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「千曲バスの移転集約事業」「健康長寿、保健医療福祉の海外への取り組み」その他について(4月29日)

更新日:2019年6月19日

  • アナウンサー

 最近佐久地域でも桜が見事ですよね。

  • 市長

 桜は日本人が大変好きな花でありますが、佐久平斎場には中島千波先生の「樹齢薄墨桜」という作品を置いてあるんです。佐久平斎場がスタートする時の式典に中島先生がおいでになり、控室でお話させていただいた時に、佐久の観光パンフレットを中島先生がご覧になって、浅科の関所破りの桜と岸野の五本木の咲き分けの桜の写真を見て、佐久にもいい桜があるんですねとおっしゃっていました。その時、私がこの桜はとてもひっそりと咲いている桜なんですというお話をしたら、桜というものはそういうもの、農村にあって、桜の花が咲いたら農作業をやる、かつてはそうやっていて、時計だったというんです。そういうものが暮らしの中にあって、だから桜は魅力的で尊い、なので私は一本桜しか書かないんですとそんなことをお話になっていて、ぜひ関所破りの桜や咲き分けの桜を描いてくださいとお話をさせていただいたことがありました。

  • アナウンサー

 佐久市内でも様々な桜スポットがあります。皆さんもお気に入りのスポットあると思いますが、桜を見てふと気持ちを落ち着かせる瞬間、こういった時間も大切にしていきたいですよね。

  • 市長

 大事な時間だと思います。

  • アナウンサー

 ちなみに、市長の好きな桜スポットってありますか?

  • 市長

 佐久医療センターの南側がいいですよね。佐久医療センター側のところには舗装していない歩道があるんですが、舗装してしまうと桜を切らないといけないので、桜を残すために舗装していないんです。これは地域の皆さんとの話し合いで、桜は残してほしいという思いの中で残った桜でありまして、地域の皆さんにご理解いただいて桜を守ったという話なんです。

  • アナウンサー

 私も実家が近くなので大好きなスポットなんですが、これからも大切にしていきたいと思います。

  • 市長

 いい場所ですよね。

  • アナウンサー

 まずは、桜に関する話題からお届けしました。
 今回は、大きく分けて二つの話題をお届けしていきたいと思います。はじめが、皆さんも地域の交通として利用されている方も多いと思います千曲バスに関する話題、二つ目は佐久市が行っております健康長寿、保健医療福祉の海外への取り組みの二つの話題を紹介していきたいと思います。
 はじめに、千曲バスの移転集約事業が進んでいると聞いております。

  • 市長

 先日千曲バスさんにご説明をいただきまして、市民の皆さんにも関係が深いお話ですので今日は取り上げさせていただきました。野沢のバスセンターに本社があり、野沢橋の野沢側に車庫があるんです。それと、小諸の加増に大きな車庫があるんですが、これを集約し、敷地面積とすれば6,000坪あまりという形で、ヘルシーテラス佐久南の南西の部分に設置されるというお話でした。

  • アナウンサー

 千曲バスといいますと、非常に利用者も多いと思いますが、今回は集約事業でヘルシーテラス佐久南の南西側への移転集約で、2020年度を目途にということですけれども、例えば移転集約されて、どういった事業計画や目的が考えられるのでしょうか。

  • 市長

 規模を集約して最適化をはかるということだと思うんですよね。それぞれ老朽化してきた建物ということもあります。ヘルシーテラス佐久南との相乗効果が出ればいいなと思っていますし、高速バスの乗り降りの場所にもなります。ここまで車で来ていただいて、それからバスに乗っていただくパーク&ライドの機能もありますというお話でもありました。野沢はどうなるかという話ですが、高速バスのチケットを売っているので、その機能は残すということです。実際に高速バスに乗るのは野沢会館の近くですので、それに対しての影響はないと思っています。チケットを買う機能は残りますし、バスセンターの場所はバスの乗り降りする機能も残りますので、野沢の皆さんの暮らしにはあまり影響はないのではないかと思っています。

  • アナウンサー

 2020年度完成を目標に、現在千曲バスの移転集約事業が進んでいるという話題を紹介してきました。この地域の足として、そして都内などへの高速バスもより充実したものを望んでいきたいですよね。

  • 市長

 そうですね。大変機能アップできると思いますし、中部横断自動車道を建設から利用する時代になりましたということを2019年度位置付けていますが、その一環にもなってくるだろうと思っています。
 ヘルシーテラス佐久南で買い物をして東京に行くとか、地元のものを買ってお土産にということも連携としてはやりやすいのではないかなと思います。

  • アナウンサー

 これまた佐久市の新たな動きとなりそうですね。

  • 市長

 大変利便性が高まるのではないかと期待しています。

  • アナウンサー

 千曲バスも高野社長のもと、ますますの新しい取り組み期待していきたいですね。

  • 市長

 そうですね。

  • アナウンサー

 続いての話題です。佐久市といいますと健康長寿、国内はもとより世界的にも名だたる自治体になっているんですが、新たな取り組みとしまして、JICAとの提携のもと、草の根技術協力事業、これが保健医療福祉介護や様々な佐久市のストロングポイントを広く海外に発信しているとのことなんですが、今日はこの話題を紹介していきたいと思います。

