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「新型コロナウイルスに関する佐久市の動向」「災害に強いまちづくり」その他(3月26日)

更新日:2020年4月17日

  • アナウンサー

 世の中では、新型コロナウイルスのニュース、あるいは様々な社会情勢がある中で、佐久市内の情報をお伝えしていきたいと思います。
 3月26日、佐久市内に新しい県立武道館が竣工となりました。

  • 市長

 佐久市としても待望の県立武道館です。阿部知事の英断があって、佐久市に武道館ができることになり、3月26日に竣工しまして大変うれしく思います。

  • アナウンサー

 佐久市猿久保の創錬の森の敷地内に誕生した県立武道館ですが、およそ60億円の建物で、佐久市も12億5千万円の負担をしています。

  • 市長

 当初は、長野市、松本市、あるいはその他の自治体もかなり意欲を示した経過がありました。様々なルートで思いを伝える中で、佐久市での建設が決定しました。今後においても、様々な企画が実現できるステージになると思います。新型コロナウイルスの関係でイベントが中止になるなど困難なスタートでありますが、長い目で見て、佐久市民の皆様に様々な感動をご提供できる武道館になると思います。

  • アナウンサー

 武道はもちろんですが、メインホールは東信最大級のアリーナ施設として、およそ3千人の動員ができるイベントホールとしての利活用も望まれているだけに、佐久市においても非常に期待が膨らんでいきますね。

  • 市長

 会合、催し物など、様々な使い方ができると思います。県立武道館は、環境デザイン研究所と宮本忠長建築設計事務所がJVで設計しました。環境デザイン研究所の仙田満社長は、広島市民球場や秋田県立国際教養大学の図書館、佐久市におきましては子ども未来館を設計された経験のある先生です。仙田社長が「県のオーダーで、多目的にコンサートなどもできるようになっていますが、ここは武道館なので、世界のアスリートがここで柔道、剣道などをやりたいと思えるような武道館にしたい」と仰っていたことに感銘を受けました。そこで、佐久市は現代書道の父、比田井天来の出生の地でありますので、主道場など主要なところに書の作品を置いて、精神的な支柱にしていただきたいという話を申し上げたところ、ご賛同をいただきました。比田井天来先生の孫弟子の石飛博光先生に筆を持っていただき、書く言葉については、蕃松院の増田友厚先生にご相談申し上げて、書を掲げることができました。

  • アナウンサー

 市民の皆さんも、県立武道館に入館された際には、各所に掲示された書をご覧いただきたいと思います。

  • 市長

 主道場には、「独坐大雄峰」と書いてあります。浅間山に向かって、一人座って思いを深め、精神を集中させるという意味を込め、浅間山の方向、主道場の北側に掲げられています。柔道場には、「登龍門」。登龍門は、鯉が滝登りをして龍になっていくという中国の故事から生まれた言葉です。これは佐久鯉が出世魚である由来ともなっている故事でありますので、その言葉をしたためてもらいました。剣道場には「看脚下」。メインロビーには、かつて若山牧水が岸野小学校を訪れ、この地域の子供たちがわか竹のように伸びていってほしいという思いを込め、岸野小学校ではわか竹教育というのが行われており、校歌にもなっています。岸野小学校の校歌は、若山牧水の短歌を2回繰り返し、日本で一番短い校歌と言われています。この言葉をしたためていただいた大傑作です。素晴らしい作品がありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 続きまして、新型コロナウイルスに関する佐久市の動向についてお伝えします。今、佐久市としては、社会情勢を受けて、どんな動きになっているのでしょうか。

  • 市長

 一番大きな動きは、これまで休校としていた小中学校を4月1日から通常モードに戻したいと準備を進めています。小中学校が3月2日から休校になっていましたが、入学式については、行い方など今後の議論もありますが、行う方向です。また、新しい学年に進級をして、新しい先生に巡り合って学習がスタートできるように準備を進めています。そして、国・県のガイドラインに沿って行っていきますが、いろいろなイベントも開催をするもの、延期、中止にするものを最終的に決めていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 この番組は3月24日の午後に収録をしていますので、状況が変化している場合もあります。最新の情報につきましては、佐久ケーブルテレビでもお伝えしていきたいと思います。4月からは小中学校を通常モードに戻していくということでした。春休み期間になりましたが、子供たちもフラストレーションが溜まっていたり、元気に外で遊べない子もいたりすると思います。そんな中で佐久市内では、市民の有志の皆さんから新たな動きがあるそうです。

  • 市長

 Twitterを行っている方は「#さくっこ遊び隊」で検索をしていただきますと、このハッシュタグを付けたツイートが全部出てきますので、見ていただきたいと思います。

  • アナウンサー

 実際にご覧いただきたいと思いますが、佐久市内の公園の利用方法が掲載されているなど、使い勝手の良いものとなっています。

  • 市長

 私もTwitterをやっていますので、密集したところなど3要件に入っていませんので、田んぼの真ん中で子どもと一緒に凧揚げをしたことをツイートしました。非常に多くの皆さんがこのハッシュタグを付けて情報を共有していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 ぜひ春先のお出かけの参考に、日々の生活の楽しみに使っていただきたいと思います。キーワードは「#さくっこ遊び隊」でした。
 変わっての話題です。(パネルを見ながら)信濃川水系千曲川洪水浸水想定区域図とありますが、ここからのテーマは「災害に強いまちづくり」です。

