五郎兵衛記念館
五郎兵衛記念館の新型コロナウイルス感染対策について
○館内対応
・飛沫感染予防のため、窓口にパーテーション等を設置しています。
・パンフレット等の配布物は手渡しではなく据え置きにしています。
・館内の人数によって、入館をお待ちいただく場合がございます。
○観覧者の皆様へのお願い
・大人数(概ね5名程度以上)で来館される場合は事前に当館までご連絡ください。(五郎兵衛記念館:0267-58-3118)
混雑状況によっては、人数制限を実施し、予約者優先入館とさせていただきます。
・発熱や咳が続くなど、体調に不安のある方は、入館をご遠慮ください。
・入館者は、咳エチケットにご協力をお願いします。
・「三つの密」(密集、密接、密閉)の回避をお願いします。
1 人との間隔は極力2m(最低1m)空けてご観覧ください。
2 ロビー等で長時間留まることは避けてください。
・滞在時間は1時間程度としてください。
・代表の方は、入館時に「チェックシート」の記入にご協力いただくほか、観覧者全員の連絡先の把握をお願いします。
※感染状況の推移等により対応内容を見直す場合がございます。
施設概要
五郎兵衛記念館は、江戸時代初期に私財を投じて五郎兵衛用水(2018年「世界かんがい施設遺産」登録)を開削し五郎兵衛新田を開発した、市川五郎兵衛真親(さねちか)翁の開拓の偉業を顕彰し、関係資料を整理保管するとともに学術研究に寄与することを目的として、昭和48年に開館しました。
五郎兵衛新田村に関する古文書約3万点と周辺地域の古文書約3万点を収蔵し、その一部を展示しています。また、関係の農具なども展示しています。
展示室
五郎兵衛用水地形模型
市川五郎兵衛 (1571-1665)
市川五郎兵衛真親(さねちか)は、戦国時代の元亀2年(1571)ころに、上野国甘楽郡羽沢村(現:群馬県南牧村)に生まれました。市川家は羽沢村を本拠地とする土豪の家で、五郎兵衛が生まれたころは、甲斐国の武田家につかえていました。
ところが、五郎兵衛が生まれてまもない天正元年(1573)に武田信玄が死去し、さらにその9年後には、信玄の子勝頼も織田信長・徳川家康に攻められ自殺し、武田家は滅びてしまいます。これによって市川家は主を失ってしまいますが、それを見た徳川家康から仕官の誘いがあったと伝えられています。しかし、市川家はその誘いをことわり、代わりに家康から鉱山開発・新田開発をしてよろしいという「朱印状」をもらいました。文禄2年(1593)12月のことでした。五郎兵衛は、この「朱印状」を根拠にして砥沢村(現:南牧村)で砥石山の経営を行うとともに、信州佐久地方へやってきて、新田開発を行いました。
佐久地方へやってきた五郎兵衛は、まず三河田新田・市村新田(ともに現:佐久市)を開発し、ついで五郎兵衛新田(現:佐久市)の開発にとりかかりました。そのために寛永3年(1626)12月、当時この地方一帯を支配していた小諸藩から「開発許可状」をもらい、蓼科山の山中の湧水を水源とし、その水を春日村地先で取水し、そこから約20キロメートルの用水路を開削して矢嶋原(のちの五郎兵衛新田)まで引いてきました。そして、この用水を基に五郎兵衛新田を開発しました。用水路が完成したのは、寛永8年(1631)ころと推定されています。
こうした功績が認められて五郎兵衛は、寛永19年(1642)に小諸藩から、150石の土地を褒美領として与えられています。しかし、新田開発に寄せる五郎兵衛の情熱はその後も衰えなかったようで、さらに御牧原を開発しようとしていたと伝えられています。しかし、それは実現しませんでした。そして五郎兵衛は、94歳という長寿をまっとうし、寛文5年(1665)9月9日にこの地で死去します。なきがらは、遺言で村内の高台に葬られ、現在も五郎兵衛新田を見守っています。
主な行事
古文書報告会
当館が所蔵する古文書を解読した内容を毎年9月上旬に発表しております。
また、古文書を読む会という勉強会を毎月行っており、古文書を読める人材を育成しております。
五郎兵衛用水を歩く会
毎年7月下旬に五郎兵衛用水を実際に歩き、その当時の足跡をたどります。
刊行物
「古文書調査報告書」
当館所蔵の古文書の内容を若干の解説を添え、翻刻して紹介する「古文書調査報告書」を毎年度末に刊行しています。
また浅科村当時の刊行物「浅科村の歴史(1)~(8)」、「桑山村名主市之丞の日記」等のバックナンバーもあります。
利用案内
開館時間
午前9時~午後5時
観覧料
無料
休館日
毎週月曜日と火曜日(祝日の場合は翌日)
祝日の翌日(土曜・日曜・祝日にあたる場合は開館)
年末年始(12月29日~1月3日)
令和5年1月から3月の休館日
1月:1日(日曜)~3日(火曜)、10日(火曜)、16日(月曜)、17日(火曜)、23日(月曜)、24日(火曜)
30日(月曜)、31日(火曜)
2月:6日(月曜)、7日(火曜)、13日(月曜)、14日(火曜)、20日(月曜)、21日(火曜)、24日(金曜)
27日(月曜)、28日(火曜)
3月:6日(月曜)、7日(火曜)、13日(月曜)、14日(火曜)、20日(月曜)、22日(水曜)、27日(月曜)
28日(火曜)
アクセス
車でのアクセス
上信越自動車道
佐久I.Cから約25分
小諸I.Cから約30分
中央自動車道
須玉I.Cから約2時間20分
最寄り駅からのアクセス
JR長野新幹線またはJR小海線 佐久平駅から車で約20分
JR小海線 中込駅から車で約20分
しなの鉄道 小諸駅から車で約25分
お問い合わせ先
佐久市五郎兵衛記念館
〒384-2104 長野県佐久市甲14-1
電話・FAX 0267-58-3118
mail gorobei@city.saku.nagano.jp
市内の美術館・博物館
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