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「東京オリンピック2020」「佐久平駅南土地について」「中部横断自動車道の有料化」その他(8月1日)

更新日:2022年4月22日

  • アナウンサー

 まず先に報道でもありましたが、佐久市内で新型コロナウィルスのワクチン接種において集団接種会場で誤った接種があったということで、あらためて市長から報告をお願いいたします。

  • 市長

 7月25日に、佐久市の集団接種会場におきまして、ワクチンを充填しないまま注射器で人体に空気を送ってしまったということであります。血管注射であれば大変重大な事故になりますが、今回の筋肉注射というなかで、あってはならないことでありますが、注射をした医師がすぐに気づいて、患者さんに状況の説明をしまして、その後の経過観察をしたなかにおいて、健康上の課題は生じなかったということであります。しかしながら誤った注射をしたことに関して、多くの市民の皆様にご心配をおかけいたしましたこと、また関係者の皆様にご心配をかけてしまったことにつきまして、あらためてお詫びを申し上げる次第でございます。今後二度とこのようなことがないように、十分に注意しておこなってまいります。大変申し訳ございませんでした。

  • アナウンサー

 話題は変わりまして、東京オリンピックの話題をお伝えしたいと思います。連日盛り上がりを見せている東京オリンピックですが、佐久市とゆかりのある選手、今回は佐久市に関わりの深いオリンピックでもあります。

  • 市長

 佐久市浅科出身の萩谷楓さんが、5000m女子に出場ということでございます。浅科中学校から長野東高校に進み、京都の駅伝では大変大きな成績を残されています。その後、エディオンに在籍され、この度の出場という形になっています。そして多くの皆さんがご存じの大迫傑選手、最終日のマラソンに出場しますが、佐久長聖高校のエースとして2年生のときには全国制覇のアンカーとしてテープを切ったことは、多くの市民の皆さんの記憶にとどめられているのではないかと思います。大迫選手はラストランということで、最後の試合にすると明言されています。退路を断って集中してこの試合にのぞむということですので、ぜひ心からの応援を申し上げたいと思っております。

  • アナウンサー

 今回いろいろな賛否両論の意見があった東京オリンピックですが、スポーツがもたらす影響、パワーというものは大きいと思います。そこから世の中が前向きになっていくことを願います。

  • 市長

 佐久市出身ではないのですが、金メダルを獲った阿部詩選手が、佐久市の県立武道館で最終調整をおこなったことも話題になりました。そして私どもがホストタウンをつとめるエストニアの選手団が、フェンシング団体エペにおいて金メダルを獲得しました。この夏、佐久市に関わりのあるエストニア選手団、阿部詩選手が金メダルを獲ったことは非常に嬉しいニュースだと思います。

  • アナウンサー

 いま佐久平駅周辺を走っていますと、佐久平駅の南側で土地区画整理がさかんに進んでいます。約20ヘクタールを超える広大な敷地に、土地区画整理、造成工事などを進めていますが、佐久市が新たに進める方針として無電柱化があります。電線、電柱を建てずに送電する、地下埋設のイメージになるかと思いますが、こういった動きがあるなかで、無電柱化を推進する市町村長の会の会長に就任されたと伺いました。今後の取り組み、お考えをお願いいたします。