  • 市長

 これは千曲川に関して、1,000年に一度の雨が降った場合にどういう洪水が起きるかを予想した図です。今まで千曲川を含めて4河川について作られていましたが、いずれも100年に一度でした。これまで他の河川、例えば片貝川や鹿曲川などについてもハザードマップを作っていかないといけないので、浸水想定区域図を作ってくださいと申し上げてきました。浸水想定区域図を作る責任は、河川管理者にあります。浸水想定区域図を基にハザードマップを作成し市民にお知らせをしていくのは市町村の役割です。今回、千曲川については、1,000年に一度の雨が降った場合の浸水想定区域図が出てきました。先の台風第19号は計算をしてみると240年に一度の雨だったそうです。それをはるかに上回る1,000年に一度の雨が降った場合の浸水想定区域図になります。1,000年に一度になりまして、浸水の高さが大きくなっていきますが、ハザードマップを作っていくうえにおいて、特徴的なのは広がりが大きいことです。たくさんの水が流れると、佐久市は平らですので、横にうんと長く流れ出ます。例えば臼田・野沢のあたりは、前山・大沢・切原の山沿いまで水がいくような形になります。右岸につきましては、例えば離山や瀬戸のあたりまで水が到達する予想となっています。また、佐久南IC周辺を見ていただきますと、佐久南ICから下流あたりが色の濃い状態になっています。こんなことを理解していただきますと、どこに逃げたら良いか見えてきます。例えば、佐久医療センターのところは、1,000年に一度の雨が降っても、距離をおいて無傷の状態です。市役所や総合体育館も無傷という形になります。1,000年に一度ですので、色が付いているからといって、それが一概にとても危険な場所ということではありません。こういうことを頭に置いて行動していただくことが必要ではないかと思います。

  • アナウンサー

 今後、佐久市としても県から発表される各河川の浸水想定区域図を基にハザードマップを作っていくということですね。

  • 市長

 令和2年度におきましては、千曲川の浸水想定区域図をハザードマップにして、市民の皆さんにお知らせします。また、長野県においては、佐久市内のすべての一級河川の1,000年に一度の浸水想定区域図を作っていくことが、長野県の令和2年度の予算として認められています。

  • アナウンサー

 今まで佐久市は、比較的自然災害の少ないまちと言われておりましたが、今後は災害に強いまちづくりということで、進めていくんですよね。

  • 市長

 信濃川水系の緊急整備5か年計画があります。その中で、佐久市内において、臼田、野沢、中込、岸野、桜井、高瀬、浅科のいずれかのところに少し大きい遊水地を造っていくというのが、国の考えです。そんなに遠くない時期に場所が発表されると思います。

  • アナウンサー

 新年度に向けて動いていく時期というのは、いろいろ整理をしていく中で、ごみの問題があると思います。佐久市の取り組みとして、皆さんにお伝えしたいことがあります。

  • 市長

 ごみの減量化が大変大きな課題となっています。そういう中で、ごみを減らしていくというのは、事業者の皆様にもご協力をいただかないといけませんが、一番は市民の皆様、一人ひとりの行動変容によって、少しの努力でもたらされるものであると思います。佐久市では、1日44.1gのごみの減量化を呼び掛けています。44.1gというのは、卵1個分です。卵1個分のごみを1日減らせますか。

  • アナウンサー

 これは意識改革をすれば、できることだと思います。

  • 市長

 例えば、ハガキや手紙をいただいたときに、丸めて捨ててしまうと可燃ごみですが、雑がみに入れていただくと資源活用ができます。いろいろなパッケージをされている紙の包装、を畳んで雑がみに入れていただければ、資源になります。この積み重ねで1日44.1g、卵1個分のごみの減量をお願いします。

  • アナウンサー

 キーワードは「卵1個分」。この意識によって、佐久市がますますごみが少ないまちになります。ごみの少なさでいうと、長野県は2017年のデータによると、1年間1人あたりの一般廃棄物の処理量が817gで日本一でもあります。

  • 市長

 住宅事情もあると思います。畑に持っていって、コンポストという形がやりやすいですよね。そういう意味では、ごみの減量が進んでいる地域であります。生ごみも水をきって捨てることも大事ですので、ぜひそんなことで1人卵1個分のごみの減量にご協力いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 新年度が市民の皆さんにとって素晴らしい1年になることを願っています。
 最後に一言お願いします。

  • 市長

 現在、新型コロナウイルスに関しましては、世界的大流行、パンデミックな状況になっています。こういった中において、日本においても感染が広がっている地域、クラスターと言われる状況も出ております。それぞれマスク、手洗いなどをして、気をつけていただいたり、ドアノブなどを消毒していただいたりなどの励行が、長野県全体として一定の制圧ができていると思います。引き続きの努力をお願いします。朝の来ない夜はないということも言いますので、ぜひともしばらくのご辛抱をいただきますようご協力をお願いするところでございます。皆さんにとりまして、令和2年度が素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げます。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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