9 学校に屋内プールを
更新日:2022年9月2日
質問者:中込小学校 荻原 新(おぎわら あらた)さん
ぼくは、学校のプールを屋内プールにすることを提案します。現状のプールは、かえるや虫といっしょに泳いでいます。天気や水温の関係でプールに入れなくなることもたくさんあります。しかし、屋内プールにすれば、虫や天候、気温などをあまり気にしなくてもよくなります。以前は、8月の終わりまでプールに入ることができましたが、最近は熱中症予防のために夏休み前で水泳は終わりです。習い事でプールに通える人ばかりではありません。全てのこどもによりよい学習環境を与えてくれることを願います。資金は必要ですが、実現してください。
答弁者:教育長
中込小学校 荻原 新 さんの質問にお答えします。
まず、国の決まりでは「水泳の授業は、水温が23度以上が望ましい」とされています。そこで、佐久地方でも標高が高く、平均気温が低い南佐久地域の学校の中には、屋内プールを設置し、外の寒さを避ける工夫をして水泳の授業ができるようにしているところもありますが、佐久市では、これまで例年の気温と水温の上がり具合から、低温で水泳の授業ができなくなることはあまりないと判断して屋内プールは設置していません。
ただ、ご質問にあるように、屋内プールには、虫などが入りにくい、急な雷雨などがあっても安全である、プールサイドで休む時は直射日光を避けることができるといった良さが考えられます。一方で、屋内プールは、日光を十分に取り入れにくく水温を上げるまでに時間がかかる、夏ならではの屋外での開放感が感じられない、プールの建設費や維持費が高額になるといった課題もあります。
このように、屋内プールと屋外プールそれぞれに良さや課題があり、どちらが優れているか、すぐには言えません。
佐久市では、皆さんが水に親しみ、体を鍛え、海や川での水の事故から自分の身を守ることを学ぶといったことを第一にして、今のプールが気持ちよく使えるようにきちんと管理していきたいと思います。何か気づいたことがありましたら先生に伝えてください。よろしくお願いします。