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「新型コロナワクチン接種」「佐久市議会第2回定例会」「包括連携協定」その他(6月3日)

更新日:2021年7月19日

  • アナウンサー

 現在、国では東京都を中心に10の都府県に緊急事態宣言が6月20日までの再延長という形で出しています。緊急事態宣言の延長を受けた現在の社会情勢について、市長はどのようにご覧になっていますか。

  • 市長

 一番大きく注目していることは、変異株など色々なタイプが出てきたところです。実際にインド株という変異株が、市内でも確認されています。しかし追跡をしていく中で、濃厚接触者等も含めて調べたところ、拡大はなかったということです。これも緊急事態宣言、変異株置き換わりと無関係ではなく、佐久市にも徐々に近づいていることを感じながら警戒をしているところです。現在、佐久市は全体として警戒レベル4という状況にあります。これを抑えていくためには皆さんの行動抑制ということでしたが、加えて切り札としてワクチン接種がすでに始まっており、多くの皆さんが接種を希望されています。こういったことによって、地域の中における蔓延が抑制されることを期待しています。1日も早く安心した暮らしを取り戻せるように、ワクチン接種への陣立てをしっかりとやっていきたいと思います。

  • アナウンサー

 新型コロナウイルスに関して、ワクチンは大きなターニングポイントになろうかと思います。市内では高齢者の皆さんを中心としたワクチン接種が行われていますが、今後さらなる拡大を見せていくと聞いています。

  • 市長

 現在、一萬里と佐久平プラザ21で集団接種を行っています。一萬里は日曜日に加えて平日1日、佐久平プラザ21は日曜日となっています。これを午後2レーンで行っていましたが、午前中も行うことになり、一萬里は午前3レーン、午後3レーンとなります。佐久平プラザ21も午前2レーン、午後2レーンになってパワーアップしていくことになります。パワーアップをするということは、お医者さんをはじめ、医療従事者の負担も大きくなりますが、1日も早く安心した暮らしをと、大変な努力をしていただいています。大変な現場を取り仕切っていただいている医師会の先生方、そして今後加わっていただくことに前向きなお返事をいただいている歯科医師会の先生方、薬剤師の皆さんには、大変ありがたい気持ちです。歯医者さんには、注射を打つことをやっていただきたいとお願いしたところ、多くの方が手を挙げてくださっている状況です。そして薬剤師さんには、現在1バイアルから6回分取れるのですが、この注射器に詰める充填作業をお願いしていくことになります。限られた医療人材でよりスムーズにやっていくために歯医者さん、薬剤師さんに加わっていただきパワーアップしていきます。

  • アナウンサー

 全国的にもワクチン接種をめぐって予約が取りづらいですとか、トラブルが生じたといったニュースがありますが、佐久市内においてはいかがでしょうか。

  • 市長

 佐久市ではまず10桁の通し番号が入った接種券をお送りして、2回目に予約開始通知をお送りしていますが、こういったやり方は佐久市オリジナルです。2回目の通知が届いたら予約を開始できますが、予約開始通知を送るときに年代を分けています。ざっくり言うと、80歳以上、次に75歳から80歳、70歳から75歳、65歳から70歳という形で、65歳以上の方を4段階に分けました。65歳以上の全ての方に通知が届きますと、皆さんが一斉に動き出しますので混乱が生じてしまいますが、佐久市の場合は、年代を分けていることや接種券の郵送と予約開始通知の2つに分けてお送りしていることもあり、比較的穏やかに進んでいます。
 手元の資料では5月31日現在で、1回目の接種を終えた方が1万5391人ということです。2回打つファイザー社は3週間後にもう1度打ちますので、次第に増えていきます。私たちが十分に把握できるのは集団接種の方ですが、7月14日までは予約がいっぱいになっています。今までは70%程度の方が接種を希望すると言っていましたが、80%後半まで行きますので、多くの方が求めていることになります。
 国も状況が変わってきていて、最初は7月に高齢者を打ち終わりましょうと言っていましたが、その後70%を目指しましょう、現在は希望する人全員となりました。そうすると当然打つスピードを早めないといけませんので、集団接種はボリュームを上げていくことになります。今後は、その他の色々な方法を考えて集団接種の会場を増やすといったことも検討していかなければならないと思います。

