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「感染者の情報公開」「健診・人間ドック等医療機関への受診」その他(8月1日)

更新日:2020年10月27日

  • アナウンサー

 新型コロナウイルス感染症により気持ちがマイナスに向きがちな中で、何か明るい話題もほしいですね。

  • 市長

 先日、長野市の加藤市長から電話があり、「なかなか新型コロナウイルス感染症で明るい話題がない中で、千曲川沿線で、台風で被災した地域などで力を合わせて、同時に花火の打ち上げを行ってはどうか」という話がありました。10分、15分などと時間を決め、上流部にある佐久市や様々な地域で、長野市はえびす講の花火に合わせてできたらどうか、ということでした。先日、野沢で野沢商店街にあるナカカツさんという会社が、創業115周年を記念して市民の皆さんにコロナ禍でも楽しんでいただこうと花火を打ち上げる企画を行い、大変多くの皆さんから感激したとの声があったそうです。私自身も今年は花火が見られないと諦めていましたが、やはり花火を見ると気持ちが晴れますよね。良い話だと思い、これから実現できるかどうか研究してみましょうという話をさせていただいたところです。

  • アナウンサー

 花火は人の心を元気にしてくれますよね。

  • 市長

 花火って流行りもありますよね。最近の流行りや、かつて流行っていたものがリバイバルしたりなど、時代を反映した花火を楽しみにしている方も多いので、長く挑戦ができればと思います。

  • アナウンサー

 まず最近のトピックとして、今後千曲川沿線の自治体が一つとなって、この秋を目途に花火を打ち上げていきたいという構想があるということで、ぜひ実現することを期待したいと思います。
 続いて新型コロナウイルス感染症に関して、最近市長あるいは各自治体の首長と阿部県知事で様々な意見交換を行われたようですね。

  • 市長

 これはあまり報道に載らないのですが、私たちが県レベルで議論をする際に、移動することが難しいため、テレビ会議システムを頻繁に利用しています。まず長野県には10広域あり、私は佐久広域の連合長を仰せつかっていますが、その10広域の広域連合長と知事とのテレビ会議、そして市長会役員と町村会役員と知事の懇談会、そしてこれから予定されている自治体立病院がある首長との懇談会の3つの会議が連続してあったので、そこで話したこと、また話すことについて市民の皆さんにご報告したいと思います。会議は、最初だけ報道が入り、その後はオフレコになります。特に新型コロナウイルス感染症についてはプライバシーに関わる個人情報や、公開されていない情報についても話題が及ぶため、オフレコになることについては仕方のないことです。会議後に知事が報道対応をしているため、中身についてはそれほどクローズではないと思います。しかし、つまびらかに報道各社が入っているわけではないため、県民の皆さんに届かない部分について、話していきたいと思います。
 一つ目は情報公開、長野県と山梨県の違いについてです。新型コロナウイルス感染症で陽性反応が出た方について県が発表していますが、発表の仕方は、全国一律ではありません。長野県のやり方について、私は少し改正の余地があると思っています。ざっくり言うと、長野県の情報公開をする基準は、蔓延させてしまう可能性がある、そして県民が知っておくべき情報を公開しようというものです。例えば、接待を伴う飲食店、長野市のりんご館でクラスターになった時は、情報が公開されました。理由は、りんご館に出入りした方は住所など書いていないので、自分があのお店に行ったとなれば行動抑制をしたり、少しの体調不良ですぐ病院に相談したりできるためです。しかし、公開されていない情報も多くあります。
 続いて、山梨県で7月28日に発生した方の例ですが、受診した医療機関Aについて説明を加えています。医療機関Aではマスクの着用、手指消毒、動線の分離などの適切な感染防御対策を講じていたため、濃厚接触者はありません、と報道しています。この方は中央本線特急かいじ7号の9号車に乗っており、電車内ではマスクを着用、周囲には乗客がいなかったため濃厚接触者はいないと書いています。医療機関Aへはタクシーで移動したようですが、タクシーについての説明も書いてあり、運転手も患者もマスクをし、乗車時間も短時間であったため濃厚接触者はいない、とされています。これは、長野県の基準では公表されてもされなくても、蔓延する可能性がないため、公表されない情報です。しかし、電車でもマスクをしていて周りに乗客がいなかった、医療機関やタクシーでどういう体制だったかを知ることは、県民の皆さんが安心できる情報だと思います。プライバシーに踏み込んでいる情報ではないと思うので、広域連合長の会議で知事に対し、「県民の皆さんが安心できる情報は公開してください」と伝えました。濃厚接触者がどういう状況なのか、陽性になった方がどういう行動をしていたか気になり、詮索してしまうと思うのです。それらを一定程度食い止める効果として、県民の皆さんに安心してもらえる正確な情報は、伝えて良いと思います。この部分に関して、知事に方向転換してもらいたいとお願いしましたが、知事は、記者会見では踏み込める話は踏み込んで話していると仰っていました。しかし、公開した情報をホームページなどには掲載していないので、掲載することでSNSでも情報拡散されることから、SNSへの掲載は今後行っていくと知事より話をいただきましたので、今後情報の公開方法が少し変わってくると思います。

