラブを設立されたのだと思います。そのようなご縁もあり、依田勇雄初代市長、神津武士元市長、三浦大助元市長も佐久ライオンズクラブの名誉会員であることから、その中に私も加えていただき、このネクタイをしています。

  • アナウンサー

 市長のファッションでもう一つご覧いただきたい点が、襟元にある鯉のバッチです。

  • 市長

 これは佐久鯉を模したバッチですが、今年の夏から歯科医師の中村通先生が、佐久ライオンズクラブから長野県の334-E地区の責任者としてガバナーを務められることになったことから、その中村通先生のガバナー就任記念バッチをいただきました。

  • アナウンサー

 中村通先生のガバナー就任記念バッチの上に、ホストタウンという文字が見えますが、これは何ですか。

  • 市長

 このバッチには、ホストタウンbeyond2020と書かれています。これは、ホストタウンになっている市長村長へ政府から配布されるバッチです。佐久市はエストニアのホストタウンになっており、1年延期となったオリンピック・パラリンピックに向けて、エストニア選手団をお迎えする準備を高めるために、折に触れてバッチを付けています。

  • アナウンサー

 男性のおしゃれは襟元からと言いますよね。
 それでは、新型コロナウイルス感染症の影響下における今後の佐久市の経済、あるいは社会情勢について、佐久市では国や県とあわせた独自の支援を行っていますが、この独自の支援について、詳しくお伝えしたいと思います。

まず初めに、以前も発売されて大好評を得たプレミアム付商品券について、準備が進められていると聞いています。

  • 市長

 新型コロナウイルス感染症の経済対策第1弾は、先の臨時議会で承認をいただいたところですが、今回は経済対策第2弾です。6月の定例議会は、6月30日まで開会されていますが、この期間であればいつ議案を提出しても良いことになっており、今回の経済対策第2弾は、最終日の6月30日に提出をすることになります。
 今回提出する議案の中にあるプレミアム付商品券は、プレミアム率が30%なので、例えば1万円だと1万3千円の商品券を購入することができます。販売総額10億円に対してプレミアム付商品券が13億円とし、市内経済を活性化させようとするものです。市内経済活性化に向け、多くの皆様にご協力いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 新型コロナウイルス感染症対策として、自営商工業の皆さんが、大きな売上減により悩んでいると思います。このような皆さんに対しても、佐久市の支援が行われようとしています。

  • 市長

 売上減が前年同月比50%以上の皆さんには、国と市からの補助があります。さらに売上減が前年同月比75%以上の皆さんにも市が独自で支援してきました。しかし、どこかで線を引くと、少しの差で対象にならない方も出てきてしまうため、今回は対象の幅を広げ、売上減が前年同月比40%から50%のお店への補助として、法人に対しては50万円、個人事業主に対しては40万円の給付を考えています。

  • アナウンサー

 全国ニュースでも話題になっている家賃補助ですが、市独自の家賃補助も始まると聞いています。

  • 市長

 この家賃補助に関しては国でも様々な意見がありますが、私は評価しています。家賃補助として国が3分の2を保障しようとしていますが、佐久市は残り3分の1の半分である6分の1を補助していきます。例えば60万円の家賃の場合ですと、40万円は国、10万円は佐久市が補助するということです。6分の5は国と市で補助するという制度です。

  • アナウンサー

 佐久市独自の支援ということになりますので、ぜひ有効活用していただきたいですね。

  • 市長

 法人、個人ともに制度化されていますので、ぜひ佐久市経済部商工振興課までお問い合わせください。
 また、前回の経済対策の中で3千円の応援券があるという話をしました。正式名称は、「がんばろう佐久!応援券」です。この名称にした理由は、災害が起きたときにこの言葉を大迫傑選手に書いていただき、ポロシャツにもなっています。大迫選手は平成20年佐久長聖高校駅伝部が日本記録を出したときのアンカーで、私が市長になった時のキャプテンでした。その後、箱根駅伝でも大活躍され、現在のマラソンの記録保持者で、さらにはオリンピックの金メダル候補として期待されている選手です。佐久長聖高校のご縁があって書いてくださったということもあり「がんばろう佐久!応援券」という名称にしています。この3千円の応援券は、8月中に皆さんのお手元に書留で届く予定です。10万円の定額給付金の受け取り手続きをした方には、手続き不要で届きます。定額給付金の手続きは8月半ばが締め切りですので、未申請の方は申請していただきたいと思います。10万円をしっかり給付を受け、佐久の経済を活性化させるために使っていただきたいと思います。

  • アナウンサー

 佐久市では国や県に合わせて独自の支援も行っていますので、大勢の方に活用いただきたいと思います。
 また、コロナ禍でコンサートやライブなど様々な芸術イベントが中止になっている中で、文化活動への費用補助として、新しい制度設計が進んでいるそうですね。

  • 市長

 文化振興をしていこうということで、文化ホール使用料の助成金として、交流文化館浅科穂の香ホール、佐久平交流センター、駒の里ふれあいセンター、市民創錬センターの4か所を使用する際に、3分の2の費用を助成します。新型コロナウイルス感染症の対策は必須ですが、延期になってしまったピアノ発表会や民謡のイベント等の開催の支援を、7月1日から行っていきますので、ご相談いただきたいと思います。
 また、「さくっとコロナ対策支援金」事業として、地域を元気にしようとする市民活動にかかる費用の4分の3、上限50万円を市が応援していきます。様々な企画をやっていただくことを市民の皆さんにご提案したいですし、皆さんからのご提案もいただきたいと思います。文化ホールの助成金との併用もできますので、活用いただくことで自己負担を少なくできると思います。いずれも、実施団体は企業でも商店街の団体等でも助成を受けることができます。

