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「実施計画意見募集」「臼田新小学校名の募集」その他(9月15日)

更新日:2020年12月4日

  • アナウンサー

 季節はすっかり秋になりましたね。

  • 市長

 季節は大変正直で、様々なものが次第に秋へと変化していきますね。りんごも色づき、稲穂は頭を垂れています。しばらくすると、秋晴れの日が続くと思っています。

  • アナウンサー

 秋の季節を肌で感じられつつある中で、嬉しいニュースが飛び込んできました。

  • 市長

 大坂なおみ選手の全米オープン2度目の優勝のニュースです。全米オープンを2連覇したことも大きな話題ですが、加えて出場した7試合で7名の黒人差別事件で犠牲になられた方々の名前をプリントしたマスクをしていたことも注目されました。私たち日本人には、黒人差別についてあまり理解ができない、実態として掴みきれないということがあると思います。そういった黒人差別に対しての抗議だったのでしょう。
 抗議の中で私が驚いたことは、「私は黒人女性である」という大坂選手の発言があったことです。そして、「自分はテニスにおいて勝利すれば良いと思っていたが、勝つ意味があると感じるようになった」「勝つことを意味があることに使いたい」という強い主張もありました。優勝した時も歓喜より、テニスコートで天を仰いで遠くを見つめている姿も映し出され、テニス以外の政治的主張があったことが印象的でした。

  • アナウンサー

 トップアスリートの発信力の凄さを感じました。頂点に昇りつめ、自分の仕事で結果を出して世界中から注目を集めた時に発するメッセージは、強い思いを感じます。

  • 市長

 黒人差別についてよく考えてほしい、話題にしてほしいという意味で、大変大きな仕事をされたと思います。また、私たちは黒人差別を身近に感じられないことが多いですが、考える良い機会になったと思います。

  • アナウンサー

 大坂選手は日本人として初めての世界殿堂入りになる可能性もあり、偉業を成し遂げようとしています。世界を舞台にさらに活躍し、今後も皆さんに夢を与えてほしいと思います。
 さて、最近の市政情報についてお話を伺います。

  • 市長

 先月末から今月頭にかけて、毎月発行しているSAKUライフ9月号の全戸配布を行っていますが、加えて実施計画の意見募集について別冊を皆さんにお配りしました。今回は、実施計画の中でいくつか事業をご紹介します。意見募集の後に予算査定をしますので、市民の皆さんの意見を聞いたうえで、事業を行うか行わないかを決めていきます。かつてこの実施計画で、市民の皆さんに賛同いただけたら行う予定だった事業が、実際は反対意見ばかりだったために行われなかった事業もあります。
 例えば、佐久平駅の蓼科口にエスカレーターを設置するという事業計画では、「そんな無駄はやめてください」という意見を圧倒的に多くいただきました。市民の皆さんに支持をいただけると思い計画しましたが反対の意見しか出ず、エスカレーターは設置されませんでした。計画した事業は必ず行われるのではなく、皆さんにご意見をお聞きして決めていきます。

  • アナウンサー

 このような話を聞くと、SAKUライフを改めて見たいという方も、リスナーの皆さんもいらっしゃると思います。

  •  市長

 改めてきちんと見ていただきたいと思います。
 まず一つ目は「産後ケア事業の拡充」です。助産師は専門職で、お母さん方に寄り添って子育てを支援しています。「産後ケア」は大変重要なことで、かつて自身のお母さんあるいは旦那さんのお母さんなど家族で一緒に暮らしている時代では、様々な家族のサポートがあったと思います。しかし核家族の時代ではサポートが減少しているため、「産後ケア」として助産師が利用者の自宅に赴き、体と心のケアをしていこうという事業です。実際に、助産師に依頼をすると有料でサポートしてくださるので、自己負担を軽減する支援を市でしていこうという考えです。

  • アナウンサー

 大変良い取り組みだと思います。実施計画に対する意見を募集していますので、皆さんはぜひ別冊SAKUライフを手に取っていただき、9月17日木曜日まで意見等お寄せください。

  • 市長

 出産した時のお母さんの状況は、子どもに大きな影響を与えます。これは男性の問題とも言えますが、産後にうつになる方は女性に多く、その時の男性のサポートの仕方、例えば孤独にさせないことや理解をすることなどが求められています。子育て支援は、子どもの成長や発達に大きな関わりがあるので、力を入れて行っていきたいと思っています。ぜひ市民の皆さんのご意見を伺いたいと考えています。