  • 市長

 これは佐久市が提案者となって、佐久市、佐久大学、浅間総合病院、佐久総合病院の4社で行っていくものですが、中心は佐久大学で行っていくものです。中心は、佐久大学の塚田教授なんですが、大変熱心でいらっしゃいます。今後アジア諸国は日本より早いスピードで高齢化が進んでいきます。その時に、佐久が持っている保健活動、健康を維持すること、あるいはまちぐるみで健康を維持していく地域包括ケアをやっていきますという日本の今の方向、佐久での成功例がありますが、こういったものをタイのサンスク町で展開していきましょうということなんです。非常に期待されているところです。

  • アナウンサー

 これは具体的には、介護人材などの育成ですとか、佐久市の様々な地域包括ケアのシステムなどをタイなどにも発信していくということですか。

  • 市長

 そうです。市の職員も実際にタイに行って、どういう保健活動が有効ですよとか、口腔ケアと健康について市民に啓発運動をしています。それから佐久市内の建築士の方、設計事務所の井出先生にご協力いただいて、福祉施設の建物の建て方はどういうところにポイントがありますよということをお伝えしたり、そういったことを行っています。
 サンスクというのは、パタヤビーチと同じエリアになるところで、ここにはカウンターパートがそれぞれいて、佐久市においてはサンスク町という町、佐久大学にとってはブラパ大学という国立大学があり、佐久病院浅間病院のカウンターパートというのは、ブラパ大学付属病院があります。それぞれが行政と、大学と、病院と、という形での連携をとっているということです。

  • アナウンサー

 4月19日から24日にかけては、タイから佐久市にも視察に訪れたということなんですが、実際にタイの皆さんの受け止めはどのようにお感じになりますか?

  • 市長

 今回、サンスク町のナノチャイ町長においでいただいたり、病院の院長さんや看護師部長さんもおいでになっております。実はこれは第2フェーズなんですよ。第一フェーズがあって、今回は第二フェーズが採択されて2019からスタートしていくんですが、かねてより日本の取り組みに対しては評価をしていますし、やはりハードだけ作っても画流点睛を欠くということだと思うんです。ソフトの部分でやっていくというのが必要です。実際のことを申し上げさせていただくと、日本における特に佐久地域の医師会の先生は、現場に出ていくというのが特徴なんです。例えば往診してくれる先生がいらっしゃいますが、佐久病院にも医師会にもいますけれども、そういうことがアジアではまだできていないんです。現場にお医者さんが行って指導をしていくというようなことがあまりできていない。今後お医者さんの改革をタイでやっていこうということも一つのテーマですね。

  • アナウンサー

 これまで佐久市の取り組みとして、佐久からもアジアへ、そして世界へという動きだと思うのですが、今後も注目してみていきたいと思います。

  • 市長

 これを経済活動にもつなげていきましょうという今後の動きがあります。例えば健康を維持していくためには運動が必要ですね、運動していくためにはポールウォーキングなんてどうですかということの中で、シナノさんも一緒にタイに行って、展示会をやったりして、この間町長さんが10セットご購入になりました。そのことによって、シナノさんのタイでの代理店が決まって、シナノさんの製品をタイで販売していくという形で、健康活動を普及していくということによって、経済活動が日本でも発生してくる、そんなことの展開が成功しているということですね。

  • アナウンサー

 官民一体となったこれまたThis is佐久、Made in佐久の動きだと思いますが、また最新情報などは随時お伝えしていきたいと思います。
 今回の佐久市からのお知らせですが、大きく分けて2つの話題を皆さんにご紹介してまいりました。まずは地域の足として長く親しまれている千曲バス移転集約事業が進んでいるという話題、2020年度ヘルシーテラス南西側に新たな拠点を構えるという動きでした。
 そしてもう1つは、佐久からアジア、世界へということで、タイのサンスク町と行っておりますJICA草の根協力事業、佐久市の地域包括ケアシステムの広く海外への発信、こういったニュースお届けしていきました。
 さあ間もなく世の中はゴールデンウィークということで、大型連休、今年は時代も令和へということで佐久でもいろんな動きが予想されますね。

  • 市長

 そうですね。まず令和元年5月1日「令和」が始まる日に、佐久市とエストニアのサク市が姉妹都市になります。これまで友好都市でしたが、姉妹都市になっていくという形になります。国を挙げてのこの慶事でございます。お祝いの時に新たな友情を深めることができたら嬉しいなと思っています。
 今回のバルーンフェスティバルは5月3日、武論尊さんもおいでいただいて、新しい北斗の拳バルーンがお披露目となります。是非大勢の皆さんにご覧いただいて、武論尊さんからのプレゼントでございますので、是非お楽しみいただきたいと思います。

  • アナウンサー

 皆さんにとって、名実ともに有意義なゴールデンウィーク、そして素晴らしい新時代の幕開けとなりますように。

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企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
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