  • アナウンサー

 市内4つの文化ホール使用料の最大3分の2までの助成、さらに新型コロナウイルス対策のイベントなどを考えている方には4分の3、最大50万円の助成がありますので、様々なアイディアをお待ちしております。

  • 市長

 新型コロナウイルス感染症対策はかなり踏み込んで行っており、学校休校、店舗への休業要請など、戦後最大の国民生活に立ち入った対策をしています。日本という国は、先の大戦の反省として、私権に関して踏み込むことはしてきませんでした。これだけ踏み込んでいくということは、1945年以来初めてで最大のものであると思います。それに対する影響は莫大であり、事業者に対して何十万円も支援していくというのは今までになかったことです。それだけ深刻な状況が生まれているということを方針として持ち、戦後最大の難局と位置付けて取り組んでいるところです。

  • アナウンサー

 市民益を一番に考えた施策が重要になってくる中で、佐久市独自の取り組みをこれからもお伝えしていきたいと思います。
 最近は、インターネットが非常に盛んになっている中で、小・中学生が自宅でパソコンを使って勉強している学生もいると思います。そういった小中学校のインターネット環境の整備にも、佐久市は今後どのように力を入れていきますか。

  • 市長

 ギガスクール構想という国の構想の中で、1人1台タブレットを配備するなど、インターネット環境を整えていくという動きがあります。元々は令和5年度までに行っていく予定でしたが、コロナ禍ということもあり、前倒しで進めています。実際に学校に通えない時間も長くなり、今後も休校にせざるを得ない状況になるかもしれません。そのような状況になった場合、インターネットをツールとして授業を行うことも市民権を得た一つの方法になると思います。
 4月、5月の休校期間中、分散登校やインターネット上での授業も工夫をして行いましたが、これらは文部科学省において授業として認められていません。しかし、今後ギガスクール構想が整ってくると、授業を自宅で受けられ単位として認めていくことも今後可能性としては出てくるのではないかと思います。

  • アナウンサー

 小中学生が自宅で一人一台タブレットを使用して学習できるようになることにより、教育の転換期を迎えそうですよね。

  • 市長

 時代の変化に対応していく、新たな技術が出てきたならば、それを活かしていくということは、求められる行政の姿だと思います。

  • アナウンサー

 国が主体となって小中学生に向けて一人一台のタブレットの配布を行っていく、それによって家庭や小・中学校のインターネット環境を整備していく、佐久市も支援をしていきながらこういった取り組みを積極的に進めていきます。今後のITにも注目です。
 現在、全国である程度行動制限が解除され、出張なども可能になってきましたが、6月22日には松本・佐久地域の高規格道路の陳情が行われたと聞いています。

  • 市長

 特定広域道路という時速60km以上の道路整備ですが、松本と佐久を結んでいこうとする構想で、これを「松本・佐久連絡道路」と表現しています。新しく当選された松本市の臥雲市長が期成同盟会の会長、私が副会長を務めています。6月19日に都道府県境をまたぐ移動の制限がなくなり、国会議員への要望活動や、国土交通省道路局長、大宮にある関東地方整備局に対して、地元の井出庸生代議士、松本が地元である務台俊介代議士とともに要望活動をしてきました。

  • アナウンサー

 臥雲市長に実際にお会いされてどのような印象を受けましたか。

  • 市長

 柔軟な発想をお持ちで、大変親しみやすい、お付き合いしやすい方だという印象を受けました。期待しているのが、就任直後から斬新な切込みをしており、健康上の課題から松くい虫の殺虫剤の空中散布をやめていくということを公約にしています。もう一つの公約は、松本城の外堀を建設していくという動きがあり、同時に松本城の世界遺産認定を目指そうしているため、期待と注目をしています。

  • アナウンサー

 今後長野県の発展を考えていく中で、松本市と佐久市の連携というのは必要不可欠ですよね。

  • 市長

 松本と佐久をつなぐ高速道路に近い道路ができることになった場合、これが佐久市における高速交通網の完成形だと思っています。上信越自動車道があり、中部横断自動車道があり、新幹線が通り、佐久から松本に行く準高速道路ができる、これが完成形だと思っています。松本は西側に中部縦貫道路を建設しているところで、飛騨高山、上高地、松本、美ヶ原、そして佐久、軽井沢という大変魅力的な観光地を容易に移動できるようになります。
 インバウンドの皆さんは、東海道の富士山見て旅行をされますが、もう一つのルートとして内陸を移動するという関心の高いインバウンドルートにしていけると期待しています。

  • アナウンサー

 今日も新型コロナの状況、そして今後の佐久市の取り組みなどをお伝えしてきましたが、改めて最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

  • 市長

 6月19日に都道府県境をまたぐ移動の制限がなくなりましたが、首都圏の様子を見ていると、感染者数は減少状況にありません。佐久市においてもPCR検査センターを設置していますが、検査体制を整えていく中においてもなお、新型コロナウイルス感染症への予防に努めていただきたいと思います。ソーシャルディスタンスを守っていただくことはもちろん、咳エチケット、手洗い、手指消毒、うがいを徹底していくことが必要です。加えて睡眠をしっかりとることが免疫力を高めていくことになりますので、「正しく恐れる」新型コロナウイルスの対策にともに邁進していきたいと思います。

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企画部 広報広聴課
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