  • アナウンサー

 佐久市では、比較的順調にワクチン接種が推移しているということです。
 もうひとつ気になることで、実際に今後市民の皆さんはいつ頃ワクチン接種ができるのかということです。

  • 市長

 これは非常に難しい問題です。現在の状況から行くと、順番に高齢者、次に基礎疾患をお持ちの方、そして一般の方となります。基礎疾患のある方は、手挙げ方式をしていただくことになっています。次の段階として一般の方となりますが、年齢で60歳から65歳、次に55歳から60歳というやり方は、もう少し議論しなければいけないと思っています。エッセンシャルワーカーと言われる社会を回していくときに欠くべからざる方々、当然医療従事者や学校の先生方、あるいは公共交通機関が止まると多くの皆さんに影響が出るためそういった方々を先に行うという考え方もあると思いますが、この方々に対してはまだ決定していませんが、8月以降のタイミングになろうかと思います。決まり次第、市民の皆さんにお伝えしていきたいと考えています。

  • アナウンサー

 話題は変わりまして、まもなく6月7日から佐久市の議会が開会となります。臨時会などがありましたが、定例会は新しい議会体制になってから初めてとなります。26名の議員の皆さんが市民の代表として市民福祉向上のために様々な意見や要望を出していくわけですが、6月7日開会予定の定例会の中でも、目新しい予算をお伝えしていきます。
 今回、予算案や条例案など22の議案の中に「母子保健指導事業」があります。母子保健指導事業、産後ケア事業とはどういうものでしょうか。

  • 市長

 産後ケアは、今までアウトリーチ型という、新しくお母さんになった方、産婦のご自宅に保健士さんが訪ね、寄り添って心身のケアを行ってきました。今回新しく設ける形は、宿泊型で、市内では浅間総合病院で行います。産後ケアをしていて、心身ともに疲れてしまった方、心と体を少し休めたいという方がいると思います。しかし移住も増えてきている中で、サポートが難しいことによって産後ケアが十分じゃないご家庭もあります。そういう方々が1週間程度休むことができるような制度をつくります。この制度は2割負担なので、8割は市で対応していきます。公約に掲げた安心安全の子育て支援の柱のひとつになる事業だと思います。地方都市は、都会と比べてまだ家族制度、家族のサポートがあると思いますが、都会は家族制度が弱くなっている分、こういった産後ケアの宿泊型というものが進んでいます。しかし、佐久市も少しずつ都会化しているところで、なかなかサポートが難しい実態があります。今までは家族や親御さんに委ねていたサポートを、公でやっていく社会に入ってきている中で、その一歩が今回の宿泊型産後ケアということになります。

  • アナウンサー

 今後詳細設計をしていくということですが、地元の総合病院に1週間程度しっかりとお世話になることができることは、きっとお母さんも赤ちゃんも安心できる制度だと思います。

  • 市長

 佐久市は医療が充実しているとよく言われていて、例えば佐久医療センターや浅間総合病院、川西日赤など色々な病院がありますが、万が一の場合には、そこに頼れる、助けてくれるという思いがあることで暮らしていく上での安心があると思います。産後ケアに関しても、自分自身が今使うわけではないけれど、こういう制度があると安心だと受け止めていただけるようなことを、社会の仕組みとしてつくっていきたいです。

  • アナウンサー

 私も前に体調を崩して医療機関にお世話になりましたが、一次医療、二次医療、三次医療と段階的に整っており、身をもって佐久市は本当に医療の先端をいっているまちだと感じました。

  • 市長

 最先端の医療機器があるということもとてもいいことですし、求めるべき方向だと思います。それに加えて、佐久地域が医療関係者の皆さん同士の信頼関係が強いと思います。そしてお医者さん方がよく話を聞いてくださいます。看護師さんや薬剤師さん、理学療法士さんといった専門職の皆さんの声に耳を傾け、話をしやすい空気のなかで患者さん本位の医療ができることは、長年の地域の空気がつくってきた医療の充実という側面だと思います。

  • アナウンサー

 続いて環境関係に関する予算についてお伝えします。最近、新エネルギーという言葉を随所で見聞きしますが、新エネルギーの推進に関して佐久市内でも新た予算が提案されています。

