【信州の伝統野菜】佐久古太きゅうり(さくこだいきゅうり)
更新日:2020年1月16日
佐久古太きゅうりとは
佐久古太きゅうりは、佐久市内(志賀地区、春日地区)で昭和30年代以前から栽培されていたきゅうりです。
長野県では地域の風土と食文化の中で受け継がれてきた伝統野菜の継承発展と地域振興を目的に、条件を満たすものを「信州の伝統野菜」に選定しており、平成23年に佐久古太きゅうりが選定されました。
平成29年には、佐久古太きゅうりの保存と普及を目的とした「佐久古太きゅうり保存会」が発足し、同年に長野県から「信州の伝統野菜」の伝承地栽培認定を受けています。
食味特性
・生で食べるとみずみずしく歯ごたえがあり、苦みが少ない
・漬物にしても表面がパリッとした触感
・変色しやすいため、冷蔵庫で保存のうえ新鮮なうちに食べることがおすすめ
栽培特性
・形状は太くて短く、収穫適期は果実長が約13センチメートル、太さは約3.5センチメートル。
・成長すると果実の先端が茶色く変色する。
・寒さに強く、標高が高い地域でも栽培が可能(標高700メートル台)
・一般的なきゅうりは1節に1つ実がなるが、佐久古太きゅうりは3節で1つ実がなるため、収量が少ない。
・樹勢が強く、葉と枝の管理に注意が必要。