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更新日:2022年4月10日
★佐久市天体観測施設 これまでのイベントのようす
3月19日(土曜日) 星空特別講座「天文学者とお話ししよう!」
毎年、長野県ゆかりの天文学者をお招きして開催する「星空特別講座」。今年は野辺山宇宙電波観測所の衣笠 健三先生にお越しいただき、「信州は宇宙の扉~長野県は宇宙県の活動~」と題して、野辺山をはじめ多くの天体観測施設を擁する長野県の特徴と天文との深い関わりについてお話しいただきました。16人の皆さんにご参加いただき、多数の質問もいただく活発な講座となりました。
2月4・18・25日 天体写真教室
スタードームの機材を使って、本格的な天体写真撮影を体験していただく「天体写真教室」。今年は雪のため月面撮影の回が中止となりましたが、残りの3回にのべ21人の皆さんのご参加があり、星座写真、星景写真、星雲の撮影に挑戦、納得の1枚をものにしていただきました。
(参加の皆さんが撮影した写真です)
オリオン座
60cm望遠鏡と星空
オリオン大星雲
2020年12月21日(月曜日) 木星と土星の接近を撮影
12月21日、夕方の西空で木星と土星が接近した様子を撮影した写真です。土星と木星は約20年に一度地球から同じ方向に見え、見かけ上の接近となりますが、2020年の接近はこれまでにないほど近く、大きな話題となりました。画像は当館の60cm望遠鏡でその様子を捉えたものです。薄明中の低空のため写りはよくありませんが、土星の環と木星の縞模様、木星の4つの衛星(ガリレオ衛星)が見られます。これらが大型望遠鏡の視野に一度に入ることは大変珍しく、次の機会は2080年になるといわれています。
2020年12月5日(土曜日) 地球に帰還した「はやぶさ2」の写真撮影に成功
(四角の枠内の微かな曲線が「はやぶさ2」の飛跡)
(飛跡部分を拡大した写真)
12月5日、当館の60cm望遠鏡で、小惑星「リュウグウ」のサンプルを持ち帰った「はやぶさ2」の写真撮影に成功しました。撮影は18時ごろ、探査機がサンプルの入ったカプセルを分離し、地球の近くを通り過ぎていくところです。非常に微かな飛跡ですが、「はやぶさ2」と通信を行っているここ佐久の地から捉えることができました。大きな仕事を終えた「はやぶさ2」は、これからまた新たな小惑星「1998KY26」の探査に向かいます。これからも応援していきたいものです。
2020年4月10日(金曜日) 水星探査機「ベピコロンボ」の地球スイングバイを撮影
「ベピコロンボ」は日本(JAXA)とヨーロッパ(ESA)によって共同開発された水星探査機です。2018年10月に打ち上げられ、2025年に水星に到達する予定です。JAXAが担当する水星磁気圏探査機(MMO)には「みお」という日本語の名称がつけられています。4月10日、このベピコロンボは地球の重力を利用して水星に到達する軌道に入るため、地球のそばをかすめて飛ぶ「地球スイングバイ」を実施しました。うすだスタードームでは全国の他の天文施設と共にこの探査機が地球の近くを通り抜けていく様子を撮影することに挑戦。当館でも撮影に成功しました。写真を斜めに横切っている線がその飛跡です。
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