オオキンケイギクは特定外来生物です!
更新日:2015年2月2日
オオキンケイギクとは・・・
- 和名:オオキンケイギク
- 科名:キク(Compositae)
- 学名:Coreopsis lanceolata
- 英語名:Lanceleaf tickseed
- 原産地:北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産
- 特徴:キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7m程度。路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育する。黄橙色の花を咲かせ、開花期は5~7月頃。
市内の生育状況(平成26年6月現在)(その他の特定外来生物についてはこちらへ)
- 国道142号沿い及び周辺農地、国道141号沿い、御牧ヶ原、野沢付近の千曲川など28地点で確認されました。
国道141号の歩道沿い
国道142号沿い
千曲川堤防法面(佐久大橋~野沢橋)
浅科付近
葉は、細長いへら状で両面に荒い毛が生えている。
葉の周りはなめらかで、葉の横幅は最も広い部分で2センチ程度。
※望月地区では、イヌハギ(環境省VU(絶滅危惧2類-絶滅の危険が増大している種)、長野県N(準絶滅危惧種))と混生している生育地があるため、駆除作業には注意が必要です。
イヌハギと混生している様子
市民の皆様へ駆除のお願い
- オオキンケイギクは、鉢植えや花壇に利用されていました。強健で冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどの理由で、ワイルドフラワー緑化で最も多く使われたものの一つで、緑化用のポット苗としての生産・流通があった経緯もあります。河川の土手等に黄色い花を一斉に開花することから、地域の住民に親しまれている場合があります。
- 特定外来生物は、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡は原則禁止されています(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下「外来生物法」といいます。)第4条本文、第7条本文、第8条本文、第9条)。
これ以上、地域の自然環境や農作物に被害を与えないためにも、駆除が必要となります。
対処方法としては、梅雨時に刈り払いを行い、結実を防ぐことが最も繁殖を防ぐことができます。
生育を確認した際の対処方法
(1)オオキンケイギクを確認
(2)駆除の実施
・オオキンケイギクは、外来生物法で特定外来生物に指定され、栽培や生きたままの運搬、譲渡等が原則禁止されています(外来生物法第4条本文等)。また、違反すると罰則に処せられる場合があります(外来生物法第32条~第36条)。
・駆除方法:根から抜き取る・地際で刈り取る・除草剤を使用する
※オオキンケイギクの種子は、長期間発芽可能な状態で地中に残るため、その年に生えていた個体を全て駆除したとしても、翌年再び生えてくることがあります。地中の種子を増やさないためにも、花が見られてたらできるだけ早く駆除を行うことが必要です。
(3)駆除したものの処分
・オオキンケイギクは、外来生物法で生きている個体の運搬が原則禁止されています(外来生物法第4条本文)。種子等が飛び散らないように、佐久市可燃ゴミ専用指定袋(赤い袋)に入れ、枯死させたのちに処分してください。
リンク集・参考HP
「オオキンケイギクの生育を確認した際の対処方法」九州地方環境事務所(外部サイト)
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