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「新型コロナウイルス感染者の情報公開」「佐久平クリーンセンター」その他(8月12日)

更新日:2020年11月10日

  • アナウンサー

 お盆を迎える前に、明るいニュースが入ってきましたね。

  • 市長

 佐久長聖高校野球部が長野県大会で優勝しました。本来であれば甲子園出場とお伝えしたいところですが、新型コロナウイルス感染症の影響で甲子園がなくなってしまいました。去年に引き続き今年も決勝まで勝ち進んだ飯山高校への、佐久長聖高校の雪辱戦となりましたが、とても素晴らしかったと思います。試合内容を見ても、投打にわたって横綱相撲で安心して見ていられる試合展開で、ぜひ甲子園に応援に行きたかったという気持ちです。

  • アナウンサー

 佐久長聖高校野球部の皆さんや佐久の高校球児の皆さんは、大変素晴らしかったと思います。

  • 市長

 この夏の大会を目標に、少年野球から中学、高校とやりたいことを我慢して野球に全神経を注いできた学生が多いと思います。思い出に残る大会になったと思いますし、また拍手を送りたいと思います。

  • アナウンサー

 高校野球に限らず、それぞれの青春がありますよね。

  • 市長

 私は中学・高校と柔道をやっていましたが、今年は柔道の大会はできなかったようです。結構息があがったり、寝技の時に接近したりなど、新型コロナウイルス感染症のことを考えると大会開催は難しかったと思います。これで部活に一区切りを迎える学生は多いと思いますが、本当にご苦労様でした。

  • アナウンサー

 努力は次に繋がると言いますので、素敵な夏にしていただきたいと思います。
 さて、本日も最新の市政情報から伺いたいと思います。

  • 市長

 新型コロナウイルス感染症が徐々に増えてきている状況にありますが、知事もフットワークよくさまざまなリモート会議を開催されています。私も何度か参加しており、市長会役員という立場や自治体立の病院がある(佐久市の場合は浅間総合病院)市町村の首長が参加する会議、広域連合長として出ることもありました。すべての会議において、私は何のために自分がこの会議に出席するか明確にして出ようと思っており、発言によって議論や状況の変化をもたらすことを目標としています。
 先般、ずっと県の方に申し上げていたことは、誹謗中傷に関することです。先日も青森県で陽性の方でないにも関わらず、「東京から来て何をやっているのか」という誹謗中傷のビラがあったと聞きました。佐久地域でも感染者が出ましたが、すべての情報をオフにするのでなく、安心できる情報は提供してもらいたいと思います。当然プライバシーにかかわる情報は出してはいけません。
 例えば山梨県では濃厚接触者について、状況をこまめに出しています。陽性患者が電車に乗ったという場合に、どの電車の何号車に乗っていたかに加えて、電車内においてマスクを着用し周囲に乗客はいなかったため、濃厚接触者はいないと記載されています。

  • アナウンサー

 それは詳しい情報で安心できますね。

  • 市長

 何号車に乗っていたという情報まで出すので、その車両にいたら濃厚接触者になるとか、同じ駅にいたけど自分は濃厚接触者になるのか、などの恐怖感で話に尾ひれがつくこともあります。しかし、山梨県はきちんとした情報提供をすることで、不安解消をはかるという方法を取っています。
 私は長野県においても必要な情報、安心できる情報を出していくべきだと主張してきました。その結果、長野県でも少しずつ変化が見られ、現在は濃厚接触者がPCR検査をして陰性だった場合に、「陰性でした」と報道に載せるようになりました。これまでもPCR検査を行っていましたが、陽性になった場合だけ新たな感染者として発表され、追って情報がない場合は陰性だったのだろうと思われていました。ただし、ルールとしてアナウンスされているわけではないので、わかりにくい部分がありました。先日、軽井沢で20代の女性が陽性になった際の表現を借りると、「2日に感染確認を発表した20代の女性について、濃厚接触者とされた同居者3人と同居以外の1人はいずれも陰性が確認されました」と報道されています。この報道により、軽井沢の陽性の方は1人にとどまったということがわかります。今までの県の言い分からすると「偽陰性」「偽陽性」といい、PCR検査も100%ではなく間違いがある可能性もあるため、陰性とは言い切れないとのことでした。しかし検査で「陰性」となった場合は入院ではなく、経過観察、行動抑制という陰性としての対応をしているので、その情報提供をするべきだと主張していたところ、徐々に状況の変化が起きています。これまでにも指摘したことが直されてきたケースもありましたが、もちろん県も責任を持ってやっていますので行動を変えない場合もあります。このような主張や、市民の皆さんと話す中で感じたことをしっかり伝えていきたいと思っています。基本的に感染症対策は都道府県が行うことになっており、都道府県知事が職務分掌となっています。私たちも長野県へ発言をしていく機会がありますので、何かありましたら意見を寄せてもらいたいと思います。

