2 入澤をより安全に
更新日:2022年9月2日
質問者:青沼小学校 日向 咲枝(ひなた さえ)さん
私が3年生の10月に台風19号が発生し、特に入澤で大きな被害がありました。入澤にはクラスの3分の1の人の家があります。私も遊びに行くことがあります。3年たった今も工事が進んでいるお陰で、道はまだえぐれているけど通れるようになったし、きれいになりました。でも入澤は川に沿って一本道になっているので、車がくるとぶつかりそうで怖いです。下校中、自動車が通り過ぎる時に当たった友達もいます。私たちが安全にすごせるよう入澤の道幅を広くしたり、ガードレールを新設したり、自転車用や歩行者用道路を作ってください。
答弁者:市長
青沼小学校 日向 咲枝 さんからのご質問にお答えいたします。
入澤地区では、令和元年東日本台風による「一級河川 谷川(やがわ)」が氾濫し、道路が被災しました。
現在、「谷川」の災害復旧工事では、長野県佐久建設事務所が中心になって、再び災害が起こらないように、「川の幅」をひろげる護岸工事と橋の幅もひろげる工事が進められております。
加えて、この災害復旧工事に合わせ、谷川橋から上流780メートル間、橋から数えて780メートルの間は、川の下流、流れていく方向に向かって左側を左岸(さがん)、右側を右岸(うがん)と呼びますが、谷川の左岸に新しく、道幅4メートルの道路を整備します。左側の反対の右岸に今、道路がありますので、川幅をひろげて、橋をかけ替えて、左岸には今は無い新しい道路を作っていく、という工事をしています。
また、道路の川側へは転落しないようガードレールを設置することとなっており、これらの工事は令和6年3月までの完成を予定しています。
これにより、今まで「谷川」沿いの道路は、一本道でありましたが、この工事区間では川の両側に道路が整備されることにより、災害前より安全で利便性のある道となります。
今後も、道路状況を確認しながら安全・安心な道路になるよう取り組んでまいります。
また、道路を利用する人が安全に通行するには、道路整備だけでなく、自動車や自転車を運転する人が交通ルールを守ることも大切です。
日向さんも、学校やご両親、地域の皆さんと道路の安全について話し合っていってほしいと思います。
この道路への災害対応は、令和元年の台風があった4日後に、長野県の阿部知事が来て、状況を見て、この入澤をどうやって復旧していくかを決定して、今の改良復旧を進めてきています。もうしばらく工事が続きますけれども、ご辛抱をいただいて、交通安全にも気をつけていただきたいです。もちろん、工事をやっている方たちにも、そういう呼びかけをしていきますので、よろしくお願いします。