  • アナウンサー

 より安心安全な情報公開の体制に変えていくということですね。関連して、最近医療機関の疲弊やPCR検査の数の問題も出てきています。佐久市内でもPCR検査ができる外来センターがありますが、現在、月・水・金曜日で最大20名まで検体の検査ができるということです。

  • 市長

 長野県に10広域ある中で、10広域すべてに地域外来検査センターを設置したいという県の考えで、佐久地域においては、県が委託し市が受託して、この体制を作っています。本当に頭が下がる思いですが、この検査は、佐久医師会の先生が行ってくださっています。佐久医師会は、佐久市と南佐久の開業医の先生と総合病院の先生を中心に形成されていますが、外来センターの活動の中心は、開業医の先生が交代で行ってくださっています。患者さんは、小諸市や北佐久郡の方も来られていますが、この連休の前から検査数が伸びており、4連休前の7月22日が9件、連休明けの月曜日が13件、水曜日が15件です。検査数を上げていきたいのですが、今は医師が1名、看護師1名、現場スタッフ5名、受付事務スタッフは2名で行っており、受付スタッフを除く7名が現場で検査を行っています。スタッフの方は、午前11時から午後3時までの約4時間、防護服を着用し続けて検査を行っています。体感温度として35度くらいになるそうで、厳しい状況で月・水・金曜日をやってくださっているわけです。15名が検査を受けるとなると、約4時間動き続けていている状況になります。

  • アナウンサー

 私たちも今の状況をしっかりと確認し、医療機関、医師の先生方などの尽力があることを再認識する必要があると思います。佐久医師会、医療機関の協力のもと、佐久地域にも新型コロナウイルスの外来検査センターがあるということをお伝えしました。
 もう一つ、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受けて、病院の医療行政あるいは病院経営がかなり圧迫されていると聞きます。新型コロナウイルス感染症の影響で、今病院に行くのが心配だという思いから、自らの健康のための健診や通常の診療の受診を控えてしまっているという方の声も耳にします。

  • 市長

 陽性の方が病院に行くことで、接触してしまうのではないかという不安もあると思います。それにより、本来受けている健診や人間ドッグに関して、今年は控えようということも数字として出ています。しかし、日々の生活習慣が原因で起こる生活習慣病は、健診や人間ドッグが非常に大切です。現在は、医療機関で相当の防御をしていますので、患者さん自身が手指消毒やうがい手洗い、マスクの着用などをすることで、感染リスクはかなり抑制できます。実際には受診を抑制することで、本来受けるべき医療を受けていないわけですから、1年、2年後に健康被害が出ることもあり得ます。あまり心配せずに医療機関へ来ていただきたいと思います。
 例えば、浅間総合病院に受診の相談をした場合、最初に電話していただくと、担当者が「浅間総合病院の駐車場まで来ていただき、到着後車内から携帯でお電話ください」とご案内します。到着し電話をすると、担当者が駐車場に迎えに来て、診察室等まで案内します。その動線は一般の外来の方と動線を分けているので、接触する可能性は相当低いと言えますので、その中できちんと手洗いやマスクの着用をしていれば、あまり過度な心配をしなくても診療が受けられます。この情報伝達もしっかりしていきましょうと、今後の知事との懇談で提案していこうと思っています。

  • アナウンサー

 最近の新型コロナウイルス感染症の状況に関して確認しますと、各自治体の市長と首長、知事との懇談の中で、今後県から発表される陽性患者の情報開示の仕方について、より細かな情報開示を求めているというのが一点。さらに佐久市内や各医療機関でも新型コロナウイルス感染症の拡大抑止のために万全の体制を取っていますので、コロナ禍でなかなか病院に行きづらいという皆さんにも、安心して病院を受診していただき、まずはご自身の日頃の健康にもしっかりと注意をしていただきたいということもお伝えしました。
 では最後に、一言メッセージをお願いします。

  • 市長

 長かった梅雨も間もなく明けると思います。徐々に気温も上がってくる中、新型コロナウイルス感染症対策も続けなければなりませんが、熱中症の心配も必要です。周囲を見て、マスクを取れるときはマスクを取る、しっかり水分補給をしていくことが健康維持になります。夏には夏の健康管理がありますので、注意を払っていただき、お体を大切に過ごしていただきたいと思います。

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企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
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