  • 市長

 これまでもこの会に関わっていましたが、無電柱化を推進する市区長村長の会ということで、この度会長に仰せつかりました。佐久平駅南については、3路線の無電柱化を進めていくということです。無電柱化というのは必ずしも電線の地中化だけではなく、裏道に電柱を置いて裏から配線していくという方法や、金沢市でおこなわれている軒下に配線することによって電柱を用いないという方法もあります。佐久平駅南につきましては全く新しい、田んぼだったところに作るわけですから、地中埋設という形でおこなっていくことになっています。
 大きな課題としては無電柱化、特に地中埋設はコストが高いです。これにかかるコストとは、通信業者や電力会社が負担する分が、約3分の1です。そして道路管理者、国などが補助をしますが、3分の1は通信業者や電力会社が持つというところの負担が大きいのです。しかし今後改革が進められて、レベニューキャップ制度という新しい制度も繰り出されます。それによって無電柱化が進んでくる機運になっています。自由民主党だけでなく、超党派で立憲民主、公明党などの皆さんが議員連盟をつくり、議員立法で法律をつくっていく形で、にわかに盛り上がりを見せています。すべてを無電柱化にしていくことは困難ですが、災害に強い状況にしていくこと、あるいは景観的にも必要なこととして佐久市でも進めていく考えです。また全国展開をしていくなかで、280の自治体の皆さんとこの取り組みを加速していきたいと思っています。

  • アナウンサー

 駅周辺の開発も進むなかで、佐久平駅周辺に新しいホテルの建設の話はあるそうです。

  • 市長

 佐久平駅蓼科口、イオンさんがある南側の方の駅を出てすぐ左側に建設が予定されています。このホテルはスタイリッシュな雰囲気で、150室ほどあります。フロントが最上階にあり、エレベーターで8階まで上がって、浅間山、八ヶ岳、蓼科山、荒船山も見えるでしょう。景色がいい印象を持っていただき、温泉が完備されているので、ビジネスホテルプラスアルファという様相であるようです。1階にはテナントが入り、カフェあるいはレストランなどを楽しんでいただけるホテルにしていきたいとのことです。今あるホテルとは競合しないようにしたいというのが経営サイドのお話でした。

  • アナウンサー

 令和5年開業予定だそうです。
 続いての話題は新型コロナウイルス感染症に対する佐久市の状況、なかでもワクチン接種における新たな決定についてです。

  • 市長

 65歳以上で希望される方には、7月末の時点で概ね接種ができた状況なってきています。今後だんだんに進みまして50代、40代の皆様に予約開始通知をお送りします。50代の方には7月30日金曜日に発送されました。40代の皆様には8月5日木曜日に発送がおこなわれます。到着すると予約ができますので、予約開始通知に書かれた方法に従って予約をおこなってください。佐久市のホームページのトップにも出ています。特徴は、親子予約、親子接種ができるということです。

  • アナウンサー

 親子接種というのはあまり聞かない言葉です。

  • 市長

 佐久の健康づくり推進課でつくった造語です。お父さんお母さんが40代、50代で、お子さんの年齢が12歳から15歳の場合に、自分は自分、子どもは子どもという形で接種していると二度手間になります。自分が接種するときにお子さんの分も一緒に予約して、一緒に接種できるということになります。50代の方は7月30日、40代の方は8月5日に予約開始通知が発送され、1日~2日程度で届きます。ご自身とお子さんという形で一緒に予約ができますので、ご利用いただきたいと思います。
 ワクチンは、70%の方が打ったところで集団免疫ができると言われていますので、より多くの皆さんに打っていただきたいと思います。一方で接種をする自由、しない自由があると言われているのも事実であります。個人のご判断となりますが、通常の日常を取り戻すためにはワクチンが決め手となりますので、より多くの皆さんに接種いただきますようご提案を申し上げます。

  • アナウンサー

 新型コロナウイルスワクチン接種の新しい動きについてお伝えしました。
 話題は変わりまして、夏休みシーズンに入りました。今なかなか遠出ができない状況ですが、生活道路や高速道路で移動する方も多いと思います。佐久市に関連する高速道路のなかでも中部横断自動車道、現在は佐久小諸JCTから八千穂高原ICまで開通している約2km区間は連日多くの車が往来しています。中部横断自動車道は無料を原則に建設、利用が始まったものだったと思いますが、国において有料化の話が出てきているということです。