  • アナウンサー

 プライバシーを守りながらも、状況に応じて安心できる情報を受け取っていただきたいと思います。

  • 市長

 続いて「がんばろう佐久!応援券」についてですが、1人10万円の定額給付金の手続きをしていただいた方には、佐久市の商品券を配布しています。佐久市内の店舗での食事や買い物等にお使いいただけますが、先日ある書店に伺って「応援券を利用する方は来ていますか?」と聞いたところ「今日はほとんどが応援券です」と仰っていました。3,000円の応援券、10万人で3億円分、こちらは貯蓄できませんので必ず消費に回るものです。ご利用いただける佐久市内の680店舗は、ホームページにも記載していますのでぜひご覧ください。利用期限は12月31日までなので、あまり温めずにぜひお買い求めいただければと思います。

  • アナウンサー

 新型コロナウイルス感染症は当然無い方が良いですが、今回のことは地元の良さを見つめ直す一つのきっかけになりました。

  • 市長

 テイクアウトは特に良さを感じましたよね。さまざまな工夫がされているので、ぜひご利用いただきたいです。

  • アナウンサー

 皆さんも使い方を考えてみましょう。
 続いて、佐久平クリーンセンターについてお聞きします。

  • 市長

 ずっと取り組んでいた新しい焼却炉、佐久平クリーンセンターの火入れ式が8月3日に行われました。この施設は平根地区、佐久市と御代田町の堺の北パラダ近くに建設される施設で、本格稼働は12月からになります。焼却炉の場所を決めることはとても難しいことです。今はダイオキシンが出ないようになっていますし、さまざまな有害物質に対する技術も進んでおり、運転の方法も工夫しているので体への害がほとんどないと言って良いと思います。しかし、イメージがよくない、ゴミを搬入するための車両が増えるという点で、地域の方々にご理解をいただいて建設が開始されました。現在市内には2つの焼却炉があり、一つは中込中央区の奥にある施設で、佐久市と軽井沢で行っているクリーンセンター、もう一つは望月の印内にあり、旧市町村でいうと浅科村、望月町、立科町、北御牧村の北佐久郡川西地区の皆さんで使っていた焼却炉になります。この2つの焼却炉に代わる施設として今回の佐久平クリーンセンターが建設され、これより約30年間は安定した焼却ができます。民間にゴミの焼却処理を頼むと1トンあたり約5万円かかりますが、今回建設した施設では3万4000円~3万6000円と1トンあたり1万5000円前後の経費節減につながります。そして自分たちのゴミの処理は自分たちの地域で処理をする「自区内処理」が達成されること、30年間の安定ということを地域の皆さんにご理解をいただき、建設が実現しました。 
 一方で平根地区の皆さんがこのゴミ焼却炉を受け入れる代わりに、地域発展を目的とした温泉施設を作ってもらいたいというご要望がありました。市民の皆さんの代表である議会の方々とも相談し、施設建設の負担を背負っていただくので、皆さんの発展のために温泉施設を作りましょうと15億円を投じて建設された施設が「みはらしの湯」です。

  • アナウンサー

 そういう経緯を踏まえてせっかくできた焼却施設ですので、大事に使っていくという意味でもごみの分別を意識していきたいですね。

  • 市長

 市の人口は微減になっていますが、人口が減ってもゴミが減るわけではありません。世帯数が減らないとゴミが減らないということもあり、例えば新聞を取っていても1件に1部と考えると、2人が1人になっても減るわけではないです。あるいは特別養護老人ホームをはじめ、高齢者施設や介護施設で出る紙おむつも可燃ゴミですので、こういったものも高齢化社会においては増えていく状況です。佐久市ではゴミの減量化計画は、1日に卵1個分約50グラム分を減らすことを心がけましょうとしています。エコバックを使うこともゴミの減量化につながりますので、あわせてお願いしたいと思います。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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