  • 市長

 市民の皆さんお一人お一人に関わりのある話です。具体的に言うと、電気自動車の購入、各ご家庭の照明をLEDに買い替える、冷蔵庫を省エネ型に買い替えると補助が出るものです。
 電気自動車に対しては、国が最高額40万、市がその半分で最高額20万円の最大60万円の補助を行います。
 省エネ家電に関しては、電灯をLEDに変えるときに、市内のまちの電気屋さんで購入した場合、上限5千円の補助が出ます。市内の会社として、本社は東京などにあるけれど佐久市内にお店を構えている量販店がありますが、こちらでの購入には2千円の補助が出ます。
 冷蔵庫の場合は、まちの電気屋さんで買うと3万円の補助、量販店で買うと1万円の補助になります。こういったことによって、できるだけ環境に負荷のかからない社会にしていきましょうと今回の予算にしています。

  • アナウンサー

 ぜひ市民の皆さんにも有効活用していただきたいです。
 ここ最近の佐久市の主だった動きとして、様々な協定、包括連携協定が結ばれていることも目新しい動きだと思います。

  • 市長

 今回の包括連携協定は、一つに郵便局と警察、市役所を包括連携していくものです。もう一つは民間企業ですが、トヨタ自動車のUグループです。長野県のトヨタ関連の元締めでありますUグループの皆さんと連携を取っていこうということです。今包括連携が大流行で、色々なところと連携を組んでいくわけですが、実のあるものにしていくために有名無実で中身が乏しいものに関しては慎重に考えるようにしています。
 郵便局と警察、佐久市に関しては、郵便局には金融がありますので特殊詐欺に関すること、あるいは郵便局も警察も市内をくまなく動きますので危険個所の情報提供なども行っていきたいと思います。
 トヨタUグループに関しては、佐久市立東小学校で我が家のエコ課長をやっていますが、トヨタ自動車で製造している水素自動車に来ていただきました。また、エコカーは電源になるので、災害が起きた場所の避難所に車を持っていきそこで充電できたり、スマートフォンなどの充電装置をつけて充電することもできます。トヨタUグループさんへの期待は大きいですし、この他にも環境教育や地域公共交通も手掛けていらっしゃいますので、今後も議論していきたいと思います。

  • アナウンサー

 最後にオリンピック関連の話題をお伝えします。今色々な世論があるなかで、総理としては予定通りオリンピックをやっていきたいという発言がありました。佐久市では姉妹都市であるエストニアのホストタウンとして、エストニアの選手団などを事前合宿でお迎えする用意もあるとのことですが、佐久市内のオリンピック関連の動きというのはいかがでしょうか。

  • 市長

 今回の予算で3千700万円の予算計上をしています。これは10割を国費で賄うのですが、コロナ対策として毎日PCR検査を行います。またフロア貸しというものが組織委員会からありまして、例えば1つのフロアに10部屋あった場合に、オリンピック関係者が5部屋、一般の方が5部屋という形で同じフロアにいると動線が重なってしまします。そのためオリンピック選手や関係者がいるフロアは全部貸してくださいということで、一般のお客様と動線を分けるという工夫をしていきます。ルールに沿ってではありますが、全く選手や関係者と接触を持てないわけではなさそうです。例えば陸上競技場で選手が練習しているところをご覧いただくというのは、どんなに近くても20mほど距離がありますので感染リスクが非常に低くなります。マスクをして、トップアスリートが競技の準備をしている姿をご覧いただくことはできると思います。

  • アナウンサー

 予定では7月に入ったところで、エストニアのナショナルチームのオリンピック事前合宿受け入れを進めていくということです。
 改めて市民の皆さんにメッセージをお願いします。

  • 市長

 まずは、新型コロナウイルスの対策をしっかりやっていくことで公約をしました。加えて令和元年の台風への対応、直轄で行っていた権限代行で、野沢、中込の工事も終了しました。引き続き、常和、入沢、石神、志賀などもしっかり対応していかなければなりません。その他にも、一つでも多くの安心を得るべく、子育て支援や災害に強いまちづくりにも力を入れてやっていきたいと思います。4期目でありますが、しっかり政策転換を図って前に進めていきたいと考えています。

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企画部 広報広聴課
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