  • 市長

 私どもとしては発言をしていきたいと思っていますが、国土交通省の社会資本整備審議会部会という審議会のなかで、無料区間も維持管理費用は利用者負担が基本、地域の意見を聞いて有料化を検討していくということです。佐久地域にあてはめますと、現状、佐久小諸JCTから八千穂高原ICまでが無料となっていますが、これを有料化していく検討があるということです。
 どうして無料化になったかというと、小泉内閣のときに道路公団改革がおこなわれました。道路公団は民営化でNEXCOになったのです。高速道路の作り方は、建設をするためのお金は借り入れて、完成してから料金は徴収しますので、それで借金を返していくとことになっています。そのなかで大変に大きな赤字を生んできている、予定通りに収入を得られないことが大きな課題でした。中部横断自動車道に関してはしっかりつくっていく必要があるが、採算性という部分では難しいということで、それならば借金をして借金を返すために料金を取るという方法ではなく、他の道路と同じように税金でつくりましょうということになりました。そして4分の3は国、4分の1は県が担うことによって高速道路をつくったのです。無料ということは地域にとってはとても有難いことです。しかし無料にすることに無傷ではなく、24%のコストダウンが図られました。そのためサービスエリアを作るとなるとお金がかかるので、佐久小諸JCTから八千穂高原ICまではサービスエリアを作らないことになりました。私ども佐久市としては、それでは高速道路の役割を果たしきれないと考え、お食事やお買い物ができ、トイレを利用できる場所として、佐久南IC出入口にヘルシーテラス佐久南を作ったんです。これは佐久市独自で建設したものです。あと工法も変わりまして、ピアは建設費用が高いため、中部横断自動車道についてはピアでなく盛り土構造になっています。土を盛る形になりますと地域を分断してしまいます。これらが25%コスト減の具体的な例です。
 他にも佐久臼田ICのところに、この夏5区画の工業団地を完成させますが、すでに全ての販売先が決まっています。これもビジネスモデルとすれば、無料の高速道路があるから進出したという要素が大きいわけです。つまり佐久の都市計画は、無料の高速道路を前提としているのです。これは法律でも書き込みはおこなわれて、どの区間を無料にするかは国幹会議で決めています。かなりの手続きを重ねてやってきたものを、私どもは信じてきたわけです。そのことについて状況が変わったので有料化にしますということは、私どもとしては、はいわかりました、というわけにはいきません。これまでの経過を十分にお話し、理解を得る活動をしていかなければならないということで、この夏は勝負だと思っています。知事にもお会いして私たちの立場をしっかり申し上げて、地域一丸となって無料の高速道路を継受していきたいと考えております。

  • アナウンサー

 続いて、この夏、色々なイベントがあるなかでも第5回目となる舞台芸術の祭典「キッズサーキット」が、8月6日から8日まで佐久市内でおこなわれます。

  • 市長

 3日間で24公演ということで、すでにパスポートは販売済みですが、今回の販売に関しては非常に多くの皆さんが早い段階で購入されました。コロナ禍のなかで、何か楽しみを求めているということがあると思います。ぜひお楽しみいただきたいと思っています。

  • アナウンサー

 まだ制約のある夏かもしれませんが、今できること、感染対策をしっかりとって過ごしていただきたいと思います。
 改めて皆さんにメッセージをお願いいたします。

  • 市長

 やはりまずは、新型コロナウイルスへの防御についてお話しなければいけないと思います。1万人を超える方が感染する状況となり、第5波が本格的な蔓延を迎えてきているところであります。専門家の皆さんからは、首都圏から地方へ広がっていくと予想されているなかにおいて、私ども佐久地域におきましても警戒を強めていかなければならないと思っています。警戒レベルが3となりました。どうか地域の皆さんにおかれましては、オリンピックなどワクワクすることもあります。しかしながらステイホームあるいはマスク、手指消毒というものを十分におこなっていただき、お身体に十分ご留意いただいて充実した秋を迎えていただきますようお願い申し上げる次第です

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企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
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