  • アナウンサー

 続いては、保育士就学資金貸付事業についてです。

  • 市長

 行政用語で3歳以上のお子さんを指す「以上児」、3歳未満のお子さんを指す「未満児」という言葉がありますが、近年「未満児」のお子さんを保育園に預ける方が増加してきています。現在未満児を預けている率は50%以下ですが、今後もさらに増加していくと考えられます。増加に伴う保育士不足に対応するため、保育士の充足として就学資金を貸し付け、一定期間佐久市で勤務すると返済しなくても良いという事業を計画しています。1か月3万円の補助をしますので、それを利用して佐久市の子育て事業に貢献していただきたいと思います。

  • アナウンサー

 こちらの事業も、良い取り組みだと思います。

  • 市長

 18歳から選挙権も与えられ、事業への関心も高まっていると思います。保育士という人生の選択をする18歳頃のお子さん、またそういったお子さんを持つお父さんお母さんにも関心を持っていただきたいです。この予算が成立すれば、今の高校3年生も3万円の支給の対象になるため、自らの問題だと認識していただくとありがたく思います。
 次は「果樹生産施設整備補助事業」です。佐久市を代表する農産物というと、何を思い浮かべますか。

  • アナウンサー

 プルーンやリンゴでしょうか。

  • 市長

 やはり「お米」に強いです。評価も高いですし、非常に質もいいと思っています。佐久市は昨年に台風第19号の被害を受けましたが、基本的に大規模な災害が少ないため、農産物の生産が安定しています。また、気候の面でも安定しており、作物の品質維持にも適しています。その中で農協と連携し、果樹生産量をさらに増量させるために力を入れていきたいと考えている農産物が、プルーンとリンゴ、そしてシナノパール(高級スモモの麗玉)です。特に高級スモモの「麗玉」に生産振興を図っていきたいと思っており、今後良いものをより高価な販売価格で市場に出していこうという動きも盛んになってくると思います。これらの果樹生産量を増量していくために、必要な施設を用意する際に発生する費用に対して、補助を出すという事業になります。
 次の事業は「浅間中学増築事業」です。この事業は、浅間中学校に通う予定の佐久平浅間小学校の規模が非常に大きくなってきていること、また岩村田小学校と中佐都小学校も児童数が横ばいということから、令和5年度には教室の不足が見込まれています。現在の5、6年生の人数から算出すると来年、再来年の見込みは立ちますが、令和5年度には教室の不足が見込まれている以上、対応しなければなりません。増築の対応をしなければ学区を変える必要がありますが、それは生活に大きな変化をもたらしてしまうことなので、学区は変えずに学校の設備を用意することで対応していく、このことについて皆さんの意見を寄せていだたきたいと思います。

  • アナウンサー

 9月17日まで別冊SAKUライフで意見を募集していますので、皆さんぜひご覧ください。続いて、臼田の新小学校校名の一般公募についてお願いします。

  • 市長

 これは実施計画の意見募集ではありませんが、臼田、青沼、切原、田口の4小学校が統合され、令和5年4月に児童600名で新小学校がスタートします。それに伴い、新小学校の名前を募集して決めていきます。

  • アナウンサー

 新小学校の名前は、皆さんで決めたいですよね。

  • 市長

 思わぬ名前もアイディアとして出てくることがあります。佐久臼田インターの名前を募集した際には「臼田プルーンインター」という名称が出ました。

  • アナウンサー

 その名前は面白くていいですね。

  • 市長

 大変驚きましたが、定着したら面白かったかもしれません。希望が持てるものや期待が込められているもの、あるいは地域性も大事ですが、それらを含めて皆さんの意見を募集したいと思います。

  • アナウンサー

 次は、佐久地域外来検査センターについてです。

  • 市長

 佐久地域外来検査センターは、月・水・金曜日に佐久医師会の先生方が行ってくださっています。9月14日時点で検査件数253件、10月からは小諸、北佐久の皆さんが独自で検査センターをスタートします。暑い夏も現在もやってくださっていることに改めてを感謝申し上げたいと思います。

  • アナウンサー

 では最後に、一言お願いいたします。

  • 市長

 秋が深まってきます。季節の変わり目ですので、流行り病などに気をつけて、ぜひ楽しい芸術の秋、食欲の秋を楽しんでいただきたいと思います。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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