地球温暖化に対する佐久市の取組について
更新日:2021年10月15日
地球温暖化とは?
現在、地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃くらいになります。太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。
産業革命以降、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。
今後、気温はさらに上昇すると予測されており、このまま地球温暖化が進むと、今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇するとされています。そうなった場合、氷河の融解による海面上昇により、沿岸域での海岸浸食や砂浜の消失等が予想されます。また、猛暑日が増え、熱波による熱中症患者が増加することが考えられます。さらには、強い熱帯低気圧が増加し、激しい風雨により沿岸域での被害が増加する可能性があります。
本市においても、近年最高気温が頻繁に記録されていることや、令和元年東日本台風のような気象災害が今後増加すると予測されていることなど、市民生活が脅かされています。
出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)
ゼロカーボンシティの表明
気候変動の危機を乗り越えるため、市民・行政が一体となり、二酸化炭素排出量の削減に取り組むことが必要であることから、本市は、令和2年10月に市議会と共に「佐久市気候非常事態宣言」を行い、2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指し、その実現に向けた取組を進めています。
2050ゼロカーボンに向けた佐久市の取り組み
「佐久市気候非常事態宣言」を具体化するための課題を的確に捉え、特徴を活かしたうえで、以下の1から7のことに取り組みます。
第二次佐久市環境基本計画(佐久市地球温暖化対策実行計画(区域施策編))についてはこちら
(太字は、補助金を交付する事業を表す。)
1省エネルギー化の推進
2 再生可能エネルギーの利用促進
- 太陽光発電・蓄電システム導入事業(環境政策課)
- 木質バイオマス熱利用設備導入事業(環境政策課)
- メガソーラー発電事業(環境政策課)
- 平根発電所事業(環境政策課)
- 公共施設における再生可能エネルギーの導入(環境政策課ほか施設所管課)
3 まちの低炭素化の推進
4 災害に強いまちづくり(気候変動適応策の推進)
5 3Rの推進(発生抑制:リデュース、再利用:リユース、再生利用:リサイクル)
- 生ごみ処理機・処理容器購入補助事業(生活環境課)
- 分別排出、収集の徹底(生活環境課)
- 資源化推進のための仕組みづくり(生活環境課)
- グリーン購入の推進(環境政策課)
6 COOL CHOICE(賢い選択)等の周知による地球温暖化対策に関する意識啓発
- 複数の媒体を利用したCOOLCHOIE等の周知による意識啓発(環境政策課)
- 市役所にPR用ペレットストーブの設置(環境政策課)
- わが家のエコ課長事業(環境政策課)
- 環境学習講座(環境政策課)
- キャンドルナイト(夜間照明のライトダウン)の実施
- 環境家計簿(家庭で使用する「電気・ガス・灯油等の使用量」からCO₂排出量を算出し、記録するもの)による意識啓発(環境政策課)
7 長野県や自然エネルギー佐久地域協議会との連携
市では長野県の「気候非常事態宣言-2050ゼロカーボンへの決意-」に賛同しています。
長野県「気候非常事態宣言-2050ゼロカーボンへの決意-」について(外部サイト)
詳しくは上記のページをご覧ください。